◆5月31日(火)の子どもたち
2016年05月31日 火曜日
◆世界が広がる。 (つぼみ)

保育者が靴下を持ってくるのをじーっと目で追う子がいます。
保育者に靴下を渡してもらうと、満足そうにニーッと笑います。
これを履いたら、楽しい園庭の時間というのを少しずつわかってきたのかもしれません。
段差を自分で乗り越えて、みんなずんずん園庭へ出て行く中、〇ちゃんはお部屋から出る窓のギリギリのところでストップしています。
どうやら、段差に悩んでいるようです。
どうするかな・・・と思いながら、側で様子を見ていた保育者。
ハイハイで降りる見本をやってみたり、窓から出たところで「おいでー」と呼んでみたりするものの、なかなか一歩が出ません。
今日はちょっとお手伝いをして、後ろ向きになって降りられるようにしてみると、見事成功。
段差がなくなると、自分でハイハイをして園庭までやってきた〇ちゃん。
〇ちゃんの世界がまた一つ広がりました。
お外が大好きな△ちゃんは、砂場や小さいすべり台のあたりをハイハイしたり、つかまり立ちをしながら楽しんでいることが多かったのですが、今日は園庭の真ん中あたりまでずんずん進んでいっています。
△ちゃんの後ろ姿がいつもよりも小さく、そして頼もしく感じました。
満足したのか、自分でUターンをしてちゃんと戻ってきてくれました。
△ちゃんの世界がまた一つ広がりました。
毎日毎日少しずつ、だけど着実に成長している子どもたち。
今の姿をいっぱい受け止めて、一緒に成長を喜んでいきたいと思います。(I.E)


◆大聖堂まで行ってきました (ふじ1)
今日は3人と少ない人数でしたが、大聖堂まで行ってきました。
大きな御仏様を前に、じーっと見つめる子どもたち。
発熱で休んでいる子が多いふじ1組なので、「みんなが元気にそろったらまた来ます。」と御仏様にお話しして1階の敷地で遊ぶことにしました。
初めての大聖堂へのお散歩で、子どもたちも少々戸惑い気味で、しばらくその場に座り込んでいたのですが、保育士と手を繋いで敷地内を探索し大きな蓮の池に到着。
興味津々に池に近づいて中を覗き込む〇くん、その様子をじーっと見ている◇ちゃん、初めての場所でドキドキしたのか保育士の側を離れない△ちゃんと、3人が全く違う反応を見せてくれました。
他にも、たくさんのお花が咲いている所を発見し、葉っぱを触ったり、咲き切って落ちてしまった花を集めたり、いつもの園庭とは違う経験をたくさんしてきました。
いい具合にお日様を浴びて、たくさん動いて疲れたのが、帰りの道中はウトウトする子も…。
立って乗るお散歩カーでしたが、しっかりつかまり、器用にバランスを取ってウトウトする様子を見て、何とも微笑ましい光景だなと思う瞬間でした。
入園から2か月が経ち、子どもたちも体力がついてきて、少し遠いお散歩に行っても遊ぶ時間をしっかり確保して楽しめるようになり、とても嬉しくなります。
散歩に行ったから経験できること、感じられることがあると思うので、子どもたちと一緒にたくさんのことを共有していきたいと思います。(E.Y)


◆食物への関心 (ふじ2)

昨日キュウリの収穫をしたふじ2組ですが、少しずつ子どもたちの中で、野菜の存在が大きなものへと変化しているのが感じられます。
園庭に出る際、「キュウリあるかな。見に行こうか」と声かけすると、うんうん頷く子どもたち。
プランターを覗き込んだり、キュウリの花に関心を示します。
残念ながらキュウリは収穫出来ませんでしたが、笑顔がたくさん見られました。
そして関心はキュウリだけに留まりません。
〇ちゃんと☆ちゃんはその後、トマトのプランターへと足を伸ばし、まだ青いミニトマトをじっと見つめます。小さなジョーロで水をあげたり、手に触れたりと興味深々。
「まだトマトさん青いね。真っ赤になったらおいしくなるかな」と声をかけると、そのミニトマトを取る真似をし、保育士の口に運ぼうとする〇ちゃん。その姿に、まだ収穫前でも子どもたちなりに、『おいしい食べ物』という認識が出来上がりつつある事が分かり嬉しくなりました。
その後も子どもたちの様子を見ていると、2歳クラスのお兄さんたちに混ざり、プランターや花壇を眺めていたり、ヤマモモの実を集め匂いを嗅いだり、保育士と一緒に空中菜園へと足を踏み入れた子も2人います。
今後も沢山の食物が実り、収穫を迎えますが、キュウリを収穫し食べた事でより身近になった食物への関心を今後も広げられるよう、その過程を大切に見守っていけたらと思います。
O・Y


昨日、収穫して食べたキュウリ。今日は園庭に出るなり、ぞうさんジョーロを手に取り、キュウリに水をあげたがる姿があります。たらいに水を入れると、そこからジョーロに水をくみ、いそいそとプランターに水をまきます。子どもたちなりに、昨日収穫したキュウリとつながるところがあるのでしょうか。
「おおきくなあれって言うと、キュウリ大きくなるかも。」と声をかけると、「おーきくなーれー。」と言いながらお水をあげる姿もあり、なんとも微笑ましいです。これから、トマトなども実ってくる予定。。子どもたちの反応がまた楽しみです。
水で服や靴が濡れてしまった子は、お着替えをしてさっぱりしました。靴は濡れてしまったので、その後ははだしで遊びました。それを見た子たちもなんだか気持ち良さそうと靴を脱ぎ、はだしで遊びました。ちょっとドキドキするはだしの感触を味わいながら、そろそろと歩いたり、車の近くのグリーンのマットに乗ってジャンプしてみたりします。
グリーンのマットでくつろいでいると、上から「ジャンプするからどいて~。」の声が聞こえてきました。大型遊具の上の高いジャンプ台からお兄さんがグリーンのマットにジャンプしようとしています。よけると、かっこよくジャンプするお兄さん。それを見た〇ちゃんは「〇ちゃんもー」と言って、ロープ登りのほうへ行きます(そこを登ると、ジャンプ台に行けるとわかっているようです。)。ほかにも数人が寄ってきました。
「〇ちゃんもー。」と言いながら、ロープを握り、登ろうと頑張りますが、やはりまだ難しいようです。見ていたゆりぐみのお兄さんが、「しょうがないなあ。」と言いながら、お尻を押してくれましたが、やっぱりできません。
私も上に登って、上から呼んでみました。うらやましそうな顔をしながら、手を伸ばしたり、ロープにまた手をかけたり。これから、腕の力、足腰の力がさらについてくると、きっといつか登れる日が来ると思います。
今の「やりたい」の気持ちや、お兄さんたちへの憧れの気持ちがいつかのできたにつながっていくはず。そのときを楽しみに、今は気持ちや手足の力を育てていきたいです。
(T.M)


◆あおむしさん、みーつけた! (きく)

今日は昨日の雨も上がったので、お散歩に出かけました。
場所は、前に行って他のお友だちでいっぱいで遊べなかった、桜の坂公園にリベンジしてきました。
がんばって手をつないで歩いて行きました。
公園に着くと、小さいお友だちだけだったので、今日は遊べるねと喜んで入って行きました。
大きな滑り台に一目散の子どもたち。
階段とウォールクライミングのような岩の坂を選んで登っていきます。
岩の坂も上手に登っていきます。
登れると順番に滑って、とても嬉しそうです。
他にも、丸い穴が空いていたり台に登ったりもできる固定された遊具では、穴をくぐったり、その穴から向こう側にいるお友だちを覗いて目を合わせてにっこりしたり、「おにだぞ~!」と言って、鬼ブームがここでも発揮です。
あっという間に帰る時間になり、お茶を飲んで帰ろうと準備していると、何やら子どもたちが輪になって何かを見ていました。
その目の先には「あおむし」さんがいました。
子どもたちは虫を見つけるのが得意です。
すると持って帰りたいという声が聞こえ、葉っぱと一緒に袋に入れて持って帰ることにしました。
ですが、興味津々の子どもたちの中では、嬉しさからか「えいっ」と踏んでしまう姿がありました。
なんとか大丈夫かなと連れて帰りましたが・・・
子どもたちが寝静まって、保育士でよく観てみると、かなり弱っていました。生きていくのは厳しいかもしれません・・・
起きてから、子どもたちにも話をしてみたいと思います。
いのちの大切さ、嬉しいけどやっていいことといけないことがあり、大切にできるように、子どもたちに感じてもらえたらなと思います。
(H.K)


◆大好きな園庭で・・(たんぽぽ)

昨日雨で少ししか出れなかったので今日は園庭に出てたくさん遊びました。
ログハウス横の机では最近お料理にはまっている女の子たち。
また何か真剣に作っていたのでお邪魔してみると、今日はコーヒーゼリーを作っていました。泥の色がコーヒーを連想させたのでしょうか。水を含ませてまぜながら本格的です。
すると、「これは、コーヒー味だからね、小さい子はたべられないの」「先生はたべられるよ」「あ、〇くんもたべれるよ」と教えてくれました。
どうして〇くんは・・と思っていると、「〇くんはおっきいからね~!」とのこと。
〇くんはたんぽぽ組の中で一番背が高いのです。そうきたか・・!と思わず笑ってしまいました。子どもたちの考えてることは面白いです。
「コーヒーはからいの~」と。苦いの間違いかなと思って言ってみると「いいの、これはからいの~」「うわ~からっ」と二人で笑い合ってとても楽しそうでした。そんなやりとりも微笑ましいです。
そんな楽しそうな姿を見て、みんなが集まってきては、コーヒーゼリーに入れるものを次々と持ってきます。でも□ちゃんは枝はどうやらNGのよう。「これはいれないで」と伝えます。
それを聞いてあるところへ走っていった△くん。持ってきたのはヤマモモの実でした。
それを見て□ちゃんも「いいよ」とうなずくので△くんも嬉しそうに何度も持ってきていました。枝がだめならと小さい小石を持ってくる子もいたりと、みんなの想いがたくさんつまったコーヒーゼリーになりました。
そのあとはみんなでトンネル滑り台へ。とっても楽しい笑い声がどこまでも響きわたっていました。楽しいことは何度やっても飽きない子どもたち。同じことで何度も大笑い。それも『友だち』という存在があってこそ、更に楽しいものになっていると感じます。
S.S


◆次はどんな曲 (もも)

音楽クラブがあり、ホールにつくとウキウキしながらお山座りをして講師が来るのを待っていたもも組の子どもたち。
始まると、講師から「風さんってどんな感じかな」と質問され、みんな思い思いに髪の毛をあげたり、手でゆらゆらと風を表現したりしていました。
思い思いの風を考えながら曲のリズムに合わせて手をぱちぱちと叩いたり、走ったりしながら楽しんでいました。
風の次はお友達と一緒に電車になりきって曲に合わせて走ったり、歩いたり、止まったりよく耳をピアノに傾けて聞いていました。
この曲がなったら座る、歩く、走るというのがわかるようになってすぐに行動できるようになってきたもも組たち。
そんな姿に成長をひしひしと感じました。
今度の音楽クラブではどんな姿を見せてくれるか楽しみです。(k.h)


◆これがいい!でもそっちでもいいよ。(ゆり)
ホールに入るとまず男の子・女の子に分かれて列に並びます。保育士が「女の子は前で男の子は後ろだよ」と声を掛けるとその声かけ一つで子どもたちは自分の並ぶ方向へと進み、しっかり座って講師を待っていました。
ピアノで音楽が奏でられ始め、【素敵なゆりぐみさん】という講師の歌声から音楽クラブはスタートです。咄嗟の事だったので子どもたちは一瞬頭の中がハテナに・・・でも、すぐに気持ちを切り替え先ほどの歌声に返事するように【ハーレルーヤ】と元気に歌うゆりぐみの子どもたち。少々恥ずかしさは残るようですが表情はにこやかでした。
まずは今日は音符の名前とリズムのおさらい。ホワイトボードに音符カードが並べられ一つずつ子どもたちに聞いていくと、子どもたちの中にはしっかり音符の名前は刻まれており『くろおんぷ』『スキップおんぷ』等とスラスラ出てきます。そして、男女に分かれてのリズム確認。ホール中を気持ち良さそうにスキップしたり、くろおんぷでタッタッタっと行進してみたりと体を思いっきり動かして表現している姿が伺えました。
この後はちょっと難かしいやり取りがありました。くろ・しろ・はた・スキップそれぞれの音符に、タンバリン・トライアングル・すず・カスタネット(音符の順番に合わせています)の楽器を一つずつ担当を決め、そして子どもたちにはどの楽器でリズムを奏でたいか選んでもらうことになりました。しかし、楽器の数に限りがあるので全員が希望の楽器になるのは不可能です。子ども達にも楽器の数・何人できるかを伝え誰か譲ってくれる人はいないかと声を掛けてみました。
最初は、やっぱり自分の選んだ楽器がしたいなという様子が伺えましたが子どもたちなりに色々考えたのでしょう。『はい』と手を挙げ、他の楽器に移動してくれる子が何人も出てきました。「本当にいいの?」と聞くと『うん、いいよ』と優しい表情。『わたしも』『ぼくも』と優しい気持ちをたくさん感じました。自分の事を優先したくなる気持ちはよくわかります。
そんな中、周りの状況を見て考えられるのは凄いです。子ども達の優しさもあって無事にみんな楽器を手に入れられました。
自分が担当するリズムが鳴ると自信満々にすぐ気付いて立ち上がったり、あれ?これかな?と様子を見てみたりと色々な表情を見せながらもそれぞれのチームでリズムを合わせて楽しんでいる子ども達でした。
K・E


◆頑張りました (ひまわり)

久しぶりの音楽クラブでは異なったリズム・楽器をみんなで行う楽しさを味わいました。
ご挨拶の後、四分音符はタンバリン、二分音符はトライアングル、八分音符は鈴と音符・楽器を分けました。
この楽器をやりたい、という考えの子もいる中、この音符がやりたいという考えの子もいました。
他の音符に惑わされずにしっかり叩き続けないといけない、と講師から言われると、
「同じ音符同士の友達を見ればいい」
「頑張ればいい」
「教えてあげる」
と年長らしい発言が飛び交いました。
タンバリンチーム・トライアングルチーム・鈴チームの三チームがチームごとで練習する時は他の二チームは休憩です。
その時は楽器を置き、チームの練習する姿を見守る姿がありました。
三チーム合同で三つの音符と楽器を合わせると惑わされてしまう子もいましたが、間違えていることに気づいたり、教えたりと助け合う姿も見られました。
最後には一チームから一人代表で前でやってくれる人、と言われると一人では少し自信をなくしてしまい最初はあまり手が挙がりませんでした。
徐々に他の友達がやってるのを見て、自信がつく姿がありました。
練習ではできる自分たちの音符もみんなでやるとつられてしまい、苦戦する年長児。
しかし、上手にできると講師からかっこいい、すごいと褒められ満足な表情で音楽クラブを終えました。
(A.Y)

Posted in 園のこだわり