「ヒントちょうだい」
2016年02月18日 木曜日
先日幼児クラスで、子どもたちとカルタ遊びをしました。最初は年少のB君が誘ってくれ、2人でやる予定でしたが、そこへ年長の2人が来て4人でスタートです。
勿論、年長児の方が素早く札を取ってしまいます。しかし、何回かに1回は、なかなか取れないB君を気遣って、せっかくとった札を、年長T君は「はい、これあげる」と渡します。すると、今度は年少B君が、とった札を「はい、先生これあげる」と私に渡してくれます。相手への思いやりの連鎖です。
次に違うカルタで遊びたいと年長T君が言います。一方、「もう1回、同じカルタで遊びたい」と年少B君が言います。ふたりは、順番を巡って喧嘩になるのかな・・・と思い、様子をうかがっていると、年長T君は、あっさりと年少B君の意見を優先してくれました。
そしてその次は「先生オセロしよう」と年長T君が誘います。「先生は強いよ」と言い、対戦をスタートしました。やはり、間違いなく私の方が優位です。T君は悔しがってやめるかな・・・とオセロを手でかき乱しゲームを投げ出す姿を想像しました。しかし、全く違っていました。「先生ちょっとでいいからヒントを教えて」と言い、最後まで諦めずにゲームを進めていきました。(途中、何度か「ヒント教えて」と頼まれましたが・・・)
カルタやオセロでのT君の姿、また、勝てるような答えではなく、ヒントを欲しいと言ったT君にも本当に大きな成長を感じました。入園した頃、2歳ころの自我の芽生え、幼児クラスに入ってからの姿・・・といろいろな事を思い出しました。我を通そうと大泣きしたり、友たちと激しく喧嘩したり・・・。しかし、すべてが成長するための糧だったと感じます。
今日も子どもの成長を間近で感じることができ、大きな幸せを頂きました。
保育主任
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