◆12月8日(火)の子どもたち
2015年12月09日 水曜日
◆ぱちぱちがしたい(つぼみ)
今日は成道会(じょうどうえ)。お釈迦様がみんなが良い子になるように、そして幸せになるにはどうしたらいいのかとお悟りを開いた日です。
子ども達には難しいながらも「今日はみ仏さまに、なむなむしにホールに行くよ。」と話し、成道会の事も伝えてみました。なむなむの言葉に合わせ保育士が合掌をしたものですから、子ども達も同じように小さな手を合わせて合掌。なむなむと体で言っているかのように揺らしていました。
ホールはいつもと違った雰囲気ですが怖がることなく、子ども達は何が始まるのだろうとワクワクした様子です。音楽がかかり、年長組の奉献が始まると、さっきまで高まる気持ちが抑えられなくて歩いていた子ども達の視線が一気に年長組に集まり、動きを止めました。また、見えなくて保育士の膝に乗ろうと必死になる姿も見られる程、何か子ども達の中で感じるものがあったのでしょうか。お兄さん・お姉さんの一生懸命な姿がつぼみぐみの子ども達にしっかり届いてくれていたらいいなと感じます。
そんな中、奉献の開始から会が終わるまで一度も座らず立ったままの〇ちゃん。「座っていいんだよ」「こっちに座る?」と何度か声を掛けてみましたが〇ちゃんは立ったままじっと前で話している園長や奉献をしている年長組のお兄さん達を見つめます。
また、会が終わり、成道会のDVDも終わったので一足先にホールを出る為に手をつなごうとすると出口ではなく、中へ戻ろうと必死に手を振り払って中へどんどん行ってしまいました。いつもなら先陣切って移動するのになんだか不思議です。
ホールの電気もつき、他年齢の子ども達がぞろぞろ出てくるのと同時に〇ちゃんは他の保育士と一緒に出てきました。先ほどとは打って変わってすんなり出てきた〇ちゃん。〇ちゃんと出てきた保育士に「〇ちゃん、拍手したかったんだね」という一言に『はっ!』とさせられました。
そういえば園長の話の後も、奉献の最後にも上手にぱちぱちと拍手をしていた〇ちゃん。成道会の歌の終わりにもみんなの拍手に合わせて拍手していました。振り返ってみれば、今日のあさの集まりの際にもお友だちが返事をすると嬉しそうに拍手をする姿や歌を歌った後にも張り切ってぱちぱちと拍手する姿がありました。きっと、このあと拍手ができる!と感じていたのでしょう。
拍手を待っていたとしか思えない今日の姿。
保育士の一言で〇ちゃんの一連の行動が繋がりました。何かある気がするのだけど・・・までは気付けていたものの、その何かは一人では分からず。でも、保育士の一言で何かが判明。こうやって一緒に子ども達の行動の意味を見つけていくのは楽しいです。
子ども達に携わる全ての人と一緒に沢山の行動の意味を解明していきたいと強く感じました。
K・E

◆子どもから学ぶ(ふじ1)

今日は成道会の式典に参加しました。
お釈迦さまが、みんなが幸せになるにはどうすれば良いか悟りを開いた日です。
朝の集まりで子どもたちに簡単に話をしました。
「いつもお散歩行く時に、み仏さまにご挨拶するよね。そのみ仏さまが、みんなが幸せになるにどうしたら良いか考えてくれたんだ。いつも笑顔でやさしい気持ちでいると幸せになれますよって教えてくれたんだよ。
これからみ仏さまに『いつも守って下さりありがとうございます』って伝えに行こうか」と言うと、じっと耳を傾け話を聞いていた子どもたちは「は~い」と手をあげたり、うんうんと力強くうなずいていました。その姿が可愛らしく、思わず笑ってしまいました。
今回の話は少し難しいと思いますが、子どもたちなりに一生懸命話を聞こうとする姿勢が素晴らしいと思います。実際には話を理解してはいないと思いますが、話をしている人に意識を向けられているという所を、しっかりと認め褒めていきたいです。
ホールでの式典では、戸惑う事なく参加していました。
年長児の奉献に興味津々で見入る子、楽しくなってしまったのかホール中を笑顔で歩き回る子、興味を示さず座っていると思ったら、なぜか拍手の時だけ立ち上がり大拍手を送る子、保育士たちが脱いだ上履きに足を入れ満足気に立っている子と今回も様々でした。
その中で関心した事があります。それは、始まりと終わりのご挨拶の時になると、歩き回っていた子たちも必ず動きを止め、手を合わせてお辞儀をするのです。
〇くんは深々と頭が床に着くほどお辞儀をしていました。みんな、合掌がとても上手です。
その姿を見てふと考えました。私自身は気持ちを込めて挨拶等をちゃんとしていただろうか?
子どもたちの姿勢や意識を見習わなければと強く感じ、子どもたちから大切な事を改めて教えてもらえた1日でした。
式典後はふじ組を開放し、好きな遊びを楽しみました。
O・Y


◆成道会(じょうどうえ)~初めての式に参加~ (ふじ2)

今日はお釈迦様がお悟りを開いた成道会の日です。いつものように朝のお集まりをし、その後は、ホールへ移動。成道会の式が行われます。今日はその式にふじぐみも参加しました。ホールは幼児組もみんな集まり、たくさんの人がいました。
舞台には、仏さまの絵図が飾られていて、それ見たりしながらも、みんな何が始まるのかな、という表情をしてホールのじゅうたんの上に座っていました。式がはじまりました。年長さんの奉献をじっと見たり園長の話しを聞いたり。最後に仏さまにご挨拶。みんな自然と合掌をし、上手にご挨拶していました。
その後は成道会についてのビデオを見ました。ホールの電気が消え、ドキドキしながら、怖いのか、ちょっと保育士にくっついてくる子もいたり、またおもしろい場面で周りの人が笑っていると、その声につられ笑って観ていたり、隣の人と顔を見合わせて何か通じ合っていたりしながら、最後まで観ることができました。初めてのホールの式も無事に参加することが出来ました。
その後はお部屋と廊下を開放して、自由にあそびました。今日も静かに遊んでいるかと思うと、もめ事のような声が聞こえたり。お友だちとけんかもしながらも仲良く楽しくあそび、これからも大きくなっていくんですね。(T.Y)


◆『じょうどうえ』って何だろう・・?(ふじ3)

今日はホールで成道会が行われました。
12月8日は、お釈迦様が『みんなが幸せになるにはどうしたらいいのか』と考えてお悟りを開いた日です。
朝のお集まりでは、まずは「じょ・う・ど・う・え」ということを伝えてみました。
「じょうじょーえ?」「どうじょーえ?」と、聞き慣れずなかなか難しい言葉ですが、頑張って真似をして言っていました。
言ってはみるものの、やはりみんなの顔はぽか~んとしていて頭の上にはハテナがいっぱい浮かんでいる様子です。
どんな日なのか、「『み仏さまが、みんなが楽しく遊べるにはどうしたらいいかな?みんなが仲良く幸せに過ごすにはどうしたらいいかな?』ってたくさんたくさん考えて、『はっ』と思いついた日なんだよ。」と伝えてみると、うんと頷く子もいれば「はっ」を小さく真似する子もいて、やっぱりぽかーん顔の子もいました。
みんなそれぞれどのように受け止めてくれたかは分かりませんが、少しでも伝わっていてくれたらいいなぁと思います。
み仏さまにご挨拶したあとは年長児による奉献の儀が行われました。ケープを身にまとい奉献具を持ち、隣のお友達と歩幅を合わせながら歩く姿は本当にかっこよく、子どもたちも終始釘付けになっており、憧れの眼差しで見つめていました。
『お兄さん・お姉さんすごいね』と言ってみると、「うん、かっこいい」と素直な感想も聞くことができました。
キラキラした眼差しで見つめるその視線からは、いろんな想像を膨らませているようにも思えました。
ご挨拶の時もきちんと手を合わせてお辞儀をする姿はお兄さん・お姉さんたちにも負けないくらい素敵でした。
ビデオも最後まで見てから、廊下とふじ2・3組のお部屋で遊びました。
今回もふじ2組のお部屋に大集合の3組の子どもたち。おままごとをしたり、絵本を読んだりブロックをしたりと楽しみました。
「これ使ってもいい?」「いいよ」という会話だったり、「それは〇くんが使ってたよ」と教えてあげる言葉も聞こえてきて、取り合いになってしまうことももちろんありますが、こうやって優しい言葉がどんどん増えて広がっていってくれたらいいなと思いました。
S.S

◆みほとけさま(きく)

今日は成道会。お釈迦様が悟りを開いた日です。2歳の子どもたちにどどのように伝えようか悩みましたが、朝の会で少しお話をしてみました。
みほとけ様のイラストを見せると、「かみさま」「みととせさま(みほとけさま)」と答える子どもたち。日頃から食事やお散歩の前などに、みほとけ様に感謝することが習慣になっているので「ホールにいる」「おそらから、みんなをみてる」と言って、みほとけさまのイメージが子どもたちの中にそれぞれあるようでした。
お釈迦様が悟りを開いた日・・・説明がとても難しかったのですが、みんながニコニコ笑顔で遊べるように一生懸命考えてくれたんだよと伝え、ホールに会いに行ってみる?と聞いてみると、行く気満々になってくれた子どもたち。好奇心旺盛な子どもたちに感謝の気持ちでいっぱいです(笑)
ホールへ行くと、お兄さんお姉さんがいっぱいでキョロキョロ少し緊張気味。早速みほとけ様を見つけたり、奉献をするお姉さんの姿を憧れのまなざしで見つめたりしていました。周りの雰囲気を感じて「しー」と静かにしようと友だちに伝える姿もありました。
成道会の歌を歌って、園長先生のお話しを聞き、成道会のビデオを観ました。自分の目の前で起きている出来事に心を向けて、ちゃんと参加する姿に成長を感じました。
(N.M)

◆成道会に参加しました(たんぽぽ)

肌寒く子どもたちも、咳や鼻水が出始め体調を崩しやすくなっているので、子どもたちの変化に十分注意し見守っていきたいと思います。
今日はお友だちのママ先生が来てくれたので、みんないつもよりニコニコで元気いっぱいです。
毎日踊っているミッキー体操も特別、ママ先生を囲んでみんなで手を繋ぎ大笑いしながら楽しんでいました。
朝の会では初めて読む紙芝居、ちょっと難しいかなと思っていたのですが、みんな真剣に聞いてくれていました。
紙芝居を読み終わりみんなのお顔を見ていると・・・目の周りが赤くなっていた〇ちゃん、保育者が「〇ちゃんどうしたの、もしかして怖かった、悲しくなっちゃったの」と尋ねると「うん」と涙をぬぐっていました。
ちょっぴり難しいお話だったのに、真剣に聞いてお話の世界に入り込んで聞いてくれていたのかなと思うと、また成長を実感させてもらいました。
その後みんなで、忍者のように抜き足差し足忍び足でホールへ向かい成道会(じょうどうえ)と言う行事に参加しました。
たくさんの大人たちといつもとは違うホールの雰囲気にちょっぴり緊張気味でしたが、年長さんの奉献が始ると、緊張の表情からお兄さんお姉さん何してるんだろうという興味へ変わっていきました。
近くで見たいと思う気持ちから、立ち上がって近づき見て見たり、じっと見つめていたりと様々でしたが、興味を持ち見つめる眼差しはキラキラと輝いているように感じました。
園長の話では、お釈迦様がお悟りを開いた日ですと話した後に、「お友達とケンカしてる子はいませんか、どうしてケンカになっちゃったのか、考えてどうしたら自分もお友達も仲良く気持ちよく過ごせるか心に聞いてみてね」と話している時に、真剣に聞いていた◇ちゃんが「せんせい、ごめんねっていう」と話してくれました。
しっかりとお話を聞いて、自分の中で受け止め◇ちゃんは話してくれたのだと思うと、驚きとまた成長を感じました。
最後に成道会のお話をDVDで見たのですが、真剣に食い入るように見つめていました。
時折ちゃっぴり怖い場面が出てきていたこともあり、△くんが「こわいよーこわすぎるよー」と言いながらも気になって見ている姿がとても可愛いと感じました。
色んな刺激をうけて、受け止め自分の中で考えて言葉に変えて伝えている姿にすごいなと感動しました。
行事に参加したことで、また新たな子どもたちの姿に出会うことが出来た、素敵な時間でした。
(M・Y)


◆憧れの存在(うみグループ)

今日はお釈迦様がお悟りを開いた日です。ホールでひまわり組の代表が奉献をしました。奉献をする代表の年長児だけがつけられる紺色のケープをつけ、緊張した表情でお灯明やお茶、お菓子、牛乳、お花を持ち整列している様子をゆり組さん、もも組さんが見守っています。奉献をする子どもたちの緊張がこちらまで伝わってきます。凛々しく歩く姿に小さい子達は憧れたのではないかなと思いました。二人で息を揃え、足並みをきれいに揃えようと努力している姿はさすがひまわり組だなと思いました。
成道会が終わり、園庭で寒さに負けづ沢山身体を動かして遊びました。
鬼ごっこや氷鬼、かくれんぼ、新しくどろけいをしまいた。
警察とどろぼうとお互いに役割がきちんとあるので、みんな張り切って遊んでいます。一段と寒さが増していますが、子ども達とこの寒さを存分に楽しみたいと思います。
K.S

◆成道会って難しい?? (にじグループ)

今日は、久しぶりの仏教行事。成道会(じょうどうえ)です。仏教行事は、年に3回ありますが、その中でもこどもたちに伝えるのが一番難しいと毎年思います。
4月のはなまつりはおしゃかさまの誕生日、2月の涅槃会はお亡くなりになった日で、わかりやすいのですが、成道会は・・・。おさとりを開いた日といっても、なかなか伝わりにくいし、どんな風に話したら、子どもたちがわかりやすいかと言葉を一生懸命選んだり、普段の生活の中の出来事をつなげてみたり、紙芝居を読んだり、歌を歌う事で気持ちを作ったり…。
また、代表児による奉献もありました。年長から4名、数日前から練習をしたり、お供え物のお盛ものを準備したりしてきました。今日がいよいよ本番。朝、みんなにがんばってね、いってらっしゃいと送り出され、照れ気味の4人。どんな気持ち?と聞くと、「緊張する。」「ドキドキする。」「普通。(と言いながら、ちょっと表情は固まり気味)」「楽しい」と様々な答え。いろんな気持ちの中で、成道会が行なわれました。
私たちがうまく伝えきれなかった話も思いも、子どもたちはちゃんとどこかで感じ取ってくれている、そんな気がする今日までの日々でした。
成道会の後、ももぐみさんの数人は、おばけトンネルを作ることに挑戦。今までのように、“やりたい→すぐできる”のではなく、お兄さんお姉さんたちのように、考えるところから始めてみました。材料は何が必要か?どんな風にしたいか?どこまで、取り組んでいけるか、見守っていきたいと思います。
〇くんは、どうぶつ将棋をしようと言ってきました。なかなか奥の深いどうぶつ将棋、、先の先を読みながら、コマを動かしていかないといけません。頭をたくさん使います。
園庭では、今日も様々な鬼ごっこ。警察ごっこ(ドロケイ)、ハンターごっこ、数人で始めた鬼ごっこでしたが、「いーれーて。」と仲間が自然に集まり、最後は20人くらい、グループ、年齢を超えて、楽しみました。
成道会ということを子どもたちに伝える、私たちがどんな風に伝えていくかも大切ですが、普段の遊びがあって、その中でも自然に様々な学びがあるから、私たち大人の生き方が子どもたちに浸透していくのかなと日々の関わりを大切にしたいと改めて思いました。
(T.M)


◆成道会の日に見たやさしさ(そらグループ)

今日は、成道会。ホールで式典に参加しました。
ここ数日は、お部屋でも成道会の歌を子どもたちと歌っていましたので、ももぐみさんもしっかり歌詞を覚えていて、今日はとても元気よく楽しそうに歌っていました。
成道会は、お釈迦様が「みんなが良い子で仲良く暮らせるように」とお悟り下さった日と、子どもたちとお話しました。
「みんなだったら、[みんなが良い子で仲良く暮らせる]には、どうしたらいいと思う?」と質問してみました。子どもたちの応えは、
1、お友だちと仲良くする。2、お友だちにやさしくする。3、お友だち(相手の気持ち)を大切にする。など大人も学ばなければいけないような事を言ってくれました。
日々の生活で、しっかり相手を思いやる心が育まれているんだなと温かな気持ちになりました。
園庭では、子どもたちの言葉どおり、相手を思いやる姿があちこちで見られました。
ひまわりぐみの女の子は、つぼみぐみの小さなお友だちを喜ばせようと、一緒に遊び、デッキに座らせ、お水を飲ませてあげたり、その姿がとても楽しそうでした。
そして、ひまわりぐみの〇くんは、ももぐみのお友だちと成道会の映像を真似て、王様ごっこをしていました。王様の〇くんは、「枯葉を集めよ」とか「探検に言ってきなさい」とももぐみの児に言っていました。一見あれこれ命令しているだけかと思っていましたが、ももぐみの児を見ていると、とても楽しそうに遊んでいるのです。
〇くんに、「何で王様は、そんな命令をしているのですか?」と聞くと「楽しく遊べる事を命令しているのじゃ」とのことでした。「なるほど、素敵な王様ですね」と言うと「あっはっははっ」とニコニコでした。H・T


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