◆6月11日(土)の子どもたち
2016年06月11日 土曜日
◆思いやり (つぼみ・ふじ・きく・たんぽぽ)

今日は、つぼみ1名、ふじ8名、きくたんぽぽ8名の、計17名が登園しました。
1階保育室の中で、つぼみ・ふじ組と、きく・たんぽぽ組との2つに分かれて過ごしましたが、園庭に出ると交流も見られ、それぞれのんびりと好きな遊びを楽しんでいました。
ゆりかごスイングで遊んでいた2歳クラスの〇ちゃんと☆ちゃん。
そこへ1歳クラスの△くんが近づいてきました。すると2人はゆりかごスイングを押すスピードを落とし、「ぶつかったらあぶないからね」と△くんにやさしく声をかけます。
その声に足を止める△くん。そのまま△くんは笑顔で別の場所へと向かっていきました。
また、築山の上では2歳クラスの男の子3人が通りを走る車を眺めていました。
そこへ1歳クラスの△くんと◎ちゃんが築山を登ってきました。
1歳児には高さがある築山です。◎ちゃんがふらつき、手をつきながら登ってくる姿を見た2歳クラスの子はすかさず「あぶない。あぶないよ」と声をかけました。
その声に反応するかのように、他の2人の子たちは、◎ちゃんと△くんが登り切るまで応援するかのようにじっと見つめます。その後、5人は一緒に通りを眺め楽しんでいました。
どちらの場面も、自分より小さい子に対する気遣いが感じられ、やさしい触れ合いに心が温かくなります。
決して強い言い方で伝えるのではない、相手を思いやる言葉かけに、大切な事を改めて教えられます。
小さな子どもでも、更に自分より小さな存在を思いやる気持ちが育まれている。
異年齢の触れ合いから見えてきた子どもたちの絆に、とても癒された1日でした。
O・Y


◆土曜保育 (幼児組)

園庭に出ると年長児が「氷鬼しよう」と誘ってきてくれました。
平日なら沢山のお友達が集まるのですが、「氷鬼したい人この指とまれ~」と呼んでも集まったのは保育士を入れて3人だけでした。
早く終わってしまう氷鬼や、トランポリンでワニゲームをして楽しんでいたところに、ゆり組の子も入ってきました。
「いれて?」と言うと、しぶしぶ「いいよ」と答えてあげていた、ひまわり組の〇くん。
入れてあげたまでは良いものの、ゆり組の児が鬼になるように仕向けていたり、少しずる賢さをみせてきます。
それに気が付かないうちは、ワニになりきって「つかまえるぞー」とはりきっていたのですが、徐々におかしいことに気が付き始めると、「もういい」とトンネルの中に隠れたり、保育士に助けを求めてきました。
そうすることで、年長児にも勝てることや優しくしてもらえることが分かっているのです。
何度も衝突しそうになりながらも、離れることはなく、互いに上手く関わる工夫をしていました。
今日はとても暑かったので、園庭に向かって水をまくと子どもたちも喜んで水をかぶりに来ました。
びしょびしょになった服を日向ぼっこをしながら皆で乾かして、「次はビショビショワニごっこをしよう」と年長児が提案すると「いいね」と皆でまたトランポリンに向かっていきました。さっきよりもいい雰囲気で、楽しめている様子がうかがえました。
ルールのある遊びでは、競争心が芽生えたり、集団遊び楽しさや、ルールを守って遊ぶことの楽しさなど、様々なことを子どもたちは学んでいます。
異年齢での関わりとなると、発達の差もある為、また普段とは違った表情が見られました。
土曜保育では人数が少ないため、集団遊びとなると普段よりも多くの異年齢児との関わりが見られて、良い刺激を得ているなと感じました。(B・K)


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