◆6月9日(木)の子どもたち
2016年06月09日 木曜日

お友だちの存在にも随分慣れてきました。
ちょっと前は、そばにいるだけで涙が出てしまったのに、今は向き合って関わり方を考えている様子を感じます。
ハイハイしている所をのりこえて行くような場面もありますが、最近は皆大目に見ているような様子です。
お互い様ねー・・・というかんじでしょうか。
そんな中、女の子たちはちょっとおしゃまな行動が出てきました。
頭を、いい子いい子となでたり、寝ようとしている子の背中を、トントンとしてあげたりです。
先日はこんなことがありました。
悲しくなってフエーンと泣いていたお友だちの頭を、いい子いい子と撫でていました。
そして、その子をギュっと抱きしめたのです。
感動して、思わず拍手をしてしまいました。
優しいですねー・・・
そんな行動はどこから芽生えてくるのかしら・・・と考えてみました。
みんな同じことをやってもらっているのですね。
パパ、ママ、にいに、ねえね、そのお友だち・・・たくさんの関わりの中で、経験しているのです。
嬉しかったことは誰かにしてあげたくなる、そうゆうことならばどんどんいい子いい子してあげなくちゃ、と思いました。
6月の制作の手形押しをしました。
4色のスタンプ台を前に「どれにする?」と聞いたところ、指を指して自分の意思を伝えてくれました。
ちゃんとこれが好きって伝える力がありました。
またまた、思わず拍手です。
日々、拍手は増え続けています。(N.S)


◆お部屋でまったり(ふじ1)

今日はあいにくの天気だったため、お部屋でゆっくり過ごすことにしました。
いつも通り、ミッキー体操の後に絵本を始めると、自然に保育士の周りに集まり、座ってお話を聞き始める子どもたち。
お話が終わると靴下をもらってお外だと思っていたのに、今日は靴下を配り始めず不思議そうな表情でしたが、遊んでいいと分かると、すこしずつ遊び始めました。
おひさまひろば(1階保育室内の共有スペース)も開放して、普段は使っていない電車や車のおもちゃに夢中になったり、朝の会が終わって遊びに来てくれた年長のお姉さんに抱っこをしてもらったり、一緒に遊んでもらったりして、とってもご満悦な子どもたち。
途中から絵の具の経験が出来たらと、スタンピングの用意をしてみて、一人ずつチャレンジしてみました。
園庭で全身泥んこになっても気にしないふじ1組の子どもたちですが、絵の具になると話は別のようで、手に付くと「あっ」とその場所をじっと見つめたり、スタンプを持とうとせず嫌そうな顔を見せたり、中には見るなり泣き出してしまう子もいて、あまりいい反応はもらえませんでしたが、楽しんでやってくれる子もいました。
そんな楽しんでいる子の近くで見ると、嫌そうにして手を出さなかった子が手を出してみたりして、子どもの力の偉大さを改めて感じました。
毎日、園庭で元気いっぱいに遊んでいるふじ1組ですが、たまには今日のようにゆったりまったりと過ごすことで、いつもと違う子どもたちの表情や反応が見えてくるように思います。
梅雨時期に入り、これからお部屋で過ごすことも多くなると思うので、子どもたちの新たな発見が出来るような関わりを考えていこうと思います。(E.Y)

◆子どもの世界(ふじ2)

子どもたちができることが増えてきたとお伝えしてきましたが、毎日の生活の中での子ども同士の関わりが広がりにも変化が見られるようになりました。
1歳児になるといろんなものに興味を持ち、何度も触ってみたり欲しくなったり、他の子との接触が多くなってきます。最近人気の犬やパンダのぬいぐるみは毎日のように取り合いになりますが、それもまた成長の一つです。
貸し借りのやり取りがなかなかうまくできないこともありますが、大人の言葉を少しずつ理解できるようになり「かして~するんだよ」「どうぞできたね、すごいね」と子どもたちに丁寧に伝えるように心がけています。
平行遊びも多い子どもたちですが、おままごとやふとした瞬間に「どうぞ」や「#%&~」とお互いに何か会話をしているようだったり、アイコンタクトで「こっちいこうよ」と同じように動いて見たり、笑い合っている姿が見られるようなり、子どもたちはいつの間にか成長しているんだなと感じました。
出来るようになることも嬉しいですが、だからこそこれからもしっかりと子どもたちと関わっていきたいなと思います。
(K、E)


◆室内遊び(ふじ3)

今日は雨が降ったり止んだりのお天気だったので室内であそびました。ミッキー体操の後に絵本を読みました。ピヨピヨシリーズの「ピヨピヨはじめてのキャンプ」です。かわいいカッパさんが登場したり子ども達もとても楽しそうに見ていました。
絵本を見た後はしばらくお部屋であそびました。お外に出れないので、ふじ3組の部屋の中で子ども達は上手に体を動かしてあそんでいました。少し前まではよくぶつかって転んでいたりしていましたが、今日は走っていても上手によけたり子どもなりにルールらしきものを作っていました。順番に壁に背中を付けたらおままごとコーナーにタッチしに行き、絵本コーナーにはなぜか入らないようにしている感じでした。偶然かもしれませんが元気にあそんでいました。
大きな声を出しても発散していました。大きな声と言っても喉が痛くなるような変な出し方ではなく、大きな声を出してる子ども同士顔を合わせてニコニコ、ニコニコしながら楽しそうにあそんでいました。
しばらくドタバタと動き声を出していると、段々と落ち着いてきて自分たちの好きなあそびへと思い思いに行きました。ブロックで車をつくってコロコロ動かしたり、廊下に出て体を動かした遊んだり、巧技台の一本橋を渡ったりして室内遊びを楽しみました。
制作の「かたつむり」作りでタンポ(絵の具あそび)を今日もしました。〇くんは最初は室内でブロックあそびを楽しんでいました。お友だちがどんどん出てくるのにつられてタンポをしている机まで来ましたが、やっぱりブロックあそびが楽しかったのかあまり乗り気ではありませんでした。しかし段々と楽しさが分ってきたようで、どんどん積極的にドン、ドンとタンポを台紙に押していました。そのあとも〇くんは廊下に出て元気に一本橋を渡ったり楽しく過ごしていました。
室内でなかなか思いっきり体を動かすことはできませんが、そんな中、保育者もいろいろあそびの準備をしていました。子ども自身もいろいろな方法で楽しく過ごしているんだと感じました。
給食前に☆ちゃんと◇ちゃん◎ちゃんの3人で絵本を真剣に見ている姿はとてもかわいかったです。Y.N


◆みんなで、アジサイ制作 (きく)

今日は室内でアジサイ制作を行いました。
まず初めに保育士が、アジサイの花を子どもたちの前に持ってきて見せました。アジサイの花を見たところで、保育士が「これからピンク・水色・紫の折り紙を渡します」と言って子どもたちに折り紙を配り、「これを手でビリビリ破いてお花の上に貼りますよ」と言葉かけを行うと、「はーい」と子どもたちは返事をしました。
さっそく子どもたちは、手でそれぞれ好きな大きさ・形に破きました。みんな一緒の作業をしていると、「みんなでビリビリ」と嬉しそうにお話しする姿も見られました。
最後に、お花の形の紙の上に破いた三色の折り紙を貼りました。みんな貼りながら「○くんはこうして貼る」「△ちゃんはこうだよ」とお話ししながら楽しく製作を行うことが出来ました。
アジサイというお花を作ることもあり、製作後はアジサイの匂いや感触、色彩を見ている子どもたちの姿もたくさんありました。
制作の際には、基にしてあるものも用意してあるので、子どもたちに視覚的にもより明確にわかりやすく取り組む事ができました。実物に触ったり、匂いをかいだり、色・形を見たりと子どもたちの感性にうったえる事が要素としてとても多くありました。
このようにして自然に「自然の大切さ」を感じることのできた制作となったのではないかと思います。また、子どもたちが制作をしながら会話し、同じ目的で頑張っているからこそ、共感が生まれお互いに少しづつ認め合って行くのではないかと感じました。
そしてなにより、子どものアジサイのお花を見たときの、きらきら輝かせている目を見た、われわれ保育士がとても嬉しくなった、そんな一日となりました。(K・K)


◆紫陽花をつくりました(たんぽぽ)

今日は折り紙をちぎり紫陽花作りをしました。
上から下に折り紙をちぎる経験をしたことのない子が多く、引っ張ってみたり、ねじってみたり様々な方法を使って折り紙をちぎろうとしていました。
◎君は紙をちぎった事がなかったようでちぎる方法がわからず、紙を回したり、引っ張ったりしていました。一緒にやってみようと一緒に折り紙を持ち上から下にびりびりしてみました。◎君はちぎれたことに嬉しくなり、すぐにちぎり方を覚え次から次へ挑戦して楽しんでいました。
□君はねじりながら紙をちぎっていました。なかなか力がいるようで、途中から少し疲れてしまったようで、大きいまま張ろうとしていました。一緒にちぎろうと声を掛け、一緒にやってみると1度は出来るのですがまだ要領がわからないようで、ねじねじぐちゃぐちゃして張っていたのですが、よくよく見ると本物の花びらのような形になっているではないですか。驚きと感動でおもわず写真におさめました。
こうじゃなきゃいけない、皆がこうやっているからと言う枠にとらわれず□君の今の姿そのままを受け入れ見守ったことによりすてきな紫陽花が出来あがりました。 (K☆H)


◆沢山遊ぼう&味の違い(うみグループ)

今日は〇君のお母さんが保育士体験をして下さり、朝から子どもたちは「〇君ままー」と大はしゃぎでみんなで手を繋ぎ、こっちに行こう、あっちに行こうと誘う姿が多く見られました。
朝の会の時には〇君のお母さんが絵本を読んでくださり、保育士が読むときよりも真剣な表情で見入る子どもたち。終わった後には大きな拍手でありがとうをあらわしていました。
昨日誕生会でジュウオウジャーのダンスを披露したうみグループ。おうちから〇君のお母さんがジュウオウジャーの絵本を持ってきてくださり、みんなでジュウオウジャーの絵本を見てジュウオウジャーの事について深く知る機会にもなりました。
絵本を見終わった後は〇君のお母さんのリクエストでジュウオウジャーダンスを披露することになりジュウオウジャー役の子どもたちは自分達の仮面をつけて気合が入ります。
曲が流れると切れがあるダンスやポーズを決めたりしてちゃんと見せようという気持ちが伝わってきました。
園庭に出ると△君が「あそこに大きくなってるきゅうりがあるよ」と教えてくれて、見に行ってみると大きく育ったきゅうりが1本なっていました。「先生採ってたべようよ」と△君が言うと周りにいた子どもたちが「じゃあ、はさみで切って採ろう」と言いだし、自分たちで話をする中で事務室に行ってはさみをもらうことになり、「あのー、はさみ貸してください」と自分たちで借りて収穫するところまでできました。
食べるには準備が必要なので給食室に持っていき、「食べたいのでお願いします」ときゅうりを渡していました。保育士がその後園庭で食べれるように道具を持っていき、きゅうりのトッピングに塩やみそを持っていくと「あー、みそだ」「これつけてたべるの」とウキウキの子どもたちの笑顔がありました。
実際に食べてみると「みそつけて食べるのおいしい」「しおもおいしい」「そのままもおいしいよ」と自分たちの感想を言ってくれました。中には「おうちで食べるのよりおいしい」「おうちのと違う」と味の違いが解る子もいたりときゅうり一つにしても沢山の子どもたちの考え、思いを聞くことが出来ました。
「明日また食べれるかな」と次に大きくなりそうなきゅうりを見ながら言ってうみグループの子どもたちでした。
(K.H)


◆行動より表情(にじぐるーぷ)

今日は電車遊びを行っている子ども達と職員が電車ゾーンづくりを新たに行ってくれました。
朝の集まりの前に電車ゾーンづくりをしたい子ども達で集まり、会議をしていました。
話し合いの結果部屋の左奥のスペースを電車スペースに変えることになったようです。
床に模造紙を貼り、線路を描く子ども達がとても生き生きとしていたのが印象的です。遊びに合わせてゾーンの設定を行なえた一日です。
また年長児、年中児数名が一歳児クラスにお世話をしに行きました。部屋で遊ぶのではなく、お世話です。対子供です。
沢山面倒を見てくれたようで保育者も助かるようでした。兄弟のいない子供がよく年下の面倒を見ている気がします。普段無い場面だからか、その姿に非常に感動します。
室内では国旗ブームが鳴り止まず…。
国旗ノートの冊数が増えていました。保育者の知らない国旗ばかりです。対象児は年長児でした。発達にあった興味というものを物語っているようです。今日は朝の集まりでエジプトの挨拶をしてみました。そして、エジプトについて話もしました。エジプトというと?ピラミッド、ミイラ男、ラクダ、ラクダは砂漠の船と言われている、壁画…et c
すべて子供達の知識でしたが驚く内容ばかりです。ダーウィンが来た〜(NHKの番組)を見たと言っていました。
エジプトの挨拶について調べていると、戦争が起きた後にアラビア語を使うようになったと知りました。子供達にもそれを伝えると今度は戦争の話になりました。以前にも、年長児数名が戦争の話をしており一緒に話をしたこともありました。その為、そこでも戦争はとっても悲しいことで両方が怒って奪い合う事など思い思いを口にしていました。
年長女児の発言〜
「例えば、○君がご飯をいっぱい持ってて、私がご飯ちょっとしか無くて困ったり○君のご飯欲しいなぁって思うでしょ?その時に無理やり取ったりしちゃダメでしょ?戦争はそれをする事。話し合いもしてダメだったら相手をやっつけてでも取るって事が戦争だよ。悲しい事だよね。」
年長男児の発言〜
「戦争って悲しいよね?でもどんな風におこぅたかわからないよ…。日本はどうやって負けたんだろう?戦争ってどうだったんだろう…?」
戦争を知らない子供達を目の前に大人である私達は薄れつつある記憶の引き継ぎの大切さを感じます。
話が逸れてしまい、元に戻す為にエジプトの挨拶をしました。
「ビスミッラー。」
どこかで聞いた事のある挨拶だと私自身が思いました。
「あれ?ビスミッラーってどこの国の言葉だったっけ?」
と今までやってきた国旗を見てみましたがどこにも書いてありませんでした。すると、隣のゾーンにいた職員が「私知っています。」と名乗り出てくれました。その職員は以前、アフリカに滞在していた事もあったので知っていました。ビスミッラーはイスラム系の言葉ではないか?と。
以前、各国の挨拶をしているうちに、その保育者と子供達である事に気付きました。
それは「いただきます」の挨拶がない事です。
何気無く気付き、日本は感謝の国で偉いね〜と簡単に終わらせていましたが先日、保育者がふとその事を考えていたようで、日本は無宗教だからいただきますがあるのかもしれない。保育者はビスミッラーとお祈りをしていた所もあったと話をしていたのです。
それでビスミッラーと聞いた時にピンと来、各国は宗教をもとにお祈りを捧げているから、いただきますが無いという話を子供達にもしてみました。
どの国も感謝を様々な形で表している事が分かりました。偉いのは日本だけではないのです。
また園庭では虫探しをする子供達がいました。ナメクジが大量発生しています。それを手のひらいっぱいに集め(ナメクジのオニギリのようなものを)見せる子供の手元は目を背けたくなったり、止めて…と思わせますが、子供の手元では無く表情を見るとまた違った感情にさせられます。
子供の行動を見るのも大切ですがその時の表情を見る事で声かけは変わっていきそうです。
k★y
◆皆で考える(そらグループ)

朝の集まり後「先生、あの話するでしょ?」と嬉しそうな年長児。
昨日に引き続き、お泊り保育について話し合いました。
こんなことがしたい、あんなことがしたいとイメージが膨らみ話がつきません。
一人が提案した話を皆がうんうんと頷き受け入れる雰囲気が和やかでした。
おしまいにしようかと区切りをつけようとしても「えー。まだ話す。」とその場から離れようとしません。とても楽しみなようです。
子ども達一人ひとりが心に残る素敵な時間になるようにこのわくわくするきもちを大切に共に楽しんでいきたいと思います。(K.Y)
Posted in 園のこだわり