◆12月24日(木)の子どもたち
2015年12月25日 金曜日
◆”じぶんで・・” (つぼみ)

今日は、日差しも感じて気持ちのいい天気になりました。園庭に出かけるまでの子ども達の姿も少しずつ変化してきています。”自分で”の気持ちが出てきて、”やってみよう”になってきているようです。外に出る時に、〇くん△くんが、靴箱から自分の靴を持ってきました。〇くんの靴のマジックテープを剥がしていると、隣で△くんが覗き込んでいます。「ここね、ベリべりってするんだよ」と言葉を添えて見せると自分の靴のマジックテープを剥がそうと頑張っていました。
できた事を喜んでくれると勝手に思い、ちょっと手助けしようとすると首を振って靴を大事そうに抱えています。”自分で”と思ったようです。「ごめんね、自分でやる?」と聞くと”うんうん”と頷いて教えてくれました。何度か試行錯誤した△くんでしたが、上手くいかず靴を差し出してくれました。「先生がやる?」と尋ねると”うんうん”と頷いて教えてくれました。
ちゃんと、気持ちを表現できて、やり取りが生まれ自分で切り上げられた△くんの気持ちの成長を感じました。
ちゃんが砂場で遊んでいたので傍に行って見ました。砂場が大好きな☆ちゃんなのでおもちゃを両手に持って楽しんでいるのかと思ったら、砂場でしばらく一緒にあそんでいた保育者が「今日は、昨日の雨で砂がしっとりしていて手に砂がついて気になるみたい」と教えてくれました。確かに、いつもは砂の山をペタペタできる☆ちゃんですが、よく見るとシャベルやコップを介して砂に触れて楽しんでいました。
ちょっと手につくと手を一生懸命パッパとはらっています。そんな風に、手が汚れちゃったっと感じることも出来て自分ではらう事もする様になってきたとまた成長を感じます。
園庭で遊んでいると、遊びの中で気にいらないことがあったり、つぼみぐみのように小さいクラスになると、眠気や空腹等で不機嫌を招く事があります。
◎ちゃんは、園庭遊び中に不機嫌になってしまい泣いていました。色々、遊びを誘ってみようと砂場の玩具を取りに傍から離れると、◎ちゃんの傍に◇くん。傍まで駆け寄って、砂場のカップを渡しました。
◎ちゃんはちょっと見つめて、おもちゃを払いのけました。◇くんは、きょとん・・。どうするだろうと見つめていると◇くんはもう一度砂場まで行って今度は違うおもちゃを持ってきてくれました。それを見て、今度は◎ちゃん、にこっと受け取りました。
◇くんは最後に頭をなでなでしてその場から離れていきました。友だちが困ってる、と気が付いて何かしてあげようとした◇くん。すごく、優しい気持ちになりました。
子ども達、それぞれの自らの気持ちに出会えた一日でした。U・A
◆あるいてみよう! (ふじ1)

朝の集まりでは新しい絵本「ちいさなたまねぎさん」を読みました。
絵本大好きなふじ1組の子ども達。目をキラキラさせながら見入っていました。
今日は前回のお散歩で、あるきたーい!とアピールする児が少なくなかったので、ご近所をお散歩しながら順番に歩き、歩く気持ちよさを感じてもらうことにしました。
「れっつごー」とかけ声をかける○君。今日も張り切ってます。
「あーるーこー♪」と歌を歌いながら歩いている△君。
前回に引き続き保育士と手をつないで歩き、ご機嫌な様子の□ちゃん。
☆君は、あまり歩いたことがなかったので、時にコロンと転がってしまいながらもまた自分で立ち上がり、保育士とおしゃべりしながら嬉しそうに歩く姿もみられました。
逆に、いつもお散歩のときはよく歩いている▽君、今日はお散歩カーに乗り込み、友達とおしゃべりしたり、座ってかくれているアピールをしていたので「▽君みーつけた」と声をかけると嬉しそうに「うふふ」と笑って見せてくれました。
それぞれがいつもと違う楽しみ方で、今日のお散歩を楽しむことができました。
これからもいろんな形でお散歩を楽しんでいきたいと思います。
そして明日はクリスマス会です。
今までサンタさんにお手紙を書いたり、「サンタのおじさん」を歌ったり…。
窓にお星さまの飾りが飾ってあるのを見つけて、子供たちも喜んでいました。
クリスマスムードも少しずつ高まっています。
明日が楽しみです。
(I.Y)


◆のり巻き職人誕生 (ふじ2)

朝の体操後のお話の時間。今日は色んな動物が出てきて体操をする紙芝居を見ました。うさぎがジャンプしたり、へびがニョロニョロしたり。見た後、みんなも真似をして紙芝居をみながら身体を動かしてみました。やり始めは恥ずかしがってやらなかった子も、だんだんのってきて、そのうちみんなとっても上手に真似をし、ジャンプしたり足をあげたり身体を動かし、今日はミッキー体操、プラス、動物体操もし、園庭へ出ました。
今日もまずは砂場の近くのベンチをふじ2くみの子どもたちで独占です。それぞれ砂のご馳走で、すくって入れてと遊んでいました。そんな中、その椅子に座れなかった◎くん。保育士の手を引き、みんなから遠くの木小屋の方へ。大きな丸太が倒れている所で止まり、そこは◎くんが枝で木についた砂をいじったりしてよく遊んでいる場所です。
今日も枝や手で木についている砂をいじっていました。枯葉もあり、枯葉に砂を置いてくるくる葉を丸めてみました。「のりまきだよ」と言って渡すと、◎くんは口のそばまで持っていき食べる真似をしてにこにこ笑っていました。その後は、のり巻き職人の登場。◎くんは自分で枯葉を拾い、砂をのせ、くるくると葉を巻き、のり巻きをどんどん夢中になって作り始めました。
作っている間に、△ちゃんがトランポリンに行こうと保育士を誘って来たので、そちらに行っていました。その間も、◎くんはのり巻き作りに夢中。そして、わざわざそののり巻きを、保育士がいるトランポリンのところまで持ってきてくれました。デリバリーまでしてくれた◎くん。うれしかったです。
紙芝居の動物体操をマネしたり、のり巻きを作ったり、いろいろマネをして楽しむ姿が見られました。(T.Y)

◆お姉さんの姿に憧れて・・・☆ (ふじ3)

今日はクリスマスイブで朝からルンルン気分な子どもたちです。
連絡帳を見ると、何人かの子が『昨日クリスマスパーティーをしました』『少し早めのサンタさんが来てプレゼントをもらいました』など、昨日のお休みでの楽しそうな光景が目に浮かんでくるような内容もありました。
『みんなでお手紙書いたから、育子園にも明日サンタさん遊びに来てくれるといいね』とお話もしました。サンタさんが来てくれることを願いながら園庭に出ました。
砂場やトンネルすべり台やトランポリンなどそれぞれ好きな場所で遊んでいると、近くにいたきく組の女の子が「トイレ行く」と言うので一緒に園庭のトイレに向かうと、何人かの子が気になったのか、その様子を見ていました。
靴を脱いでスリッパに履き替え、一人でトイレに行く姿を見て、トイレのドアのすぐそばまでやってきた〇ちゃんと△ちゃんと□くん。
固まったまま、お姉さんが入っていったドアを見つめる三人。
「お姉さんすごいね。出そうだなって分かったから自分でこうやってトイレに来たんだよ。かっこいいね。」
と話してみると、「〇ちゃんも、お部屋に入ってお着替えする時におトイレにいく」と素敵な意気込みを聞かせてくれました。するとそれを聞いた□くんも「□くんもいくー」と元気よく言ってくれました。
いつもは「おトイレいかな~い」と言っていた□くんからのそんな言葉。もしかしたらつられて言っただけかもしれませんが、お姉さんへの『憧れ』のパワーは凄いです。
トイレを済ませてドアから出てきたお姉さん、手を洗って靴を履く所までしっかりと見届ける〇ちゃんと△ちゃんと□くんでした。
トイレに行くことも手を洗うこともだいぶ習慣となり、上手になってきましたが、園庭のトイレでの一連の光景は、子どもたちの目には、みんながいつもしている同じことでもきっと違うように映ったのではないかと思います。
そのあともたくさん遊びお部屋に戻ると、真っ先にトイレに向かう〇ちゃん。□くんはどうかな・・と思うと、なんと保育士に誘われる前に自分からズボンとオムツを脱ぎ、トイレに向かい、そしてトイレを済ますとオムツまで自分で履こうとしたのです。その場にいた保育士もあまりのスムーズさに感動していたほどでした。
お姉さんのその姿を見たのは、園庭に出てからわりとすぐのことだったので、覚えているかな・・と思っていたのですが、そんな心配はいらなかったほど、子どもたちの中にしっかりと残っていたようです。
憧れからつながるやる気は凄いなと改めて感じさせられました。
無理なく子どもたちのやる気を引き出せる関わりをしていきたいと思います。
S.S


◆「みてて!」 (きく)

今日も朝から寒いですが、だんだんとお日さまが出てきて、園庭の日向はぽかぽかです。
「むっくりくまさんやろう!」と言ってきたのは〇ちゃん。自分からやりたい遊びを発信しています。何度も繰り返しているうちに体もあたたまりジャンパーを脱ぐ子どもたち。また寒くなってきたらジャンバーを着る姿もあり、自分で体温調節をしていて驚きました。
砂場ではお餅つきをしていました。砂をたくさん集めると、おもちゃの熊手でペッタンコ。大人の様子をよく見ていたようで、立ち上がり腰を少し曲げて忠実に再現していました。観察力がすごいです。その横ではジュース作りをする◇くん。お餅つきをする友だちにジュースをあげていました。違う遊びをしていながらも、接点があって面白いです。
「みてて!」と△くんに呼ばれたので行ってみると、70cmくらいある台からジャンプをしようとしています。地面とにらめっこをするとそーっとジャンプ。その表情は誇らし気で嬉しそうでした。
ロッククライミングで順番待ちをしている□ちゃんも、これから頑張る姿を見逃さないで!と言わんばかりに「せんせーみててー!」と大きな声で保育士を呼んでいました。
最近「みてて!」という言葉をよく聞きます。自分がこれからやろうとすることに自信を持っているのだなと感じます。その先が出来たか出来なかったかに関わらず、目の前のことに向かって頑張ろうとする気持ちを受けとめ、挑戦することに自信が持てるような関わりをしていきたいです。
(N.M)


◆「サンタさんくるかなー」(たんぽぽ)

今月も残すところあと数日となりました。
今年最後の大イベント明日はクリスマス会です。
朝から子どもたちはニコニコで「あしたサンタさんくるかな」「うえからくるかな」と天井を見上げていたりと、サンタさんに会える事と、プレゼントをもらえることで頭の中は埋め尽くされているようです。
この間のブログにも書かせて頂きましたが「明日、サンタさんに来てもらえるように、お友達に意地悪しないで仲良く、素敵にすごそうね、サンタさんはいつでもみんなの事見てるからね」と伝えると、話を聞いているみんなの目は真剣そのもの。
皆に素敵なサプライズが待っていることを願ってお話しさせて頂きました。
気温がぐっと下がり肌寒かったので、お部屋で少し過ごしてから、園庭へでました。
最近の子どもたちは互いに誘い合ったり、自然と一緒に遊べるようになってきており、子どもたち同士の関わりの中で、会話も増えています。
お絵描きコーナーでは、クーピーでお絵かきしたり、シール貼りを楽しんでいました。
●くんが「これ、まるのうちせん、なかのさかうええき」と話していると▲ちゃんが「▲ちゃんはさんたさん」とこちらでもサンタさんが登場していました。
床に貼ってあるテープが気になった〇くん、保育者が「積み木を使ってみたら」と伝えるとドミノのように並べて倒すのを楽しんでいたので、横で保育者もやってみました。△くん、□くん、◎くん、◇くんの4人がやってきて、ドミノ倒し大会がスタート、みんなで線の上に「これもあるよー」「これもだよー」と並べて1人ずつ順番に倒しては「きゃー」と大笑いしてまたみんなで並べるのを繰り返し楽しんでいました。
その横では女子チームの☆ちゃんと◆ちゃんが積み木をぎっしりとつなげるように並べていました。
すると◆ちゃんが「せんせいみてみてー」と声を掛けてくれたので「何作ったの」と尋ねると「これはハートだよ」と照れながら教えてくれました。
ひとつの玩具からたくさんの遊び方を見つけて互いに広げ合って楽しむ姿に成長の喜びと凄さを感じました。
(M・Y)
◆子ども達の作品(うみグループ)

今日はクリスマスイブ。子ども達もワクワクしてくるのかなと思いながら、朝を迎えました。
一足早くサンタさんが来てくれたお家もあるようで、サンタさんにもらった服を着てきていたり、お菓子をもらったことや、バイクに乗っていたサンタさんを見たとの声もありました。
クリスマスを終えると、来週は1日です。
大掃除も始めなければいけません。自分達のロッカーの片づけも今週初めから少しずつ行なっています。
「いらないもの」「持って帰るもの」「途中のもの」を仕分けていく中で今まで作ってきた作品や、仕上がらなかった作品もじっくりと見ることができました。
折り紙や製作は得意なものを何個も作っていたり、ぬり絵は新しいものを出すとすぐにやりたがっているが、途中で飽きてしまいほとんどが途中になってしまっていたり、なぐり書きのように描いている絵もあれば、すごく丁寧に細かい絵を描いているものもあったりと、一人ひとりのロッカーの中にはその子の興味や成長が見られました。
ぬり絵の途中が多かった〇くんは、今日は保育士と1対1で関わって丁寧に塗っていきました。
いつもは友だちの遊びに流されて途中になってしまう事が多かったのですが、集中して完成できた事が自信につながり、とても満足そうな表情が見えました。
「いるもの」「いらないもの」も大人の目線では分かりずらいものもあり、一人ひとりじっくりと関わっていく時間は大切だなと感じました。
子ども達が持って帰る作品は、親子の話が広がるきっかけともなると思うので、子ども達と一緒に見ていただきたいなと感じました。(B・K)

◆サンタの帽子作りと一人ひとりに寄り添う思い (にじグループ)

今日はクリスマスイブ。今日の朝、サンタさんが来た!という子がいました。朝の集まりで、「いつ来たの?」「朝来た。」、「サンタさん見た?」の質問に初めは「見た。」と答えた〇くんでしたが、よくよく聞いてみると、「見てない。でも、お手紙読んでくれた。」とのこと。どうやら、〇くんが書いたお手紙を読んでくれたから、サンタさんを見た気分になったようです。そんな〇くんの話に耳を傾けながら、それぞれまた期待を膨らませて、明日を待ちます。
朝の集まりが終わると、年長の△くんが「サンタの帽子を作る」と言いました。それを見た他の子も「作る」と言って、数人でサンタの帽子作りをしました。ひまわりさんが自分たちでデザインを考えて、作りあげていく姿を見て、さすがだな~と思っていましたが、後から作りたいと始めたももぐみさんも、自分でこうやってみよう、これをつけてみようと考えて作る姿があり、とても素敵でした。
ものを作ったり、描いたりするのが好きな◇ちゃんは、今日もじっくり時間をかけて、作っていきます。いつも、折り紙で作っているリボン(折り紙を細く折りたたんでいくやりかた)を、布の端切れでもできることを伝えると、早速やってみて、お気に召した様子です。たくさんある端切れの中から、気に入ったものを選んで、リボンを作り、位置もよく考えながら、付けていきます。リボンを五個つけて、その下に毛糸をぐるぐる巻き、てっぺんにはふわふわのわた。午前中いっぱいかけて、とってもステキな帽子ができ上がりました。
今日は、□ちゃんのお父さんが保育士体験をしてくださいました。□ちゃんとお友達と一緒に折り紙をしたり、園庭で遊んだり。給食の前に、絵本コーナーで、数人に絵本を読もうとしたら、後から後からどんどん子どもが集まってきて、「見えな~い。」「そこ、ボクが座ってた。」「押さないで~」ともう大変なことになっていました。なかなか始まらない絵本でしたが、「じゃあ、ここに※ちゃんが座って・・」「こうやって立って読めば、みんな見えるよね?」と、一人ひとりの気持ちを汲んで、優しく寄り添おうとするパパ先生の姿に、毎日の中で忘れがちな大切なことを再確認させて頂いたような気がしました。
(T.M)


◆明日はいよいよ…。 (そら)

明日はいよいよクリスマス。
朝の会では、△ちゃんがみんなの前で「きよしこの夜」をピアノで演奏してくれました。
少し早めの今日にサンタさんからプレゼントをもらった児が数名いました。
〇くんは、「クリスマスイブなのに。あわてんぼうのサンタクロースさんなのかな。」と言っていました。
サンタさんにはおもちゃを作る弟子たちがいる。
透明人間のように魔法を使える。
など、子どもたちの中で一年に一度現れるサンタさんへのイメージが膨らみます。
明日のクリスマス会に向けて帽子作りもしました。今まで制作となるとなかなか気持ちが向かなかった◇くん。今日は声をかけると自ら好きな色の画用紙を選び、線に合わせてハサミで切ったり細かいビーズやセロファンをボンドで貼ったりして完成を喜んでいました。
制作を一つするとしても、さまざまな子どもたちの姿があります。素材を用意するだけで、挑戦したいと積極的な児、お友だちがやっているのを側で観察してから始める児、今はやりたい遊びがあるからあとでやると言う児、保育者と一緒ならやるという児などがいます。
自分で最後まで黙々とやり遂げ、完成した作品を見ながら満足そうに「できた!」と持ってきてくれる姿には感心しました。
その時によって子どもたちの姿は違うけれど、「今」の姿に向き合い、その子の気持ちになってみたり一緒に考えていけたらと思います。
明日がとても楽しみです。(K.Y)

Posted in 園のこだわり