◆3月8日(火)の子どもたち
2016年03月08日 火曜日
◆あこがれ (つぼみ)

昨日の雨は、今日の温かい一日の知らせだったのでしょうか。とても暖かい一日となり、上着なしで園庭にでた子どもたちも身軽になったのがわかったのかどんどん進んでいっていました。
次、幼児組になるきくたんぽぽの〇ちゃんが、「できるよ~みて~」と保育士に鉄棒のぶら下がりを見せてくれました。その様子を見ていたつぼみ組の△ちゃんはお姉さんのようにやってみたいと思ったようで自分から低い鉄棒(自分でできそうな方を選んで)につかまっていました。そこへ何人か集まってきて「ぼくも!わたしも!」としているうちに、△ちゃんが足を浮かして鉄棒にぶら下がっていたのです。□ちゃんも、高い方に保育士の補助で7秒ぶら下がれたことで「もう一回!もう一回!」と何度もやりたがっていました。
何事にも子どもたちの「いいな~」「やってみたいな~」という気持ちやお姉さんへのあこがれの気持ちがいろんなことに挑戦してみたり、「できた!」に繋がっていくんだなと感じました。
(K.E)


◆「みて!」から広がる関わり。 (きく/ふじ)

今日は雨も上がり、春の訪れを感じるようなあたたかさだったので、大聖堂までお散歩に行ってきました。
きく組になって2回目のお散歩。別のクラスだったお友だちと手を繋ぐだけでとっても新鮮な様子。そしてお友だちが靴のテープを直していると、自分はどうかな・・とみんなでかがんで直し合い。テープがとまっていてもわざわざ剥がしてもう一度しっかりとくっつけてみるほどです。
誰かが道路の石が気になればみんなも気になる。
と、立ち止まってなかなか進まないこともありましたが・・みんながどれだけお友だちを意識しているかがとても分かる時間でもありました。
大聖堂の1階広場に到着し、元気よく走りだした子どもたち。
池の中をじっくり眺めている子もいれば走り回る子もいたり。大きな石の上からジャンプしてみたり。瓶(かめ)の中のメダカの観察をしたり。
「ちょっとあついね・・」なんてベンチに座って一休みしてみたりとのびのび遊んでいました。
3人で池の中をのぞいていると何かを見つけた〇くんが突然立ち上がり、お友だちを呼びに行きました。一緒に戻ってくると、「ねぇねぇ見て、かたつむりがいっぱいいるよ」と教えてあげていました。みんなで見つけたかたつむりを、他のお友だちにも見せてあげたかったようです。そんな〇くんの声を聞いて他の子も集まってきました。
真剣に覗き込み、頭が池の水の中に入ってしまうのでは・・と思ってしまうほど近くで見つめ観察会。ちょっと動くだけでも大喜びでした。
池の縁や地面を見ると、池の水が溢れて中から押し出されてしまったのか、乾いてしまったかたつむりが何匹もいました。
保育士の「水の中に戻してあげると元気になるよ」という言葉を聞き、手のひらに乗せてはそーっと水の中に入れて手を振る△ちゃんの姿を見て、見よう見まねで水の中へと入れてあげたりと、子どもたちの心優しい姿に心あたたまりました。
様々なお友だちと関わる中で、互いに教え合ったり、何をしているか気になって歩み寄ってみたりすることで、いい刺激を受け合っているなと感じます。子どもたちの世界が更に広がっていくのが楽しみです。
S.S


◆ピンク色のほっぺ (たんぽぽ/ふじ)

今週は天気予報によると雨が続くそうで、今日は唯一の晴れ間のようです。
日当たりのよいたんぽぽ組に、朝から温かな日差しが差し込んできました。
今日はお散歩日和になりそうです。
朝の会を早々に終えて、お散歩の準備をしました。
今日の行先は「さくらの坂公園」
子どもたちは早く行きたくて仕方がない様子。階段を降りる足取りもいつもより早く感じます。
準備を整え、歩く児とお散歩カーに乗る児に分かれていざ公園に出発!
保育士と手をつないで行こうとすると、〇君はなぜか嫌がりました。どうやらお友だちと手をつなぎたかったようです。今までは自分の好きなように歩くことを楽しんでいた〇君でしたので、その反応に驚きました。お友だちと手をつなぐとニコッと笑顔をみせました。また、歩いている時もお友だちを気づかってみたり、同じものを触ってみたり…一緒に歩く楽しさを味わっている事にも成長が感じられて嬉しくなりました。
公園に着くと、うわ~っと嬉しそうに駆け出すこどもたち。
一番人気のすべり台では、すべる速さは一人ひとり違います。
思いっきり早くすべって上手く着地するのを楽しむ児、ゆっくり慎重にすべる児…それぞれですが、ぶつかったりつまったりしないよう、時にはスピードを緩めるなどこどもたち自身も工夫しているのが感じられます。
他にもいろいろな楽しみ方をしていた子ども達。
コンクリートで出来た空間を「家」に見立てています。
「だれか来て~」と声をかけてくる△ちゃん。
「ここ、トイレね」と入口付近の段差に座り込みながらおしえてくれる☆ちゃん。入口がトイレとは斬新な発想です!
「じゃ、ここは手を洗うところ~」
何とも楽しいお家ごっこです。
こちらの植木のあたりでは、アイス屋さんごっこが始りました。
ロープの柵を利用して、カウンターをイメージしているようです。
「いらっしゃいませー」と元気な声が響きます。
人気のアイスはいちご味とチョコ味だそうです。
上着もなしで元気に遊びましたが今日のお日さまも元気で、あまりの暖かさに子どもたちの方から「お茶飲みたーい」という声が出てくるほどでした。
しっかり水分補給して再び遊びへ…。
たくさん遊んで、子どもたちの可愛いほっぺはほんのりピンク色になりました。
(I.Y)


◆優しい気持ち。 (うみ/きく・たんぽぽ)

保育室で友だちと会うと笑顔いっぱいで遊びはじめます。今日も元気いっぱいの子どもたちです。
晴れていたのでみんなで園庭へ行きました。砂場に集まる子どもが多く、玩具のスコップを持っていたのでお山づくりをしました。砂をたくさんかけて大きなお山にすると、ペタペタ手で表面を固めます。強くなりますようにと願いを込めて作ると、葉っぱを一番てっぺんに飾る子ども。それを見て「りんごみたい」という子ども。「おやまの工事だね」と友だちと話しながら作っている子どももいました。和気あいあい、友だちと一緒にお山を作ることを楽しんでいました。
トンネルのお山のところでは、人だかりができています。ミミズを発見したようで輪になってみんなで見つめていました。3歳児のお兄さんがこのミミズは少し元気がないと言っていたので、お日さまが当たらないところに住んでいるという話をしてみました。すると自分の体で影を作ってミミズに日の光が当たらないようにしているお兄さんがいました。そうしてミミズが喜ぶ場所を探し始めます。その様子を近くでよーく見ていた2歳児の子どもたちも「さがしにいこう」と張り切って参加していました。日陰でいい場所を見つけたのでミミズを返そうとしたのですが、気がつくと持っていたはずのミミズがいなくなっていました。そこで2歳児の〇ちゃんが「おちついたから、かえったんじゃない?」と一言。ミミズを見つけた瞬間から最後までのお兄さんの優しい関わりをよく見ていたこと、その関わりによってミミズが安心したと思い「おちついた」と表現する姿にも驚きました。
お兄さんお姉さんから、今日もたくさんいい刺激を受けて優しい気持ちが芽生えていました。
(N.M)


◆真似っこ (にじ/きく・たんぽぽ)
お兄さんお姉さんの真似っこをたくさんして日々の生活リズムを学んでいます。嬉しいこと楽しい事、時には悲しい気持ちになるようなこともあるかもしれませんが社会性を集団生活で学んでもらえたらと思っています。
今日はゆり組さんが和田中学校で経験した楽しかった事を形にして遊んでいました。それに興味を持った〇君。お兄さんにボールを分けてもらいボール当てを一緒に楽しむ姿。まだお兄さんたちの中に入るのはドキドキしてしまうので遠くから様子を見守る◇ちゃん。お兄さんが「何点」とカウントしてくれると楽しさが倍増して当たって嬉しいことをぴょんぴょんジャンプして身体全体で表現していました。
園庭では信号機の点検車が前の道に来ていてミニクレーン車に乗った作業員の人とクレーン車を興奮気味で爪先立ちで覗いていました。
少しずつ仲間に入って一緒の遊びを楽しめるようになれるといいですね。
(k☆H)


◆安心感。 (そら/きく・たんぽぽ)

今日は昨日と変わっていいお天気です。あたたかいとなんだかうれしい気持ちになります。子どもたちも「今日はなんかあったかいね」「ジャンバーいらないよ」なんて話していました。
幼児組のお部屋で生活するようになり、子どもたちがこっそりと目を輝かせているのはウォーターサーバーです。2歳のお部屋でも後半は挑戦していましたが、幼児組のお部屋のほうがより本格的な風貌なためものすごく魅かれるようで気づけば水を飲んでいます。プリンカップに適量そそぐという動作は小さな子どもたちには難しいようで、水がカップからあふれたり、水を入れたカップを落としたり、時にはサーバーの蛇口が空きっぱなしで水浸し・・・なんてことも。毎日水難の相が出ているのではないかと少々トホホな気持ちにもなりますが、やってみたい気持ちを見守りつつ、時には「ちょっとまってーー!!!」という声も響く日々です。
さて、今日は手形と足形をとりました。4月よりも大きくなっているかな?と少々わくわくした気持ちになりながらスタンプ台を持ってきました。大体スタンプを持ってくると子どもたちは目ざといので、「ぺったんするー!!」といつもやってくるのですが、この一年で「これはお誕生日の子がやるものだ」ということを覚えたようで、みんな少し遠慮がちに「これ、ぺったんやっていいの?」「お誕生日じゃないからきょうはちがう?」と今までとは違った様子に少し驚きました。
「今日はみんなやるんだよ!」と話すと嬉しそうに準備を始めました。手形も足型もとるのはすっかり慣れているので、みんなスイスイとスタンピング。ところが、浮かなそうな顔をしてみんなの様子を眺める子が。「ぺったんしようー」と誘うとまさかの「やらない」と一言。「もしかして苦手なの?」と聞いたら「うん。。」とか細い声。そうかー。苦手な子もまだいたんだなぁと初心に戻る気持ちに。
「何色にする?」ととりあえず聞いたら「やまのてせんはみどりだよ」と、電車好きな〇くんらしい表現。「じゃあ、おてては山手線にしよう!」と緑の手形をぺたん。けれども足はやはり気が進まないようで少し休憩。「足は山手線?青の京浜東北線?それともオレンジの中央線?ピンクの京葉線どうしようか?」と大好きな電車の話をしたら「ピンクにする!」と勇気をだしてくれました。無事に全員の足型をとることができました。
みんなそれぞれ一年間の中で大きくなって、いろいろなことができるようになった!と思っていましたが、それぞれやはりまだまだ苦手なものもあったり、挑戦できないでいるものがあることに気づき、一回一回子どもたちに寄り添って安心して挑戦できる環境を作っていくことが大切であると改めて感じました。
手形・足型を取ったあとは、園庭へ遊びに行く子は元気に外へ行きました。園庭へ行くとなんとなく今までのクラスのお友達や保育士のもとへ集まり、言葉には出さないけれど身を寄せ合ったり、手をつないだりして心の充電。緊張と安心の繰り返しの中で、子どもたちは子供たちになりに頑張っていることを感じました。
(K*S)


◆音楽クラブ (もも)

今日は子どもたちが楽しみにしている音楽クラブです。
音楽クラブの始まりはチューリップの歌からです。両手でチューリップの形にして、講師の声に合わせて大きな声で歌います。
次に白音符のカードを持つ女の子グループは講師の弾くピアノに合わせて歩きます。
とても上手だったので、講師から「先生のように上手だね」と褒めてもらいました。
次は、男の子の順番なのでカードを渡します。
女の子グループ「はい、どーぞ」男の子グループ「ありがとう」
音符カードを渡す時に「どうぞ」の声が聞こえました。移行期間に入り、もも組の自分よりも小さいお友達と生活することによって、僕たち私たちがお兄さんお姉さんなんだという気持ちがすくすくと育ったからこそ、自然に出た言葉に成長を感じました。
沢山のお友達との関わりの中で成長していく姿や成長していく気持ちを大切に見守りたいと思いました。
K.S

◆もうすぐひまわり組 (ゆり)

今年度の音楽クラブも残りわずかとなりました。
皆で輪になりました。
黒音符、白音符、旗音符、点がついた音符など、沢山の音符のカードが並べられている中から一枚選びます。子どもたち一人ひとり、お気に入りの好きな音符があるようで迷わず手に取り首に下げました。
ピアノの音に合わせてゆっくり歩く、行進するように歩く、小走りする、スキップをするなどカードによってそれぞれの担当があります。よく聞きわけて自分の担当の音に切り替わると前に出てきて堂々と歩く姿がすごいと思いました。
最後にカードを片付ける時も、一人ひとりが講師へ返すのではなく、一人の児が代表でお友達の分も集めたり率先して片付けられる姿に感心しました。(K.Y)


◆最後の音楽クラブ。 (ひまわり)

今日は育子園生活で最後の音楽クラブでした。
みんなで考えたひまわり組の歌の、「みんなをたすける、やさしいひまわりさん」という歌詞の部分を、みんなでもう一度考えました。
「助ける」ってどんなことだろう?という講師の問いかけに、困っている子がいたら優しく声をかけてあげる、先生のお手伝いをする・・・などなど子どもたちなりに一生懸命考えていました。残りの園生活でも、きっとやさしく助けてくれるひまわりさんでいてくれることと思います。
最後の音楽クラブということで、今までやってきたことを振り返って3つの課題をクリアしようということになりました。
一つ目はみんなで力を合わせるものです。まずは音符リレー。二分音符のリズムを隣の友だちに伝えていって、1周ぐるっとまわればクリアです。少し苦戦しましたが、心を一つにクリアすることができました。そしてもう一つ。みんなで手をつなぎ、最後まで誰も離さなければ、魔法がかかるというものでした。誰も手を離すことなく、こちらも無事にクリア!
二つ目は子どもたちが大好きな焼き芋じゃんけんです。
いつもチャンピオンは一人だけですが、今日は全員がチャンピオンになれるまで挑戦です。
最後に残った選ばれしメンバーは、特別にじゃんけんの神様の講師と勝負です。
みんながチャンピオンになると、大喜び。
三つ目は音当てクイズです。『ドミソ』の音を聞いて当てていきます。
一人ひとりが自分で考えながら取り組んでいる姿は、まるで小学生のよう。
本当に大きくなったなとしみじみ感じました。
全員すべてクリアでき、子どもたちの表情は自信に満ち溢れています。
最後に、講師の先生にもしっかり挨拶をすることができました。
音楽クラブがスタートしてから3年間、表現する楽しさ、奏でる楽しさ、みんなで合わせる楽しさなど様々なことを感じながら成長してきた子どもたち。
音楽に触れあう楽しさを知っている子どもたちは、小学校に行ってもきっと自分から楽しさを見つけることができると思います。
これから様々なことが、「最後」になっていってしまいますが、子どもたちの成長した姿をかみしめながら大切に過ごしていきたいと思います。(I.E)


Posted in 園のこだわり