◆5月20日(金)の子どもたち
2016年05月20日 金曜日
◆しっかりアピール。上手にアピール。 (つぼみ)

朝、お部屋に入った時に聞こえてくる音が変わってきました。
少し前までは、泣き声がたくさん響いていたはずなのに、今日はちょっぴりだけです。
泣き声の代わりに、お部屋を覗くと子どもたちが笑顔で出迎えてくれたような気がしました。
今日も帽子を被って靴下を履いて、窓を開けると「待ってましたー」と言わんばかりにずりずり、ハイハイと外に向かって出てきてくれます。
まだ自分で動けない子も、「あっちに行ってみたいでーす」としっかりアピールしてくれます。
ベビーカーに乗って園庭に出ていた〇ちゃんは、ベビーカーが止まるとうんうんうなります。「動かしてー」と訴えてくれるのです。
保育者がベビーカーを押しているのを見て、ふじぐみさんときく・たんぽぽさんがやってきて、一緒に押してくれました。
すると、またまたにこっとご機嫌に戻りました。
△ちゃんは座った場所でご機嫌です。小枝をいじってみたり、小石をいじってみたり楽しそうに遊んでいたのですが、しばらくすると泣き出しました。違う場所に移動して、もう一度座ってみるとピタッと泣き止みました。そろそろここは飽きてきたわーと言っていたのかもしれません。
こんなふうに、言葉は話せなくてもしっかりアピールしてくれるつぼみ組です。
笑顔で過ごせる時間が本当にたくさん増えてきました。
「楽しいね」と一緒に味わいながら、成長を見守っていきたいです。(I.E)

◆ シャボン玉 (ふじ1)
今週は急な発熱な子が多く、久々に全員で園庭に出ました。
いつもなら、テラスから園庭に出ると、そのまま砂場や築山などに遊びに行くのですが、今日はシャボン玉を出してみました。
もちろん、子どもたちにはまだフーっと吹くのは難しいので、保育士が吹くことにしました。
ストローから出てくるシャボン玉に指を指しながら歓声をあげたり、追いかけようとゆっくりとシャボン玉の飛ぶ方向へ足を向けたりして、ひとりひとりはとても楽しそうな表情を見せてくれました。
なかでも、一番シャボン玉に興味を持った〇くん。
シャボン玉が出てくるたびに、顔をクシャクシャにして笑い、消えてなくなると「ん、ん」とストローを指差して「もっと」とアピールしてくれました。
しかし、シャボン玉液もなくなり、シャボン玉ができなくなったことを伝えると、置いておいたストローを手にして研究が始まりました。
口に入れてしまうのではないかと心配でしたが、(どこから出てくるんだろう?)(なんでシャボン玉が出来たのかな?)と真剣にストローを眺めていました。
しばらくして、シャボン玉液の入っていた容器を見せると、(これに入れてた)と何度も繰り返しストローの出し入れをしていました。
本当に大人の動きをよく見ているなと感じた瞬間でした。
今日は風が強いこともあり、ゆっくり追いかけたり、大小さまざまなしょぼん玉を作るまでには至りませんでしたが、次回はもっと細かい子どもの反応を見れるようにしたいと思います。
同じシャボン玉遊びでも、子どもが成長していくと反応も変わってきます。
子どもたちと一緒に新しい発見が出来るような戸外遊びをしていきたいと思います。
(E.Y)


◆ たどり着いた先は・・・ (ふじ2)

園庭に出ると子ども達は好きな遊び・場所へと向かいます。何となく遊ぶ場所は決まっていて砂場で遊ぶ子が多い時もありますが、今日は園庭の奥の方までほとんどの子ども達が行っていました。
そこには保育士がシャボン玉をしていたりと、いつもとは違った魅力があったからだと思います。シャボン玉を見つけると追いかけたり手で割ってみたりと楽しんでいましたが、やはり子どもたちです。いろんな楽しいものを見つけると次から次へと向かって行きます。
次に子ども達が集まったのは園庭奥の固定車。パッと見たところ前に2人、後ろに3人くらい乗れる感じなのですが、乗りたい気持ちが強く気付けば後ろに4人も乗っていて驚きました。でも、小さな子ども達がぎゅうぎゅうに座っている姿は可愛らしく微笑ましかったです。
そしてその次には、太鼓橋下の空間に子ども達が集まっていました。そこには小さなのぞき穴があり、子ども達が外側から覗いたり中に入って「わあ~」と笑い合っていました。
いろんな楽しい瞬間を見つけ、子どもたち同士で笑い合っている姿がたくさん見られるようになり、嬉しく感じました。笑う門には福来るということはこういうことでもあるのかなと感じた瞬間でした。
子どもたち同士の関わりが多くなって、子ども達の楽しそうな姿がこれからもっと見られると思うと、それもまた楽しみです。
(K.E)


◆ きょうみを持って行動 (ふじ3)

昨日は懇談会の参加ありがとうございました。今日も元気にミッキー体操を踊っていました。心なしか昨日の懇談会後にホールで見てもらえ嬉しい記憶が残っていたのか、いつも以上に張り切って踊っているようにも見えました。
朝のおやつ前の時間は、一週間の疲れが出ったのか子ども達の様子も少し落ち着きがないように感じましたが、ミッキー体操の曲が流れ始めるとすぐに体が反応して踊りだすようでした。子ども達も思い思いにお気に入りの部分があるようで見ているとその曲のところで頑張って踊ったり、動きが好きなのかその動きをしたりしています。
最近はジャンプが上手になってきている◇ちゃんはジャンプする場所にくると喜んでピョンピョンジャンプしたり、両手を広げて手首を回すのが好きな△くんは上手にバランスを取ってグルグルと手首を回したり楽しくミッキー体操に参加していました。日々成長を感じます。
園庭に出ると今人気のトランプリンにたくさんのお友達が集まってニコニコ楽しそうにジャンプしてあそんでいました。
築山に登るのも人気です。高いところからいろいろなものが見えるのが楽しいようです。
通りの向こうの交番の横にパトカーが止まっていました。丁度、築山の頂上から子どもの目線でも見える所に止まっていたので「パトカーが見えるよ」と声をかけると興味津々で見ていました。
中には近付いたらもっとよく見えると思ったのか築山を下って行く子どももいましたが目線が低くなるにつれて見えなくなるパトカーに気付きあわててまた築山に登ってきました。
〇くんとプランターの近くに行けばキュウリの実が小さくついているのを伝えてあげると黄色い花が咲いていることに自分で気付き興味を持ったり葉っぱに虫が止まっているのを見てみたり、虫食いの葉っぱを興味深く触ってみたりといろいろな物に興味を示して過ごしていました。Y.N

◆ 野菜の苗つけ (きく)

今日は園庭で遊びました。いつものようにお支度をし、園庭へ出ました。いつものように、太鼓橋を登ろうとする子どもたち。砂遊びでは、今日は水をいっぱい砂場にいれたようで(幼児も一緒だったので)、全身泥だらけで遊んでいる子どもたちです。
朝のお話しの時間に、3匹のこぶたのお話しをしたので、木小屋では、レンガのお家と言って遊んでいる子どもたちいました。そして、今日は何人かにお手伝いをお願いしました。それは、野菜の苗植えと水やりです。シャベルを持って2階のベランダへ上がりました。
まず、プランターの中の土をシャベルで掘ってやわらかくし、その後は穴をあけて、苗を植えました。やさしく、苗の土の方を持つ子もいれば、葉の方をブラブラ持ち歩いたりする子もいたり。そんな中、〇くんは、苗を大事に持って階段を降りて行きました。空中菜園へ持って行き、植えようと思ったようです。
次にメンバーを代え、水やりをしました。水の入ったジョーロを大事に持って、順番に水をあげていました。なす、トマト、ピーマンを植えました。実がなったときの反応がまた楽しみです。(T.Y)


◆自分の気持ちで・・・ (たんぽぽ)

朝の子どもたちの様子を見ていて体調もよさそうでしたので散歩に行ってきました。園から出発して子どもたちの足で10分ほどの公園です。子どもたちも、わくわくする思いもあるのか、なんだか身支度も機敏に感じました。
出発前にはいつも出欠をとっていますが、「はい」ととてもいい声が聞こえてきます。何かを楽しみにして、身の回りの事やちょっと面倒だな・・と感じることも取り組む姿はとっても素敵だなと感じます。そこには、先の見通しやワクワクできる期待感等人間として感じていきたい感性がつまっていると思います。
生活していると、色んな場面に出会うと思うのですがそこには嬉しいことばかりでなくいやだと思うこともあると思います。しかし、そこで他の何かに思いを切り替えたり、先のことに楽しみを持ったり、楽しく過ごすコツがある気がします。
たんぽぽ組になって、色々と「やれるようになってきていること」「やれそうなこと」が出てきています。そして、2歳~3歳という心も身体も大きく成長していく年齢にあたるたんぽぽ組の子どもたちは、「やりたくない」を表現してみたりちょっと天邪鬼になって見たりしてみせます。そんな思いを聞き取っていきながら、どこかで楽しいなに切り替えるきっかけをつくってみたり、「いつもはできる」に執着せずに「そんな日もあるよね・・」と少し余裕を持ちながら、「自ら」の想いに出会いたいと思っています。
今日の散歩では、みんな本当に身体を動かしていました。到着してから止まってないのではと思うほどでした。滑り台の階段はふつうの階段とロッククライミングのように凸凹と石がところどころある斜面とありました。四つん這いで登る子もいましたが、立って登る子も・・。〇ちゃんは初めは四つ這いで登っていましたが、他の子が立って登っているのを見つけて立ってやってみようと思ったようです。
でも、思ったより不安定に感じたのか途中から四つ這いになりました。次に挑戦する時には、一番端から挑戦してロープをつかみながら登り切りました。
次はこうしてみようとよく考えたのでしょう。〇ちゃんの発想と気持ちはやり遂げる達成感に繋がっていました。子どもたち、それぞれの思いを達成感や喜びに繋げられる架け橋が出来るように、子どもたちの姿に寄り添っていきたいと思います。U・A

◆どうしたらできるかな?&思い思いの泥遊び (うみグループ)

昨日ぴかぴかの泥団子を作ろうと泥団子を作って乾かしておいた〇くん。園庭に出ると乾かしておいた泥団子を持って砂場へ行き、どうしたら泥団子が光るかを考えていました。保育士が「さらさらの白い砂をつけて磨くと光るんだって」とアドバイスをすると白いサラサラの砂探しが始まり、トランポリン近くにやってきました。
トランポリンの下あたりにサラサラの砂があることに気づき、何度も砂をかけてぴかぴかの泥団子を作っていましたが、次の瞬間落としてしまい、泥団子が崩れてしまいました。崩れた泥団子を必死になってくっつけようとしましたが、うまくいかずに新しい泥団子を作ってもう一度挑戦することになりました。
失敗もしていつか成功することを祈って挑戦を続ける〇くんでした。
砂場の泥に目を付けたもも組、ゆり組の子どもたちは「先生、靴脱いでもいいですか?」と聞きに来て、裸足になって泥を足につけたり、手に付けたりと泥パックのようにして楽しんだり、泥でケーキを作って「これ、チョコレートケーキなんだよ」と見せてくれたりとそれぞれの泥遊びを楽しんでいました。
(K.H)

◆ 集まりの時間 (にじグループ)

朝の集まりは子どもたちの様子によっては遅くに行ったりします。
今日は部屋に行くと、数人の子たちが既に集まって何やら話をしています。
話に耳を傾けると、「じゃあじゃんけんね、今日は誰と遊ぶかな」と話していました。
誰と遊ぶかと話していたようです。
話がまとまった時には自然と他の子たちも集まってきたため、集まりの始まりです。
今日は何して遊ぶか、と発表してもらいました。
「△ちゃんと、うみグループの○ちゃんとかくれんぼしたい」
「弟の□くんと遊ぶ」
「☆くんと×くんとチビブロックで電車作る」と
「◎ちゃんと遊ぶ」
もも・ゆり・ひまわり組の子たちから話を聞きました。
子どもたちから発表となると静かに聞いてくれます。
かくれんぼは『したい』と願望のため「えっ氷鬼がいい」と反対されましたが、その後にかくれんぼするのはどう、と聞くと「いいね」とまとまりました。
子どもたちと共有する時間を大切にしています。
何して遊ぶのか、誰と遊ぶのか共有、またみんなの前での発表を通し、自信にも繋がります。
前回誕生会で発表したダンスや歌もその中の一つです。
これからも集まりの時間は大切にしていきたいと思います。
(A.Y)


◆お兄さん (そらグループ)

もも組の〇君と△君ときく組の☆ちゃんが園庭のジャグの前で向き合ってお互いの目を見合わせて何とも深刻そうな表情をしていました。
何をしているのだろうとしばらく様子を見てみるとようやく口を開いた〇君と△君。
〇君△君「だからー。入れてあげるって。」
☆ちゃん「いいの。自分で。」
優しさでお水を入れてあげようと思ったのですが、自我が芽生えているきく組の☆ちゃんにとって、やってもらうことの嬉しさよりも自分でやりたかったのでしょう。
〇君と△君にとって優しさでやってあげようとしているのに嫌がられ…。しばらくお互いの意思を押し通そうとかたくなでしたが、それをきっかけに今日は給食でお部屋へ帰るまでずっと園庭で一緒に遊んでいました。
フラフープを用意し、電車に見立てて一つの輪の中に皆で入りました。電車が大好きでたまらない〇君。運転手さんになるために本当は先頭がよかったのですが、☆ちゃんが「前行きたいの。」という言葉を聞いてその場を譲り後ろへ。自分も一番前になりたいという思いが感じられたのですが皆で遊ぶことの楽しさや☆ちゃんに対する優しさを優先していたのでした。
☆ちゃんがその場からいなくなり、フラフープの中いるのはいつも一緒にいるもも組の友だちだけとなりました。そこで先頭の取り合いになり、〇君の目から涙が。
「僕、一番前になりたいんだよ。なんで勝手に違うところにいっちゃうの?」
と△君に訴えていました。同い年の気の許せる友達だからこその本来の姿で、自分の思いを言葉でこれだけ表現している〇君に驚きました。
△君も〇君の涙する思いを受けとめ先頭を交代している姿にも感心しました。
お友だちとのさまざまな関わりの中で心がぐんぐん育っていることが凄いなと感じました。(K.Y)

Posted in 園のこだわり