◆2月17日(水)の子どもたち
2016年02月17日 水曜日
誰かと一緒が楽しいと感じているつぼみぐみの子ども達。自分一人の時間を大切にしながらも、友だちや保育士との時間も上手に過ごしています。
〇くんは砂場の大きな山の頂上に駆け登り、砂を踏みしめて下へと降りてきます。最初は砂の感触と崩れていく様が楽しかったようですが、ちょうど降りた先に保育士がいて降りた勢いを抱き留めてもらった事が楽しかったようで降りる事よりも抱き留めてもらう方へと楽しさが移っていました。『ドンドンドン(降りる時の自分で付けた効果音)・・・わぁー』と言って何度も勢いよく下っていました。
また、園庭中を走っていた△ちゃんと□くんは☆ちゃんが座ってのんびりしている姿を見つけ、☆ちゃんの隣に腰かけました。きっとたくさん走って疲れたから休憩しようと思ったのか、ただそこに座っているだけで満足そうな表情をいています。でも、☆ちゃんが持っていた砂場道具がうらやましくなったようで2人は砂場までシャベル等取りに行ったり、地面の砂を☆ちゃんにすくってあげたりといつの間にか三人の時間となって笑い合っていました。
午睡の時間には保育士がトントンしてしる姿を見て急に起き上がった◇くん。何をするのかと思いきや隣に横になっているお友だちをトントンしたり布団を掛けてあげようとしていました。「◇くん、お布団掛けてあげようとおもったの?」と聞くと『うん』。でも、自分のお尻の下にある掛布団は体の重みでなかなか持ち上げられず、保育士が少しばかり引っ張ってあげると持ち上げられ上手に掛けてあげていました。『でった(できた)』と嬉しそうな表情を浮かべたその姿を見て、お友だちの為に何かしてあげたいと感じる気持ちも芽ばえてきているのだと感じました。
誰かが泣いていれば頭を撫でてあげる姿も本当に良く見かけます。
誰かと一緒に・・・その気持ちがあるからこそ誰かの為に・・・
優しい気持ちの持ち主がつぼみぐみには多いようです。
K・E


◆初めての粘土(ふじ1)
粘土に夢中です
今日はみんなで粘土を使って遊びました。
まず、細くしてみたり丸くしてみたり平たくしてみたり…いろいろな形を作ってみせると、こどもたちは興味津々です。
○君ははじめての粘土にちょっぴり戸惑いをみせ、目の前の粘土から逃げるかのように保育士に抱っこをせがんできました。
保育士のひざの上に座ってみんなが遊ぶ様子をうかがっています。
粘土を少しつまんではきれいに並べている△ちゃん。
つまんだ形をみて「にんいんあん(にんじんさん)」と嬉しそうに見せてくれる□君。
下に敷いているトレーのバスを見て、「ばすばす」と出来た粘土をバスに見立てて走らせて楽しんでいる☆君。
ペタペタと粘土をたたいて、おもちつきのように遊んでいる◎君。
楽しそうに遊んでいる様子を見ていた◯君、遊んでみたいと思ったようで、自分から粘土に触れてみました。つまんでみて…手にいっぱい持ってみて…。感触を確かめているようでした。次第に保育士のひざから離れて、自分から遊ぶようになりました。トレーを持ち出し隣の席へ移動する姿も…。じっくりと遊んでみたかったようです。
それぞれの遊び方で、粘土を楽しむことができました。
それにしても、興味のあるもので遊ぶ時の子供たちの集中力には驚かされます。粘土の時間、ほとんど声を発せず遊んでいたこどもたちでした…。
そのあとは園庭へ…。
心地よい天気の中、のびのびと遊んできました。
またいろいろな遊びを取り入れていきたいと思います。
(I.Y)


◆考える&挑戦(ふじ2)
いっぱいいるねー
今日は中野車庫へお散歩に行ってきました。
朝の集まりのときに保育士が「今日はお散歩に行きたいと思います。バスと電車どっちがみたい?」と尋ねると「バスー」と大きな声で○ちゃん、△ちゃんが答えてくれました。
「じゃあ、バスを見に行こう」と決まり早速外に出る準備を始めました。いつも以上に準備にも気合が入ります。
「今日は順番に歩くので先に歩く人とお散歩カーに乗る人がいます。靴を履いたら決めてね」と保育士が言うと「はーい」と元気な返事をしながら靴を履き始めて、履き終わると自分達自身で「歩くー」「乗るー」といいながらすぐに分かれることが出来ていました。
道中寄り道をしながら中野車庫へ行き、バスが沢山とまっているのを見て「バスいたねー」「ゴシゴシしてないね」と子ども達同士で話したりしながらバスを見る事を楽しんでいました。
園庭に帰って来ると木の椅子が横一列に並んでいるのを発見し、幼児さんが乗って渡っているのを見て同じように乗り一歩づつ慎重に渡り、最後はジャンプしておりたり全部一人でやろうとする姿が見られたりと成長を感じました。
何事にも挑戦しようとする姿を大切に見守っていきながら、これからも子ども達の成長を一番近くで見ていきたいなと思いました。
(K.H)


◆光と影 (ふじ3)
「電車きたよー」
今日は日差しがあたたかく散歩日和ということで、今年初めての地下鉄車庫までお散歩に行きました。
「歩く」「歩きたい」と歩きたい気持ちでいっぱいです。
行きと帰りで交代で歩いていきました。
門のところで遊んでいたつぼみさんたちに「いってきま~す」と声をかけて嬉しそうに出発です。
「あっ、バスきたよ」「赤はとまれだよね」とお散歩を楽しみます。
地下鉄車庫に到着。「電車いないね」とみんなすぐに気付きます。
いつもより遅い出発だったこともあり、なかなか電車が来ません。
「電車まだかな」「電車こないね」
とみんなで電車をまってる中、「電車お休みなんじゃない?」「おうちに帰っちゃったんだよ」と〇ちゃんがひらめいたように話しだしました。
しーん。と電車の音がしないなか〇ちゃんのひらめきが本当のことのように思えました。
「あっ、電車が来たかもしれない」と〇くん。かすかな音に反応した〇くん。
なんの音か分かった△くんは「ひこうきだよ」
と、あおぞらにちいさな白い点を指差し教えてくれました。
電車の音が聞こえないか耳に手をあてる△ちゃん。聞こえないかな?と耳にあてていましたが手で覆いすぎて逆に聞こえないのでは?と思いましたが本人はいたって真剣な様子でした。
「今度はヘリコプターがきたよ」
「まだ電車こないね」
落ちてる石を拾う△くんと◇ちゃん。
待つ時間を楽しみながらいると
ついにがたん、ごとん。
「あっ、電車の音だよ」と☆ちゃん。
△くんも今度こそと言うように「電車がきたかもしれない」
耳で覆って、耳を澄ませていた△ちゃんにも聞こえました。「やったー電車きたね」
と喜びの声と拍手もおきていました。
☆くんだけはみんなの「電車がきたー」を合図に私の手をぎゅっとにぎり反対の反応でいました。
待つという時間もいろんな感情や反応がみられ、待つ時間もいいなと感じました。
お茶を飲んでいる間にもう1台見れました。
「電車見れてよかったね」と嬉しそうな声や「もっと見たいな」とまだ見たかった思いも感じながらお散歩カーと歩きを交代して帰りました。
帰る時にお散歩カーに乗っていた▽ちゃんが「あれ?」。◇くんも気付きました。
いい天気でおひさまも出ていたので出発すると散歩カーの影が動きます。手を挙げて確かめる▽ちゃん。不思議そうにしていましたが影に気付いた瞬間でした。
園庭に帰ってくると「音楽なるまであそぶ」と宣言する〇ちゃん。最近ではお兄さんお姉さんが給食の合図が鳴るまで遊ぶこともしばしばあるのですが、まだ遊びたいという気持ちのあらわれ。園庭で思いっきり遊んでいきました。
ロッククライミングの裏側に「こっちがおうちです」と招いてくれた▲くん。▼くんと一緒におじゃまします。上のロフトのすきまから光がさしこんでいてなんとも不思議なお部屋になっていました。▲くんが招いてくれなかったら気付かなかった空間でした。
子ども達のひらめきや発想・つぶやきや気付きに触れていきました。
t*s


◆春になれば(きく)
今日は、室内遊びと園庭遊びに分かれました。
子供の体調等を配慮し室内遊びを設けました。
室内遊びでは少ない人数でしたので、電車の箱を全部空っぽにして長い線路遊びをしたりシルエット遊び(画用紙に決まった型の影絵を好きな場所に貼り、その影絵が何をしているのか?誰なのか?どこなのか?等を想像したり、保育者とのやりとり(会話)の中でも想像したりするような遊び)をしました。
園庭では、即席アスレチックゾーンを設けて体を動かして遊びました。
2歳児クラスの子供達は何でも興味を示して挑戦したり、参加したりと何にでも興味を示して経験しようとするのでゾーンの設定をすると面白い姿が見られたりします。
また、虫を見つけて喜ぶ子供達もおりました。
「ミミズだよ〜」
と持ってきて見てみるとそれはナメクジでした。
そして、まだ他にもいるからこっちに来てと保育者を呼びます。
行ってみると、ナメクジの通った後がピカピカに光っていました。
丸太の少し湿った場所にいます。
その場所をスコップで剥がしてみると、冬眠中だったハサミ虫がいました。
「怖い〜」
という子もいます。光に当たってピカピカなハサミムシはゆっくりその場から逃げて行きました。
まだまだ春は先です。
幼児グループになってどんな虫に出会えるでしょうか?
見たこともない生き物に出会った時のドキドキワクワクなあの表情。
いつまでも大切にして欲しいです。
k★y
◆お友だち大好き(たんぽぽ)
体操中「みんなおきてー」
昨日はお忙しい中、保護者懇談会にお集まりいただきありがとうございました。
ご家庭でや園での子どもたちの様子が保護者の皆様と共有させて頂けたことはとても素敵な時間でした。
今日も元気いっぱいのたんぽぽ組。
朝のダンスタイムと言うことで「わーお」・「ミッキー体操」・「ハッピージャムジャム」3曲続けてダンス
最後の曲の途中で「ちょっと、つかれちゃったよー」と◎ちゃんがしゃがみ込むと、それに合わせて◇ちゃんも一緒に、昨日の懇談会でもお話させて頂きましたが、一緒にが一番楽しいたんぽぽ組です。
朝の会では、咳・鼻水が多くなってきているので、咳するときやくしゃみをするときに手を口元に当ててするといいよと言うお話を再度させて頂きました。
保育者が「鼻水が出たまま遊んでたらどうかなー」と子どもたちに問いかけると「だめー、ティッシュでふくんだよー」と教えてくれた△くん
「そうだねーお部屋の中にはちゃんとティッシュがあるから拭いてね、じゃあ園庭ではどう」とたずねると「せんせいティッシュっていうの」と再び教えてくれた△くん。
「そうだね、近くにいる先生にティッシュ下さいって言ったらくれるから、お鼻が出たときは言ってね」と伝えると「はーい」ととてもいいお返事が返ってきました。
するとすぐ、先ほど答えてくれていた△くんが「せんせいはな出たからふいてくる」とすぐに実践してくれている姿に感動しました。
その後もう一つだけ、お兄さんお姉さんパンツのお友達が増えたので、おトイレについてのお話をしました。
「おしっこ出そうだなーと思ったら、お部屋におトイレがあるから、おトイレに行ってね」と伝えると、●くんが「えんていにも、おといれあるんだよー。●くんしってる」と話してくれた●くん。
「そうだねー園庭にもおトイレがあるから、先生におしこーとかトイレ行くって言ってね一緒に行くからね。一人では危ないからね」と伝えさて頂きました。
園庭では、出るとすぐに保育者が作った丸太渡りを発見、保育者がやって見せると「わー■せんせいすごーい」と大感動。
一人がやり始めるとそれに引き寄せられるように、みんなが集まってあっと言う間に大渋滞になるほどでした。
しっかり順番を守って並んだり、間違えて並んでいるお友達に「うしろからだよ」とどこから並ぶか教えてあげたりと、保育者が間に入らずとも、子どもたちだけてやり取りをしている姿は成長を大きく感じます。
お友達が楽しそうに遊んでいる姿に、自然と引き寄せられ集まり同じ遊びができ楽しむ姿は、微笑ましく成長の喜びを感じさせてもらえた時間でした。
(M・Y)


◆緊張。 泥だんごも進展。 (うみグループ)
もも組発表会当日。
朝の集まりでも話しました。
今日本番だね、緊張してる人?と聞くと、「・・・」。
パパやママを前に踊ることを考え込んでいるのか緊張で口が開かないのか、少し違った表情を見せるもも組です。
日中は練習です。
保育士が練習しよう、と声を掛けなくても「練習やらなきゃ」と声を掛け合います。
ゆり組の子たちはセリフがあり、みんなでいうところなど一人一人の協力が必要です。
そのセリフも子どもたちと考えました。
この場面だったらなんていう?と問うと、「驚く」「怖く言う」とアイディアを出し合います。
今日はセリフの確認をしてから、舞台での練習をやりました。
もも組での見せ場はペアになって回る場面です。もも組ならではの可愛さが必見です。
ゆり組の練習中はもも組がお客さん、もも組の練習中はゆり組がお客さんと見て、拍手もしっかりします。
緊張を解くのは園庭ですね。
園庭に行ける時間になると、思いっきり身体を動かして遊びました。
また「泥だんごが気になる」と泥だんごもやりました。
なかなかツルツルにならないだんご、保育者にどうしてならないか聞きました。
水につけて、沈んだ土でやってごらんとのことで早速取り掛かります。
水につけてから少し寝かす時間も必要でバケツに水を張って終わりました。
そのあとは水を使って泥遊びです。
男の子は最近園でも行ったお餅つきに見立てて遊び、女の子はチョコレートケーキ作りです。
自然と低年齢の子たちも参加して落ち葉などを使い、デコレーションを楽しみました。
みんなの前で発表することは緊張しますが、今年度の初めから比べると堂々と集まりや誕生日会で話すことが出来ます。
今回の発表でよりうみグループの仲間同士の絆が生まれることがとても楽しみです。
※ひまわり組の和田中央児童館訪問の様子は、にじグループをご覧ください。
(A.Y)


◆オオカミ、食べられるヤギ、そして、食べられないヤギ・・・ (にじ)
今日は年長さんは児童館からのご招待があり、連日のお出かけとなりました。児童館では、身体を動かすところ、絵具で遊ぶところ・・・と、用意された様々なブースを回って、児童館の遊びを体験しました。スタンプラリーのように、体験したブースでスタンプをもらうという工夫もあり、より楽しく過ごせました。4月からの生活に、期待がふくらむひまわりさんです。
ももゆりさんは、今日からいよいよ懇談会ということで(ももゆりさんは一緒の劇をするので、今日、明日と2日間の出演予定です)、劇を披露することを楽しみにしています。ところがちょっとした問題が・・・。劇遊びで、それぞれが好きな役を楽しんでいたのですが、昨日の時点では、オオカミ1人、食べられるヤギ2人、食べられないヤギたーくさん、というキャスティング。さすがにバランスが・・・ということで、昨日の帰りの会と今日の朝の会で、そのことを子どもたちにも相談してみました。すると、「オオカミやる!」「食べられるヤギやるよ!」と快く手を挙げてくれる子たち数人。
それぞれにやりたい役、迷う気持ち・・・様々あると思いますが、「今、これがやりたい。」という願望のままに動くのではなく、相手(保育士)とのやりとりをする中で、「じゃあ、こっちをやってみようかな。」「これをやってもいいかな。」と、考えて行動できる姿に成長を感じます。
今日は、たくさんのお客さまの前でいよいよ披露。初めは、あまり興味がなかった子たちも、お友達が楽しく遊ぶ姿を見たり、おかあさんたちに見せたい!という気持ちが強くなり、いつのまにか自然に参加するようになっていました。ドキドキわくわくの気持ちを一緒に感じながら、今日の発表をみんなで楽しみたいと思います。
(T.M)


◆言葉のかけ方(そらグループ)
発表の最終練習中。
今日は、昨日に引き続き、ひまわり組が和田児童館へ出かけました。
朝、その事を伝え「何時に並ぼうか?」と言うと「すぐ準備出来ちゃうから」と頼もしい応えがありました。5分前に並ぶことにしましたがそれより早く並んでいて、保育者が声を掛けなくても自分たちで時計を見て行動していました。
そして、徒歩で移動しましたが、女の子を壁側にしてあげたりお友だちを思いやる姿も見られ
ました。「児童館では何が楽しかった?」と聞くと「バスケットボール」だったそうです。
そして、今日はもも組の懇談会です。保護者の方に成長を見て頂くため発表があります。
もも組の子どもたちに、「1年でたくさん出来る事が増えたね。何が出来るようになったかな?」と聞いてみたところ、「自分で着替えられる」「おトイレも一人で行かれる」「給食もこぼさないで食べられる」「スプーンだけじゃなくてお箸もつかえるよ」などたくさん出来るようになったことを話してくれました。
もも組の〇くんとゆり組の□くんがケンカになった場面に出合いました。〇くんが□くんを叩いて逃げてしまって、□くんが「もう〇くんなんかキライ!」と怒っていました。
□くんと〇くんのところへ行きました。「〇くん、逃げないで□くんとお話しよう」と声をかけると隠れた場所から出てきてくれました。
□くん「叩いたのがイヤだったよ」
〇くん「だって、□君がおならしたって言ったからイヤだったんだよ。だから□くんからあやまって」
□くん「ごめんね」
〇くん「いいよ。ぼくもごめんね」
という話のあと、保育者から〇くんに「ちゃんと、気持ちをお話しできたね。また一つ出来たことが増えたね」と声をかけました。
すると、給食のあとその〇くん、はじめておトイレで排便ができたのです。
今まで排便だけはトイレで出来ず、オムツに履き替えてしていたのですが、昨日からオムツがロッカーになくトイレに座るようになっていました。昨日は保育者から声をかけられ渋々行ったのですが、今日は自分自らトイレに行きそして排便出来たのです。
「先生、うんちできたよ」と言ってきたときには一同びっくり!涙が出そうなくらい感動でした。「すごいよ。〇くん。今日だけでいっぱい出来たこと増えたね」
こうした方がいいよ。こういう方法もあるよ。など日頃、肯定的な声のかけ方を心がけていましたがそれらの言葉の前に、まずこどもが行った行動に対して出来なかったことや間違えていることに目を向け声をかけるのではなく、出来たことや素敵なところをみつけ声をかけた方が
子どもたちは自分で気づきどんどん成長していくんだと教えてもらいました。H・T

Posted in 園のこだわり