◆5月25日(水)の子どもたち
2016年05月25日 水曜日
◆気持ちよく (つぼみ)
静かです。
朝のはじまりから、つぼみ組は静かです。
なぜなら、もう泣いている子がいないのです。
笑顔で登園し、バイバイと手を振ってママをお見送りしているのです。
そして、保育者に笑顔で「元気だよ。」って合図をくれます。
朝の時間、ふじ1組と保育室を合同していますが、それぞれの子にお気に入りの場所があるようです。
おもいおもいにお気に入りの場所へ移動して、遊びだしています。
形落としをやってみました。
「ここにぽとん。ここにぽとん。」と伝えると、何度目かにはばっちりマスターしました。
楽しいことを又一つ覚えました。
楽しいって、気持ちいいです。
今日は大聖堂へお散歩・・・と出かけたところで雨が降ってきてしまいました。
なのでそのままUターンして帰園し、テラスで遊びました。
保育者がシャボン玉を吹いています。
もう何度も経験しているのですが、今までは何となく丸い物を見ているという様子でしたが、今日は手を伸ばして追いかけようとしたり触ろうとしたりしています。
シャボン玉が出てくる様子を興味深く見ています。
パチンを割れるとわあああという顔になり、又手を伸ばして触ろうとします。
シートの上に落ちたシャボン玉は少しの間割れずにそのままの状態なので、掴もうして近づいていきました。
あれれ・・・どこいっちゃた? そんな顔して楽しみました。
ああ、気持ちいい。
給食もいっぱい食べて、気持ちよく寝ています。
気持ちいいって、子どもたちを大きく育ててくれる魔法なのかもしれません。(N・S)

◆ お散歩からの楽器あそび(ふじ1)

久しぶりに公園へ行こうとお散歩カーに乗って出発すると、雨がポツポツと降り出してきたため、予定を変更して、園周辺をぐるりと散歩することにしました。
出てすぐの交番にはパトカーが停まっていて、みんなの視線はパトカーに集中していましたが、「あっ」と声をあげることなく、ただじーっと見ているだけの子どもたち。
子どもたちなりに残念に感じたのが、その後もとても静かな散歩となりました。
園に戻り、そのままホールへ行き、コンビカーや鈴やタンバリンを出して遊びました。
久しぶりの楽器だったので、CDをかけて保育士がリズムに合わせて音を出していると、一緒にやってくれる子もいたのですが、それよりもコンビカーで遊ぶ方が楽しくて、ほとんどの子がコンビカーを乗り始めてしまいました。
やっぱりコンビカーがいいよね・・・と思っていると、コンビカーに乗っていたはずの〇くんが鈴の入ったカゴの前に座り、乗っていたコンビカーの座席を上げて鈴を入れ出しました。
1つ入れて座席を戻して・・・を繰り返していたので、座席が戻らなくなったらどうなるんだろうと保育士が少し多めに鈴を入れると、座席が閉まらないまま手押しで場所を移動していきました。
移動した先でも、何度か試みますが、やはり座席は戻りません。
その様子を近くで見ていた◇ちゃんは、どんどんと鈴を出していきます。
それはまるで、「これを出せば閉まるよ」「鈴を入れるのはここじゃないよ」と教えてくれているかのようでした。
楽器あそびと聞くと、どうしても音楽に合わせて鳴らすと考えてしまいがちですが、こうした友だちとも関わりを持っていくことも、この子たちにとっての楽器あそびなんだと感じました。
固定概念にとらわれず、柔軟に物事が捉えられたらいいなと感じました。(E.Y)


◆散歩の楽しみとは・・・ (ふじ2)

今日はふじ3組と一緒に大聖堂屋上にお散歩に行きました。
「お散歩にいくよ」との声かけに、「しゃんぽ」と笑顔を見せる子どもたち。靴下を履こうとする仕草もいつもより意欲的です。
『散歩』というものを子どもたちは認識してきたようです。
〇くんは外を指さし「ブーブ」と言いました。「ブーブいっぱい通るかな」と答えると、『うん』と頷き笑い声を発します。以前のブログでもお伝えしましたが、散歩中に周りの風景に反応を見せるようになってきた為、目にしたものへの意識が高まっているようです。
今後もこうした子どもたちの言葉を拾っていきたいと思います。
散歩中は指さしをしながら声を発する事が増え、楽しそうな声が響きます。
また、恒例になりつつある、大きい犬と子犬がいるお家を通ると、今日も2匹の犬が顔を見せてくれました。
子犬の頭を撫でさせて頂き、満足気な表情を浮かべる子どもたち。生き物との貴重な触れ合いの時間です。
その先にはビール工場があり、フォークリフトを間近に見てから聖堂に到着です。
聖堂の庭には蓮があり、周りは色鮮やかな花に囲まれていました。子どもたちは興味津々に見つめます。
のんびりと眺めてから屋上へ。
目的地に着くまでに、楽しいものやきれいなものに出会え、沢山の刺激を受けたようです。
屋上では広い空間を走ったり、狭い所に集まったりと思いおもいに楽しんでいました。広々としたテラスに笑い声を上げて喜ぶ子どもたちですが、子どもはやはり狭い空間があると入っていき、そうした空間は安心するようです。
次回はどんな出会いがあるのか楽しみです。
散歩ならではの発見や楽しさを大事にしたいと改めて感じた1日でした。
O・Y


◆今日のお散歩。 (ふじ3)

昨日までの暑さは一休みで、今日は過ごしやすい気候です。大聖堂までお散歩に行ってきました。
出発前の点呼で顔を見ながら名前を呼ぶとだいぶ上手に「はーい」と返事できるようになってきました。手もピンとあげます。気前のいい子はお友達の名前の時もお返事してくれます。
出発してすぐに、鼻の頭にぽつん。と水滴が・・・あめ?と思い上を見上げると微かにぱらりぱらり。天気とにらめっこしながらしばらく進みました。あまり人見知りをしないふじ3くみの子ども達は、道行く人に「バイバイ」と手をふられると、ニコニコしたり、バイバイと手を振りかえしたりと愛嬌があります。「かわいいねー」と言ってもらえます。
今日も犬のいるお宅の前を通ると、小さな犬を触らせてもらいました。地域のおじさんとおばさんとのふれあいも毎回のお散歩の楽しみです。
聖堂に着くころにはパラついていた雨も止んでいました。もうすぐ蓮の花のシーズンになるので、蓮の池の周りをぐるっとまわりました。大きな葉っぱは子ども達の顔より大きく、みんな興味津々で手を伸ばしていました。つぼみもすでにあったので、きれいに咲くころが楽しみです。
屋上へ行くと、一目散に階段を駆け上がりデッキを目指します。階段を上る足取りもヨタヨタしながらもしっかり一段ずつ上がっていきます。
ジャンプができるようになってきて、デッキの段差をピョンピョン飛んだり、まだぴょんと跳ぶのが怖い子は両手を伸ばして助けを求めたり、豪快に飛んで尻もちついたりと楽しんでいました。お友達と手をつないで歩いてケラケラ楽しそうな笑い声も聞こえてきました。
以前も遊んだことも覚えていたようで、「おおかぜこい・こい・こい・こい」と言いながらびゅーんと走っていました。少しずつ記憶も鮮明になってきたことを感じます。
心地よいお天気で、帰りのお散歩カーはなんだかいつもより静かでした。中にはお散歩カーでスヤスヤ眠ってしまう子も。たくさん体を動かして身も心も満たされたことを感じました。
(K*s)


◆ドライブスルー (きく)

今日は3階ベランダへ行きました。ベランダには三輪車があり、中には2人乗りのものもあり、また他にスクーターなどたくさん置いてあります。階段を上に上がっていくだけでも久しぶりでワクワク。いざベランダへ出ると、たくさんの乗り物にみんな大興奮。靴を履く手も急ぎ、落ち着いて履くことができませんが、準備が出来ると乗り物を選び、乗り始めていました。
三輪車は、ペダルをこいで進める子もいれば、まだ、またいだまま地面を足でけって進む子もいます。また、二人乗りのものもあり、前に自分が乗り後ろにお友だちを乗せて進む子もいました。
そのうち、乗っているだけでなく、ごっこ遊びも見られてきました。「行ってきまーす。」と手をふり通り過ぎたり、お家を作り、自分の前に自転車を置き休んでいたり。そこに三輪車を入れて止め、ドアのように動かし、「しまりまーす」「あきまーす」と。
にじグループの窓が開き、お姉さんが顔を出しました。ちょうどそこはおままごとコーナーだったようで、手にコップを持っていました。「ジュースください」と。何人かで中をのぞき、ドライブスルーのようでした。いろんな乗り物に次から次へと、みんな休みなく喜んで乗って遊んでいました。(T.Y)


◆あおむしくん (たんぽぽ)

1歳児の保育室であおむしを飼っているクラスがあります。先日、2階のベランダまでやってきてみかんの木の葉を取りに来ていました。そんな様子をみて「なにやってるの~」と興味を持っていた〇くん。園庭に降りて行った、1歳児の様子をよく見ていてあおむしに親しみを持っていたようです。
今日、園庭に出る際にみかんの木の前で葉っぱを見つめていた〇くん。
「あおむし君に持っていく?」と尋ねてみると「うん」と嬉しそう。園庭まで持っていき、あおむしを飼っているクラスの保育士に、葉っぱをあげたいと伝えに行き、あおむしを見せてもらいました。そんなことをしていると、だんだん友達が増えてきて所狭しとあおむしを覗いています。
園庭で拾った葉っぱを持ってきてみたり・・▽君は急いで周りを見渡して石をあげてみようとしたりします。そんな、子どもたち一人一人のおもてなしを受けながら、あおむしはみかんの葉っぱを美味しそうに食べていました。
その場に落ちていた葉っぱだって石だって、子どもたちにとっては「あげる」という行為自体がおもてなしだったんだなと感じました。そんな姿は、ほんとに無邪気だなと思いますしありのままの精一杯の想いが可愛くてたまりませんでした。興味の芽を大切にしながら、子どもたちの経験が広がるようにして行けたらと考えています。
園庭遊びの中では、おままごとのやりとりもお友だちでしている様子が随分と増えてきてかわいい笑い声が聞こえてきています。
追いかけっこがちょっとブームです。園庭中をキャーと走る元気なたんぽぽ組でした。
U・A

◆作ってみよう (うみグループ)

今日は「先生ベランダ行ってもいい?」と〇君が尋ねてきて「いいよ」と言うと「やってみたい」という子と一緒に出て、トンカチや木槌を使って釘を板につけたり、自分の手でねじをつけようとしたりしました。
去年やっていたこともあり、どういう風にトンカチや木槌を使うかを知っているひまわり組、ゆり組の子どもたちは釘を優しく板につけて持ち、少しづつ叩いて板に付けようとしていました。
もも組の子ども達はまだ上手く使うことができないので釘やねじに興味を持って触ってみたり、自分の手で箱にねじをつけようとしたり、お兄さんたちがどうやって使っているかを見て観察をしたりして楽しんでいました。
まだ釘やねじを板につけて楽しんでいるうみグループの子どもたちですが、今後もっと工作に興味を持った時どんな作品ができるか今から楽しみになるぐらい集中して楽しんでいました。
(K.H)

◆ダンボール (にじグループ)

朝の集まりでの話です。
今日は何をして遊ぶか発表してもらう前に保育者がまず発表しました。
ダンボールや空き箱を使い、電車を作ると発表しました。
以前、ダンボールを切るひまわり組を見て「僕もやりたい」とゆり組の○くんが言いにきました。
○くんは電車が大好きです。
そのため、ダンボールで電車作るのどう、と聞くと張り切って「やりたい」と答えてくれました。
そして今日、他の子たちも
「ダンボールで人形作る」
「ダンボールでニンニンジャーの戦うの作る」
「○くんと一緒に電車作る」
と発表してくれました。
ハサミやガムテープを用意しました。
○くんが作りたいという[のぞみ]はどんな新幹線なのか、設計図を作ろうという話になりました。
そこでチビブロックで何やら作り、見せに来ました。
「これ見て作る」と作ったのは電車でした。
○くんはチビブロックを得意としているため、設計図をブロックで表現しました。
一緒にやる□くんも同じようにブロックで作りに行きました。
ブロックで作った電車を見ながら作業再開すると、「あっ」と□くん、あることに気づきました。
それは、二人の着ているTシャツに今から作ろうとしている[のぞみ][成田エクスプレス]の絵がありました。
Tシャツを見て作っていました。
隣では△ちゃんがダンボールでお人形を作っています。
「この子裸なんだ、だからこれを服にしよ」と人形の大きさと同じダンボールをクレパスを使い、お洋服にします。
「あっこれこうやって遊べるね」と人形劇をイメージしたのか、嬉しそうに教えてくれました。
得意分野を生かし、製作をしました。
次回もまた楽しみです。
(A.Y)


◆はいポーズ (そらグループ)

昨日の帰りの集まりの際、年長の〇〇ちゃんがお家で作った製作物を発表してくれました。
ティッシュ箱、ペットボトルを使った可愛いカメラです。
子どもたちにとってとても印象に残るものだったようで、朝から「〇〇ちゃんみたいなカメラ作りたい」という声がたくさん聞こえてきました。
今日は、そんな子どもたちの意欲、自発性を保障できるよう環境を整えていきました。
カメラを作りたいと言った子はもちろん、興味を持った子が次々と集まってきます。
製作が始まると〇〇ちゃんが率先して作り方を教えてくれます。
「できた?次はこうだよ」
年中、年長など様々な年齢の子がいるということを自然に感じていたのでしょう…一人ひとりのペースに合わせ優しく教えてあげていました。
また一つ〇〇ちゃんから大切なことを教えていただきました。
完成した瞬間の子どもたちの嬉しそうな笑顔は忘れられません。
今日の経験が子どもたちの心のカメラにも残り続けたら幸いです。
T.N

Posted in 園のこだわり