新しい環境で・・・
2016年03月07日 月曜日
ある、職員が教えてくれました。
移行期に入る前に、年長児が共に過ごした保育室から離れるため、年少・年中児に感謝の手紙を書いてみてはどうがと提案してみるとすぐに、子どもたちの中から、「○○ちゃんに書きたい」「□□君に書きたい」とたくさんの名前があがったそうです。
社会の中で、自分の思い通りにならないことがたくさんあることは、子どもたちの社会でも同じです。ですから、決して、優しくしてもらえたばかりではないと思います。しかし、子どもたちの中には、そんなわだかまりは全く感じられず、「優しくしてもらってうれしかった」という良い思い出ばかりがあり、自分もお兄ちゃんお姉ちゃんみたいになりたいと素直に感じている様子です。
ある年中の男の子が数名うきうきした様子で階段を下り、園庭に向かっていました。そして、年長児を見つけると楽しそうな笑顔を見せ急いで園庭に出ていきました。お部屋は離れても、園庭に出ると会えるのがとてもうれしいようです。一方、年長の△△ちゃんに声をかけ、年長さんだけの生活の感想を聞いてみました。すると、「楽しいけど、戻りたい」というような答えでした。同年齢で過ごすことは、それなりに楽しいことはたくさんありますが、やはり長い時間を一緒に過ごした大切な仲間は絶対のようです。子どもたちの深いきずなを感じ心がとても温まります。
これから、それぞれが新たな絆づくりが始まります。そして実際に、新たに一緒に過ごすことになった年下の子どもたちに率先して関わりを持とうとする年少・年中児姿が見られます。
新しい環境で、それぞれがしっかりと前を向き、進んでいく子どもたちの姿に心から声援を送りたいと思います。
保育主任
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