音楽との出会い
2015年11月06日 金曜日
10月末に、杉並区私立保育園連盟のT園長先生のフルートリサイタルが、サントリーホールブルーローズでありました。T園長先生は毎年リサイタルを開いていて今年で40回を重ね、取り上げた曲も200曲近くに及びます。今後のご自身が主張したいのはクーラウのフルートソナタを演奏し続けることだそうです。
そして10曲ある【ご自身が番号付をした数え方】作品番号の若い順から毎年一曲ずつプログラムのメインにし、それを派生する様々なスタイルで構成し、一晩の音楽会につくりあげたいと・・・プログラムノートを見せていただきました。
その日、園は東京都の補助金の監査を一日受けた後でした。頭が回らないまま、リサイタルに参加させていただきましたが、結果・・・帰り道は『素晴らしいリサイタルで良かった!!』と一緒に参加した、K職員と声をあわせ共感しました。
T先生のリサイタルには何度か参加させていただいています。音楽は好きなのですが、知識がもう少しあるともっと楽しいと思います。これから学びたいと思います。
幼いころ両親は、習い事を私と弟に一つづ選択させてくれました。私はピアノ、弟はお習字。そのお陰様で音楽の時間は大好きでした。弟は字がとても綺麗です。それと珠算、友達につられ習わせてもらいました。(珠算?当時は普通でしたが、今は時代を感じます)ピアノは、初めは興味深く真面目に行っていましたが、だんだん難しくなり、ある程度まで来ると壁にぶつかり、乗り越える事が出来ず、運動クラブに入りました。
お陰様で中学、高校と、健康に恵まれ素晴らしい監督、いい仲間との出会いがありました。厳しい練習のお陰様で全道大会、全国大会へと運動面では体験を積ませてて頂きました。その後、近隣でもチームに入って活動していました。今は身体が全ったく動かず運動不足ですが、両親からいただいた健康に感謝です。
社会人になり、音楽の魅力を改めて感じ、初めに購入した品はLPポピュラー世界めぐりでした。音楽を聞きながら世界を夢見て、楽しんでいた日を思い出します。
そして4年前、音楽での世界めぐりが本物になりました。『見守るの保育ギビングツリー』でドイツの視察研修に行かせていただき、一週間保育環境、園庭環境を学んできました。その後一週間、『他の国も見て冒険してきてください』と見聞を広めるようにと、前園長先生は、お休みをくださり、ミュヘンから夜行列車でパリへ行ってきました。
パリに到着、その時街角でアコーデオンから流れてきた曲が、何と!!数十年前に聞いた懐かしの、『パリの空の下!!』。夢ではなく・・・青春の頃聞いた懐かしの曲でした。身体全体が震えるほど感動しました。今でも昨日のことの様に思い出されます。エッフェル塔、凱旋門、ゼーヌ川のほとり、そして、ルーブル美術館等等、見学させていただきました。『帰りたくない。いつまでもここに居たい』そんな気持ちになりました。
この度のフルートリサイタルでは、どの曲も素晴らしいと思いましたが、特に最後のアンコール曲『七つの子』の童謡が心に残りました。その曲はとても癒され、疲れた脳裏にいつまでもいつまでも素敵な音色が響いていていました。
T園長先生の素敵なフルートのリサイタルありがとうございました。
園長
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