◆3月14日(月)の子どもたち
2016年03月14日 月曜日
◆雨が続いても (つぼみ)

3月になり雨降りの日が多くなりました。これも春の訪れを知らせてくれているのでしょうか。寒くなったり暖かくなったりの日々が続きますが、つぼみ組の子どもたちも新しいお部屋に移動してから今日で3週目になります。新しい環境にもすっかり慣れてきたように思います。
雨の日も多かったのでお部屋での過ごし方も慣れてきたようで落ち着いてあそんでいます。ひとつひとつのあそびに集中している姿を見かけるたびにひとりひとりの成長を感じる今日この頃です。
紙芝居「あかちゃん あっあっあ」を読んでいるときも 8枚の枚数も少なく文章もあかちゃんが、紙芝居の前のページに隠している消防車やパトカーを指さして「あっあっあ」と声を出して紙芝居をめくると消防車やパトカーが姿を現すという内容です。子ども達はとても集中してしっかり座って見ていました。
紙芝居を読み終わった後でも消防車を保育者が指さして「あっあっあ」と言うと☆ちゃんは「しょうぼうしゃ」と答えてくれたり、紙芝居を見るだけでなくて☆ちゃんのように参加して楽しめるようにもなってきたことを知り成長を感じますます驚きました。これからもまだ早いかなと思わずにいろいろな紙芝居や絵本に触れられる環境を整えていけたらと感じました。 Y.N


◆好きなもの・色 (きく/ふじ)

新しい保育室にかわり、早いもので半月が経とうとしています。クラスのお友だちも少しづつ覚えてきて緊張感も溶けてきたようで、反面、おもちゃを取りあったり、少しづつお友だちとのトラブルも見られてくるようになりました。
今日はお部屋で過ごしました。それぞれ好きなおもちゃ、またお気に入りのおもちゃなども決まってきて、それを持ち歩き、あそぶ姿も見られてきました。〇くんはなぜか、ピンクの包丁、△ちゃんはリラくまの人形など。今日は紐通し(だるま落としの穴のあいた部分に紐を通してあそびます。)を出してみました。
ひも通しにも個性が見られました。好きな色があるようで、その色を選び通していく子、また、だるまの部分をまず選び出しそれを机に並べ、だるまだけをを通している子どもたちもいました。真剣な表情でみんな行っていました。
今日はしばらくしてから、懐かしの1階の廊下へ遊びに行きました。遊動車に乗って遊びました。懐かしい場所でうれしいのか、みんなハイテンション。遊動車のスピードも速く、ビューンビューンと走りまわっていました。こちらも好きな色の車へのこだわりが。同じ色の車をずっと乗っていたり、ちょっとしたスキに車を取られ、でも、乗っていた色の車でなければだめ~と大泣きしたり。ゆずり合って?楽しく元気に遊動車に乗り遊ぶことができました。(T.Y)


◆様々な形の成長 (たんぽぽ/ふじ)

今日は12人と少ない人数での登園となりました。
移行して3週目に突入しますが、日に日に新しい環境やお友だちに慣れ、リラックスして過ごしているのが分かり嬉しくなります。
今日はミッキー体操をして、もう1つアンパンマン体操をしてみました。
大好きなミッキー体操は踊りも覚え余裕の表情。
続いてアンパンマン体操で更に身体をほぐそうと思いましたが、CDではなくパソコンから流した為か、アンパンマンの画像が気になってしまい目はパソコンに釘づけ。でも保育士の動きに合わせて笑顔で踊る子もいました。
朝の集まりも、意識を向けられるようになってきた子どもたち。名前を呼ばれると、「は~い」とお返事する子、声は出さずに恥ずかしそうに手をあげる子(でも口は「は~い」の形に動いています)、「はい」と短くお返事する子と様々ですが、それぞれ素敵なお返事を返してくれます。中には今日お休みのお友だちの名前を教えてくれる子もいました。
1つひとつしっかり褒めて認めていき、更なる意欲や自信に繋がってくれたらと思います。
粘土遊びではとても集中して取り組む姿が見られました。
それぞれ自分が作りたいものをイメージして作っているようです。
以前は粘土の感触を楽しんでいた子どもたちも、今日は「ひこうき」といって丸い粘土と細長い粘土を合体させて「ぶ~ん」と飛ばしていました。
小さく粘土をこねる度に「できた。あ~ん」と食べる真似をする〇くんの姿も・・・
イメージしたものを作り表現する楽しさを十分味わっているようで、見ていてこちらも笑顔になります。
その他にも、以前より長いお話の絵本を楽しめるようになった姿や、線路を1人で組み立てられる姿、玩具の取り合いで「かえして」と言われ、大人が介入しなくても自分から返していた姿など、沢山の発見がありました。
お互い影響を受け合って成長している子どもたちですが、多くの触れ合いの中で、時には思うように出来ない事、悔しい気持ちも沢山経験すると思います。それも大きな成長です。その中で子どもたちが今後どう変化していくのか、丁寧に大切に見守っていきたいと思います。
O・Y


◆「まってたよー」 (うみ/きく・たんぽぽ)

天気も気温も変わりやすい日が続き子どもたちも体調を崩しやすい寒暖差なので体調の変化に注意して見守っていきたいと思います。
今日はあいにくの雨ですが、うみグループでの生活を楽しむ子どもたちにはあまり天気は関係ないようです。
登園してきた〇ちゃんに近づく△ちゃん「おはよう〇ちゃんまってたよー」と出迎えをしていました。
出迎えてもらった〇ちゃんはとっても嬉しそう。
ママを見送り遊び始めた2人、何をするのかなと見守っていると突然「にゃんにゃん、にゃんにゃん」猫の鳴き声の真似っこ、するとハイハイポーズで猫さんのように「にゃんにゃん」と鳴きながらクルクル回り始めました。その様子を見ていた■くん▲くんも楽しんでやっている2人の様子に引き付けられる様に寄ってきて「にゃんにゃん」と言いながら追いかけっこを楽しんでいました。
だんだんと楽しくなって大笑いをしながら「にゃんにゃん、わははは」と繰り返しぐるぐる。
それにつられて●くんも手に持っていたおもちゃを片付けて「わーい、にゃんにゃん」と大笑いしながら楽しんでいました。
何もないところから、子どもたち同士の中での何かをきっかけに始まった「にゃんにゃん」ごっこ、一列に障害物の周りをクルクル回るそれだけで楽しい遊びに発展していく子どもたちの発想の豊かさと、遊びを心から楽しむ姿にとても微笑ましく可愛い姿でした。
(M・Y)


◆気づくことは見えること。 (にじ/きく・たんぽぽ)

新しい生活も3週目に入りました。だんだん慣れてきた反面、いろいろ見えてきた部分もあるのか朝のお別れが寂しくて泣いてしまう姿も見られるようになってきました。初めは緊張感や期待感でいっぱいだったので気づかなかったことにも、気づくようになってきたからこその感情なのかなと思います。
朝の集まりでは、今日お誕生日の〇くんのお祝いをしようと思いましたが、まさかの「やだ」「いらないー」と予想外の反応。幼児グループになって人数も増えてたくさんのお友達の前に行くことは今までと違って少々ドキドキしたのと恥ずかしさがあったのかもしれません。〇くんには後でこっそりお誕生日バッチを付けてあげようと思います。
身体測定もしました。お兄さん・お姉さんと混ざってお部屋から出て看護師のいるお部屋まで向かいます。階段も登ったり、降りたり。測定の前は自分で服を脱ぎ、脱ぎ散らかしてしまうと服がお友達と混ざってわからなくなってしまうので、なんとなくまとめて置いたり中には畳んで置いている子も。今まで大丈夫だった測定も、なんだか気分が違うのか、「やらないー」「いいのー」といって逃げ出す子も。ちょっと様子を見て誘ってみましたが、今日は気が乗らない様子だったのでまた今度にすることにしました。
今までできたことも、環境の変化で少し苦手になっていることもあるかもしれません。でも、それは出来なくなったのではなく、ちょっと周りの様子をみてから。そんな姿が感じられます。周りの様子を理解して、自分の心と相談して「よし」と思った時に本来の力が出せることを感じました。
新しい環境に子どもたちなりに毎日小さな葛藤を繰り返して、一日一日大きくなっている今、子どもたちの「よし」と思える瞬間を大切にして、心を後押しできるように関わっていきたいです。
(K*S)


◆雨ですね~ (そら/きく・たんぽぽ)

そらグループのお部屋になって3週間目。子どもたちもだいぶ慣れてきたようで、自分で遊びを見つけて遊び込んでいました。きく・たんぽぽ組の子どもたちは毎日色々な刺激に出会い、日々成長しています。
○君はきくたんぽぽの保育室にはなかった箸遊びに夢中のようです。スポンジを小さく切った物を一生懸命つかもうとします。ですがまだ持ち方がおぼつかない○君はスポンジを刺そうととしたり、握りしめすくいあげようとします。どうしても出来ず悔しそうに何度も何度も挑戦し今日は諦めてしまいました。箸に興味を持ちこれ何するの?どうやってするの?これやってみたい、上手く出来ない。悔しいな。と段階を経て今日がある○君。きっと毎日遊んでいく中で出来た時の達成感は底知れぬものとなるでしょう。
◇ちゃんと△ちゃんはロフトの上にあるおままごとコーナーでドレスやらエプロンを付けてお料理に夢中。フライパンの振り方はお母さん直伝。チャーハンを作っているかのようなフライパンさばきでした。「ちょっとこれ借りてもいいかしら~」「違うもの作りましょう~」と会話も大人の会話を聞いているかのようでした。憧れだったお兄さんお姉さんクラスになって心も成長してきているようです。
アンパンマン工場作りをブロックでしました。少しずつ形が出来上がってくると□君が「あ~顔が汚れて力が出ない」と言うとそばにいた☆君が「新しい顔をジャムおじさんに作ってもらうんだよ」と手に持っていたブロックで電話をかけるポーズをして「ジャムおじさんアンパンマンの顔ください」と電話をかけていました。その子ども同士の会話のやり取りはもちろん素晴らしいのですが、その会話で話がどんどん広がっていき、1つの物語のようになっていたことに驚きました。
想像力がこの1年で素晴らしく成長したのだな~と感動しました。
(K☆H)


◆冬だけどすいか割り (うみグループ)

今日は雨のでお部屋で過ごしました。
ホールで過ごしているひまわり組さんが遊びに来てくれ、もも組さんと折り紙でケーキを作ってくれました。ひまわり組〇〇ちゃん「〇〇ちゃんはねイチゴケーキと抹茶ケーキを作ったよ。」□□ちゃん「私はねショートケーキにしたよ」。もも組◇ちゃん「◇ちゃんはね、ケーキの上に乗せるもの作ってるの。おいしそうでしょ」と折り紙をちぎって色とりどりの飾りを準備していました。
ゆり組やもも組の男の子の間では新聞紙を丸めたて作った剣が流行っています。
その剣を活かしたものでいい遊びはないかなと考え、ダンボールをすいかに見立てて、すいか割りゲームを提供してみました。
保育者が「剣を持ちながら10回その場で回る。10回、回り終わったらすいかを叩くんだよ。最初ふらふらするかもしれないから、気をつけてね」と伝えると、「わかった。早くやってみたい」と言張り切っています。
△ちゃんが「いーち、にーい・・・・・きゅーう、じゅう。」と勢い良く回ったので目も回ってしまい、倒れてしまいました。
■くんは「大丈夫?」と心配してくれます。何もないところに倒れたのでけがはありませんでした。△ちゃんはびっくりしたけど、ダンボールすいかに迷わず剣を振りかざし見事に割ってくれました。そのあとに■くん。☆くんも参加してくれました。(K.S)


◆理不尽 (にじぐるーぷ)

今日は室内遊びをしました。
朝の集まりでは、先日絵の具遊びをした子供達とお寿司屋さんごっこをしていた子供達に発表をしてもらいました。
絵の具遊びの子供達(新ひまわり組)は、お家作りを行っていた延長で絵の具を使用することになったのですが一緒に家に模様をつけたいと遊ぶ子供達が沢山いたこともあり自分たちのイメージカラー(水色・赤)とは違う色をつける新もも組の子供達や新ゆり組の子供達に「お願い」(塗り方と絵の具の使い方について)をしました。
お寿司屋さんごっこの子供達は「食べに来てください」と宣伝していました。
また、手作りメニューを皆に見せて値段の紹介等をしていました。
おいなりさん130円。
サーモン握り5.000円。
と、とんでもない値段設定でした。
日中、新もも組の子供が新ゆり組の子供が使っていた椅子を持ち出しました。
新ゆり組の子供はすかさずその椅子を掴みます。
すると、新もも組の子供は泣きながら「返して」と言い出しました。
それでも新ゆり組の子供は手を離そうとしませんでした。
しばらくそのやりとりを見て収拾がつかないと判断し、声をかけようとすると新ひまわり組の子が「その子はまだ子供だからお兄さんが貸してあげたら?君よりも一個小さいよ?ほら?貸してあげて」と関わってくれました。
その声が聞こえているはずの新ゆり組の子供はそれでも手を離しません。
すると、新ひまわり組の子供の他にも新もも組の子供に椅子を譲ってあげたらいいのではないか?と加勢(他の新ゆり組の子供)が入りました。
必死に新ゆり組の子供の手を椅子から引き離そうとしていました。
そして、とうとう手が離れると新もも組の子供はどこかへ・・・。
新ゆり組の子供は加勢した子供と新ひまわり組の子供に押したり、蹴ったり、引っ張ったり・・・。
新ひまわり組の子供は泣いてしまい「痛いじゃないか。なんでこんなことするんだ。僕はいいことを教えただけなのに。バカ。絶対許さない」と。「良い事じゃない。悪い事だって、関係ない(新ひまわり組の子供は)んだもん・・・」と(確かに、新もも組の子供と新ゆり組の子供のやりとりでした)
良い事悪い事とは何か?
良い事したはずなのに・・・。
子供社会は今日も複雑に過ぎていきます。
子供達も子供社会にもまれながら日々を過ごしている事を忘れずに、大人という存在のあり方を考えていきたいと感じます。
k★y

◆やってみる (そらグループ)

今日は、ゆり組の子どもたちがはさみの経験をしました。
線に沿って曲線を切っていくという少し難しい挑戦です。子どもたちははさみを細かく動かしながら集中して行っていました。
みんなでやっている姿を見ながらも中々その場に来ない◯くん。こちらもあえて声をかけずしばらく様子を見守っていました。
みんなが終わり、子どもたちが殆どいなくなった頃に◯くんが現れました。
「先生、僕これできないんだよ。」
保育士にちゃんと自分の想いを打ち明けてくれました。
「できなくても大丈夫だから、やってみようか。」というと、◯くんははさみを手に持ちました。
曲線に切ろうと思いながらもはさみを大きく動かすことで直線になってしまいます。◯くんも思うように曲線を切れず、
「やっぱりダメだ。ほら、これじゃ丸じゃなくて三角だよ。僕はできないよ。」と一度諦めそうになりました。
もう一回やってみようと声をかけ、次はちょっとずつちょっとずつ切ってごらんと声をかけると次は丸に近い形に切ることができてとても満足そうな表情をし、私も嬉しくなり一緒に喜びました。
「もう一回。」と次は自分から挑戦していました。
繰り返すと最初やっていた時よりぐんと上達していて驚きました。
出来るようになった時の達成感を沢山沢山味わって自己肯定感が強くなっていけるようこれからも一緒にやってみることを大切にしていきたいと思います。(K.Y)
◆宝探し。 (ひまわり)

ホールで過ごすようになってから早いもので3週目に入りました。
はじめは、同じグループの子同士で遊ぶ姿が多かったものの、今ではグループを越えて一緒に遊んだり、給食を食べたりする姿も増えてきました。
今まで以上に友だちの輪が広がり、いきいきと過ごしています。
今日の朝の集まりでは、グループを越えて同じ遊びをする仲間として繋がった子どもたちの様子を見ることができました。
「宝探しをして遊びたいです。」と発表してくれたうみグループの〇ちゃん。
一緒にやろうと思っているのはにじグループの△ちゃんと◇ちゃんだと教えてくれました。
朝の集まりが終わると、すぐに3人で集まり、宝探しの準備がはじまりました。
宝を作るのはもちろん、チケットも作るとのこと。自分たちが宝を探すのではなく、運営する側になるようです。
材料を探しに行ったり、作っている途中にも、子どもたち同士でアイディアが浮かんできます。「でも、それだと〇〇だね・・・」「それ、いいね」などどんどん発展させていく柔軟性はさすがの一言に尽きます。
準備の終わりが見えてくると、お客さんの呼び込みを始めました。
説明の仕方や誘導などもとっても丁寧です。
参加するお客さんも説明をしっかり聞いて、宝探しに参加、最後には折り紙で作った景品までもらって大満足の様子です。
考えて、作って、試してみて・・・保育者の出番はほとんどありませんでした。
それくらい、子どもたち同士でやり遂げようとする力が大きくなっていることを感じます。
卒園まで残りわずか。子どもたちの言葉ややりとり、感性など大切にしながら過ごしていきたいと思います。(I.E)


Posted in 園のこだわり