◆5月10日(火)の子どもたち
2016年05月10日 火曜日
◆ 一瞬一瞬を大切に。 (つぼみ)

天気予報は雨マークでしたが、外は曇り空。
今がチャンスとばかりに靴下を履いて、窓を開け一足お先に保育者が外に出ると・・・
待ってましたと言わんばかりに、窓に向かってずりずりハイハイしながら向かってきてくれました。
自分で段差を乗り越えて外まで出てこれた子もいます。
まだハイハイをしていない子たちも、視線はばっちり外の方へ向いています。
いつもシートの上でお座りをしながら楽しんでいる〇ちゃん。
ここ何日かでお座りしながら向きを変えられるようになってきたり、動きも大きくなってきたのですが、今日は大きく動いた拍子に体が倒れて腹這いのような姿勢になりました。
ちょうど手の位置に土があり、はじめての土の感触に不思議そうな表情を見せてくれた〇ちゃん。
手で触ったものを次にどこに持っていくかといえば・・・そうです、口。
保育者に止められながらも、お口の周りは真っ黒になっていました。
気が付けば園庭のはじっこの方まで広がって遊んでいるつぼみ組さん。
行動範囲の広さにびっくりです。
たっぷり遊んでみんな洋服が泥だらけ。
体いっぱい汚れながら遊んでいる姿に、一日一日成長しているのだなと本当にうれしくなります。
泣いている姿も、笑っている姿も、今一瞬しかないこのときを味わっていきたいなと思います。(I.E)


◆ 公園デビュー (ふじ1)

午前中に眠くなる子も少なくなり、たくさん遊べるようになったので、ついにふじ1組も公園デビューを果たしました。
場所は『本五ふれあい公園』で、遊具などはないのですが、広い敷地にベンチや芝生があって、歩き始めのふじ1組の子どもたちには丁度いい公園です。
戸外が好きな子どもたちですが、初めての場所に戸惑うかと心配でしたが、ほとんどの子がお散歩カーを降りて自分の足で移動して遊び始めました。
昨日の雨で地面が湿っている感じや芝生や葉っぱが濡れていることを実際に手で触り感触を確かめたり、保育士の手を取って公園内をお散歩して、足で地面を踏みしめてみたり、お散歩に来た近所の方に声をかけられ手を振ったり笑顔を振りまいたり、7人それぞれの感覚で楽しみました。
ズボンや手足が汚れることを気にせず、元気いっぱいに動き回った子どもたちですが、まだまだ元気が残っているようで、バス停や中野車庫が近いので、たくさんのバスを見ることができ、「あー!」「おー!」と歓声をあげたり、「バイバーイ!」と手を振ったりして興奮気味でした。
ふじ1組として公園デビューをして疲れたのか、いつも以上にぐっすりとお昼寝をしました。
これからも、いろんなところに出かけて、いろいろ刺激を受けて、たくさんの人に出会いふれあっていける機会を作っていきたいと思います。(E.Y)


◆ 見る面白さ (ふじ2)

最近のふじ2くみの子ども達は自分の意志(気持ち)が強くなり、自己主張が強く見られるようになりました。その中でも「〇くんが使ってるのいいな~(使いたいな~)」「今自分が使ってたのに。」などの思いから取り合いが始まります。自分とは違った相手がいるからこその取り合いですが、子どもたちにとっては友達を意識してきたということでもあります。
中には〇くんが気になる(大人でいう好きという気持ちに近い?)△ちゃんは〇くんの気を引かせたいのか、わざわざ近づいてものを取ろうとする姿も見られます。取り合いをすぐ止めがちですが、それも子ども達の成長で1歳児くらいになると子ども達の中でも何らかの理由があり行っていることが多いと思います。そんな子どもたちの思い(今だからこそ感じていることなど)を大切にしながら関わっていきたいなと感じました。
友だちだけではなく保育士にも心を開くようになったり、いろいろな変化や表現も見られるようになったり、子ども達が「今何を見て何をして何を感じているか」など考えながら関わるのもまた面白いです。
今日散歩に行きバスを発見すれば「ばしゅ~」と指をさして反応したり、近くのパン屋さんのより、パンを作っているところを見ると、手でコネコネ~とパンを作る真似をしてみたり、いろんな反応を見せてくれました。通りすがる人には、手を振りご愛嬌。子ども達のいろいろな瞬間が見られ、子ども達も久しぶりの散歩で楽しい一日となりました。
(K.E)


◆ こみゅにけーしょん (ふじ3)
雨が止んでいる間に少しでもたくさん園庭に出てあそぼうと思い、急いで園庭に出てあそびました。午前中は大丈夫という天気予報を信じたおかげであそんでいる途中に明るい日差しが園庭に差してくることもありました。雲の薄い部分では青空も薄らと見えることもあり曇りながらも明るい空の下で元気にあそぶことができました。
ブーンンンという音に子ども達は空を見上げ音の主を一生懸命探していました。・・・が雲の上を飛んでいるのか、園庭に素敵な木陰をもたらしてくれる木々に遮られてか、見つけることの得意な子ども達も見るけることができなかったようですぐに自分たちのあそびに戻っていきました。
そんな中、子ども達が丸太小屋の隣のベンチに集まって何やら集中してあそんでいます。近づいてみると保育者を中心に昨日のお料理作りの続きを楽しんでいました。ハルジオンの花をカップに入れてシャベルでかき混ぜたり砂に水を入れてもらい泥んこチャーハンを作ってみたり保育者の力を借りながらも昨日の出来事を思い出して自分なりに楽しくあそんでいました。
楽しい山小屋レストランのようになった山小屋付近であそぶ子ども達の楽しい思いがこちらにも伝わてきてとても和やかな気分で過ごしていました。Y.N

◆ 「おもしろい」を十分に味わう (きく)

今日は朝の集まりで昨日も聞いていた子どもたちの名前を聞いてみました。
「〇くんです」と言えたり、「◇◇ ◇ちゃんです」と名字から言える子もいたり、恥ずかしくなって後ろを向いてしまったり、それぞれの姿でしたが、素敵にお名前を言おうとしていました。
今日は身体測定をする前にお部屋で遊んでいると、幼児組のにじグループの女の子3人がきく組を訪ねて来てくれました。ダンスを披露したいとのことで、練習して来てくれたそうです。
遊んでいたきく組の子どもたちも、お姉さんがダンスをしてくれると聞いて少しずつ集まって来ます。音楽がかかると、じーっとお姉さんたちを観ていました。
嬉しそうに笑ったり、よく観ていました。
ダンスの披露が終わり、みんなで拍手をしました。
手を差し出して握手をしてもらうと、とても嬉しそうでした。
こうやって関わりに来てくれることを嬉しく感じます。
「またきてね」「またくるよ」とあいさつを交わしてさよならしました。
身体測定を終え、園庭にいきました。
雨上がりの園庭を楽しんでいるようでした。
何人も丸くなって集まっていたところを覗いてみると、しゃがんで何かを見ている子どもたちの目の先には、排水溝の網のところに水たまりができていました。木の枝でツンツンとつついてみて、様子を観察していました。
なんで水が溜まっているんだろうねと問いかけてみましたが、みんなの頭にはハテナが浮かんでいました。雨が降ったからかなと言いましたが、そんなことには気にせずに遊び続けていました。
目の前にある「不思議」や「おもしろい」というものを見つけて、それに触ってみたり動かしてみたり、十分に堪能することが今の子どもたちにとって楽しいことなんだと感じました。
それに対して「なんでだろう」と思うのはその後なのだなと感じます。
そう思うと、今子どもたちの興味のいく先にあるものを一緒に見て、感じて、それを十分に味わえるよう見守っていきたいと感じました。
(H.K)

◆ 『まってるよ』心のメッセージ。 (たんぽぽ)
今日はお部屋で遊んでいる途中で身体測定をしました。毎月行っているのでもうだいぶ見慣れた測定器。看護士が測定器と共に保育室に入ってきたのを見て寄ってきては「んー。」と服を自分で脱ごうと頑張る子もいました。
服を脱ぐまではやる気いっぱいだった〇くんでしたが、いざやってみようとすると気持ちが乗らず嫌がって保育士に抱っこを求めます。そんな時、まっすぐ立って気をつけをする▽くんを見て「おお~」と思ったのか、一瞬目がキランと輝きました。
真似っこからやる気が湧いてきたようでかっこいい姿が見られました。「どう?おっきい?」なんて聞く子もいて、子どもたちの立ち姿がとても頼もしかったです。
昨日から降っていた雨も上がっていたので園庭に出ました。
靴が履けた子から園庭に。階段へと繋がる扉を開けていると、靴は履けているのになかなか来ない◎ちゃん。『◎ちゃんいくよー!』と声を掛けてみたのですが、一瞬こっちを見ただけで足は進みません。どうしたのかなと見ていると、あとからお部屋から出てきた□ちゃんが靴を履き終えるまで先に行かずに待ってあげていたのです。履いてこっちに向かってきたのを見て◎ちゃんも嬉しそうにやってきました。お互い何かを言うわけでもないのですが、しっかりと思いは伝わっていたようです。
先に階段を下りていった子たちのあとを追いかけると、△ちゃんと◇くん、☆ちゃんと●くんは手をつないでゆっくり慎重に下りていました。◎ちゃんも、□ちゃんの足元を心配するように何度も振り返りながら見てあげたりと・・ふとした場面からお友だちをやさしく思いやる姿が見られとても嬉しく思いました。
園庭ではたくさん身体を動かして遊びました。水路に水がたまっているのを見つけては靴のまま入っていき、びちゃびちゃという音を楽しむその顔はなんとも楽しそうでイキイキしています。気づけばどろんこまみれ・・。手にも顔にも泥がはねても眩しいくらいの笑顔を見せてくれる子どもたち、いつも全力で、本当に素敵で可愛いばかりです。たくさん遊んだ証拠、ですが毎日のお洗濯本当にありがとうございます。
S.S


◆様々な表現 (もも)
「ももぐーみさん」
「はぁーい」
子どもたちの期待あふれる元気な声で音楽クラブがスタートです。
今日は、ピアノの曲に合わせ様々な動物に変身するリズム遊び・表現遊びを行いました。子どもたちは、カスタネットを片手に、ジャンプしたり走ったりと思い思いの表現を行います。
おもしろい振りを考え友だちの前で披露する子、友だちの真似をしてみる子など様々…。子ども一人ひとりがその子なりに無理なく参加していくことで安心や楽しさにつながっているようでした。また、これが成長であり個性なんだと温かい気持ちになりました。
リズム遊び後は、全員で手をつないで輪を作り「お友だち」の歌をうたいました。
子どもたちの輪、笑顔の輪が大きく広がります。
自然と「楽しかった」という気持ちを共有できる素敵な時間となりました。
最後には「楽しかったー」「もっとやりたいね」という子どもたちの喜びの声がたくさん聞こえてきました。
次につながるよう、子どもたちの一つひとつ気持ちを大切にしていきたいです。
T.N

◆考えながら (ゆり)

講師とのご挨拶を元気よくして音楽クラブが始まりました。
元気なお友達、との講師の掛け声に「ハレールーゥヤ」と元気に答えます。
始めはカスタネットのリズムを聞き、そのリズムを答えました。
「クロー」と一人いうと「クロー」、「シロー」と一人いうと「シロー」と最初に言った子の真似っこでした。
講師が「クロ、クロ」や「シーロ」と口で言うとそれを真似して、みんなもリズムを歌います。
口で歌うことでリズムを自分たちから答えることができました。
次は難易度も上がり、黒音符は四人・白音符は二人・旗音符は一人になるというゲームをしました。
徐々に理解し、「クロだね、あっ一人多いね」と人数を数えたり、二人組になる白音符は「○くん」「△ちゃん」と仲の良い子と探すほど余裕な子もいました。
頭を使った後は男の子、女の子に分かれ、ピアノの音楽に合わせて電車になりました。
男の子はトンネル・女の子が電車と逆も行いました。
双方笑顔で電車とトンネル入れ替える、との講師の提案は目をキラキラさせ、「やる」との反応でした。
思い出しながら音楽クラブを楽しみました。
男女で分かれて楽しむことも新鮮でいつもと違った盛り上がりを見せてくれました。
(A.Y)


先週に引き続き、今日もハンドサインを使って、「ドレミファソラシド」の音階を覚えました。
講師が声を使わずにハンドサインのみで簡単な曲を行うと、真剣な表情でしっかり講師の方を見つめていました。
今日一番難しかったのは、2拍子、3拍子、4拍子のリズムを手を動かしながら歩く動作です。
「よーい」の合図で両手を挙げて準備しています。
2拍子はすぐにできる児が多かったのですが、3拍子、4拍子となると動作が少しずつ複雑になってくるので、皆さっきよりも真剣で難しい顔をしていました。
音をよく聞き、動きながら頭でよく考えている様子は、いつも行なっているリズム遊びとは全く異なった表情で新鮮でした。
自信のある子は前に出て一人で発表する場面もあり、周りで見守る子ども達にも緊張感が伝わっていきます。
楽しむだけでなく、ひまわり組になった子ども達ならではの表情が沢山見えて、成長を感じることができました。(B・K)


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