子どもが幸せに今を生きるために
2016年01月20日 水曜日
昨日群馬から見学者が貸切バスで来園、園庭の環境、室内の環境を丁寧に見ていきました。
また一日保育士体験のお父さん先生、お母さん先生を見て「保育参観ではないのですね」と子どもと共に一日を過ごす姿に関心され、熱心に園への質問もありました。
遊んでいる 子どもの行動には「何でそんなことをするの?」と叱りたくなることがよくあります。私も子育て中は実にそうでした。しかし、今振り返ってみると、そんな叱り方をしないで、こどもの行動を一緒に考えることが大切ではないかなと思います。
当たり前なことかもしれませんが、子ども達の行動には理由があります。それは大きな喜びを現すものや、やりきれない怒りを現すものや自分ではどうしょうもない悲しみを現すものなどさまざまです。その子ども達の行動を受け止め、ともに考え、分かり合うことこそが、私たち保育者としてするべきことなのではないでょうか。
子どもの気持ちをくみ取っているつもりでも、今おもちゃの電車を数個もっているその子に、「○○チャンにもひとつかしてあげて」と言う言葉は、大人でいうと「車の鍵を貸してあげて」に等しい程厳しい選択であると聞き、子どもの気持ちにより添っていないことを、先日研修で聞き驚き、大変なことばかけと大反省しました。その気持ちを受けとめ、寄り添うことの難しさに、今更に胸が痛みました。
子どもに「良い子」をさせるのではなく、一人ひとりを尊重し、寄り添い、日々の成長を共に歩むことのできる、子どもにとっての「居心地の良い園」でありたいと願います。 園長
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