ゆったりとした時間
2016年03月14日 月曜日
0歳児・・・と言っても、もう間もなく1歳児にクラスに上がる子どもたちの保育室に入りました。
保育士たちは、ひとり一人に丁寧に関わり、ゆったりとした時間が流れていました。
給食での出来事・・・
子どもたちは、自分でエプロンをはずしたり、エプロンと口拭きタオルをひとまとめにして、汚れ物袋にしまいに行ったり、毎日の習慣からスムーズに流れていきます。
その日も食事が終わり、エプロンをはずし、ひとまとめにしていたHちゃん。そばにいた保育士が、ほんの少しその『ひとまとめ』を汚れ物袋に入れやすいようにたたみ直したのがきっかけだったのか、急に、Hちゃんは、大きな声で泣き出しました。
その時、すぐにその保育士は、泣いた原因を察知し「ごめんね、自分でやりたかったんだよね。もう一回やる?」と声をかけると、あんなに泣いていたHちゃんは「うん」とうなずき、すぐにご機嫌を直しました。
Hちゃんに関わっていたその保育士は、「Hちゃんはやだやだ期が来ている」と教えてくれました。やだやだ期が来ていると分かっていても、心の余裕がないと「ごめんね、先生が悪かったね」といいながら、Hちゃんの心に添って声をかけることはできないと思います。
ゆったりと時間が流れるそのクラスは、保育士たちの心の中もゆったりと時間が流れているように思いました。毎日を過ごしていると、余裕がない時もありますが、心の余裕がどれだけ相手にも影響を及ぼすのかをHちゃんの姿を通し感じることができました。
大変な時ほど、心に余裕を持っていこうと思います。
保育主任
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