0歳児のコミュニケーション
2015年11月20日 金曜日
0歳児クラスで、子どもたちの様子を見ていました。
2人の子が、絵本の取り合いをしていました。お互いに必死に絵本を引っ張り、目には涙も浮かべています。言葉にはならないけれど、声を発し、取られたくないことを訴えます。そこへ、第三者的に離れて遊んでいた子がそばに来て、一緒に取り合いに加わります。2人を真似て、同じように声を発し、絵本をつかんでいます。
この様子から、自ら積極的にコミュニケーションをとろうとする姿がみらました。決して、絵本が欲しいわけではなく、友達同士の関わりを見てその中に入りたいとう気持ちの現れだと思います。
間もなく、3人の中のひとりが泣き出すと、後から来た子が泣いている子の頭を撫でています。自分がその子を泣かせたという意識はなく、『泣いたら頭をなでてもらった』という自分の経験からでた行動のようです。
コミュニケーション能力を高めることは、生きていくうえで大切なことです。子どもたちは、自分で学び生きていく力を、親御さんを始めたくさんの関わりを通し、豊かにしていきます。大人が心豊かに子どもの気持を受け止め、安全基地になることで、子どもも安心して周囲へ関わっていけるのだと思います。
3人の0歳児さんの、自ら友だちに働きかけている姿に、生きていく力を感じました。これからも五感をフルに使って安心して成長していってもらいたいと思います。
保育主任
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