◆5月2日(月)の子どもたち
2016年05月02日 月曜日

お部屋の中で誰かが泣くと、あっちもこっちも泣き声が広がっていきます。さっきまでにこにこで遊んでいた子も、泣いている子の顔を見て「えーん」と泣き出します。
つられ泣きです。最近の赤ちゃんの研究では、つられ泣きは赤ちゃんなりの共感なのではないかと言われています。
そう思うと、この光景も子どもたちのあるがままの姿なのだなと愛おしく感じます。
そうは言っても、ずっと泣いていると本当に悲しくなってくるので、気分を変えて園庭に出ました。
さっきまでの泣き声が嘘だったかのように、みんな泣き止み、笑顔も見せてくれます。
お散歩カーに乗るのが好きな子、シートの上で自由に体を動かすのが好きな子、ベビーカーだったら楽しく過ごせる子・・・と一人ひとり楽しみ方は違います。
気づけば、最初に敷いたシートの近くにいる子は誰一人いませんでした。
ハイハイで園庭内を移動したり、歩いて園庭中をぐるっと一周したり、お散歩カーやベビーカーでこいのぼりの近くまで行ってみたり。
それぞれの好きな方法で、それぞれの好きな場所に移動して、心地よい時間を過ごした今日。
満足してくれたのか、ご飯のあとはみんなパタッと眠りにつきました。
連休後、またどんな姿を見せてくれるのか楽しみにしています。(I.E)

◆3日間のあいだに。(ふじ1)



◆ 笑顔の連鎖(ふじ2)



◆そんな日もある。(ふじ3)

今日はゴールデンウィークの中日ということもあり、8人の出席です。いつもより少ない人数なのでのんびり過ごしました。
3日の連休だけで、先週よりなんだかおしゃべりするようになっていたりと子ども達の成長のめまぐるしさを感じます。
朝の集まりでは紙芝居を見て園庭へ出かける準備をしました。園庭に行くには、「帽子」と「靴下」と用意することを伝えます。靴下ケースから自分の顔写真を見つけて自分のものを持ってきます。履けなくて、怒ったり、泣いてみたり、できないー、やってという声もちらほら聞こえてきます。靴下履くだけで一喜一憂です。
帽子は最近自分で被ろうと挑戦する姿が見られるようになってきました。ひょいっと引っ張れてかぶりやすいのかなぜか前後逆にかぶっている子が多いです。一生懸命にかぶっている様子はかわいいものです。「じぶんで」の気持ちを大切にしていきたいです。
園庭に行くと、各々好きな所へ遊びに行きました。そんな中、一人浮かない顔の〇ちゃん。朝からご機嫌斜めです。靴も履かない、帽子もいらない。抱っこで園庭へ行き、ウッドデッキに座ってのんびり。遊びたそうにしていたので、「靴を履こうか」と言って靴を取りに向かうと、また気が変わったのかやっぱり「いらない」とご機嫌斜めに。子ども達のご機嫌は山のお天気のごとくコロコロ変わります。
しばらく、〇ちゃんとのんびり過ごし早めにお部屋に戻りました。外に行けば気が変わるかと思っていましたが気分の乗らない日もありますよ。気が乗らなくても、膝にちょこんと座ってくれることに、安心して一緒に過ごせる関係を、一か月が経って少しずつ築けていることも感じられました。一人一人の気持ちを受け止めて、時には一対一でゆっくり過ごすことの大切さも感じました。
(K*S)


◆いまの姿(きく)



◆ できた!!(たんぽぽ)



◆ どんな気持ち(うみグループ)

久しぶりの登園ということもあり朝から「楽しかった」「〇〇したよ」という話をしてくれたり、すてきな笑顔がいっぱいでした。
ゴールデンウィーク週間ということもありお休みのお友達が多いので「△くんもいない」とお友達のお休みをさびしがっている子も沢山いました。
変わらず植物や虫に興味を持っているうみグループの子どもたちは園庭に出るとすぐさま虫を探しはじめあまり見たことのない虫を見つけると「先生、こんな虫がいたよ」と言って教えに行ったり、触れてみたりして観察を楽しんでいました。そんな中なみてんとうを見つけて見せてくれた☆ちゃん。「見てー、星が二つあるからふーちゃんっていうの」と言ってテントウムシに名前を付けて可愛がっていました。
そして、たくさんのお友達に「触ってもいいよ」と言って触れさせてあげたり、園庭からお部屋に帰るころには「先生、かわいそうだから返してあげる」といって園庭に離してあげていました。
さらに虫や植物を通してどういう気持ちかということを学んでいるうみグループの子どもたち。そんな気持ちを大切にしつつ一緒に発見や観察を楽しみたいと思いました。
(K.H)

◆ メダカの赤ちゃん誕生日 (にじグループ)

今日は22人と通常の約半分でした。
おやすみの子たちを休みの欄にマグネットを移すと、「えっ○くんと△ちゃんもやすみなの」「□くんもだね」と落ち込みます。
朝の集まりでは3連休明けの変化を伝えました。
おたまじゃくしが手も生え始めたことです。そして、石などを入れて顔を出せるようにしていることはなぜか、との問いには「カエルになって息ができるように」(年長児)と以前話したことを覚えて答えてくれます。
また、メダカの卵からも赤ちゃん誕生です。
「かわいい」「小さいね」と感動した後「さきちゃんの子かな、サクちゃんの子かな」とお母さんメダカを気にしたり、「お名前決めなきゃ」と大切に可愛がってくれます。
園庭ではプランターの野菜や花に水をあげました。
水を取りに水道に向かう時は「急げ急げ」と走り、水を入れた後は「・・・」こぼさないように慎重に歩きます。
種から芽が出たアサガオやハツカダイコンもありました。
「すごいね」「頑張れ」と声を掛けてくれました。
いつも遊ぶお友達がいないことで多少戸惑う姿もありました。
しかし、日ごろやったことない遊びや普段は遊ばない子たちと遊んでみたりと子どもたちなりに楽しいことを探します。
こいのぼり製作も今日はシールを用意し、カラフルにしてみたり、大きさを変えてり、好きな色をたくさん貼ったりと一人一人工夫、こだわりを持って取り掛かりました。
今日はこどもの日のためにお持ち帰りください。
今回作らなかった子もいます。その子達はお友達が作っていた姿を見ています。
今後製作をしていく中で「やってみようかな」「作ってみよう」と自発的な姿が見られるよう関わっていきたいと思います。
(A.Y)


◆ 忍者修行(そらグループ)

今日はいつもより少ない人数で過ごしました。
お友達が少ない寂しさを感じながらも、異年齢の関わりが多く見られる一日でした。
園庭へ行く支度をしながら「忍者修行をする。」と張り切る年長男児たち。子どもたちにとって忍者は永遠の憧れなのでしょうね。園庭へ着くと表情が一変。
「先生始めよう。」と手を引っ張られ…子どもたちにとっての忍者修行とは何だろうと思いました。
まず始めは鬼ごっこと、どんじゃんけんをしました。どちらも保育者対子どもたちです。
保育者(鬼)を時間内までに捕まえられるか、保育者に勝てるか。
次々に子ども忍者の仲間が増えていくため、私は体力の限界に近づきましたが、子どもたち同士が団結したりルールを考えたりして一緒に楽しむことができました。
次は、ウォールクライミングを上ってから登り棒を降りるという行程を10秒以内に出来るか。
年長児の挑戦なのですが、もも組の〇くんもじっと様子を見ています。〇くんもやってみたいけれどできないもどかしさを感じている様子だったので、築山を駆け下りて木にタッチしてから駆け上るというのはどうかと提案してみたところ、ものすごく真剣な表情で長時間繰り返していました。
忍者修行という名の身体を動かす遊びなのですが、夢中になって挑戦できることを子ども達と考えたり遊びを提案しながら楽しめたらなと思います。(K.Y)


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