子どもの世界
2016年05月16日 月曜日
年少児K君が線路を組み立て、電車で遊んでいるところへ、年少児M君が来ました。
M君が線路を触ると、「やめて、触らないで」とK君はM君を電車でたたいてしまいました。M君はいったん手を引っ込めますが、再び線路を触ります。そして同じように、「やめて、触らないで」とK君に言われ、電車でたたかれます。
触るとたたかれると分かっているのに、わざわざ同じことを繰り返えし、最終的に「たたかれた~」と泣き出すM君。
大人から見ると、嫌な思いをする、痛い思いをすると分かっているはずなのに、なぜ近づいていくんだろう。互いに近づいてはわざわざ喧嘩して怒ったり、泣いたり、痛い思いをしたり……、仲が良いのか悪いのか、疑問に思うような行動です。
子どもの世界には、このような場面がよく見られます。大人だったら避けて通るような道も、子どもたちにとっては興味深く、試してみたい世界がいっぱいです。たとえ嫌なことがあっても、それを超えるくらいの探求心があり、学んでいこうとする力強いエネルギーを感じます。
保育主任
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