学びへの芽生え
2015年12月24日 木曜日
空気が乾燥する季節と共に、感染症が流行が心配です。
集団生活ですので、感染は最低限でくい止めることが大切です。
先日も、嘔吐した場合の処理の仕方を、看護師や保健係を中心に確認する時間がりました。まだ、処理の仕方を知らない新入職員や、少々自信のない職員など、参加は自由ですが、メモをとったり、質問したりしながらみんな積極的に参加していました。
乾燥と言えば、園庭の落ち葉も、日に日に降り積もり園庭を埋めつくし、すっかり乾燥しています。そして子どもたちにとっては楽しい遊具の主役になっています。たくさん集めて山にしたり、雪を降らすように天に舞い上げ楽しんだり、キリを付けるのが難しいくらい夢中になっています。
ある職員から「明日から雨の予報で、たくさんの落ち葉が雨に濡れ、集めるのが大変になってしまう。その前に一度片づけて、また、新しい落ち葉で楽しんだ方が良いのではないか」と提案がありました。
なるほどと思い、園庭にいた職員に事情を伝えながら「子どもたちと一緒に落ち葉集めをしませんか」と声をかけました。
その職員は、「そうですね。でしたらせっかくですから、その集めた落ち葉をとっておいて、また、焼き芋会しませんか」という話がありました。
普段、プロジェクト保育に取り組んでいるからこそ、ひとつひとつの出来事が、網目模様に広がり、繋がり、発展していくのだと思いました。ただ、落ち葉を集めるだけでは子どもたちも、「やらされている」という感覚になってしまうかもしれません。しかし、落ち葉集めが面白いことにつながっていくと、子どもは意欲も芽生えていきます。やりたいという気持ちが学びにもつながっていきます。
小学校に入学するまでに子どもたちが経験しなければならないことは、「楽しむこと」「味わうこと」「感じること」「関心を持つこと」「気づくこと」など探究心、好奇心、意欲を育て学びへの芽生えへとつなげていくことです。
子どもたちが毎日の生活の中で、このような経験をたくさん通し、創造力、想像力、探究心を深めている姿を見て、とてもうれしく感じます。
保育主任
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