子ども同士の見守り
2016年02月16日 火曜日
1歳児Sくんが病院を受診してから登園しました。
Sくんのクラスは、お散歩に出発していたので0歳児クラスと一緒に園庭で遊ぶということでクラス同士連携をとり確認をしていました。
しかし、登園してみるとクラスのお友だちも先生もいず、お母さんと離れがたくなるのは当然です。
なかなか泣き止まなかったSくん、お兄ちゃんの所に行ってみました。
幼児クラスに行くと、お兄ちゃんが快く迎え入れてくれて、自分のグループの中を案内してくれました。
案内しながら、「これは、みんなのだから触らないでね。これはお兄ちゃんのだから触ってもいいよ。」とグループの友達のことを思いやりながら優しく伝えてくれました。
その後、年長児数人が加わってくると、みんなが「Sくんどうしたの?」と声をかけてから遊んでいました。
Sくんは一緒に遊んでいるわけではないけど、そばにいる。そばにいてみんなの周りをウロウロしたりしている。
そんな様子でも、気にすることなく自分たちの遊びに集中し、しかし途中でSくんの様子も気にして「どこ行った?」と探してくれたり・・・
大人が言わなくても、子どもたちが見守っていてくれていたことに感動しました。
また、「Sくん、お兄ちゃんの使っていいよ。」と声をかけているお兄ちゃんを見て、年長女児が「Eくん(お兄ちゃん)優しいね。」と良いところを認め声に出して相手に伝えている場面もあり、とても感動しました。
大人が介入しなくても、子ども同士で見守り伝えている。
大人主導ではない保育のよさを感じ、心が温かくなりました。
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