◆2月9日(火)の子どもたち
2016年02月09日 火曜日
◆自分の気持ち (つぼみ)

今日は身体測定をしてから電車を見にお散歩へ。朝の集まりで子ども達に今日の予定を伝えてみました。身体測定が予定より少し時間が掛かってしまいお散歩に行くか悩んだので、靴を履いている子ども達にちょっと質問してみることにしました。
「(子ども達の名前を呼んでから)園庭で遊ぼうかなって先生思ったんだけど電車見たい?園庭でもいいかな?」すると
〇ちゃんは『やだやだー」
△ちゃんは『でんしゃ・・・みう(見る)』
□くんも『でんちゃ でんちゃ』とみんな電車推し。
「電車がいいの?園庭はダメかな?」の問いには、
『うん』とみんな返事しながら大きな頷き。「じゃあ、やっぱり電車にしようか」と言うと『いこー』とみんな積極的に靴を履いていました。これから何をするかと言う見通しが持てていたというのも驚きであり、また、これからの事への言葉のキャッチボールがしっかりできた嬉しい瞬間でもありました。
また、大興奮で電車を見た後、散歩先を出発する際に歩くかどうかを子ども達に聞いてみることに。☆ちゃんが急にこちらに手を思いっきり伸ばしてみたので「歩くの?」と尋ねてみると声を大にしてはっきり『うん』とのこと。手をつなぎ始めると本当に嬉しそうな表情をしていました。
時はちょっと遡り、お散歩に出発する少し前・・・
珍しくみんなの所に来なかった◇ちゃん。砂場で夢中になっていました。「◇ちゃん、みんな電車見に行くけど行く?」すると首を横に振りました。「砂場で遊ぶの?」今度は首を縦に・・・「じゃあ、行ってくるね」と言うと手を振ってくれていました。
みんなでいるのも好きだけど、今日は砂場がしたい。そんな気持ちをしっかり伝えてくれていました。そんな◇ちゃんはふじぐみさん達と園庭あそびを満喫。楽しい時間を過ごしていたようです。
言葉・仕草で・・・
表現方法は違えどみんな自分の気持ちをしっかり伝えてくれていました。
こんな風にやり取りが出来る今がとても楽しく、また、もっと色々な関わりをしたいなと感じます。
今、子ども達の中にはたくさんの気持ちがあるはずです。それらをこれでもかと表に出してくれる時が楽しみです。
また、昨日はお忙しい中、懇談会にご参加頂きありがとうございました。残りのつぼみ組での生活・・・皆で楽しみ、笑顔溢れる時間にしたいと思います。
K・E


◆のびのび遊びました。 (ふじ1)

今日は支度を終えて園庭へ出てみると、砂場に大きなお山がいくつも作ってありました。
それを見て、遠まきに見ている児・もっと大きくしようと小さなスコップでせっせと砂をかけている児・山のてっぺんに登りたくて果敢に挑戦している児…子供たちの反応も様々でした。
同じ山を見ても、考えることはひとそれぞれなのですね。
今日は日向にいると日差しがあたりポカポカして、心地よいお天気でした。
子供たちも一日活発に遊んでいました。
ウッドデッキで、以前幼児組さんがダンスしているのを見ていたふじ1組の子供たち。ふと思い出したようで、○君がウッドデッキににのって踊りだすと、一人また一人とウッドデッキにのって手や足・おしりをフリフリしながら踊りだしました。
「あんぱんまんはきみさ~♪」と歌うと楽しそうに自由に踊っています。ノリがよくて、デッキの上で、しばらく盛り上がっていました。
花壇では、幼児組さんが植えた球根が土からはみ出てしまっていました。「球根かわいそうだから、土をかけてあげようね。そうしたら芽が出てくるかな?」と話しながら土をかけていると、△君が「でた、でた!」と言っています。まさか…と思ったら、側に植えてあった球根が芽を出していたのです。
ちょっぴり早い春の訪れ(?!)を感じた瞬間でした。
(I.Y)


◆fit (ふじ2)

今日は、朝の時間に「きょだいなきょだいな」という絵本を読みました。
この絵本はトイレットペーパーや扇風機やピアノがもしも{きょだい}だったら・・・という内容の絵本です。
この絵本を読んだあとに「今日は園庭で遊びたいと思います。お砂場に{きょだいなきょだいな}山を作ってみようと思うので一緒に遊んでくれますか?」と聞くと「はーい」と大きな返事をしてくれました。
砂場に着くと、保育者がせっせとスコップで砂山を作る仕草をじっと見たあと「それかして」と言ってきます。どうやらこのシャベルを使えば想像以上に砂が掘れるのだ
と思ったようです。
大きな山が完成し遊び出す姿を見ていると、数人の子が砂山をいじってみたり、登ろうとしてみたりしていました。しかし、その脇で山より団子(おままごと)の女子がいました。
ふと考えてみると、朝の時間に砂場で一緒に遊んでくれますか?と言ったものですから、気を使って一応砂場にいてくれているのかもしれないと思いました。
その後、その{きょだいな山}は別のクラスの子供たちが遊ぶことになりました。
その子供たちは、山登りをしたり、山崩しをしたりしています。発達の違いや興味の違いで遊びの違いが見られるので子供の興味は何なのかアプローチをかけながら探っていきます。
一人の男の子が築山周辺で遊んでいました。
ふらふらと登ったり下りたり・・・。
そこでもしかしたらと思い、ダンボールを持っていき築山の上から一緒に滑ってみました。
すると、徐々に笑顔が見られ草スベリが見事その子の興味関心(楽しいと思える情動の気持ち)にフィットしたのです。
遊びだけではなく様々な場面でこれはどうかな?とアプローチをかけて子供が興味を持ってくれた時の喜びがたまりません。
K☆y

◆「いっしょにいいよ!」 (ふじ3)

今日は園庭で遊びました。
〇くんと◇くんが、大きな植木鉢として使っていた入れ物の中に入って遊んでいました。
お風呂のようにして浸かったふりをしたりとよく遊んでいることがあり、今日もそんな姿が見られました。二人が出たり入ったり、その間に□くんも来て入れ替わるように入ったり。
そんなことをしていると、△くんも「ぼくも入りたい・・」と言うのですが、その時は三人みんなが入っている時で、みんなが座っていたので、△くんが入る場所がありませんでした。
入れないと分かると泣いてしまった△くん。最初は「まっててね」「まだだよ」「いまはいってるよ」と言っていたみんなも、△くんの涙を見て思いに気付いたのか、動き始めたのです。
座ったままの状態で横にずれてつめてみますが、ギューギュー押し合うだけでスペースは変わりません。すると立ち上がった〇くんを合図に◇くんと□くんも立ち上がったので、座っていた時と比べてなんだか広め。そして横に少しつめるとちょうど一人分の場所が生まれたのです。
するとそのことに気が付いた◇くんが「あ、あいてるよ」「いっしょにいいよ」と△くんに教えてくれたのです。
その言葉を聞くと△くんの涙も止まり、4人で入ることができました。入りずらそうに様する△くんの足やおしりを支えてあげたりとそういった関わりが自然とでてくるって素敵だなと思いました。4人で10まで数を数えてみたり、△くんにも笑顔が戻り、みんなとってもいい表情をしていて嬉しくなりました。
今回は立ってみたらちょうどスペースが生まれてみんなで入れることに気付けましたが、
みんなが楽しく仲良く遊ぶためにはどうしたらいいだろう・・そんな風に日頃から一人一人が考えていけるようなふれ合いをしていきたいなと思いました。
S.S


◆初挑戦 (きく)

園庭の吊り橋に初挑戦する子が続出でした。
ロッククライミングの他に上に上がるルートのはしご。1つ1つの棒の間隔が広いのですが一番下に丸太を置きよじ登りました。それぞれどうやったら登れるかを考えながら登り、〇君は1つ登ったところで「はあ~疲れた。」と棒に手を掛けながら休憩。休んだ後に根気よく登り始めました。〇君はロッククライミングはまだ登れないので、初めて上にのぼる事ができ喜びをピョンピョンとジャンプで表現していました。
その後吊り橋に挑戦。慎重に進んで行きます。吊り橋の中央あたりはロープが広がり難しい場所。慎重によく考え、どこに足を置けばいいのか探りながら進んで行きました。1度バランスを崩してしまいましたが保育士が下ろそうと手を貸そうとしましたが、〇君は自力で体勢を立て直し、またロープにつかまり渡り始めました。最後まで渡りきると「渡れたよ~」と照れながらも報告していました。〇君はバランスを崩した時点でやめるという選択もあったのに最後までやりきろうと言う意欲とやる気、勇気を出し1歩を踏み出したことにより素晴らしい達成感と大きな自信を持つことが出来ていました。子どもたちの無限の可能性を信じ関わっていけたらと感じました。
(K☆H)

◆「みんなだいすきー」 (たんぽぽ)

今日も日差しは暖かいですが、風が肌寒く咳・鼻水や体調を崩す子が出てきています。
体温調節ができるように室温など環境面の配慮にも注意していきたいと思います。
今日も15人の子どもたちが集合です。
お兄さんお姉さんクラスに向けて子どもたちの意識も変わってきているように感じます。
朝の会での真剣な眼差し、園庭へ出る際のお支度や帰ってきてからの着替え、どちらも保育者の手を借りず何でもやってしまう皆、本当に大きく成長したなと感動させて貰っています。
今日も園庭で、ロッククライミングに挑戦したり、吊り橋を渡って「せんせーすごい」と得意気な〇ちゃん。
トンネルすべり台では「わーたすけてー」と大笑いの◇くん、どんどん後ろから滑ってくるお友達を待ってだんご状態に。それが面白すぎて大笑いでくり返しみんなで楽しんでいました。
「せんせい、みてみて△ちゃんできるよーすごいでしょー」と鉄棒にぶら下がって見せてくれた△ちゃん、それを見ていた◎ちゃんも一生懸命にぶら下がって楽しんでいました。
たくさんの子どもたち同士で、なんとなく決まりを作って遊ぶ姿がたくさん見られて、関わりが少なかった子どもたち同士での関わりもたくさん見られて、毎日楽しんで遊んでいる姿に、私たち保育者も嬉しく自然と笑顔が増える毎日になっているなと改めて感じました。
(M・Y)


◆みんなで合わせた音 (もも)

先週に引き続き、2週連続の音楽クラブでした。
朝の集まりでは、「音楽クラブで何か楽しい事したいな」と言う子もいて、楽しみにしていました。
今日はメロディオンを吹きました。
以前にもやったことがあったのですが、久しぶりに見る楽器に「名前なんだっけ?」「メが付くやつ何かな?」「ピアノの仲間だよね」とみんなで思い出していきました。
ドの音、ソの音、高いドの音の3つを、カエルの歌・ちょうちょの歌・キラキラ星の歌のリズムに合わせて吹いていきました。
人差し指でしっかりと音を押さえられている子が多く、同じ音が響き渡り以前よりも上手になっていることを感じました。
別の音を出したり、鍵盤をたたいたりしている子もいたのですが、押さえる場所が分かると、みんなと同じ音になったことが分かり嬉しそうで、音を合わせる事の楽しさを知ったようでした。
最後はアンパンマンの曲に合わせて、自分の好きなように吹きました。
両手で弾いたり、片手を速く動かして弾いたり、指を滑らせて全部の音を押さえてみたり、様々な弾き方を楽しんでいました。
沢山吹き終えると、少しお疲れ気味の子ども達でしたが、ピアノの音楽に合わせて動物になりきり、身体を動かし始めると、今日1番の笑顔を見せてくれました。
もも組の仲間と音楽クラブの活動を通して、お友達と一緒に過ごす楽しさも学んでいくのだなと感じました。(B・K)


◆音を近くに (ゆり)

今日は先週に引き続き音楽クラブです。
ももぐみの番が終わってゆりぐみのみんながホールに入るとホワイトボードに鍵盤が描いてあり、その鍵盤に音名がふってあります。入ってきた児が『真ん中の・・・ど?』『真ん中の・・・そ?』と不思議そうに見てました。
さぁ今日は何をするんだろうと楽しみが膨らみます。
今日のホールは赤いじゅうたんが敷いてあり、まずはそのじゅうたんを使って音遊びです。
入口側のじゅうたんは『高いド』真ん中のじゅうたんは『真ん中のソ』ピアノ側のじゅうたんは『真ん中のド』という設定でピアノから聞こえ来た音のじゅうたんに時間内に移動し正解だった児が残っていく勝ち残り戦です。
第一回戦。
ぽ~ん♪
と、ピアノから聞こえてきました。
音を聞くと見事に全員が入口側のじゅうたんに移動しました。
答えは・・・
『全員不正解』(笑)
あまりにも早く終わってしまったのでチャンスをもらってリベンジです。
みんなは耳をすまし、先ほどよりピアノに集中して音をよーく聴きます。
お友達の様子を見て移動する児、一番に移動してみんなと違って不安になる児、堂々と移動して間違える児、いろんな児がいますが答えが正解だととても嬉しそうです。
不正解だった児も座って残った児の応援をしていました。
『がんばれ~』と大きな声で応援してると音楽の先生に『元気よく応援しちゃうと音が聞こえないから心の中で応援してあげてね』と言われみんなは一緒に音を聴きながら心の中で応援してました。
そのあとはメロディオンが渡され音遊びで出てきた『真ん中のド、真ん中のソ、高いド』の3音を使って音楽に合わせながら弾きました。珍しいメロディオンにどう使っていいか迷う児もいましたが、音遊びで出てきた3つの音は何度も聞いていたので鍵盤を押すと『同じ音だ』と自信満々に奏でていました。
『リズムが取れる』とか『歌が歌える』など音楽に大事なことかもしれませんが音遊びを通して音を近くに感じ、奏でる喜びを感じ、音を楽しむ。それも『音楽』です。
今日は改めて音を楽しむことを感じさせてれた時間でした。
音楽クラブの時間だけではなく日頃から音を楽しめる生活を提供できたらと思います。
K・Y

◆音楽クラブ(ひまわり)

音楽クラブも残すところわずかとなってきました。
始めに皆で作ったひまわりの歌を歌いました。
歌詞の中に入っている「やさしい」という言葉。子どもたちにとって優しいとはどんなことかというのを一人ひとり発表しました。
泣いている子がいる時どうしたの?と声をかけてあげること、困っている人がいる時に助けてあげること、お手伝いをすることなど子どもたちの言葉からさまざまな優しさが感じられました。最年長のお兄さんお姉さんとしてお友だちや年下の子どもたちに思いやりの気持ちをもって優しく接することができる年長児。一人ひとりが自信を持って発表している姿を見て、頼もしく見えいよいよ新たな道へ向かっているのだと感じる時間でした。
今日は、講師が弾くピアノの和音を聞き分ける遊びをしました。
ドミソの和音が聞こえたらホールの左端、ドファラの和音が聞こえたら真ん中、シレソの和音が聞こえたら右端へ移動します。
お友だちの姿を見ながら移動したり、恐る恐るゆっくり歩いたり。始めは自信がなかった姿も少しずつ自信がついて自分で動くことが出来ていました。
間違えることを恐れずに自分の意思を持つことの大切さを感じました。(K.Y)


Posted in 園のこだわり