◆4月6日(水)の子どもたち
2016年04月06日 水曜日
◆ 子どもたちの泣く中に、生きる力を感じます (つぼみ)

朝から泣きの大合唱になりました。ついにママと離れる意味が分かってきたのでしょう。ママが荷物を入れに行くちょっとした時間でも振り返って泣き出します。気分を変えるために、ベランダにシートを敷いて外の気持ち良さもちょっと味わいました。
玩具を手にしたり、ハイハイしたりしているうちにおやつになりました。おやつは「あかちゃんせんべい」。泣いていた子も泣き止みモグモグします。それからは泣かずに遊びだしました。本当に慣れ保育中、泣いていても「あかちゃんせんべい」を口にすると泣き止んでくれるので、おせんべいは偉大です。助けられています。
大合唱が続くかと思ったら、遊びだす姿に驚きます。泣いても抱くと、すぐに泣きやみます。そして保育士の顔をジーッと見ています。恥ずかしくなるぐらい「何か付いてる」と聞きたくなるぐらい見つめられています。そうやって、この人誰だろうと思いながら、覚えようとしてくれているようです。今日もジーッと見て手を差し出して来てくれるようになってきました。
こんなに小さいのに、初めての場所、初めての人を覚えようとする姿に感動を覚えます。子どもたちのたくましさ、生きる力を感じます。私の方が教えられる日々です。子どもたちに「どうぞよろしくね」と声をかけてながら、ゆっくりと子どもたちの関係を繋げて、深めていきたいと思います。M.K


◆ 少しずつ (ふじ1)

ふじぐみ生活も数日すぎ、子どもたちにも少しずつ嬉しい変化があらわれてきました。
泣いている時間が短くなったのはもちろんですが、笑顔が見られるようになったこと、そして、何より嬉しかったのは、私たち担任をめがけて、近づいたり、抱っこを求めてきてくれるようになってきたことです。
少しずつですが、仲良くなれてきたのかなと感じています。
ふじ1組の子どもたちの好きなことも少しずつわかってきました。
それは、戸外遊び。
お部屋では不安そうにしていた子も、靴を履いて園庭に出ると、笑顔で砂遊びをしたり、ハイハイやゆっくりとした足取りで園庭を移動して楽しいことを見つけたりと、とっても生き生きしていました。
給食の準備ができて声をかけると、「帰らない」と泣いてしまう子がいるほど、お外が大好きなんだなと実感しました。
また、写真には残せませんでしたが、園庭で大好きなお兄さんお姉さんに遊んでもらったり、園庭から保育室まで送ってもらったり、中に入って着替えを手伝ったもらったりと、沢山お手伝いをしてもらって、とっても嬉しそうでした。
こうして、ゆっくりと少しずつ関係づくりをして、好きなもの・楽しめるものなどをお互いに見つけ、感じていき、何か月か先には、登園時に子どもたちが笑顔で「おはよう」と言ってもらえるように、私たちも頑張りたいと思います。
朝は泣いてしまっていて、後ろ髪を引かれる思いもあるかと思いますが、子どもたちは楽しめるものを見つけ始めているので、ご安心ください。(E.Y)


◆ ミッキーに負けない! (ふじ2)

昨日・一昨日とは一転し、今日のふじ2くみの子どもたちは大合唱。昨日まで平気そうだった〇ちゃんも今日はほかの子と一緒に大泣きの一日。大人が思っているほど子どもたちは「平気」ではなかったんですね。大人のようにすんなり新しい環境には慣れないのが本来の1歳児の子どもの姿なんだと感じました。泣くことが新しい環境でやっと吐き出せる手段なのかなと、子どもたちの姿に少しホッとしました。
お母さんお父さんと離れるときに一瞬だけ泣いてあとはお友だちと同じもので遊ぶ姿も見られたり、遊びに夢中で「おやつだよ」と呼んでもなかなか動かなかったりという姿も見られました。「園庭行く?」「ご飯食べる?」などの言葉にはしっかり反応する子どもたち。泣いていても体の向いている方向は園庭。自分のロッカーやくつもわかっていたり、子どもたちの記憶力もすごいなと感じました。
園庭に出るのに柵があるのですが、そこを開けるとずっと泣いていた△ちゃんも自分から繰り出し、すべり台へと向かっていきました。ふじ2の子どもたちはすべり台に興味を持ち、上ってはすべりの繰り返し。終始笑顔を見せててくれる瞬間もあり、嬉しくなりました。
育子園にはたくさんのお兄さんお姉さんがいたり会ったことがなかった保育者もいたり、驚くこともたくさんあったと思いますが、担任の顔を覚えてくれ少しでも安心できると感じているかのように、思い出して泣いたりしたときに、担任をめがけて来てくれるようになりました。
慣れ保育4日目ですが、子どもたちなりに少しずつ慣れているんだなと感じた一日でした。今日はお昼寝までの子もいましたが、たくさん動いて、食べて、すぐ寝てしまいました。
目に見えない子どもたちの不安を少しでも安心にできるように関わっていきたいです。
(K.E)


◆なかよし (ふじ3)

今日は、少しずつ慣れてきた新しい子ども達もミッキー体操の曲が流れると嬉しそうに曲に合わせて保育者やまわりのお友達の踊るのを見て真似をして楽しそうに踊っていました。まだ「ままー」と突然思い出したように泣くこともありますが子どもの慣れる速さに驚いています。進級児さんたちも新しい環境の中、とても楽しく自分の好きな遊びをして過ごしている様子を見ると、とても成長を感じます。
そんな中久しぶりのよい天気なので園庭に出てたくさん遊んできました。外に出る時は出るのがうれしいようでみんな急いで靴下を履こうとしたり帽子をかぶろうとして頑張って支度をしていました。靴を履いて元気にはりきって園庭に出ていきました。
園庭ではすべり台で楽しくすべったり砂場でコップに砂を入れたりしてあそんでいました。
すべり台で遊んでいた〇くんと☆ちゃんは気が合ったようですべり台の階段を上った所の台の上ですべる前に柵から顔を出して「ば~」とニコニコ笑いながらしていました。声をかけるとさらに嬉しそうに「ば~」とふたり仲良く息の合ったコンビのように楽しく遊んでいました。
〇くんは進級児さん、☆ちゃんは新入園児さんです。段々と仲良く楽しくあそんでいけるといいなと思いました。Y.N


◆ 登りたいよー! (きく)
今日は年長・年中のお兄さんお姉さんが、アスレチックの上部に上手に登っている姿を見て、登りたくって何回も挑戦して、なんとか上に行きたい様子のきく組子どもたちです。
右側・左側で試したり、足が先か手が先かを模索していました。しかし、やはり登れず「先生手伝ってー」の声の嵐となりました。
そこでヒントとして「他に登れそうな場所はあるかな?」と子どもたちに聞いてみると、少しの間沈黙の中、園庭を見回していると一人の子どもが「あっちにもあるよ」。この観察力には私も驚きました。その一言で、みんな綱のあるアスレチックの前に集合し、一人づつ挑戦しましたが、登れずみんなの気持ちが下がりかけた所に・・・・「ブーーン」。この音に気付いた子どもが「飛行機」と言った言葉に対し、「飛行機に助けてもらえば上に行けるよ」や「飛行機助けてー、おーい」と子どもたちの会話は大盛り上がりでした。
この様子を見て、子どもたちの1日1日の成長の中での驚き、共に発見し、視野が広がるきっかけけを頂くことが出来ました。できなかった時のくやしさ、みんなで一緒に会話した楽しさ、まさか飛行機に助けてもらおうと考えるなんて、という発想の柔らかさなどを保育士と子どもが共に学んでいく大切さを改めて感じた1日となりました。(K.K)

◆ 優しくて頼もしいたんぽぽ組さん (たんぽぽ)

今日は気持ちのいい青空の下、園庭に出て遊びました。
昨日はテラスで遊んでいたふじ組の子どもたちも今日は園庭に出てきていました。
ちょこんと地面に座っている子を見て、「赤ちゃんいるよ」「ちいさいね。かわいい。」と言って嬉しそうに近付き、優しく頭をなでてあげたり、泣いている子がいれば顔を覗き込んでみたり手を差し伸べてあげたり。
「くつがぬげちゃったよ」と教えに来てくれたりと、少しでもお手伝いをしてあげたくて大忙しでした。
去年の今頃は、みんなもたくさんたくさん泣いていました。そんな時にお兄さん・お姉さんが優しく声を掛けてくれたことを今でも鮮明に思い出します。
こうやって自然と子どもから子どもへと優しさが伝わっていきます。小さい子の目線になって寄り添う姿を見て、心も身体も大きくなったなぁと子どもたちの成長をとても感じます。
そして、太鼓橋には子どもたちが集まっていました。頑張って登ろうとする姿を見て集まってきたようです。
すでに一人で登れる子もいるのですが、まだまだ悔し涙を流す子が多く、それでも諦めずに何度も何度も頑張る姿は本当に輝いています。
登れるお友だちや、お兄さん・お姉さんの登っているところをじっくり観察して、何度も繰り返し挑戦しました。最初の一歩だけ、おしりを少し支えているだけで、(大丈夫だよという安心感を持たせてあげて)あとは自分の力で最後まで・・・なんと二人も登り切ることができたのです。
近くで見ていたお友だちも「がんばれー」「すごいっ」とたくさん応援してくれました。その言葉もきっとその子にとってすごいパワーになったのだと思います。
喜びの笑顔はとびっきり素敵でした。
それを見て闘争心に火がついたようにきく・たんぽぽ組の子が集まってきて次々と挑戦。とっても頑張っていました。
体力もつき、できることも増え、いろんなことにどんどん挑戦しています。そんな子どもたちに寄り添い、サポートできたらなと思います。
S.S


◆ ちいさな集団 (うみグループ)

今日は、お部屋で相撲大会をしたり、園庭でも沢山体を動かして遊びました。
肌寒い日が続いていましたが、今日はとても暖かく、子どもたちは「夏がきたみたい」「プール入れるかも」と喜んでいました。
もも・ゆり・ひまわり組、それぞれの遊びへの興味や遊び方、お友達や大人との関わり方などの発達が異なります。
一緒に生活していく中で、ひまわり組の子どもたちがやっている遊びに興味を持ち、ゆり組の子ども達が「ぼくもやってみたい」と近寄ってきて、「ちょっとゆり組さんには難しいかもなぁ」と言われながらもやってみる姿をもも組が見ていたりします。
見て学ぶことが多く、特にお友達との会話の中では、口調まで真似て「仲間にいれて」「〇〇やりたい人この指とまれ~」と言っていたり、「やめて」や「やりたくない」としっかり自己主張できるようになったりします。
園庭では、同じ遊びに興味のある子ども達が小さな集団になって遊んでいました。
もも組は車に入りきらないくらいの人数でギューギューになりながら「ぼくが座ってたよ」とやりとりをしていました。
ゆり組は虫さがし。
一人がリーダーシップを発揮すると、「次はあっちで探してみよう」「これは珍しいから帰りの会で先生に発表するって言っておこう」と話していて、それに周りの子ども達が「うん!」と賛同してくれていました。
ひまわり組は、氷鬼やかくれんぼ、トランポリンでワニゲームを楽しみました。
ルールのある遊びを皆が理解し、それを守って遊べるようになりました。
それぞれの関わり方でお友達との関わりを持ち、遊びの中で沢山の事を吸収している子どもたち。
小さな集団の中でいろいろなことを感じながら成長しているのだなと感じました。(B・K)


◆ 待つ (にじぐるーぷ)

今日は久しぶりのすっきりとした天気です。
朝の時間からベランダに出て元気いっぱい遊ぶ子どもがおります。
ベランダ遊びは人気です。三輪車やスクーターが使えるので順番を待つ事が経験できます。更に、人数が多いとやっと乗れたのも束の間・・・今度は三輪車の道路が混みあいます。ここで渋滞が発生します。「ぷーぷー」と叫んで顔を横から出し「まだなの?はやくいってよ」という子どももいます。大人社会とそう変わりません。なかなか進めず・・・追い越しは禁止(子どもルール)絶対待つが鉄則の様なのでここでも「待つ」という経験が出来ます。
室内では昨日の続きでお寿司屋さんのすし作りをしていました。
油粘土で作るお寿司は何度でも成形可能ですが紙粘土はそうはいきません。
「かみねんどでやりたい!」
と声は上がります。すぐにそうだねと受け止めつつ、紙粘土の性質を伝えます。性質を伝えたところで本当に理解しているかというとそうではなく・・・。百聞は一見にしかず。
しかし、今紙粘土を出すタイミングではないとみています。(粘土遊びの様子や手先の様子を見て)
ただただ紙粘土はおあずけ、我慢するだけ・・・ではつまらないので「油粘土でお寿司サンプルを沢山作ってみる」という一つの課題を共有してみました。それまで期待を持って遊びに取り組み紙粘土を「待つ」子ども達。
園庭では沢山の子ども達が遊んでいました。
子ども達がやりたい遊びを見つける事は目的を持って取り組むという姿なのですが、目的を持って取り組む気持ちはできていても実際には取り組むことのできない環境だったりします。小さい子ども達がいる環境だったり、人数の多い少ないでやれる遊びも限られます。それでもやりたいのであれば「待つ」事が必要です。
今日は沢山の「待つ」という事に目を向けて過ごしてみると、子ども達は辛抱強く待っている姿が多く見られ「待たない」事の方が少ないのではないかと感じました。
子ども達自身「待つ」意味を理解する事も大切ですが、そのために大人としてどんな関わりが出来るかを大切に考えていきたいと思います。
k☆y

◆ 暖かい季節 (そらグループ)

久しぶりのいい天気で子どもたちは元気よく園庭へ遊びにいきました。
数名のこどもたちがしゃがみこみ、じっと観察する先にはアリがいました。
昨年アリが沢山いたところを思い出しけやきの木のそばへ一緒にいってみることにしました。すると、小さなアリの巣がいくつもありそこから小さなあかちゃんアリが沢山でてきました。
子どもたちがそれぞれ保育者の所へどんな虫がいたか報告しに来てくれました。
ハチ、ミミズ、蝶々など今日1日で沢山の虫を発見することができました。土を掘ってみたり植物のそばへ行ってみたりと一生懸命探す姿も見られますし、いち早く発見する子ども達に感心させられます。
寒い時期に見られなかった虫に触れたり生き物と向き合うことができる時期がやってきたのだなと思うと私もワクワクします。
日々こどもたちと一緒に過ごす中で、生き物をいたわる気持ちや疑問や発見する気持ちなどを大切にしていけたらと思います。
(K.Y)


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