生命は授かりもの
2016年04月07日 木曜日
京都市山科区にある一燈園の当番・西田多戈止先生のお話を聞く機会をいただきました。
一燈園は、多戈止先生の祖父にあたる西田天香先生によって創始されたもので、天香先生は『てんこうさん』と愛称で皆さんに呼ばれていたそうです。
『生命は授かりものであり、生きようとしなくても生かされる』『生かされているから感謝して働かせてもらう』『必要な食は求めなくても与えられる』という生き方を基本としているそうです。自然にかなった生活をすれば、人は何も持たなくても、また働きをお金にかえなくても許されて生かされるという信条を基本に、懺悔の心をもって、奉仕の生活を行っている、という説明を聞きました。
映像では、一燈園の皆さんが並んで、町へトイレ掃除に向かう様子がありました。それぞれ手にバケツと雑巾を持って『トイレの掃除をさせてください』と家庭を訪問するそうです。その業により、つねに他より下に自らを置き、悩める人、弱い人の立場で生活することを実践しているそうです。そのほかにもたくさんの学びをいただきました。
一燈園の取り組みは、その日初めて知りました。反省と感謝の中にある本当の心の平和を教えていただき、心から感動し、気持ちが晴れやかになりました。こんなに世界の平和のために実践している方々に対し、恥ずかしくない生き方をしていかなければならないと思いました。そして、まず私の実践として、世界の不幸や争いを作り出す原因が自分の心の中にはなかったかを振り返ることを心がけていきたいと感じました。
保育主任
Posted in 三感ブログ