『木育ひろば 』
2015年12月21日 月曜日
先日、先輩職員に誘われ、大宮八幡宮で開催される第25回 「杉並花笠祭り」に参加しました。もう何十年も杉並に住んでいながら、こんなお祭りがあったことを恥ずかしながら全く知りませんでした。花笠踊りパレードやチャリティープレゼント、飲食・物品販売、いろいろなイベントなど盛りだくさんで、大勢の方々が大宮八幡宮の表参道を埋めつくしていました。
私が参加したのは、大宮幼稚園の体育館で行われた『木育ひろば 』です。木でつくられた、玩具や積み木を思う存分使って遊びます。私たちは、小さな子と一緒に遊んだり、お母さまとお話したりするお手伝いをさせて頂きました。不思議なことに、ぬくもりのある木の玩具に触れると、なぜか心も穏やかになるような気がしました。
そして夢中になって遊んでいるのはお子さんだけではありませんでした。お父さまお母さまもひとつひとつ手に取り、お子さんと一緒に楽しまれていました。お父さまの中には、積み木を高く積み上げたり、立体の幾何学的な造形を時間を忘れて作り込む姿がありました。そんな姿を子ども達は、憧れるような瞳で見つめています。私も、少し遊ば せて頂きました。時間があったらもっともっと遊びたい気分でした。
終了時間が近づいてきたころ、この『木育ひろば』のスタッフの方が会場に向かってお話を始めました。
終了時間が近づいてきたころ、この『木育ひろば』のスタッフの方が会場に向かってお話を始めました。
「この木のおもちゃや積み木のお話です。山で大きく成長し、木と木の間を開けるために、切らなくてはならない木があります。でも、その木を捨てずに生かすため、職人さんが丁寧に作り、磨いてくださったおもちゃなんです。とっても大切なおもちゃです。片付ける時は、赤ちゃんを抱っこするときのように、優しく包み込み『ありがとう』と言って仕舞いましょうね」
とても優しい気持ちになりました。会場の皆さんも、同じ気持ちになったと思います。会場中に積み木や玩具が散らかっていましたが、その後の片づけはとても順調でした。
普段の保育の中でも、大切な物を大切する心を子どもたちに伝えていきたいと改めて感じることができました。
保育主任
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