信頼関係
2016年01月21日 木曜日
園庭でたくさんの子ども達が元気いっぱいに遊んでいます。
その時、1歳児のSちゃんが、転んでしまいました。けがをしている様子はなかったのですが、転んだショックと手のひらについた土が嫌だったようで、立ち上がって泣いていました。声をかけようと思い近づいていくと、Sちゃんは泣きながら辺りをキョロキョロと見渡しています。そして、泣きながら「ママがいい~」と歩き始めます。一見、ママを探しているようにも見えますが、もちろん、今ここにはママはいません。Sちゃんが行き着いたところは、担任でした。
担任は、Sちゃんが泣いている姿を見て「転んじゃったの?大丈夫?」と一言声をかけると、今まで泣いていたSちゃんは、コクリとうなづき、泣きやみました。そしてまた、安心したようにひとり遊びに向かいました。信頼関係がある担任に気持ちを受け止めてもらったことで、Sちゃんの気持ちは晴れました。
この繰り返しが、どれだけSちゃんの成長に大切なことかを感じました。子どもが求めてきたとき、それに対ししっかりと関わり、温かく受容し、適切に対応することで安心感を得ることができます。安心があるから、また勇気を出して進むことができます。Sちゃんが、再び笑顔で遊ぶ姿を見て、私も安心してその場を離れ、次の子どもたちのところへ向かいました。
保育主任
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