◆3月16日(水)の子どもたち
2016年03月16日 水曜日
◆やってみよう (つぼみ)

3月も半ばとなり、”つぼみさん”と呼ばれる日もあとわずかです。そんな中、全員集合の日が続き、うれしく思います。
今日は、絵本「どうすればいいのかな」を読んでみました。ストーリの中で、クマが外に出かけるために身支度をしていきます。「どうすればいいのかな」や「そうそうそう」といったフレーズが何度も出てくるのと、身支度という子どもたちに身近なストーリ。関心を持ってもらえたらと思って選びました。
クマが靴下をはく場面もありました。その場面も掘り下げて伝えてみたところ、実際に自分たちが靴下を手にしたとき「やってみよう」の姿がとても多かったように感じました。
普段から、そういった生活の身支度の場面では個々に伝えながら丁寧に関わっている中での姿だとは思いますが、「やる気」という姿を見せてくれました。
大人も、目指すものがわかっているから、頑張ろうと思えるのと一緒で、子どもたちの中で「靴下をはこう」とイメージを持ったのでしょうか。自分の靴下を受け取ると履いてみようと奮闘する姿が見られました。
どんな時でも、「やる気」と「イメージ」は子どもたちを大きく成長させてくれます。子ども達が自ら「やる気」になってくれるような働きかけに心掛けていきたいなと感じました。
散歩に出かけました。大聖堂の1階の外庭は初夏になると蓮の花が咲いているのですがこの時期は水が張ってあって、準備中の池の状態です。みんなで「何かいるかな~?」と覗いている姿もみられました。
広い庭で子どもたちの遊具があるわけではないのですが、柱の周りをぐるぐるぐるぐると、とにかく走る、それが楽しくて楽しくて「キャーあははは」とかわいい声が出てきます。そんな、声に誘われて◎ちゃんと◇くんがやってきます。ぐるぐる走り回っているうちに、転んでしまった◇くん。保育士が、そばに駆け寄ろうと思った時にはもう◎ちゃんがそばに駆け寄って顔を覗き込んで心配してくれていました。◇くんも自分で起き上がって、◎ちゃんとまた走り始めました。
本当に大丈夫かなと思い駆け寄ってけががないか確認しに行きましたが、◇くんはにこにこして平気そうにいています。誰かが困ってる・・そんな姿を見つけて駆け寄る。優しい心も育まれてきています。
誰かにしてもらって来たからでしょうか・・誰の姿を見てきたからでしょうか・・きっとどちらも経験してきたのでしょう。きっとそれだけではなくて、たくさんの愛情に囲まれてきたのでしょう。子ども達にとっての人の存在や人の関わりによる影響力の大きさと子どもの感受性を改めて感じます。子ども達にとって、「嬉しい、楽しい」が伝わる時間を作っていきたいなと思っています。 U・A


◆散歩で感じた成長 (きく/ふじ)

今日は大聖堂まで行ってきました。
久しぶりの波羅蜜橋でみんな大はしゃぎでした。
「よーい、どん」と走ったり、ゴロンゴロンと転がったり、ベンチによじ登ったりと、遊び内容は変わっていないように思いますが、成長を感じる場面が沢山ありました。
ひとつは友達を意識して遊べるようになったこと。
「一緒に走る?」と誘ったり、転んでしまった子に駆け寄って手を差し出したり、「大丈夫??」と声をかけたりと、大人が入らなくても子ども同士のやり取りが膨らんできていました。
他には、友だちと一緒に遊びを展開していることです。
電車ごっこでちゃんと運転手さんが案内していたり、追いかけっこをしていた子が「休憩」と横になり、しばらくゴロゴロしていると、いつの間にか「だんごむし、だんごむし・・・」とテレビでやっている体操を歌い出してみたりと、見ているこちらが面白くなるくらいでした。
新体制になって緊張の連続の子どもたちですが、その中でも心も体も大きく成長してくれているんだと感じると嬉しくなるし、私たち大人も負けてはいられないなと感じます。
散歩に行って沢山体を動かしてリフレッシュして、さらなる成長につながるような関わりをしていきたいと思います。(E.Y)


◆波羅蜜橋での遊び方いろいろ (たんぽぽ/ふじ)

今日は大聖堂へお散歩に行きました。お散歩カーに乗る、乗らないを自分で選択。ベランダを出て外階段を降りると、お散歩カーが置いてあり、乗りたい子どもたちは自分から乗ったり、乗らない子どもたちは乗らずに周りで待っていたりしていました。
きくぐみも一緒に準備もでき出発。行く道、色んな色のタクシーが通り、見つけて楽しんだり、いつもの犬のお家では急に犬が吠えだしびっくりしたりして。そして大聖堂の3階の波羅蜜橋の広場に着きました。
着くと、みんなまず辺りをかけっこ。よーいドーンと行ったり来たりたくさん走ったり、ベンチもあり、その上に登ってピョーンと飛び降りたり。端の方は斜めになっていてその部分に上がり、その上を渡り歩いたり、地面にも寝転がったり。それぞれに身体を動かして遊んでいました。身体を動かす方法をそれぞれが考え遊んでいました。
3階の広場からは、一階の様子も見られます。一階の芝生の広場で芝を刈っている人を見て、「おじさん何してるの?」と話したり、上からの眺めを楽しんでいました。つぼみぐみも一階で遊んでいて、ちょうど帰ろうとしていました。「つぼみぐみさーん、バイバーイ」「また明日ね」などと声を掛けていたり。波羅蜜橋での遊びをいろいろ楽しみました。(T.Y)


◆点が線になること。 (うみ/きく・たんぽぽ)

朝、元気におはよーとやってくる子もいれば、離れがたくて涙を浮かべる子もいます。抱っこでバイバイした後、しばらく離れることなくぺったりとくっつき甘える姿も。ひとしきり抱っこで満喫すると、するっとおりて遊びだしました。心の充電タイムもそれぞれ必要です。
朝の会が終わると、今日はなぜか突然「お相撲」が始まりました。「おすもうしよー」と言って始まったお相撲。そもそもいつの間にお相撲を覚えたのかと。「ハッキヨイのこった」の合図で子どもたち同士でお相撲開始。何となくそれらしいポーズで戦います。えいっとやられても、よろけて転んでも泣かずに立ち上がりにこにこしている姿に遊び方がだんだん幼児らしくなってきたなと感じました。
上履きを脱いで、裸足で気合のお相撲を楽しんでいると園庭へ行ける時間に。「園庭いけるよ」と時計を指さして時間を一緒に確認すると、急いで靴下と上履きをはいて園庭へ向かっていきました。
園庭では、むっくりくまさんやおおかみさんいまなんじ?の鬼ごっこを楽しみました。数か月前まではこちらが「一緒にやろうー」と誘って遊んでいたものが子どもたちのほうから「ねぇーおおかみさんやろ!」「くまさんここでやろうー」と誘ってくるようになりました。くまやおおかみの役も今までの保育士の姿をよく見ていたので真似してできるようになりました。
毎日一緒にいると気づかなかったことも、少し離れたり、少し前のことを思い出してみると格段に成長していることに気づかされます。日々の積み重ねが毎日の姿につながることを改めて感じます。
(K*S)


◆「いっしょによーいどんしよう」 (にじ/きく・たんぽぽ)

お部屋では、お兄さんお姉さんたちが遊ぶ姿を見て、この玩具はどのように遊ぶものなのか、どうやって繋げたり組み立てるのか観察してそばで学んでいた子どもたち、きく・たんぽぽのお部屋ではしたことがない、玩具を自ら選択し遊ぶ姿は大きな成長を感じました。
特にラキューやウノなど遊び方が難しい玩具でも工夫して遊ぶ姿が見られました。
ウノはカード遊びをするわけでは無いのですが、カードが音と共に飛び出してくる機械があるのですが、そのボタンを押して出て来るのが楽しいようで、何人かで集まりボタンを押しては「きゃー」と大笑いして楽しんでいました。
おままごとコーナーでは保育者が「ごはん作ってくれませんか」とお願いすると大忙しで料理スタート。
〇君は鍋にトマトを2個入れて「はいどうぞーすーぷでーす」と蓋付き鍋で出してくれました。「ごちそうさま」返すと△君が籠に繋げたケーキブロックを入れて「はいけーきでーす」と出してくれて、たくさんごちそうしてくれました。
園庭に行く時間になり保育者が「園庭に行きたい人いこう」と声を掛けると、遊んでいた玩具を片づけて大慌てでお支度、集中して遊んでいてひとくぎりついた子にも、そっと「園庭行けるけどどうしますか」と声を掛けると「えんていいくー」と◇ちゃん。
その様子に気づいたようで、慌ててお片付けして園庭へいく準備をしはじめました。
すると、園庭に行く支度が出来た◇ちゃんと◎ちゃんが「いっしょによーいどんしよう」「うん、いいよ」と何して遊ぶか話し合っていました。
話し合いが終わると◇ちゃんが「●せんせいも、いっしょによーいどんしよう、◎ちゃんもいれてくれるって」と遊びのお誘いをもらい、園庭でかけっこをしたり、みんなでゆりかごスイングに交代で乗り揺らし合ったりと、誰と何をして遊ぶか話し合い誘い合って楽しんでいました。
(M・Y)


◆約束事は、ちゃんと解ってます。 (そら/きく・たんぽぽ)

そらグループになって約束事がいっぱいあって、その都度声を掛けて覚えてもらえるよにと奮闘中です。同じことを何回も1人1人に言って繰り返していると、いつまで続くのだろうかと思うのですが、いつの間にかに出来るようになっていたことに驚かされます。
ロフトの上に乗っては、電気をつける紐を何回も引っ張って消したりつけたり、それも全員に試されたのでは、たまりません。声掛けだけでなく、何回もされて、保育者のこめかみには怒りマークがピキピキ入り始め、怒りモードを抑えながら「消さないよ」と言い続けてきました。
今日もするかと思いきや、電気をパチリとつけたら普通に遊びだしました。いつの間に覚えたんだろうと逆にこちらの方が戸惑います。ロフトに下には脱いだ靴がきちんと並べられていて、ロフトに上がる時には決められたところで当たり前のように脱いでり履いたりする姿に感動してしまいました。ロフトの上から物は落とさなくなり、お友達にも「物は落としちゃダメなんだよ。お約束事だからね」と言っている声に、びっくりしました。
何回言ったらいいのだろうかと思っていたのが、ちゃんと解っていたのだなあと思いました。とことん試して満足したこともあり、声を掛けていたことが子どもたちの中に響いていたんだなあと思いました。いつになったらわかったもらえるだろうかと思っていたのが、わかっていなかったのは、私の方だったようです。子どもたちの中にはきちんと蓄積されていたんだなあと思うと子どもたちのすごさを改めて思いました。
それでもまだまだ試してみたいことが山のようにあるようです。新たな遊びを見つけて挑戦しています。「ロフトの下にもぐり込まないでね」「え~」と言いながらまたはいっていきました。またはじまりました。今度は何を見つけ出してくれるでしょうか。楽しみです。 M,K


◆キュウイとキウイ (うみグループ)

〇〇ちゃん「きゅうりじゃないよ。キュウイだよ」△くん「キュウイじゃないよ、キウイだよ」〇〇ちゃん「え?キュウイだよ」折り紙でケーキやブドウを作っている最中に、何やら
言葉の違いをお話ししている〇〇ちゃんと、△くん。
よく聞いてみると、果物のキウイの言い方の違いについてでした。
〇〇ちゃん「キュウイだよ」△くん「キウイだよ」と話している様子をいていると、
言葉の違いについてお友達と意見交換できてすごいなと思いました。
うみグループでは園庭に行く前に廊下に並んで、先生と一緒に園庭に向かうお約束があります。もも組ゆり組のお姉さんお兄さんは廊下に並んでいます。
そこへきくたんぽぽ組さんが帽子、ジャケットを着て着ました。並んでいるお兄さんたちを抜かして先に廊下を進む☆くんを、ゆり組の▽くん「並んで待ってるんだよ」と優しく教えてあげていました。一つ一つみんなできる事、教えてあげられる事が増えてるんだなと思いました。
園庭では砂場できく、たんぽぽさんからひまわりさんまで仲良く遊んでいます。
■ちゃん「先生見て。〇ちゃんのケーキ作ってみたよ」と■ちゃんの妹の誕生日ケーキを
お友達と一緒に砂で作ってくれました。
保育者「これは何味のケーキですか?」■ちゃん「ミントケーキだよ」
ケーキの上に小さい葉っぱをミントに見立てています。とてもおしゃれでした。
自分自身が小さいときに優しくしてもらったように、今度は自分よりも小さい子に優しくして
いる姿を見ると、お兄さんお姉さんとして「がんばらなくちゃ」という心が育まれているんだなと思いました。
(K.S)

◆回転レストランになるのか? (にじグループ)

今日は朝の集まりで、遊びの発表を幾つかしました。
一人はごっこ遊びが流行っている「のりのりずし」の子供からの発表でした。
寿司屋メニューの発表かと思いきや、LaQで作った手裏剣の発表でした。
「どうして手裏剣作ったの?」
「のりのりずしのお子様メニューに玩具がついているといいかなと思って」ということでした。
他にも「のりのりずし」に携わっている子供からの発表がありました。
「ラーメンを作りました」という発表でした。
「どうしてラーメンを作ったの?」
「お寿司屋さんに行って、お寿司ばっかりじゃ嫌かなと思って・・・」ということでした。
きっと回転寿しのイメージがあったのかもしれません。
そこで子供達に聞いてみました。
1「回転寿しに行ったことがある人」
2「回っていないお寿司屋さんに行ったことがある人」
「回っていないお寿司屋さんには、ラーメンはない」
「回転寿しにはあるよ」
「のりのりずし」を設定した子供達の中でも回転寿しをやるのか?回らない寿司をやるのか?話し合いの結果、回らない寿司をやることになっていたようなのですが今日の発表を聞いて「うーん、じゃぁ回転寿しにしようか」との声も挙がりました。
(後に「回転レストランは?」との声も挙がります・・・)
室内ではゾーン遊びはもちろん、色んな遊びからの発展があります。
それが造形につながり劇遊びに繋がったりその逆もあります。
また、今日は以前、育子園にいた退園児に書いた手紙をポストに投函しに行きました。
何しているかな?元気かな?そんなことも考えたりしながら歩いて行きました。
懐かしいね・・・ハロウィンで行ったねとポストまでの道のりや帰路でつぶやいた子供もいました。
なかなか園に帰らず(もっと歩きたい、探索したいという気持ちが芽生え)、何箇所か回ってみました。
k★y

◆どろどろー とけた! (そらグループ)

今日は、お部屋と園庭を選択し遊びました。
お部屋では、ブロックや塗り絵、おままごとが人気でした。また、各ゾーンごとの遊びの他に、最近もも・ゆりぐみの子どもたちが意欲的に行っている遊び、紙芝居作り、病院ごっこも行われていました。
園庭では、氷オニやオニごっこなど、とにかく「走る」「追いかける」といった遊びを行う子が多く、見ているこちらまでパワーをもらえます。
園庭でオニごっこを行う年中の◯◯くんと△△くん。
しばらくすると遊びを変えようという話し合いが始まりました。
「次、氷オニしない?」
「いいよ、じゃあ今日は暑いから少ししたら氷が溶けるっていうのにしよう」
「いいね」
決まったのが「つかまって氷になっても時間が経ったら溶けて逃げて良い」という氷オニ。決着がつかない雰囲気もありましたが二人ともニコニコでした。
「はぁはぁ…ちょっとこれ終わらないよ」「やっぱりやめよう」
再び話し合いが始まりました…。
氷が溶けるなど◯◯くんたちの発想力には驚かされましたが、子どもたちは、主体的に物事に取り組み探求、経験し様々なことを学び成長していくんだと温かい気持ちになりました。
T.N

◆ミニキッザニア (ひまわり組)
卒園式のカウントダウン。あと3日となりました。
今日は、ホールでの練習の最終日でした。
練習に疲れも感じられてきましたが、日に日に近づいてくる卒園式に向けて、良い緊張感も感じられ、一生懸命に取り組む姿が見られました。
昨日の帰りの集まりでは、「にんじんとりゲーム」を作って遊んだ子どもたちが発表してくれました。
「今度はキッザニアを作りたいです」と言っていた3人の女の子たち。
以前、中学校や小学校に訪問した時に、教室に様々なお店屋さんを作ってくれていたのを思いだし、「折り紙を売ろうかな?」「でも、キッザニアだったら、ガソリンスタンドとかレンタカー屋さんも欲しいよね」「僕はお客さんになる」と朝の集まりでも話が盛り上がっていきました。
今日はソフトクリーム屋さん作り。
保育士も一緒に考えながら、みんなでアイディアを出し合いました。
トイレットペーパーの芯でコーン。
ヨーグルトのカップを飾り付けして、コーンとカップが選べるようにしました。
トイレットペーパーを窓につけて、ソフトクリームの注文が来てから作れるようにもしました。
「これはどう?」「サーティーワンはこうなってたよね」と沢山のアイディアに、「それいいね」と何度も共感の声が聞こえてきました。
園庭から帰ってきた子どもたちも集まってくると、初めは「さわらないで」「入らないで」と言っていたのですが、「なんかすごい人気だな」と一人の子がつぶやくと、はっと気づいたようにうれしくなった様で、いつの間にかまだ未完成だったソフトクリーム屋さんが開店していました。
怒ったり、笑ったり、泣いたり、共感したり、衝突したり、いろんな表情を見せながら遊びが盛り上がっていきます。
ひまわり組だけの空間でしかできない遊びを子どもたちと一緒に広げていきたいなと思いました。(B・K)


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