◆3月18日(金)の子どもたち
2016年03月18日 金曜日
◆つぼみカー物語。 (つぼみ)

今日は春のように暖かかったので園庭で気持ち良く遊びました。
あちこち園庭中を歩き回る子ども達ですが、いくつか人気のスポットがあります。その中の一つが園庭奥の固定車です。固定車に乗ると満足げにハンドルを握り、上手な運転を見せてくれた〇くん。そこにやってきた△ちゃんが運転する〇くんに微笑みかけ、二人で笑い合っていました。人気の固定車には次から次へと子どもたちがやってきます。運転すると気分がよいのでしょうか、何か話し始める□くん。後ろを振り向き、お友達に「どこいきますか?」と聞いているように話しかけていました。☆くんと◇ちゃんは隣に座り足をバタバタさせ、楽しそうにしていました。◇ちゃんは乗っているお友達に「かして~」「まっててね~」とやり取りをしていました。同じものでも遊び方が違かったり、子どもたち同士のいろんな関わり方があるんだなと感じました。
子ども同士の関わりも多くなり、以前より楽しそうな子どもたちの姿が見られるようになり微笑ましい一日となりました。
つぼみぐみで過ごすのもあと8日。一日一日楽しく過ごしていきたいです。
(K.E)


◆新たな変化 (ふじ/きく)
今日は暖かく気持ちの良いお天気でした。そこできく・たんぽぽ組合同で桜の下公園にお散歩に行きました。
お散歩大好きな子どもたち。靴下を履いたり帽子をかぶるなど支度にも力が入ります。
「公園かな?」「歩いていく」と声も弾んで聞こえます。
散歩カーに乗りたい子、歩きたい子と分かれて行きますが、今まで関わりが少なかった子たちが「お手てつなごう」と仲良く笑い合う姿が見られました。
実際手を繋ぐと何となくぎこちない表情を見せる〇ちゃんと☆ちゃんに、思わず微笑んでしまいました。
でも実際歩き始めると、「あっ消防車だ」「~だね」など会話も聞こえ楽しそう。距離が縮まっているのが見てとれます。
公園では大人気の大きな滑り台に人気が集中します。
前回はこわがって中々滑る事が出来なかった子が今日は勢いよく滑ったり、前回は勢いがつき過ぎて尻もちで着地してた子がスピードをコントロールして滑れるようになったり、滑りたいのに滑れなくて泣いていた子が笑顔でチャレンジしたりと、更に逞しくなっている姿がありました。
また、滑り台以外の場所にも興味を示す子どもたち。
気が付けば楽しげに椅子に座って笑い合っている姿もチラホラ。
受け身な様子が多く見られたこれまでより、自分で遊びを見つけ、自分から働きかけて遊んでいます。
子どもはこんな短期間でも大きく成長する事が出来ます。1つひとつの経験がしっかりと子どもたちの自信へと繋がっている事が感じられました。
もちろん全員が前回出来なかった事を出来るようになる訳ではなく、その子に合ったペースを大事にし、自分のペースでゆっくり進んでいって欲しいと思います。
そして小さな変化を認めていき、今後も子どもたちと一緒に成長を喜び合っていけたらと感じました。
O・Y


◆いってきま~す (たんぽぽ/ふじ)

今日はきく組と一緒に桜の下公園までお散歩に行きました。
準備をしているとテラスにきく組のお友だちが見えて「あっ、〇くんだ!」「△ちゃ~ん」と嬉しそうです。準備をする姿もるんるん嬉しさが伝わります。
散歩カーと歩く子に分かれて出発です。
園庭で遊んでいたつぼみ組に「いってきま~す」と手を振ります。
「どこにいくの?」とつぼみの先生に聞かれ「お散歩にいってきまーす」と得意気に答えた◇くんと☆ちゃん。
つぼみの先生は聞き方を変えて「お散歩どこまでいくの?」と聞くと「。。。わかんない。」
と元気に答えた◇くん。それを聞いた☆ちゃんは「公園だよ」と答え教えていました。
そっか、というように◇くんは「公園にいってきます」と返事をして出発しました。
公園に着くまでに車やトラック、消防車など見られて大興奮でした。
働くゆうびんやさんや工事のお兄さんに「ばいばーい」と手を振ったりお散歩を楽しんでいます。
桜の下公園に着くと階段・坂をのぼりすべり台をすべる子、階段をのぼった上で砂遊びをする子、船の形の中に集まって遊ぶ子と思い思いに遊んでいました。
すべり台は急なので勢いよくすべっていき着地を失敗してしまう子もいましたが、下で保育者が勢いがある子には補佐をしていくうちに手や足で速さを調節していました。
こどもたちも何度かやっていくうちにコツをつかんでいるなと感じました。
中にはこわいなと感じる子もいるみたいで上にのぼりながめるものの無理はせずと上で遊んだり下の船の所で遊んでいました。
子どもたちひとりひとりの楽しいがありしっかり自分のことがわかっているんだという姿が感じられました。
また、お友だち同士意識したり「こっちだよ」「一緒にいこ」と声をかけあう姿もみられ同じクラスの子はもちろんクラスを越えた関わりもみられ素敵なお散歩になりました。
t*s


◆虫歯建設株式会社 (うみ/もも、きくたんぽぽ)

子どもたちは薄手の長そでを腕まくりして遊ぶほど今日はとても暖かい日でした。
フラフープでお友達と電車ごっこをしていたり、ボール遊びをしたりと体を大きく動かして
遊びました。きくたんぽぽさんは砂場でケーキを作ったり、お山を作ったりしています。
道路にある車にも乗って、かっこよく写真をパチリ。みんなご機嫌です。
お部屋では絵本コーナーで仲良く並んで宇宙の本や虫の図鑑を読むお友達がいます。
宇宙の本の写真を見て、△くん「これすごいねー」■くん「これなんていうお星さまなのかな?」とお話ししています。
砂場では虫歯建設株式会社の歌を歌いながら、遊んでいます。
歯磨きをしないで寝てしまうと虫歯を作る虫歯菌がやってくることを子どもたちは
よく知っています。砂場を歯に見立てて、穴を掘り進めています。
歌を歌いながら楽しそうに遊んでいる様子をみて他のお友達も砂場遊びに参加してくれました。お部屋に帰っても虫歯の歌が耳から離れないようで、口ずさんでいます。
帰りの会では「虫歯建設株式会社」をみんなで大きな声で歌いました。
遊びが音楽と繋がっている様子はとても陽気で周りの子の心も明るくなのるので、
その時の子ども同士のやり取りがすばらしいなと思いました。
(K.S)

◆貸して→いや。ごめんね→・・・。 (にじ/きく・たんぽぽ・ももぐみ)

今日は新ひまわり組の子ども達が卒園児の卒園式予行練習に見学に行きました。
新ゆり組と新もも組の子ども達は室内でじっくり遊んだりベランダに出てたくさん遊んだりしました。
朝の集まりでは新もも組の子ども達に前に出てもらい少し発表の時間を設けました。
今回の発表の内容
~「優しいお兄さんお姉さんor好きなお兄さんお姉さん」~
保育者
「にじグループには素敵なお兄さんお姉さんがいっぱいいるんだけど優しいな~って思ったお兄さんお姉さんはいますか?好きなお兄さんお姉さんでもいいですよ」
子ども
「○○くん!」
「○○ちゃん!」
と名前を挙げました。
しかし、その名前は一人の子どもをのぞいて全て新もも組(他クラスも有)の子どもの名前が挙がったのです。自分たちの好きな友達→信頼のおける友達は新もも組の子ども達です!と言っているようにも聞こえました。まだまだ移行期間。新生活が始まっても半年経つまでは・・・子ども達の落ち着いた、一見大丈夫かな?と感じる「今」の姿を見て大人は安心したりするのですが安心するポイントをはき違えないように見ていきたいと感じます。
今は仮の姿でも良いでしょう。今は不安定でも良いでしょう。今は落ち着いているでも良いでしょう。大切なのはどんな「今」という姿でもその良さを見つけることだと感じます。
発表の後に新もも組は遊びの部屋に行きます。
そして、新ゆり組はさっきの発表について話し合いました。
哲学の時間です。
・優しいお兄さんお姉さんなのに名前が挙がらなかったのはどうして?
(新ももさんは新ももさんが好きなんだよ等)
・どうすれば優しいお兄さんお姉さんと言われる?
(優しく教える)
・優しい事ってどんなこと?
(キックしない、叩かない、大きい声で教えない、困っている時に助けてあげる、よしよしする、こえをかけてあげる、かしてっていったらかす。)
今日もやりとりがありました。
「貸して」
「いいよ」
は本当に良い事なのでしょうか。
友達が使っている物を勝手に取るのはいけない。
だから貸してって言う。
日常にある会話の様に聞こえますが、すごく考えさせられます。
それ終わったら貸してくれないかな?
これと交換してくれないかな?
どこでそれを手に入れたの?
貸して。と同じに聞こえるのに違います。
交渉です。
貸して。は交渉ではないような気がします。ましては良いよと返事しないといけないよと、良いよと返事しないと怒り出したりする子どももいます。借りる側の子ども達によく見られる言動です。言われた本人は貸したくなければ貸さなくても良いですし、貸してと取られそうになったら抗議することが大切です。自分の思いをしっかり伝えていく事が大切なポイントだと感じます。
これと似たもので「ごめんね」があります。
「ごめんね」と言われたら「良いよ」と言わなくてもおかしくはありません。
なのに「ごめんねしたよ!いいよっていって!」という子どもがいます。自分がそうされたのか、そうしないと成立しないというルール。ごめんねの言い損だと。
「ごめんね」とは何なのでしょうか。
子ども達がよく使う「ごめんね」は許しを請うための絶対的な言葉、仲直りの魔法の言葉のように聞こえます。本来は、申し訳ないという気持ちから出る言葉がいつの間にか言えば絶対、簡単に使える魔法のことば、むしろ言われた側の方が「我慢」し「葛藤」させられます。
言う側の子ども達が「ごめんね」が言えず葛藤する時はしっかり自分を内省しているからこそだと感じます。無理に「ごめんね」を言わせる必要はないです。
大切なのは「ごめんね」をいう事ではなく状況を知りどう感じるかであると改めて感じさせられます。
子ども達は沢山のトラブル(物の取り合いや少しぶつかった等の些細な物から)を通し、自分の思いだけでなく相手の気持ちを知ります。その環境作りや私たち大人の関わり方を常に考えて関わっていきたいと感じます。
ベランダでの一コマ
「三輪車おわったらかして?」
「もう終わった。はい」
k☆y

◆お友だちの姿 (そら/きく・たんぽぽ ももぐみ)

今日は、お部屋と園庭で遊びました。
年中さんが年長さんの卒園式予行練習に参加するため、午前中は、きく・たんぽぽぐみ、年少で過ごします。
「育子園に残った一番年上のお兄さん、お姉さんは年少さん」そんな気持ちがあるのか様々な場面で、きく・たんぽぽぐみの子の手助けをしてあげる姿…そして、その優しさが通じたのか遊びでも共に関わる姿がたくさん見られ心温まりました。
「〇〇さーん!」「お薬どーぞ」
年中、年少さんが意欲的に行う病院ごっこ。今日も絵本ゾーンで行われていました。
覗いてみるとお医者さんになっていたのは、きくぐみの〇〇ちゃん。
以前は、患者さん役だったり台詞も少なかったきく・たんぽぽぐみの子どもたちも日が経つにつれ本格的になってきています。
カプラ(積み木)と動物のフィギュアを使い動物園を作るきくぐみの△△くん。
「△△も動物園作るー」とにっこり笑顔。これも、最近動物園を作る年少のお兄さんたちの影響です。
お兄さん、お姉さんたちの姿…お友だちの姿を見ながらどんどん成長していく子どもたち。
これからも温かく見守っていきたいと感じさせられました。
T.N

◆かっこいい (ゆりぐみ)

明日はいよいよ年長組の卒園式です。
年長組がお部屋を移動してから約二週間が経ち、時々お部屋に年長組が遊びに来てくれると、新ひまわり、ゆり組のみんなはとても嬉しそうです。園庭や玄関ホールで会うと『〇ちゃ~ん』『△く~ん』と手を振り合ってる様子も見られます。
今日は新ひまわり組だけでセレニティーホールへ卒園式のリハーサルを見学しにいきました。朝の会が終わり帽子かぶってお出かけの準備をするみんな。
<卒園式のリハーサル>に行くことはなんとなく分っていてもイメージが浮かびません。
『せれにてぃーほーるってどこ?初めて行く~』『年長さん、卒園式で何するんだろうね』とみんな楽しみにしていました。
ホールに着くと、すでに会場は卒園式用に整っており年長組はリハーサルに向けて準備をしていました。新ひまわり組が客席に入ると年長組の背筋がピンっとなったように見えました。すぐに仲良しのお兄さんお姉さんを見つけた新ひまわり組は『◇ちゃん、がんばってね』『▲くんだー』と嬉しそうに手を振ってました。
年長組が準備のため袖の中に移動すると、静かな会場のなか◎ちゃんは小さな声で『なんか悲しい・・・』と。◇くん『ねー、なんか寂しいね』と少しずつ年長組が卒園するんだと実感が湧いてきたようです。
新ひまわり組が見守る中リハーサルが始まりました。
年長組は少し恥ずかしさも入りまじりながらも真剣にひとつひとつ確認していきます。大きな声でお返事したり、素敵にお辞儀したり、背筋を伸ばして歩いたり、間違えても一瞬は『あ!』という表情をしつつもすぐに直してまたリハーサルに取り組む姿はとてもかっこよかったです。
そんなかっこいい年長組の姿に新ひまわり組は釘づけです。
ひとりひとり証書をもらう年長組に一生懸命拍手を送り、歌声には一緒に口ずさむ姿も見られました。
一時間ほどのリハーサルでしたが、新ひまわり組のみんなは静かにちゃんと座っていました。最後に何人かの子どもたちに感想を聞き「かっこよかった」とみんな口を揃えて発表してくれました。
年長組というバトンが間もなく渡されます。期待と喜びに胸を弾ませる新ひまわり組ですが、年長組の卒園はやっぱり寂しいようです。残りの時間も一緒に楽しく過ごし笑顔で送り出せたらと思います。
K・Y


◆来年へつなぐ思い (ひまわり)

セレニティホールでの練習2日目。。でも、今日は昨日とは違います。今日は、立派な姿を見てくれるお客さんがたくさん来る予定。明日の本番がもちろん一番の楽しみですが、今日もかなり楽しみに待っていました。2年間一緒に過ごしてきたゆりぐみさんが、見に来てくれることになっています。
一足先にホールについたひまわり組、まずは昨日を振り返って、よかったところ、きをつけるともっとステキになるところを確認しました。それから、ゆりぐみの到着を待ちます。「ゆりぐみさんにどんなところを見てもらいたい?」の質問にたくさんの手が挙がりました。「かっこいいところ」と一番に意見が出ました。「一生懸命やるところ。」「がんばってる顔。」ととてもステキな意見を出してくれた子がいました。「そうだね。みんなが一生懸命やるところを見たら、ゆりぐみさん、かっこいい!って思うかな。来年、自分たちもがんばろうって思うかな。」と話すと、うんうんとうなずきながら聞いています。そのために気をつけること、「うれしくて、ドキドキして、後ろを向いたり、おしゃべりしたくなっちゃうかもしれないけど、ぐっとこらえてね。」、もう一度、確認しあってから、入場のスタンバイに入りました。
ゆりぐみがいよいよ到着し、リハーサルが始まります。昨日よりも確実に気合いが入っています。昨日、確認したところも、間違えそうになると、後ろの子がこっそり声をかけます。証書授与では、証書の代わりに絵本を使ったので、思わず笑いが起きましたが、なんとか持ち直しました。途中、ちょっと飽きてきてしまったゆりぐみでしたが、最後の卒園児のステージでのパフォーマンスが始まると、釘づけに・・・。
終わったあとに、ゆりぐみに感想を聞いてみました。「○くんがかっこよすぎた。」「▽ちゃんと□ちゃんがしっかり立っていて、すごくかっこよかった。」間違いなく、来年に期待をつなぐリハーサルになったようです。明日はいよいよ当日を迎えます。うれしい気持ち、緊張する気持ち、、、様々な思いを一緒に感じながら、子どもたち一人ひとりにとって、最高の場になるようにサポートしたいと思います。
(T.M)

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