◆12月1日(火)の子どもたち
2015年12月02日 水曜日
◆みんなで大きくなるんだね・・(つぼみ)
今日は、良く晴れた一日でした。それぞれの生活時間を大切にしながら園庭で遊んだり、散歩に出かけたりして楽しみました。
生活の中で、子ども同士のやり取りが見られることが増えてきました。
〇くんが保育室のソフトマットの上で座っていました。そこに、△くんがペットボトルを持ってやってきました。隣にちょこんと座りました。目を合わせてニコっと笑った△くん。その後、〇くんは微笑み返しました。すると、△くんもう一つペットボトルを取に行きました。そして、〇くんにひとつペットボトルを差し出しました。ふたりで、一つずつペットボトルを手に持って時折、乾杯してるかのようにペットボトルを二人で叩き合わせたりしていました。保育士が誘ったわけでもなく、自然に子ども達から生まれたやり取りにとても心が温まりました。
散歩先では、ふじ2・3組と一緒に過ごす時間もありました。大聖堂の1階に芝生のスペースがあるのですが、そこで楽しんできました。
所々にある岩に座って見たりして楽しんでいる子ども達。可愛いのでそんな姿にカメラを向けていると一人座っていたのがまた一人・・・そしてまた一人・・少しずつ子ども達が増えてきます。バラバラで楽しんでいるのかな?と一見感じるのですが実はみんなそれぞれに周りの様子を見たり聞いたりしながら遊んでいるんだな~と感じました。
そうやって、子ども達はお互いにやってる事、話してる事を感じ合いながら共に成長し合っています。そんな、子ども達の姿を私も見習っていきたいと思います。 U・A

◆チャレンジしていくこと(ふじ1)

朝の集まりをしようとすると、好きな絵本を持ってきて、保育士に渡してくれる子どもがいます。
「じゃぁ、この本読もうね」と言うと、次から次へと持ってくる子どもも見られます。
みんな自分の思いを受け止めてもらおうと、伝えようとしているのだなと思うと、これもまた成長だなと思うことができます。
園庭に出て、丸太の上に上がろうと全身でバランスをコントロールしながら頑張る子ども。上ることがなかなかできず、できた!と思ったらバランスを崩してしまい、またやり直し、ということもよく見られます。
不思議なことは、何度転んだり、力が続かなかったりでできなくても、口や顔に落ち葉や砂がついたりしても、何度も起き上ってチャレンジしていきます。
そこで諦めるか、諦めずにチャレンジするかで、達成感を感じて、その子どもの自信につながっていくというところにまで成長が見られていくと思うと、一人ひとりの個人差があり、面白くなってきます。
今日の場面では、数回チャレンジするうちに、他の遊びが気になり、安定して上に上がるということは達成できませんでしたが、その時その時次第で子どものやりたいことを十分にできることを保証していくことが大切なのかなと思います。
転んで泣いている友達に気が付いて、近くに寄り添い頭をなでなでしている子どもの姿、とても心が温かくなります。
どの年齢であれ、子ども同士で気付き行動していく能力は、その時にしか経験できないことです。
大人が入りすぎないように、子ども同士のかかわりを大切にして、子どもの世界を楽しませてあげたいなと思います。(M・T)


◆石の上で(ふじ2)

今日は聖堂へお散歩に行きました。今日も犬に会えることを期待しながら、犬の家の前を通り(行きは会えませんでしたが)、きれいに色付くいちょうの木の下を通って聖堂へ行きました。
今日は1階の芝生の広場に行きました。到着すると早速芝生の上をみんな歩き出し、思い思いの好きな場所へ行っていました。広場には、所々に大きな石があり、みんなやはりよじ登ることが好きです。次々、高い石に登って楽しんでいました。活発な◎ちゃん。早速たかーい石によじ登りました。それを見て何人かの子どもたちもよじ登り始めました。
楽々と登ってしまう◎ちゃんは、今度はもっと高い石に挑戦しに行きました。もっと高い石も、楽々に登り、降りる時は、シューっとすべり台のようにして降りて、それを何度もくり返し遊んでいました。端の方にある石でも何人かの子が登っていました。またいで石に座り、通りを走るバスが見えてか、△ちゃんは「バスのっているの」と言いました。ゴーゴーと歌っていてそれを聞いたお友だち何人かも石をまたいできて、みんなで並んで座っていました。
そのうち、△ちゃんはたまたま拾って持っていた茎のついた赤い実に気づき、「お団子食べてるの」と言い、お友だち2人で、仲良くお団子を食べているかのように、赤い実を食べる振りをして遊んでいました。今日は、芝の上を歩くことよりも、石の上に登ること、登って遊びを展開する姿がたくさん見られました。(T.Y)


◆気持ちの切り替え(ふじ3)

今日から12月。
朝のおやつの時から、「今日はお散歩に行こう!」と話していたふじ3組。
身支度を整え、いざ「和田公園へ出発」と張り切って公園に行ってみると、遊具が使用禁止になっていました。
子どもたちは「公園着いたよ」「滑り台する」と遊ぶ気満々。
事前に確認をしておけばよかったのですが、どうすることも出来ません。
そこで、目的地を大聖堂に変更し、1階の芝生の生えた敷地で遊ぶことにしました。
道中は、「滑り台は?」「公園、お休み?」と言っていた子どもたちも、敷地に着くと、元気に飛び出していきました。
大きな岩がたくさんあり、そこに登ると道路を走る車がよく見えます。
男の子たちは「バスがいっぱい」「消防車いた」と大興奮。
岩から落ちないかとヒヤヒヤするほど、前のめりになり、夢中になっていました。
女の子はというと、岩にももちろん登っているのですが、一緒に行ったつぼみ組のお友だちが気になり、様子を伺ったり、近づいてみたりしていました。
お世話好きな女の子が揃っているふじ3組なので、一緒に遊んであげたいという気持ちになったのかもしれません。
急な変更になってしまいましたが、子どもたちの対応力と切り替えの早さに、改めてすごいなと感じました。
敷地で遊んでいても、いろんなことでトラブルになることもありますが、保育士やお友だちが間に入ったり、何かのきっかけをもらうことで、違う場所に遊びに行ったり、笑い合って遊んだりする切り替えの早さに何度も遭遇しました。
子どもたちを見習って、いろんな変化に対応して、楽しく過ごしていきたいと思います。
(E.Y)


◆絆深まる(きく)

今日から12月です。あっという間の年末。朝の集まりでカレンダーを11月から12月にめくりました。25日はクリスマスでサンタさんが来ることを少し話してみました。子どもたちの目はキラキラ光り、「僕は~もらうんだよ~」「サンタさん怖いかな?」と色々な感情が湧き出ていました。今度サンタポストが出来るのでそこに欲しい物をかいて入れようねと話すと更に話が盛り上がりました。子どもたちクリスマスに期待大のようです。
園庭では、〇ちゃんがつぼみ組のお友だちに優しく話しかける姿が見られました。両手を広げ抱きしめようとする姿も。◇君はつぼみ組のお友だちが転ぶと「大丈夫?」と声を掛けていました。素敵な気持ちに出会えました。
▽君がテーブルでおままごとを始めました。お皿に砂を山盛りにし鼻歌混じり、独り言を言いながら楽しそうにお料理していました。そこへ◎君が「なにしてるの?」と仲間入り。どんどんお友だちが集まり、まるでパーティーのようになっていました。子どもたち同士での遊びがどんどん広がるようになってきました。
(K☆H)


◆今日から12月(たんぽぽ)

今日から12月です。12月はクリスマスがあることを伝えると「サンタさん?」「プレゼント?」とすぐに反応する子どもたちでした。『あわてんぼうのサンタクロース』の歌を5番まで歌うと「おもしろい歌~」とノリノリです。ガンバリマンの歌のように歌から季節や行事を感じられるように日常生活にも取り入れていきたいと思います。
さて、園庭に出るにも上着が必要になってきました。上着を着るのでお支度はズボンだけで大丈夫ということを伝えましたが半分くらいのこどもたちが理解してズボンだけ用意して園庭に出ました。
昨日のラディッシュの周りにいたあおむしですが今日もたくさんいました。(これはちょうになるのか?またしても蛾なのか?だとしたらまた育てるのに悲鳴をあげながらになりそうで・・・子どもたちとは違う興味を持ってしまう保育士たちです・・・)「このあおむし動いてないからちょうちょになれないんじゃない?」と〇ちゃん。「はっぱでツンツンしてみたら?」と言うと「少し動くけど元気ないかな?」「寒いからじゃない?」「このままのほうがいいよね」と子どもたち。どうやら今の段階では「飼う」という発想には届かなそうですが子どもたちの興味に合わせて、「育ててみる?」などの声を掛けるタイミングを気にかけてみようと思います。
最近ロッククライミングに挑戦してみようとする子どもたちが増えてきています。夏頃からたくさん練習してできるようになってきたロープ登り。その経験も経て、身体面では、腕の使い方がわかり、力がついてきたので次はロッククライミングにいくというのは自然と言えば自然な流れなのですが、気持ちの面でも成長してきている子どもたちは「あきらめない」「友だちのことも自分のことのようにわかってあげようとして援助しようとする」「できなくて悔しくて涙を流す」などこういった姿も見られるようになってきています。
今日は△くんが一生懸命登る練習をしていると、すでに登れる〇ちゃんが「ここの次はここに足を置いてごらん、赤いところ」や「〇ちゃんやってみるから見ててね」と言ってくれました。また、まだ登れない◆くんは「△くんがんばってー」と言いながらお尻を支えています。
登れる子と登れない子の応援の仕方は違いますが、どちらも△くんを思っての言動です。自分の好きな遊びをしたらいいのに、こうやって友達を思ってあげられる優しい優しい子どもたちです。優しい気持ちを自然と発揮できる子どもたちのことをサンタさんはきっと見てくれているだろうなと思いました。(kh)

◆12月の誕生会に向けて・・・(うみグループ)

朝の集まりの後、年長児と一緒に12月の誕生会で行う劇の練習をしました。
先週までは、話しの内容やセリフを決めたりしていたのですが、今日は実際にホールへ行ってやってみました。
前回までに決めておいたセリフは自分達で書き出してみました。
一生懸命に一文字ずつ書いてみると、自分のセリフにも責任を持て、しっかり覚えて大きな声でセリフを言えている子ども達。
皆で考えたストーリーは途中で終わっていたのですが、実際にやってみると、自然と言葉がでてきてセリフが増えたり、最後には歌を歌うことに決まりました。
「それいいね!そうしよう」「じゃあ、こうしてみたらどう?」
「〇ちゃんは、こう言ってね」「太鼓も使ってみよう」
という具合に、次々にアイディアが出てきて、お友達の意見を否定するのではなく、お友達の意見を取り入れながら提案してくれていたので、どんどん話が広がり楽しくなってきました。
部屋で練習や作業をしていた時とは違い、子ども達もホールの舞台に立ち、練習した事で徐々に実感がわいてきたようです。
少し緊張気味の子もいましたが、頼もしいお友達がたくさんいるので安心しているようでした。
誕生会まであまり時間がありませんが、練習から楽しんで進めていけたらいいなと思います。(B・K)

◆大きな喜び、学びがつながる(にじグループ)

今日は昨日の続きでひまわり組の制作を行いました。
今日やった子では、ありがとうを誰に言いたいかの質問に、「働く人」というところで、「せんせい」と保育士のことを思い浮かべる子もいました。たくさんの周りの人を思い浮かべて、誰にしようか迷ってしまうほどでした。最後には、やっぱりお父さんやお母さんに決めたようです。心のやさしい子どもたちです。
園庭では、ひまわり組の子どもたちがいろんな集団遊びを行っていました。
初めはゆり組の子どもたちも一緒に昨日もやっていた「オオカミさん今何時?」をやり、次にはひまわり組数人で「色鬼」。そしてその次には「高鬼」をやっていました。次々に展開していって、とても楽しそうに笑いながら、またもめたりしながらも遊んでいました。
ゆり組の子どもたちは、うみ・にじ・そらグループ関係なく、築山に集まっていて、何をしているのかと思って覗いて見ると、枯葉をたくさん集めてきて、築山にたくさん撒き、「すべり台」と言って、滑りやすくして、滑るのを楽しんでいました。一つのことをみんなで力を合わせてやり、嬉しそうに遊ぶ姿が見られました。
砂場では、ひまわり組の〇くんがひとり大きな穴を掘っていました。
最後に、水を流したいと言って流してみると、その水はすーっとすぐに砂の中に染み込まれて消えていってしまいました。残念に思っていた〇くんでしたが、隣のお友達を見ると、そらグループのひまわり組の子どもたちが数人でもっと大きな穴を掘っていました。
大きな穴のように見えますが、「まだまだ」と言って、ずっと掘っているのです。その訳は、そらグループの子どもたちも、前に穴を掘って水を流したときに、水がすぐに消えてしまったという〇くんと同じ経験をしていて、でもその後に砂の底の白い部分が見えるまで掘ると、水が溜まるということを学んだそうです。
それを聞いた〇くんは、興味津々にそらグループのお友達の姿を見ています。近くに来たにじグループの◇ちゃんも一緒に見ていました。少しすると一緒にやっていい?と聞いて、一緒にやっていました。
白い部分が見えるまで掘り終わったところで、「じゃあ、さっきつくったこれもつなげようよ!」と◇ちゃんが〇くんの掘った穴もつなげようと提案してくれました。つなげ終わると、水を流してみました。すると、堀った穴全部にきれいに水が流れました。
それを見て、みんなで喜び合いました。感動でした。
この時には、もう他の子どもたちはお部屋に帰って給食を食べる準備をしている時間でしたが、子どもたちの遊びへの好奇心、取り組む熱心さに時間を特別に設けてじっくり行いました。それによって、大きな喜びと学びになったことを嬉しく思い、私たちの子どもたちへの関わり方を改めて考えた瞬間でした。
この学びをまた他の子どもたちと共有していき、つなげていきたいと思います。
(H.K)


◆つながり (そらグループ)

今日から早いもので12月。今年も最後の月になりました。
子どもたちは、もうすぐクリスマス!とたのしみにしているようです。
お部屋遊びの時間に、ゆりぐみの〇くんと□くんが、「先生、これ見て」とブロックでつくった合体型飛行機を見せてくれました。「これが、こうにもなるし、こうにもなるんだよ」と
飛行機を個々にしたり、合体させたりして説明してくれました。
「これは、2人で作ったの?」と聞くと□くんがパーツのブロックを探す担当で、〇くんが組み立てる担当だったそうです。
実は、この2人数日前に別々の飛行機を作っていて、パーツのブロックの取り合いをし、叩きあいのケンカをしていた2人でした。
「今の時間だけで作ったの?」とたずねると、そのケンカをした後、2人で話してその時から作り始めたそうです。
数日前のケンカからのつながりで、作った飛行機。仲直りしただけではなく、ケンカした相手と一緒に物をつくろうと思った心のやわらかさに脱帽でした。そして、今日の2人の様子を見ていてきっとケンカしたときも、一つのパーツを取り合ってはしまいましたが、それは決して自己中心の心ではなく、いいものを作りたいと思い、それが同じパーツになってしまったということなのかなと、ケンカの原因となる心には子どもなりの思いがあるんだなと改めて感じました。
そして、園庭遊びでもつながりのある遊びにふれました。
砂場でひまわりの男の子数人で、懸命に穴を掘っていました。今回の穴は昨日からの続きで掘っているのですが、何度となくトンネル作りや川を作ったりしているひまわりさんで、今日もいくつにも分かれる川を作っていました。
今日は、いつもより深く掘っていたので、「どこまで掘るの?」と聞くと「白いシートが見えるまで掘るよ」と言うのです。理由を聞いたところ、以前、ある程度のところまで掘って水を入れたら、土に吸い込まれ水がたまらなかったそうです。だから土があるとダメなのと言っていました。「何で、白いシートまで掘れば大丈夫だと思ったの?」と続けて聞くと、「白いのは布だから、土に水がいかないように防いでくれるから。」そういうとまた黙々と掘っていました。子どもたちは、遊びの中でもいろいろな失敗を繰り返し、学習しまたチャレンジしながら楽しんでいることが素敵だなと思いました。
そして、見事川が流れ、「やったー!」の大歓声。
達成感にあふれた子どもたちは、給食を食べに部屋にもどりました。そして給食を食べていると、さっき川を作っていた△くんが、「先生、午後からさっきの続きをやろうと思うんだけど
川に石を入れたらどうかな?と思うんだ」と言いました。それは、具だくさんの汁を見て、川も石を入れたら水が増えるかなと思いついたんだそうです。
無限に広がる子どもの発想に笑みがこぼれました。H・T


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