◆6月3日(金)の子どもたち
2016年06月03日 金曜日
◆散歩に出かけてみると…(つぼみ)

今日は、初めて絵本を見てみました。絵やお話に興味津々でよく見ていました。絵本の楽しさを知ったようです。また、天気がよく日差しも風も心地よかったので大聖堂までお散歩に行ってきました。
大人も子どもも張り切って出発したところ…。出発したころは、周りをキョロキョロ。興味津々で見ていましたが…。おんぶされている子もお散歩カーやベビーカーの乗る子も外気の心地よさや揺れで一人二人と眠り始めていました。戸外が大好きなつぼみ組の子どもたち。とっても幸せそうな表情をしていました。
到着すると日差しが強いため聖堂の3階の広場でハイハイをしたり、つかまり立ち、伝い歩きをしたり、保育者のひざで抱っこされながらリラックスしたりと思い思いにゆたっり過ごしました。
行きと同じように帰りの移動も交代に寝ていました。
休息の取るタイミングも寝方も個人差がとても大きいつぼみ組です。
最近は、友達という存在が気になり始めたようでおでこをくっつけてみたり、お散歩カーの中で寝ている子に覗き込んだり、頭をなでて反応を見たりと声を発し呼んでいたりと子どもたち同士の世界が広がり始めています。かわいらしい子どもたち同士の世界が楽しくなるようにあたたかく見守っていきたいと思います。
(N.Y)


◆あたたかいふれあい。(ふじ1)

今日は久しぶりの7人全員集合。本五ふれあい公園までお散歩へ行きました。ふじ2.3組の友だちも一緒です。
靴下を履き、ミッキー体操をして準備万端です。今日も立って乗るお散歩カーに乗りました。ゆらゆらと揺れる不安定なところで、しっかりと手で棒をつかみ、足で踏ん張って立ちます。最近積極的につかまり立ちを始めた〇ちゃんにとっては簡単なことではないですが、自分で立ちたい意欲があふれていて、真剣な表情で一所懸命に体を支えていました。
散歩中、犬を見つけたので保育士が「ワンワンいたね」と言うと、△くんは保育士と同じように「わんわん」と指をさしていっています。◇くんは保育士の「タッチする?」の声掛けを聞き「たっち」と真似して言っていました。言葉にも少しずつ興味が出てきた姿もありました。
公園につくと、最初はみんなで集まるふじ1組。団結力があるのか仲良しです。広い空間に慣れてくるとそれぞれに好きな所に向かって行きました。
先日の石遊びを思い出した◆くん、やっぱり石が好きなようで同じように遊んでいました。◎ちゃんは細い木の枝がポキポキ折れることに気が付き、その感触を楽しんでいました。フェンスにはつたい歩きをする●ちゃん、そばにいる保育士の存在に安心しながらゆっくりと時間をかけて4メートルくらい歩いていました。
帰る頃、遊び疲れたのか泣き出す子どもがいました。近くに座っていた友だちが、さっと手を頭にのばし、いい子いい子する姿がありました。素敵な触れ合いに心があたたかくなります。家族にしてもらった優しい関わりがつながっているのだなと感じました。
(N.M)

◆ありさんこんにちは(ふじ2)

今日はとてもいい天気になったので、ふじ1・2・3くみ全員で本五ふれあい公園に行くことにしました。初めてふじ全体で散歩に行くことになり、1組の子と一緒に散歩カーに乗っている子の姿は大きく感じました。公園に着き散歩カーから降りると、子どもたちのワクワクした気持ちは開放され、大きな岩に上ったり石を集め始めたり、子どもたちの笑顔が輝いていました。
探索していると岩の陰には、園にいるのより大きいアリが働いているのを発見しました。「ありさんこんにちは!」と声をかけると子どもたちも一緒に「ありさ~ん」と言っていました。しばらくすると子どもたちは探索を始めていましたが、〇ちゃんは動かず何か話しているので、そっと近づいてみると「ありさんまたね。ありさんまたね」と言いながらもずっとありを観察していたのです。
珍しいアリの動きに〇ちゃんは何かを感じたのか、また新たに出会ったアリたちにお礼の気持ちも込めて「またね」と言っていたのか、〇ちゃんの何気ない瞬間に心が和みました。子どもたちの中では人も生き物も差はないようです。生き物とも友達になって、子どもたちも清々しい一日となったようです。
(K.E)


◆ふじぐみ全員で。。(ふじ3)

初めて、ふじぐみ全クラスでお散歩に行きました。全部合わせると30人ほどなので、ちょっとした行列です。今日の行先は、本五ふれあい公園。これからもっと暑くなってくると、お散歩には行けなくなるので、今日は絶好のお散歩日和です。
公園に着くと、さっそく走り出すふじ3くみさん。もんしろちょうがたくさん飛んでいて、「ちょうちょさん、待て待て~。」と追いかけっこしたり、岩のななめの斜面からずりずり~とすべり台のように滑ってみたりと、全身を使って遊びます。一通り走り回ると、ふと、ふじ1くみのまだ歩けない〇ちゃんに目を留めた△ちゃん。側に寄っていって、向かい合わせに座り、何やら話しかけています。〇ちゃんが、手の平を滑らせて、砂をざざーと触ると、△ちゃんもざざざーと同じことを触ってみます。砂だらけの手の平をほらっと見せられて、〇ちゃんも笑顔になります。広い公園の真ん中で、ふと見られた優しいやりとり。。同じふじぐみといっても、発達の個人差の大きいこの時期です。発達が違うからこそ、お互いに意識して関わり合い、さらに発達が助長されていくことの大切さを感じました。
帰りの道中は、歩きたい、誰と手をつなぎたい、やっぱりつなぎたくない、やっぱりつなぐ・・・のやりとりが、延々と。なんとかごまかしたり、おててつながないと危ないよと説得したり、手をつなぐ相手を代えて見たりと、すったもんだしながらも楽しく帰ってきました。前に行った場所も覚えて、「公園行きたい。」「電車行きたい」などと言う声を出るようになってきました。また、次に行くのを楽しみにしたいと思います。
(T.M)


◆一人ひとりの役割(きく)

今日は朝の集まりでかいじゅう(ぬいぐるみ)とお約束をしました。
お部屋に帰るよと話したらお部屋に帰ること、お部屋に帰ってきたら、お着替えをすること。
「できる人?」の呼びかけには「はーい」とお返事。どこまで覚えていられるかわかりませんが、試しに試みてみました。
お部屋で待ってるからねとお約束をして、園庭に遊びに行きました。
園庭では、ふじ組さんたちがお散歩に行っていたので、はじめはきく・たんぽぽ組だけで遊んでいました。
砂場でお山を作っていきました。
シャベルで砂を運んでくれたり、お山をぺたぺたと叩いたりして、何人かで作っていきました。
大きな山ができ上がり、今度はトンネルを作っていこうとなり、両側からトンネルを掘っていきました。
子どもたちの力では、地道な作業になりますが、根気よく掘っていく◎くん。
反対側からは▽ちゃんが掘っていました。
中々辿りつかないので保育士も手伝いながらやっていき、両側から辿りつくととても嬉しそうにしていました。
「やったー」「みえた(向こう側が)」
両方からシャベルや手を入れて、「さわれたよ」とにこにこで報告してくれました。
そして、消防車を持っていた◎くんは、そのトンネルにくぐらせようとしていたので、入らないね、トンネルを大きく広げていこうかという話になり、そこからはまたトンネル堀りが始まりました。
あとから来た◇くんたちも上手に両手を使って掘っていってくれ、中には掘ろうとして山が崩れてしまったりもしながら、がんばって掘っていったので、大きなトンネルになりました。
消防車も無事に通ることができ、嬉しそうな子どもたちでした。
ひとつのことを一緒にやっていくと、山を大きくするために砂を持ってきてくれる子がいたり、その砂をペタペタとたたいて整えてくれる子がいたり、じっと見守ってくれる子がいたり、あっちもこっちもと手伝ってくれる子がいたり、それぞれに役割を分担したわけでもないのですが、そういう働きができている子どもたちの姿が見られました。
一人ひとりの存在が一緒になって作り上げられることを感じられたような気がします。
一人ひとりの存在が、大切ですね。
しばらくして、お部屋に帰る時間になり、朝の集まりのことを覚えているかどうか、かいじゅうさん待ってるからお部屋帰ろうと声をかけてみました。
すると、いつも遊んでいてあまり帰りたがらない◆くんが、「うん」と頷き、入っていきました。
いつもお部屋に入ってからも中々着替えるよりも遊びたい気持ちが大きくなってしまう◆くんが、自分から服を脱ぎ、手伝ってもらいながら着替え、気付けば椅子に座っていました。
かいじゅうさんとのお約束をしっかりと守れた◆くんはじめ子どもたちには感心しました。
大人の話の伝え方を改めて考えさせられます。
叱ることも大切で、時にはその子の様子に合わせて話すことも大切だなと感じます。
このことが良かったかはわかりませんが、できれば楽しく、毎日を過ごしていきたいです。
子どもたちの姿に合わせていつでも関わっていきたいです。
(H.K)


◆土のおふとん。(たんぽぽ)

今日は園庭で遊びました。
ボールで遊んでいると、足元に赤いてんとう虫がいるのを見つけた〇くん。小さな小さなてんとう虫を遊びながらよく見つけられるなぁと驚きつつも子どもたちの鋭い観察力に感心するばかりです。
一緒にしゃがんでみると、そのてんとう虫は動いていませんでした。生きているてんとう虫を見つめるときの大喜びの様子とは違って子どもたちも静かに見つめなんだか心なしか悲しそうにも見えます。
すると、「土のお布団かけてあげる」とてんとう虫に優しくかけてあげたのです。この間、「さつまいもにおふとんかけてあげよう」と空中菜園に行ったことを覚えていたのでしょうか。もう動けなくなってしまって眠っているからとそんな発想に繋がったのかな?子どもたちの優しさが見えた瞬間でした。
ですがその場所はみんながたくさん通る場所です。踏まれたら大変だ・・と話し、みんなで木のそばまで運んであげました。土だけではなく葉っぱも乗せてあげて、みんなの気持ちのこもったお布団、ちゃんとてんとう虫に伝わっている気がします。
今日も太鼓橋だったり、トランポリンだったり、走り回ったりと今日もたくさん身体を動かして遊びました。なわとびで電車を作って園庭散歩をしたりととても楽しんでいました。たまに水を飲んで休憩したり、ゆりかごスウィングでまったり揺られたり。
それぞれのペースで静と動を子どもたちなりに上手に使い分けながら園庭を満喫していました。
S.S


◆ 引き続き、参上!(うみグループ)



今日は集まりを終えた後、身体測定を行いました。
もも・ゆり・ひまわり組の順番で行いました。
もも組を連れていく際、「私が連れていく」とひまわり組の子が先頭に立ち、先生をしてくれました。
以前もホールで眼科検診があった時に何人かのひまわり組の子たちが前と後ろと先生をやってくれました。
もも組のお着替えを手伝い、待つ場所に誘導してくれました。
もも組の子たちもお洋服のたたみ方を教わったりと聞きます。
お手伝いが大好きな子どもたちは困っている子がいるとすぐに助けてくれます。
集まりでもも組の子たちに好きなお兄さん・お姉さんはの質問に呼んでもらえたことが嬉しく、より気にかけてくれる姿がみられます。
また、給食やおやつの準備を始めると、机を拭いたり、椅子を下ろしたりと率先してしてくれます。
今日も、もも組の子が折り紙の発表をしました。
「あっ私が折ったんだよ」っとゆり組の子が小声で教えてくれました。
(A,Y)

◆ やってみようかな (そらグループ)

今日は、お部屋と園庭で遊びました。
最近、そらグループでは画用紙と爪楊枝を使ったコマ作りが人気です。今日も、たくさんの子が行っていました。
「コマ作ってみたい」
やってきたのは年少の〇〇ちゃん。普段〇〇ちゃんは、折り紙や塗り絵で遊ぶことが多いのですが、他の子の作品を見て興味を持ったのでしょう、少し緊張している様子でしたが自分から遊びに入ってきました。
コマを作る〇〇ちゃん。その姿はとても真剣、言葉が出ないほど集中していました。
難しい部分は年上の子や保育士に手伝ってもらいながら無事コマが完成。すると…。
「あー楽しかった。もっとやりたくなっちゃった」
この日一番の笑顔を見せてくれました。
〇〇ちゃんの「やりたい」という自発的な姿に触れることができ心温まりました。
これからも、子どもたちの「やりたい」「やってみよう」という気持ちを保障することはもちろん、このような主体性が様々な場面につながっていけるよう温かく見守っていきたいです。
T.N

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