◆6月10日(金)の子どもたち
2016年06月10日 金曜日
◆真似っこ上手。 (つぼみ)

朝から網戸につかまり立ち、お外を眺める3人組。
外に行ける時間になり、窓を開けると真っ先にハイハイで向かってきてくれました。
立ちたい、歩きたい、という姿が多くなってきているので、あちらこちらでつかまり立ちを楽しむ姿が見られます。
すべり台に3人、ウッドデッキに1人、ベビーカーに2人・・・。
丁度いい場所を見つけるのが上手です。
みんな満足気、そして誇らしげな顔をしています。
砂場で遊んでいた〇くんの近くに銀色のボウルが置いてありました。
保育者がおたまでボウルを叩くと、カンカンと音が鳴ります。
〇くんは片手を出して、保育者が持っているおたまを「ちょうだい」とアピールします。
おたまを渡すと、ボウルをカンカンと鳴らし始めました。
上手に真似っこができました。
大人のしていることをよーく見ているなと改めて感じます。
真似っこしてもらえるような、私でいたいなと身がひきしまります。
そして、これから大人だけでなく子ども同士でも真似っこしている姿も増えていくことでしょう。
楽しみながら真似っこを繰り返し、大きくなっていって欲しいなと思います。(I.E)

◆小さな指と花。 (ふじ1)

園庭に出ると、緑のカーテンがあります。今日葉っぱの間を見てみると、きゅうりがなっていました。表面がチクチクしていて新鮮なきゅうりです。子どもたちもそっと触っていました。これがいつも食べているきゅうりと同じものだと気づく時が楽しみです。
ふじ1組は水が好きな子どもが多く、水道や花壇の近く、給水コーナーに水があることを発見すると自ら向かって行く姿があります。今日は気温が夏のようだったので、余計に水の気持ち良さが感じられたのか、手でピチャピチャ触ったり、砂が混じって泥んこになりながら遊んでる子どももいました。汚れることなんて一切気にしないで、まっすぐに楽んでいる様子を見ていると、大人には真似できないことだなぁと感心させられます。こうやって夢中になれる時間を保障してあげたいと感じました。
園庭の真ん中にある菩提樹の木の下には、黄色くて小さな花が絨毯のように広がっています。その花の存在に気づき触れてみる子どもたち。小さな花を小さな指でひろう姿にジーンとさせられました。
(N.M)
◆世界の動物 (ふじ2)

ふじ2組の子どもたちは絵本や図鑑が大好きです。
その中でも人気があり、毎日『読んで』と持ってくる本は動物図鑑です。
パンダや犬のぬいぐるみを抱っこしながら図鑑を見て、パンダや犬が出てくると嬉しそうに、『おんなじ』とばかりに指をさして教えてくれます。
これまでお伝えしてきたように、ぬいぐるみのお世話が大好きで、動物図鑑にも関心を持っている子どもたちの姿を見た保育士が、様々な動物の写真を壁に貼ってみました。
すると、写真を見た〇ちゃんと☆ちゃんが図鑑を見て、指をさして何やら声を発しています。
そこにはパンダの写真が載っており、壁の写真と図鑑に載ってるパンダとを見比べて『おんなじ』と伝えているようです。
「パンダは中国からきたんだよ」と伝えると、じっと保育士の顔を見つめる子どもたち。
意味は分からないながらも、伝えようとする事に対し、意識を向けられるようになっています。
様々な動物の写真を指さし、「動物園で見た事ある?」と聞くと「ある」と答える子、うんうんと頷く子、ポカンとした表情で見つめる子がいました。
犬や猫など、散歩中に見かけたり、家で飼える身近な動物を始め、動物園や図鑑を通して出会える動物、珍しい動物等、世界には沢山の動物がいます。
興味を持っている今だからこそ、『世界の動物』を通し、子どもたちの関心を広げる手伝いが出来たらと思います。
O・Y


◆お水の魅力 (ふじ3)

おやつの前、外遊びの後、給食の前など手を洗うタイミングがたくさんあります。4月にはまだ蛇口に手が届かなかった子も最近はなんとか手が届くようになり、背伸びをしながら、懸命に手を伸ばし、自分で水を出したり止めたりしています。
お水を触るのは、とても気持ちがよく、つかまえようとしてもすり抜けていく水はなんとも不思議です。手を洗うたびに、楽しく遊び出してしまうのも、そろそろ終わりにしようとか、「お水ないないしようか」などと保育士が声をかけて、なんとか次の子に回すのも、毎日の日課になっています。
蛇口を開けるのは手前にひねるので比較的簡単なのですが、閉めるときは奥に回さないといけないので、なかなか難しいようです。自分で蛇口が止められるようになった子も増えてきましたが、最後のひとひねりがまた難しく、ちょろちょろと細く出る水を見ると、どうしてもまた手を差し伸べ、その水を触りたくなる衝動にかられてしまい、また遊び始めてしまう姿に、思わず苦笑いの保育士です。今日は、暑くなる予報。。園庭でも大好きな水で遊ぼうかなと思いながら、園庭に出ました。
いつもはのんびりで、後の方に出ることの多い◎くんと▽くん。今日は、一番に園庭に飛び出していきました。どこに行ったかなと後を追ってみると、まずは築山に登って、てけてけと駆け下りています。築山からは、外の道路も見えたりして、お気に入りの場所の一つ。何度も登っては下りてを繰り返して、足腰がしっかりしていくといいなと思います。
水が好きな子は、靴が濡れることを想定して、裸足で。足の裏の感触を感じながら、初めはそろそろと、そのうち大胆に、園庭を歩き回ります。ジョーロは今日も大人気。水を汲んで、トマトの苗に水をあげたり、土の上にジャーとまいて、水の感触を楽しんでいました。
年長さんのプール掃除もとっても気持ち良さそう。思わずプールサイドに上がり、その様子にみとれていると、水が飛んできてびっくり。来週にはプール開きがあり、プール遊びが始まります。たくさんの水を触れ合うのが待ち遠しいです。
(T.M)


◆いいお天気の今日は… (きく)

今日は久しぶりのいいお天気。
体調に合わせてお部屋で遊ぶ子もいましたが、久しぶりに園庭に出てゆっくり遊びました。
園庭に行くと、ふじ組の前の緑のカーテンにキュウリが生っていました。
それに気づいた何人かの子どもたちが、嬉しかったようで採っていました。
そしてにこにこと嬉しそうにいろんな保育士に見せていました。
〇ちゃんは保育士に向かって「これ、あけて~?」と言っていたようです。可愛い表現です。
せっかくなので、給食室に行き、給食の先生に見せて報告すると、熱いお湯で消毒して、食べるといいですよと教えてもらい、包丁とまな板を借りてきて、園庭で切って食べました。
ポリポリととてもおいしそうに食べていました。
「もっとちょうだい」と何度も言っておねだりするほどおいしかったようです。
野菜が苦手な◇くんが、みんなが美味しそうに食べていたからか近寄ってきたので、食べるか聞いてみると、首を横に振り、いらないとの返事。嫌なものは嫌なようです。
でもお部屋に帰ってきてから、給食前に「今日キュウリ食べた人?」とみんなに聞いてみると
その◇くんも元気にお返事。子どもたちの心とは可愛らしいものだなと感じます。
梅雨時期の晴れ間、夏が近づいてきているのを感じます。
疲れが出ているお子さんも出てきているので、一人ひとりの体調やその日の姿に合わせながら、無理なく過ごしていきたいです。
(H.K)

◆晴れの日の園庭 (たんぽぽ)

今日は久しぶりにお日さまがでてとてもいいお天気となりました。
気分もうきうきで園庭に出てそれぞれが好きな場所へ。
のぼれるようになったのが嬉しくて何回も太鼓橋をのぼって見せてくれる子もいれば、新たにウォールクライミングに挑戦する子もいたり、お花を集める子、水遊びをする子など楽しみました。
菩提樹(ぼだいじゅ)の小さな花がたくさん園庭に落ちていたので、小さな手でひとつひとつ大切そうに拾い集めて見せてくれたと思うと、その中のひとつを「どうぞ」と分けてくれました。優しいおすそわけです。
拾い方を見てみると、ただ拾っているのではなく落ちている中でも綺麗なものを探すように色や形をジーッと見てから拾っていることにも驚きでした。ちょっとした瞬間からその子なりのこだわりが見えてきます。
たくさん集めると「きれい?かわいい?」と聞きながらお友だちと見せ合いっこを楽しんでいました。
「まだあそぶの。」そんな声や首を振ったりと。そんな反応が返ってくるほど、園庭を満喫していた子どもたちでしたが幼児組のお姉さんが一緒にお部屋まで来てくれて、「てつだってあげるね」という優しさにちょっぴり甘えながらも着替えをがんばりました。とっても嬉しかったようです。
S.S


◆魔法の手(うみグループ)

ひまわり組の〇くんと、もも組の△くん。
〇くんはとても可愛がり、△くんはとても慕っています。
△くんが他のお兄さんの所へ甘えに行くと、「本当は〇くんがよかった?」「〇くんのところに連れて行ってあげようか?」と言い、周りの子どもたちも2人が仲良しということを知っています。
△くんが布団に入ると、いつもトントンしてくれていました。
午睡中は、人数も少なく皆が寝ている中で遊べる喜びもあるようで、お手伝いやトントンをしてくれるのは〇くんだけだったのですが、最近はトントンしてくれる児が増えています。
その理由の一つには、ひまわり組の◇ちゃんがいます。
◇ちゃんがトントンしてくれると、ゆり・もも組のほとんどの児が寝てしまします。
「◇ちゃんの手は魔法の手みたいだね」というと、他の児も魔法の手になりたくて「トントンしたい」と言いに来るようになりました。
もも・ゆり組の児もお兄さん、お姉さんがいることで休息の時間も楽しみになっているようで、そんなもも・ゆり組のお友達がいてくれることで、ひまわり組をお兄さん、お姉さんに成長させてくれているのだなと感じました。(B・K)
◆電車遊び (にじグループ)

電車好きの子から始まったダンボールでの電車作りが今は新幹線作りと変わりました。
「線路を作りたい」
と何人かが口にしていました。
どうするか電車遊びが好きな子どもたちで話し合いをしました。
「同じダンボールで作るのは」
「寝る場所でやろう」
「わからない」
「牛乳パックはどう」
とたくさんの案が出ました。
場所は寝るところだとお昼寝の時間ができないというデメリットがあったため、考え直します。
おままごとゾーンを電車ゾーンにしよう、と固まりました。
どうやって線路を作るか、実際におままごとゾーンに行き、考えます。
「白い紙はどう」と案が出ました。
白い紙に線路の絵を描いて走らせる、という案は「いいね」と大絶賛。
主にひまわり組・ゆり組でしたが、もも組の子も「描きたい」というと「いいよ」と許可を得て加わっていました。
トンネル必要だよね、以前作ったビックロも加えると、エレベーターも作らなきゃと何で作って、何でくっつけるか試行錯誤しています。
(A.Y)
◆命を大切に (そらグループ)

今日は、お部屋と園庭で遊びました。
天気も良かったので朝の集まりから…。
「今日は、虫探しする」「お水使って遊びたい」「せっかく晴れたから氷鬼する」
と園庭を選択する子が多く見られました。
自分と同じ目的を持った子がたくさんいる…。そういった状況が嬉しかったのでしょう「じゃあ一緒にやろうよ」「一緒に遊ぼう」などと年齢関係なく子ども同士盛り上がる姿、心一つになる姿が見られ心温まりました。
園庭で虫探しをする年中の〇〇くん。
普段は、捕まえた虫を入れる箱を持ち虫探しを行っていますが今日は持っていませんでした。
「今日は、箱持ってきてないんだね」と声を掛けると「うん、捕まえて少ししたら逃がしてあげるんだ」と教えてくれました。
〇〇くんの中で〇〇くんなりの「命を大切にする」という気持ちが芽生えてきているんだと嬉しい気持ちになりました。
T.N
Posted in 園のこだわり