◆5月13日(金)の子どもたち
2016年05月13日 金曜日
◆ むらさき色が加わって。 (つぼみ)

この春卒園したつぼみ1期性の、むらさき色の帽子を引き継いだ今年のつぼみ組は、まだ帽子が大きすぎて被っていませんでしたが、昨日今日と日差しが強くなったため、ゴムをひと結びしてサイズを調節し、被ってみました。
帽子デビューです。
初めは不快感ですぐに脱いでしまいましたが、少しずつ納得してくれたのか、気にせず遊びだしていました。
園庭にむらさき色が加わって、6色がそろいいました。
これで、他の学年にも『つぼみ組』をアピールできます。
おおきな帽子にちょこんとみえる小さな顔が、かわいいのです。
帽子がぴったりになる頃は、逞しく園庭を駆け回っていることでしょう。
その兆しはすでに感じています。
ふと見ると、砂場を占領して遊んでいるのは、むらさき色の子たち。
占領している・・・
なんて逞しいのでしょう。
顔中砂まみれになっている子、玩具かごに手を伸ばして好きな玩具を選んでいる子、スコップとカップをセットでにぎりしめている子。
しっかり自分の遊びを見つけて楽しんでいます。
逞しい姿です。
お部屋の中でも逞しさを感じます。
朝のおやつの準備ができました。
「おやつですよー。」と声を掛けて、仕切り戸をあけておくと、気づいて自分たちで出てくるのです。
ゴールデンウイーク明けの日々、本当に笑顔が多く安定した生活を送れました。
よく食べ、よく遊び、よく寝ています。
どんどん楽しいことを増やしていきたいです。(N・S)

◆ いないいないばぁ! (ふじ1)

最近、ふじ1組では「いないいないばぁ」がちょっとしたブームです。絵本もあるのですが、日中自分で出してきて「ばぁ~」と言っている姿をよく見かけます。
〇ちゃんは自分の顔を手で隠して「ばぁ」と言うことができるようになり、保育士に向かってよくやってくれます。その姿を見て、他の子どもも同じようにやってみたり、「ばぁ」と言葉だけ言ってみたり、友だちに刺激を受けている様子がよくわかります。
朝の会で靴下を履くことを伝えると、保育士の周りに集まってきました。手に持っていたり、履かせてほしいことをアピールしてみたり、自分の靴下ということをわかっているようでした。
何日か前までは、靴下のケースを持ってきても気にせずに自分のやっている遊びに夢中になっていた子どもたち。なんとなく流れもわかってきたのか、靴下を履き終えた後には、ロッカーにある自分の帽子を取りに行く姿がありました。毎日成長が見られ、驚くことばかりです。
まだまだ個人差が大きい時期ですが、できるようになった結果だけではなく、それぞれの子どもの成長していく途中の葛藤や意欲を大切に見守っていきたいと思います。
(N.M)


◆ 友だちの存在 (ふじ2)

以前のブログでも、子どもたち同士の関わりが増えた事をお伝えしましたが、日に日にお互いを意識する気持ちが深まってきています。
登園する子を指さして嬉しそうに保育士に教えてくれたり、頭や洋服に触れたりします。誰かが遊んでいると、その玩具が気になり近づいていましたが、最近は玩具はもちろんの事、お友だちが気になり側に行く事も多く、益々子どもたちの中でお友だちの存在が大きく育っているのが感じられます。
〇ちゃんはお友だちを見ては髪や服に触れていました。
触られた子は、『なんだろう?』といった表情で〇ちゃんの手を払いのけます。でも〇ちゃんは笑顔でまた手を伸ばしていました。
そこにお友だちがいるだけで嬉しいという〇ちゃんの気持ちが伝わってきます。
こうした姿が多くなってきたふじ2組ですが、これからの関係性も楽しみです。
関わりが増えた分、玩具の取り合いなどぶつかり合いも少しずつ増えてきますが、気持ちの伝え方や、順番を待つ事、思いやる気持ちなど、相手がいるからこそ育まれる心の成長も大切に見守りたいと思います。
楽しい気持ちや嬉しい気持ちを今後も沢山感じて過ごして欲しいです。
O・Y


◆ 水道 (ふじ3)

今日もいい天気だったので園庭に出てたくさん遊びました。木陰は涼しくてとても過ごしやすい陽気でしたが、日差しが当たるところは暑いくらいでした。そのため園庭に用意したジャグの周りは大人気で、自然と子ども達も集まってきます。水分補給よりは水あそびに近いようでしたが、子ども達はやっぱり水であそぶのが大好きです。
園庭の水場にはすでに子ども達があつまっています。楽しげな水音を聞いてドンドン子ども達が集まってきます。段々と水遊びは激しくなっていきます。暑いといってもまだ5月、思いっきり水遊びをするにはまだ早いと思い、区切りのいいところで水道を止めてみました。
不思議なことに手洗いの時はまだ思うように蛇口をひねるのが難しそうにしていますが、水遊びに関してはいとも簡単に水を出すことに成功します。蛇口を固く締めても☆ちゃんは水を出す為に蛇口をひねる工夫をしていました。今まで片手で蛇口をひねっていたのを両手を使ってひねって見事水を出していました。
その水をっ使って〇くんはコップにお水を注ぎいれると両手にしっかりこぼさないように持ってトコトコと歩いていきました行先を見ていると植木鉢の花に水をかけてあげていました。また水を入れると園庭の木や草にお水を撒いていました。周りを見るとちょうど保育者がプランターに植えた野菜の苗にジョーロで水を上げていました。それを真似ていたのかもしれませんが〇くんの優しい気持ちが伝わってきてとても嬉しかったです。
そしてもう1つ不思議に感じるのは、あんなに出すのが上手なのに水道の周りにいた子ども達に水を止めるようにお願いしても止めてくれないことです。出てるのが楽しいから暑い日は水が流れていると涼しげで気持ちいいのか、水道の水を汲んではあっちっこちに運び、ジャーと流し楽しんでいました。(打ち水の効果は抜群だったと思いますが)Y.N


◆どんな気持ちからくるのかな。 (きく)
今日もとてもいいお天気に恵まれました。
園庭に出て遊びました。
園庭で三つ葉のクローバーを見つけた〇ちゃんは、保育士に見せてくれると、「▽ちゃんどこ?」と言って▽ちゃんを探しにいきました。見つかるとそのクローバーを見せてあげて、その後は▽ちゃんが〇ちゃんについて行って一緒に遊んでいました。
▽ちゃんに見せたいと言って探しに行く〇ちゃんの姿が、お友だちを意識しているのだなと感じさせられます。
最近仲良しの男の子2人組は、今日は園庭の丸太を2人でコロコロと転がしていました。
壁にぶつかってしまうと、よいしょと一生懸命押したり、戻ってみたりしながら押していました。そのうちに◎くんが「ぐりとぐらだよ」と言ってにっこり微笑みました。
「◎くんと◇くんでぐりとぐら?」と聞くと、またにっこりと微笑み、コロコロ転がし続けました。自分たちのやっていることを絵本のお話に見立てて考えられていたことがすごいなと驚きました。
その後その2人は、幼児組さんが見ていたカタツムリやナメクジの入った虫かごを一緒に見せてもらいました。
お兄さんが逃がしたナメクジを、「みて」と嬉しそうに枝に乗せて見せてくれました。
でも気付くとそのナメクジはもう体が切れてしまって動いていませんでした。
かわいそうなので、土に埋めてあげようかと話してみると、「うん」と納得してくれ、一緒に埋めました。合掌し、南無妙法蓮華経と一緒に唱えて、また元気に生まれてきてねとお話ししました。
途中、2人はケラケラと笑っていたので、◎くんの腕が切れちゃったりしたら痛いよねと話してみました。ナメクジさんはそんな姿なのだと。すると2人とも、かわいそうだなという表情をしていたので、少し感じ取ってくれたようです。
死を理解するのはまだ子どもたちにとって難しいことだと思いますが、いのちを大切にするためにも少しずつ伝えて、少しずつ感じてもらえたらなと思いました。
最近は子どもたち同士の中で、友だちへの意識がより強くなってきているように見えます。
そのために一緒に遊びたい、一緒にやりたいけど、うまく伝えられずに手が先に出てしまうこともあったりと、トラブルも増えています。トラブルだけを見てしまうと、何で手を出してしまうのだ、と責めてしまいがちですが、今の子どもたちの発達をよく見て、どんな気持ちから来る行動なのかと見ていると、そのままの子どもたちの姿、気持ちを受けとめていきたいと感じます。また、そこで周りにいる私たち大人の関わりを考えさせられます。
いつでも、そんな目で見守っていきたいと感じました。
(H.K)


◆ ガタンゴトン・・きこえてくるよ! (たんぽぽ)

今日はたんぽぽ組になって初めて電車を見に行ってきました。
歩く足取りも軽やか久しぶりのお散歩に心が躍っているようでした。
地下鉄車庫までは他のお散歩先よりも距離は短めではありますが、運よく交番にはパトカーが停まっていたり、トラックにバスにたくさんの乗り物を見ながらの楽しい道のりでした。
ちょうど着いたと同時にやってきた電車。みんな大興奮です。しばらく「くるかなぁ・・」「まだかなぁ・・」と耳をすませてウキウキで待つ子どもたち。よーく耳をすませると静かな空間のなかから様々な音が聞こえてきます。鳥の泣き声だったり、どこかから聞こえてくる飛行機の飛ぶ音だったり。「なにかきこえる・・」と真剣な表情で耳に手を当てる姿は本当に可愛らしいです。
しばらくするとすぐに2台目の電車がやってきました。音に驚いてちょっと離れた場所で見る子、電車ってどうなっているのかと興味津々で近付いては覗いて観察する子など反応は様々でした。
そのあとはさほど時間も空かずに3台目・4台目もやってきて今日はたくさん見ることができました。なんともラッキーな日です。
たくさん見れて嬉しかったようで、帰るのが名残惜しくもっと見たかったんだろうなぁという表情をみせる子もいればニコニコ笑顔でお友だちと手をつなぐ子も。いろんな思いを抱きながら保育園に戻りました。
園庭で水分補給をしてからまたたくさん遊びました。
たくさん遊んで給食ももりもり食べてお布団へ。。
『今日いっぱい電車みれたね』とお話すると、「うん、いっぱいみれた!たのしかったね」「またみんなで みに いこうね」と〇くん。隣で聞いていた△くんも「また いきたいなっ!」と言ってくれました。「また いこうね」のお約束もしました。
みんなの中に楽しい思い出がまたひとつ刻まれたかな?今度は18人全員で来れたらいいなと思います。
S.S


◆刺激&何虫かな (うみグループ)

今日は前に誕生会でにじグループの女の子たちがダンスを踊ったのがすごく印象的だったようで「曲をかけて」と言ってくるゆり組の〇ちゃん、△ちゃん、□ちゃん。さっそく曲をかけると「ここはみんなでやろう」「ちょっとここで待ってて」「みんなで手を繋いで挨拶しよう」など自分たちで考えながらダンスの振りを考えています。始まる時と終わる時には必ず手を繋いで挨拶をするということが決まり、他の振り付けはまだ決定していませんでしたが思い思いの振りを踊ってみたりして試行錯誤していました。誕生会でのダンスの発表がいい刺激になったようでした。
園庭では虫探しに夢中になり切り株をどかして下にどんな虫がいるのかを探す姿が多く見られました。切り株の下には沢山のありの群れがいて「うわー。こんなにいたよ」と驚きながらもシャベルですくってみたり、触ってみたりしていました。他にもナメクジやテントウムシの幼虫、名前のわからない虫など沢山の虫をみつけ、お友達に「みてー。これ何の虫かな」と質問しに行ったり、見せに行ったりする姿が多く見られました。
子ども達のやりたいという気持ちを大切にしていきながら一緒に考えたり、挑戦していきたいと思いました。
(K.H)

◆ 今生きている (にじグループ)

今日も良い天気に恵まれ、室内遊びと屋外遊びの選択が出来ました。
先週のゴールデンウィークの反動ではありませんが、子供達の体調の変化もありました。
気温や天気のせいでもあるかもしれません。
「疲れたから寝る」と言って午前中に眠る子供もいます。
元気な姿の中にも少しの変化を見逃さないように気をつけていきたいと思います。
衣服の調節が難しい事もあり、子供達は半袖で過ごしたり、ジャンパーを着てみたりと忙しいです。
食事も「先生、食べきれない」と訴えてくれる子供もおります。いつも全量食べている子供がそのような姿を見せる事も一つのサインです。
週末という事もあり今日は体調の変化で休む子供もおりました。
今週は飼っている生き物の命が次々と消えていきました。アタフタしたり、何とか今生きている命を大切にと世話をしたり、植物のケアを必死に行っているのは子供…ではなく大人です。
子供達はそんな大人達を見ています。
「いっつもやってるね〜」と言いながら黙って見ています。
今日も保育者が観葉植物に日光を当て、更に水をあげようとベランダに植物を移動させました。
その後、ピアノの上に水をこぼしてしまいました。
「うわ〜!大変だ!雑巾雑巾!」
と保育者が慌てていました。
ピアノが大丈夫であるか音を鳴らして子供達と確認していると一つ出ない鍵盤がありました。子供達は保育者のせいじゃないか?と言う子もいました。
保育者は前からこの音は出なかったと言いましたが、周囲は、そうかは分からないという雰囲気です。
保育者は帰りの集まりに、ある保育者を呼んでいました。その保育者は、ピアノの調律の免許を取得している為ピアノを開けて中を確認してくれたのです。保育者を紹介する際に、ピアノのお医者さんという表現をしました。ピアノのお腹を見てくれるんだよと伝えると、「だからあんなにピアノが上手なんだね!」と年長男児が言いました。
診断の結果、元々の支え技が折れており水のせいではないという事でした。それを周囲に報告している保育者は非常に嬉しそうでそれを見ている子供達や私達大人も笑ってしまいました。
ピアノの調律の診断の前に保育者が自慢のピアノ演奏を披露してくれました。
曲はアナと雪の女王のテーマでした。
何とも言えない綺麗な音色です。
そのピアノの下や横で「たっちゃダメ。すわってみるの!」と小競り合いが…。
こんな綺麗な曲が演奏されている中で、取っ組み合いが始まります。
降り始めた雪は足跡消して…
(a君「エーン」b君「僕の話聞いて!」c君「喧嘩しない」)
戸惑い傷つき誰にも…
(a君「エーン」b君「僕の話聞いて!」c君「喧嘩しない」)
ありのままの姿見せるのよ〜…
(a君「エーン」b君「僕の話聞いて!」c君「喧嘩しない」)
少しも寒くないわ…。
(a君「エーン」b君「僕の話聞いて!」c君「喧嘩しない」)
曲終了。
曲とともに喧嘩も終了。
終始同じセリフを言い合った子供達。
まさに「今」〜を生きている。
今度は、ピアノのお医者さんにもなれる保育者に「手紙〜拝啓十五の君へ」を弾いて頂きたいと思います。
k★y
◆ 友だち (そらグループ)

今日は身体測定を行った後、園庭へ遊びにいきました。
もも組の〇くんが園庭へ出ると、保育者に「ねぇ、△くんは?」と尋ねに来ました。
△くんがいる場所を教えると〇くんは「△くーん!」と全速力で走って△くんの所へいきました。
電車が特に大好きなもも組男児。今までは同じ空間で好きな遊びをそれぞれに楽しんでいたのが、大好きなお友達を求めにいくようになったのだと思うと改めて感心しました。
園庭での遊びというと、築山の滑り台で楽しんでいることが多かった〇君。
△くんは◇くんと築山をころころと転がってはしゃいで楽しんでいたのですが、〇君も挑戦。転がってはてっぺんまで登り、また転がり…を何度も何度も笑顔で繰り返す姿がとても微笑ましかったです。
お部屋へ帰るのも友だちと一緒です。そろそろ帰ろうかと声をかけると、まず子どもが言う言葉は
「☆☆くんは(ちゃんは)?」です。
お友達がお部屋へ帰ったかまず確認。帰っていれば自分も帰る。帰っていなければ帰らないと嫌がります。それだけ友だちの存在を強く感じるようになったのだなと改めて気づきました。(K.Y)


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