◆6月14日(火)の子どもたち
2016年06月14日 火曜日
◆一丁前に (つぼみ)
朝、園庭整備をしていた職員が、大きな大きなトンボを見つけました。
季節はずれというか、ちょっぴりせっかちなトンボです。
発砲スチロールの入れ物にひとまず入れて、観察(本当は眺めただけ)をしました。
なんだ?という表情はしていますが、幼児のような興味には勿論つながりません。
そして、園庭に出た後、プール開きをし終わった幼児の◇君に観察を託しました。
◇君は、よく昆虫図鑑を持ち歩いている昆虫博士なので安心でした。
早速保育室からいつもの昆虫図鑑を持ってきて、ウッドデッキで調べ物が始まりました。
図鑑を取り囲んで、色々な色の帽子の子が、頭を突き合わせています。
ふとのぞいてみると、いるいる・・・
つぼみ組の〇君が、参加していました。
図鑑のページを押さえて、よく観察している・・・そんな様子でした。
砂場では、お兄ちゃんたちの遊びの中に入って一緒に遊んでいる☆ちゃんの姿も見られました。
よく見ると、お兄ちゃんと同じ道具を使っています。
一丁前な姿に、思わず微笑んでしまいました。
今日は、プール開きです。
夏が近づいています。
虫・泥んこ・水遊び・野菜の収穫・・・
緑のカーテンには、きゅうりが収穫を待っていました。
抱っこで近づいてみました。
顔と同じくらいの大きな葉っぱを手で払いのけているうちに、ちょっと眉間に皺が・・・
新鮮なきゅうりですから、はっぱも少々トゲトゲしているのです。
そしてきゅうりを見つけると、思わず手が伸びました。
興味を持った物のせいか、チクチクした感じはないようです。
トゲに注意しながら、手に持たせてみました。
さすが〇君。
お口があーんと開きました。
夏の間に、採れたてきゅうりがいただけるといいですね。
育子園の夏を、一丁前に満喫したいと思います。
座布団1枚。と笑点風にきめポーズもできました。
(N・S)

◆大きな羽 (ふじ1)

今日は、朝からほっこりとすることがありました。
ふじ3組で育てていたあおむしくんが週明けきれいなちょうちょうになり、今日、虫かごから園庭へと飛び立つ瞬間にふじ1組も立ち会わせてもらいました。
飛び立つまではあまり興味を示していなかった子どもたちが、大きな羽をパタパタさせて飛び立ったちょうちょうを見て「あっ」と指をさしたり、手を振ったりして、ちゃんと見送ることが出来ました。
いつか、園庭に遊びに来てくれるといいなと思います。
ちょうちょうを見送った後は、ふじ2組と一緒に大聖堂まで行ってきました。
1階の敷地にある蓮池には、大きな蓮の花が咲いていて、とてもきれいでした。
しばらく蓮池を覗いたり、水や葉っぱに触れたりしていたのですが、子どもたちは蓮の花よりも広い敷地で体を動かす方が楽しみのようで、次々にお散歩カーから降りていきました。
前回来た時は、初めての場所で少し緊張しているように見えたのですが、今日は違います。
ベンチを見つけて、頑張ってよじ登って隣に座ってみたり、「よーいどん」の掛け声に合わせて元気に走り回ったり、大きな石や植え込みに隠れて「ば~」と顔をのぞかせりと、前回には見られなかった笑顔がたくさん見れ、声もたくさん聞こえてきました。
朝のちょうちょうのように、ふじ1組の子どもたちも日々身も心も成長しています。
その成長をしっかりと受け止め、子どもに寄り添って、いつか大きな羽が広げられるよう、見守っていきたいと思います。(E.Y)

◆あつまれ (ふじ2)

今日はふじ1くみと大聖堂までお散歩に行きました。
蓮の葉がたくさんあり、近くまで見に行ってみるときれいなピンク色に咲いた花が咲いていました。見つけると「はっぱ」や「はな」と反応したりと興味を示していました。
大きな池も覗いて見ると蓮の葉が浮いている間にアメンボがいたりいろんな虫が泳いでいるのにも興味を示してじっと見つめていました。〇ちゃんは蓮の葉が水をはじくのを「ぽんぽん」と不思議に思いながらも、その現象で楽しんでいました。
そのあとは広場で走り回ったりベンチで一休みしたり、のんびり過ごしました。
(K.E)

◆ちょうちょ、きゅうり、そして、プール開きも少々。。(ふじ3)

昨日の朝、ちょうちょに変身していたあおむしさん。雨の昨日は、虫かごの中でゆっくりして、今日いよいよ、旅立ちの時を迎えることになりました。
早めに園庭に出ようと靴下を早めに履いて、準備をしていると、散歩だと勘違いして盛り上がっているので、「今日はおさんぽじゃないんだけど、早くお外に出て、ちょうちょをパタパタって飛ばしてあげようか。」と声をかけると、わかっているのかいないのか、「ちょうちょ、パタパタ。」と言って、これまた盛り上がっています。
早々に園庭に出て、ウッドデッキに集まり、旅立ちの儀式の始まり。。青空のもとで、大好きなはらぺこあおむしの絵本を見ました。最後のページであおむしがきれいなちょうちょになると、絵本の中のちょうちょに向かって、「ばいばーい」と手を振り、大盛り上がりです。盛り上がったところで、今度は、本当のちょうちょの登場。「ちょうちょ、バイバイだよ。」と話してから、虫かごのふたを開けました。
すぐには飛び立たないちょうちょをあらためてじっくり眺めます。絵本ほどではありませんが、黄色と黒の色鮮やかなちょうちょ、子どもたちにどんな風に映ったでしょうか。少し虫かごを揺らすと、ふちのところまでちょこちょこと歩いたあと、パタパタっと飛び立ちました。少しよたよたとしながらも、次第に高く舞い上がっていくちょうちょは、あっという間に木の向こうに見えなくなってしまいました。
子どもたちはというと、あっという間の出来事に、目で追うのが精いっぱい。見えなくなってからやっと飛んでっちゃった・・・という感じで、「ばいばーい」と一生懸命手を振っていました。あおむしの成長を通して、大好きな絵本の世界を、少しでも実際に触れることができたかなと思います。。。こうして、無事にちょうちょを見送ることができました。
ちょうちょを見送った後は、幼児さんがぞろぞろ出てきて、なにやらプールの方に集まっています。「なむみょー・・・」と始まると、ふじぐみの子もなんだなんだ?と数人が集まっていきました。「夏の間、けがのないように楽しくプール遊びができますように」という思いをこめて、プール開きの式が行われます。
もちろん、ふじぐみの子はそんなことはまだ理解できませんが、一緒に式に参加することで、その雰囲気(プールにお米やお酒をまいたりもします)を感じたり、無事に夏を過ごせるよう、守ってもらえるかなと思います。
式が終わり、「きゅうりできてるよ!」とお兄さんが言う声につられて見に行くと、大きく育ったきゅうりを見つけました。お兄さんが2本収穫したあと、「きゅうり。」と〇ちゃん。見てみると、土すれすれの葉っぱの影に大きなきゅうりがかくれんぼしていました。
上からでは、見逃してしまうほどのかくれきゅうり。子どもの目線になってみると、見えないものが見えてきます。収穫したきゅうりは、園庭で切って食べることにしました。採れたてきゅうりは大人気で、子どもたちがわんさと群がる中、ふじぐみの子たちもしっかりいただきました。
いつもは、野菜を食べない子たちも、園庭でぽりぽりとかじると、食べられるのが不思議。これからの季節、いろんな野菜が実る中で、テーブルの上とは違う形で食べることへの楽しみ、興味が少しでも増えていき、毎日の食事にも少しでもつながっていくと良いなと思います。
(T.M)

◆プール開きの後の行列 (きく)

今日は、プール開きを行いました。一階プール前では、幼児クラスの子どもたちが、きく組は二階のベランダから様子を見ました。子どもたちは、園長先生や保育士のお話しを集中して聞くことが出来ました。また、プール開きの開会と閉会の両方とも仏さま(ホール側)に向かって全員で怪我のないように手を合わせてお願いしました。
閉会後にプールを見た子どもたちは早く入りたくて、うずうずしているように見えました。「何して遊ぶ」・「早く入りたい」・「お水でバシャバシャしたい」など、みんな笑顔で話していました。
その後、園庭遊びに入りました。少しすると、園庭に行列ができていました。子どもたちは思わず「あれなあに」・「たくさんならんでる」とわくわくしながらも、とりあえず列に並んでいました。また並ぶ際には、幼児クラスのお兄さん、お姉さんが列からはみ出そうな子どもがいると「ここだよ」「ここにいれてあげてね」と優しくきく組の子どもたちに言葉かけしている姿が見られました。
しばらく並んでいると、前方に保育士がお皿を持っていました。子どもたちはお皿に乗っている物を見て「きゅうり」(育子園で育てました)と嬉しそうに答えました。また、お皿の上にのっていた物はきゅうりだけではなく「塩とみそがあるよ」と子どもたちはまた発見に嬉しそうでした。
子どもたちは、塩にきゅうりをつけて食べていました。「おいしい」・「しょっぱい」・「緑でカリカリする」などたくさんの感想を教えてくれました。
育子園で育てたきゅうりを子どもたちみんなで食べる、美味しい気持ちやみんな一緒に同じ時間を共有する事の大切さを感じたひと時となりました。また、列に並ぶ際にも幼児クラスのお兄さんやお姉さんが、きくグループの子どもたちにも優しく接してくれたこと、その姿をみた保育士は「優しさ」と言うものを改めて教えて頂いたように感じました。
また、プール開きについても保育士・子どもたちと一緒になって行うことでお互いに認識し合うことの大切さも感じる事の出来た一日となりました。(K・K)


◆プール、はじまるよ~ (たんぽぽ)

夏日との予報でしたが、想像したより過ごしやすい日となりました。しかし、こんな日だからこそ、プールの存在も意識が高かったように思います。朝から、プールだよのフレーズがよく聞かれました。
プール開きの様子をベランダから覗いてきました。見慣れたお兄さんお姉さんの姿に声を掛ける姿も見られていましたが、真剣な姿に気が付いて一緒に手を合わせて見たりする子もちらほらと…。見て感じた姿を自分もやってみる子どもたち。素敵な感性だなと感じます。
園庭でも楽しみました。〇くんに砂場に誘ってもらいました。初めは〇くんと二人で始まったお山作り。「砂をジャーってして~」「ポンポンってかためるんだ~」と会話を弾ませながらやっているうちに、一人増え二人増え・・・そのうち五人で山作りとなりました。
五人いると、それぞれのやり方が出てきて保育者と二人でやっていた時の様にはいきません。〇くんは、後から来た子たちに「これは~砂を入れてそれから・・」と説明してみたりしていました。全部上手く伝わる訳ではありませんが、〇くんなりの友だちを受け入れたり、自分の想いを伝えようとしたり・・そんな姿は、大きな成長を感じました。
子どもたちの関わりを持とうとする姿を見逃さずに、人とかかわることの充実感を味わって行けたらと思っています。U・A

◆責任感(うみグループ)

今日はプール開きがありました。
子ども達には、「みんなが安全に楽しくプールができますようにと、お浄めをするよ」と事前に伝えてあったのですが、今日プールに入れると思っていた児が多く、「今日水着忘れちゃった」「何時になったら入れる?」と朝から楽しみにして登園してくれたようでした。
幼児組は、大きなプールに集まって、園長・保育士がお酒・お米・水をプールの角に少しずつプールに入れてお浄めしていく姿を見守っています。
園庭に出る前に、「二列に並ぶから、ひまわり組さんともも組さんは手をつないで行ってね」と話しました。
プールサイドにつくと、プールを覗き込みたくて前へ前へと押しぬけていく児もいました。
「せまいよー」「やめて」という声が聞こえてきました。
その時には、もうさっきまで手をつないでいたお友達の事は忘れてしまっているようだったのですが、ひまわり組の〇くんはプールを覗き込むこともせず、少し泣きそうな顔で辺りを見回していました。
どうしたのか聞いてみると、さっき手をつないでいたもも組のお友達が見当たらなくて探しているとの事でした。
その児はすでに前の方へ行き、プールを覗き込んでいました。
その姿を見て、ほっとしたのか、そこにいたのかと落胆したのか分かりませんでしたが、力の抜けた表情で涙は流しませんでした。
その後〇くんもプール開きを楽しんで参加することができました。
年長児の責任感と、お友達のことを気にかけてくれている優しさがとても嬉しかったです。
(B・K)

◆表現 (にじグループ)

今日はプール開きがありました。
子ども達はプール開きと聞いて「ぷーる、はいれる!」と意気込んでおりましたが実際には入れないことに「なんで?」と疑問を持っていました。
朝の集まりではプール開きについて簡単に説明してみました。
プール開きとは~
・お祈りする事~
皆がケガをしないように水の神様や御仏様にお願いする事、溺れたり事故に合わないようにお願いする事。安全に遊べますようにと、お米、お塩、お酒、聖水を入れる事等を伝えていきました。
そして、園庭に出て実際にお米、お塩、お酒、聖水を入れていくと興味津々に見ている子どもの姿がありました。「どうしてお酒入れるの?」お酒を入れる事だけにどうしても納得いかなかったように感じます。
本日から土足厳禁となったプール付近、お気を付け下さい。
園庭ではきゅうり大会が開催されていました。
「先生!きゅうり大会行った?」
と年長児が聞いてきました。
園庭で育てていたきゅうりを食べるだけでしたが、その時の子ども達の行列がその言葉をチョイスさせたように感じます。
子ども達の表現する姿の大切さを今日も実感しました。
k☆y

◆一人でできた (そらグループ)

今日は、お部屋と園庭で遊びました。
天気がよく園庭を選択する子が多くいましたが、お部屋でも意欲的に行われている活動がありました。それは、造形です。
昨日もブレスレットを作ったりコマを作ったりと遊びの発展や興味から様々な造形が行われていました。ここ最近子どもたちの造形に対する興味・関心が高く、見ているこちらまでワクワクした気持ちにさせられます。
「プールで浮かばせる船作るんだ」
やってきたのは年中の〇〇くん。
朝の集まりで「プールの遊び」をテーマに共有したことがきっかけとなったようで「これは楽しい」と思ったそうです。
ペットボトルやストローを使って船を作っていきます。
所々「大丈夫?」と声をかけてみますが「大丈夫。一人でやれる」と頼もしい声が返ってきます。この瞬間〇〇くんの世界を大切にしようと声を掛けるのを控えました。
その後も黙々と造形を行う〇〇くん。時間は45分ほど…驚きの集中力です。
「できたー。みてみて、一人で作ったんだよ」
完成した瞬間の〇〇くんの笑顔は、とても輝いていました。完成ということはもちろんですが、一人でやりとげたということに達成感や喜びを感じているようでした。
〇〇くんの姿を通し、このような経験が様々な場面に活かされていくんだと温かい気持ちになりました。
T.N


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