◆4月19日(火)の子どもたち
2016年04月19日 火曜日
◆一人ひとりのペースで。 (つぼみ)
今日もとってもいいお天気だったので、園庭へ出ました。
昨日はお散歩カーで気持ち良く園庭に出られた〇ちゃん。
今日は涙がこぼれました。気分を変えて抱っこで園庭をぐるっと周ると、ピタッと泣き止み、周りの様子をよく見始めました。
菩提樹のきれいな葉っぱの近くに寄ると、保育士にぎゅっとくっついていた手がぐーんと伸びて、葉っぱに触りたいよーとアピールしてくれました。葉っぱに手を近づけると、葉っぱをにぎにぎと触り、にっこり微笑んでくれました。
△ちゃんはお外が大好き。抱っこだと安心できるようで、今までは抱っこで園庭をぐるっと周っていたのですが、今日は初めてお散歩カーに乗ってみました。はじめは泣いていましたが、お散歩カーが動きだすと『案外、悪くないなあ。』という表情で、風を感じたり、お日さまの暖かさを感じているようでした。
昨日はよかったけれど、今日はダメだったり、反対に昨日はダメだったけれど、今日はよかったり・・・。
毎日声にはならない気持ちを体いっぱいで表現してくれる子どもたち。
受け止めかたは、一人ひとり違いますが、色々と試しながら少しずつ一人ひとりのことを理解していきたいなと思います。(I.E)

◆園庭を満喫中 (ふじ1)

今日は、朝のミッキー体操の後に、子どもたちが何となく集まっていたので、初めて絵本を読んでみることにしました。
子ども達も見たことがある『だるまさんが』を始めると、遊んでいる手を止めて保育士に注目してくれました。
中には、絵本の中のだるまさんと一緒に体を揺らす子もいて、反応の良さにびっくりしました。
読み終わった後は、そのまま外に行く準備をしました。
保育士の「お外行く?」の声や、靴下入れを持ってきた保育士を見て、嬉しそうに近づいてくる子どもたち。
まだ、自分で履くのは難しいですが、足を出して来たり、保育士のほうを向いて座ってくれたりと、「早く履かせて」という思いが伝わってきます。
園庭に出ると、すでに2歳児が遊んでいたので、その様子を見て同じようにシャベルを持ったり、砂場に入って山に登ろうとしたりと、子どもたちなり刺激を受けていることが伺えます。
特に刺激を受けていたのは〇くん。
年長児がロッククライミングをしているのを見ると、足をあげて上ろうとしたり、ロープにぶら下がっているのを見ると、ロープに触りに行ったりと、とにかく真似をしているようで見ていてとても面白かったです。
〇くんの気持ちは「ぼくも年長さん」だったのかもしれません。
数日前までは、園庭に出ると「だっこして~」と言っていた子どもたちも、今では園庭遊びを満喫。
自分で園庭を移動して好きな遊びを探索中です。
いろいろな影響を受けて、楽しいことを見つけてほしいなと思います。(E.Y)


◆ きたきた! (ふじ2)

最近子どもたちも、少しずつ新しい環境に慣れてきて機嫌の良い姿が続きます。ふじ2くみの子ども達はいろんな言葉を発したり理解していることが多く、言葉や仕草で「ちょうだい」「あっちいきたい」など表現してくれます。いろんなことを理解している分、よく周りの言葉も聞いている子ども達は「さんぽ」「えんてい」などの言葉にすぐに反応し「はーい」と喜ぶ姿も見られます。
そんな今日は丸ノ内線の車庫に行くことにしました。行く前も散歩カーを見つけると「散歩に行くんだ」と分かっているようで自分から乗ろうとしていました。初めての道で「どこへいくんだろう?」と不思議そうな子もいましたが、到着すると同じタイミングで電車が来ていました。
「電車来てるよ。待ってー」と少し早めに進むと〇ちゃんが「わ~」と声を出したり、次に来る電車が来た瞬間も「おっおっ」といい反応を見せてくれました。あんなに近くで見ることのない電車に興奮して、「きたきた」と大喜びの子ども達。もっと見たくて泣きべそをかく姿もありました。
園庭でもたくさんのお兄さんお姉さんに関わってもらい、楽しそうなふじ2くみの子ども達でした。
食事の前に手を合わせて「食前感謝の言葉」をいうのですが、それも定着してきてしっかりいただきますもできるようになりました。
子ども達といろんなものに触れたり、たくさんお話していきたいなと感じました。
(K.E)


◆ 暖かいつながり (ふじ3)

今日も全員集合のふじ3くみ。朝の集まりでは、「ぴったんこってきもちいいね」の紙芝居を見ました。お友達と、おでこやほっぺ、手や足の裏をくっつける紙芝居です。保育士とぴったんこしてみる子、自分の両足の裏をくっつけてみる子、友達同士のぴったんこはまだ少ないですが、子どもどうしのコミュニケーションも日々増えてきています。
お友達の使っているものに興味があったり、絵本を一緒に見て笑いあったり、手をつないだり。泣いている子がいると、みんな集まってきて、いい子いい子します。園庭で転んでしまった子がいたのですが、それを心配そうに見ていた◎くん、私のところにやってきて、ちょっと険しい顔で、なにかごにょごにょ言いながら(まだちょっと聞き取れません)、転んだ子を指さし、地面を指さし、ぶつけた頭の部分を指さし、えーんえーんと泣き真似。言葉ではまだ伝えるのは難しくても、泣いている友達を心配して、一生懸命伝えようとしてくれる◎くんの気持ちがうれしいです。
育子園にお兄さん、お姉ちゃんがいる子が多いふじぐみの子どもたち。園庭では、兄弟同士の交流はもちろん、そこから広がって別の子も一緒に遊んでもらったり、親しい保育士に寄ってきたおねえさんが一緒にお部屋に帰るのを手伝ってくれたりします。ひとりとひとりの暖かいつながりが、ちょっとずつ広がっていくのを日々感じ、育子園全体が大きな家族のように見えます。
(T.M)


◆お店屋さんごっこをしていると・・・・ (きく)

今日は園庭にある木のお家で、保育士と子どもたちが楽しくお店屋さんごっこをしました。店員は子どもたち、お客さんは保育士です。
保育士:「何が売ってますか?」
Aちゃん:「ジュースですよー」
Bくん:「カレーでーす」
Cちゃん:「オレンジジュースでーす」
保育士:「カレーとオレンジジュースください」
Aちゃん:「(カレーには)お野菜(葉っぱ)を入れてー」
Bくん:「オレンジジュースでーす(土をコップの中に入れる)」
Cちゃん:「カレーのごはんだよー(土を入れる)」
このような会話をして、楽しんでいる所に「ブーーン・・・」。保育士も子どもたちも上を見上げると、そこに虫が飛んできました。保育士の「お家ににげろー」の声で子どもたちも「にげろ―」と言って木のお家の中に隠れました。虫は別の方向に飛んでいき、子どもたちは「虫さんバイバーイ」と手を振っている子どももいました。
保育士:「虫さんどこかにいっちゃったね」
Dくん:「こわかったー」
Eちゃん「虫さんとバイバイできたー」
Fくん:「(虫の飛んでいった方向を見て)・・・・・・・・」
Gちゃん:「カレーが冷めちゃったよ」
Hくん:「オレンジジュースこぼしちゃった・・・」
虫を見た感想や、その前にしていた遊びの心配、保育士の表情を見ている子どもなど、一人ひとりの子どもの見ている視点が違うのことに、成長を感じるとともに、驚きを感じています。
そして、日々の園生活の中で「保育士と子ども」・「子ども同士」とのコミュニケーションを互いにとり合い、言葉・表情・思いをくみ取る力を、関わっていた保育士と子どもたちから改めて学ばせて頂いた日となりました。(K・K)

◆ お友だちのために・・! (たんぽぽ)

最近机上遊びなどでも遊び込む姿がとても増えてきています。朝おやつを食べたあとも「パズルがしたい」「粘土がしたい」「プチプチがいい」とやりたいことを教えてくれます。
せっかく遊び込んでいるのを無理に終わらせてしまうのはもったいないので、最近はミッキー体操を流さずに遊びが続けられるような環境を保障したりと、その時の子どもたちの様子によって関わっています。
今日もお部屋でのんびり遊んでいると〇ちゃんが「園庭に行きたい」とはりきっていて、一番に帽子を被っていました。そんな〇ちゃんを見つけた□くん。園庭に行けると察知したのか、すぐさま帽子を取りに向かいました。それにつられたように帽子を取りに行く子どもたち。いつの間にか準備も終わっていました。
いつもよりも早い時間から園庭に出たので、のびのびといろんな遊びを見ているようでした。
「ボールください」と△くんと▽くん。一人一個ずつボールを持って走ったり、ボールを蹴って進んだりととっても楽しそうです。
広い園庭には、ボールを蹴って進むには障害物があります。木や花壇の間も小さい体でスイスイ器用に通り抜けて追いかけていきますが、ボールはウッドデッキの下に転がり止まってしまいました。そこのウッドデッキは4台がくっついていたので、真ん中に入っていくとなかなか取りずらいのです。
△くんの黄色のボールが入っていってしまい、しゃがみこんでボールの行く末を覗き込みます。お水を飲んでいたふじぐみの子まで一緒に覗いて見ていました。
△くんは困り顔。さぁどうしようか・・と考える間もなく、「▽くんがとってあげる」と中にもぐりこみ取ってあげたのです。
「はい!とれたよ」 「ありがとう」 そんな会話も聞こえてきました。
自分のものだけでなくお友だちが困っていたら考える前にまず行動!の姿がとっても素敵で優しさに溢れていました。
S.S


◆いろんないろが混ざり合う (うみグループ)

電車ごっこからダンボール電車作りが始まり、絵具の楽しさを知った子どもたち。
昨日に引き続き、年長の女の子を中心に絵具でお絵かきをしました。
筆の使い方や、絵具の出し方、水や水気を取るタオルの準備まで、ほとんどを子ども同士で始められるようになりました。
パレットに出した絵具を隣の同士混ざり合わないように一回一回綺麗に筆を洗い、色を混ぜて新しい色を作る時には「ここは混ぜていいところにしよう」と皆で決めていきました。
几帳面な女の子たちが集まると、少しでも絵具が垂れてしまったり、手につくのを気にしてイライラしだす子もいました。
そんなときには、「そんなに怒らないでいいじゃんね?」と言ったり言われたりしながら、思い通りにいかないイライラのやり場に困っている場面もありました。
色が沢山混ぜりあうのを楽しむ子や、それを嫌がる子と様々でしたが、完成し「なんの絵を描いたの?」と聞くとどの子も「オーロラ」と「雪」のどちらかでした。
今は絵を描くというよりも色や筆で描く感触を楽しんでいるようでしたが、完成すると後付のように自分の中にあった物語を話だしたり、お友達と同じテーマのものがうれしいようでした。
(B・K)
◆ いきているもの (にじグループ)

今日は朝の集まりで昨日からお部屋で飼っているおたまじゃくしの話をしました。
おたまじゃくしはカエルの子ども。
子ども達は何となく知っているようです。
お世話の仕方や体の成長や進化についても子ども達は知っています。
答えを知っているのならば、成長を目の当たりにして「感じる」ことが第一のように感じます。
名前の由来についても話しました。
一緒に育てているメダカの名前の由来は「目の位置が高いからメダカ」「目の位置が低ければメヒク」と・・・。
おたまじゃくしは何故おたまじゃくしなの?
「うまれたときからおたまじゃくしだから」
「おたまじゃくしみたいだから」
「くろいから」
「おたまみたいだから」
「杓子みたいだから。しっぽが持つ方で、頭がすくうところみたいに。お寺で手を洗う時のような感じだから。お玉みたいで杓子みたいだからおたまじゃくしってことじゃない?」(年長児の発表)
子ども達の中で様々な意見が出ました。
どうしておたまじゃくしは黒いのだろう?
「黒いおたまもあるからね・・・」
「黒いから」
「最初から黒かった」
今後も更なる発見と不思議が見られる事が楽しみです。
更に、以前空中菜園で捕まえた蛹を虫かごに入れて成長を待っていたのですが今日、羽化しました。
「蛾でした」・・・・。
うすうすは気づいていたのですが・・・実際羽化すると少し不気味な成り立ちです。
もしかしたら、毒のある蛾かもしれないと子ども達に忠告をすると「離れて」「あぶないよ」とリーダー格の子どもが言います。
生物・命・成長は子どもの興味をそそる題材であると常に大切にしていきたいと思います。
k☆y
◆畑へいこう (そらグループ)

昨年度、さまざまな野菜を育てた経験を振り返りながら大豆を見せると、
「おには外の豆だ。」
「枝豆になるんだよね。」と思い出して話す子どもたちでした。
空中菜園で枝豆を育てる予定なのですが、大豆をそのまま土に植える前に
水に浸して「豆苗」を育ててみることにしました。
大豆を一日水に浸すと水を吸って初めの大豆の倍ほどの大きさになりました。
目で見てみるみる変化していく豆苗を毎日継続して観察していけたらと思います。
また、準備行程として畑を耕しました。
始めはシャベルを使って畑を耕すことを楽しんでいたのですが、次第に虫探しの方が夢中に。ミミズやコガネムシの幼虫など沢山見つけることができて嬉しそうでした。
自然に沢山触れることが楽しい時期になってきました。
生き物と共に一緒に成長していける喜びを味わっていけたらと思います。(K.Y)
Posted in 園のこだわり