◆11月」24日(火)の子どもたち
2015年11月25日 水曜日
◆とまと?おはな?はっぱ!(つぼみ)
今日は、朝の園庭の様子を覗いたらたくさんの葉っぱが園庭に落ちていました。秋も深まってきて落ち葉がたくさん落ちている光景が見慣れたものになってきました。そこで、葉っぱの出てくる紙芝居を読んでみました。
ストーリーとしては、キツネが葉っぱを頭に乗せて腰を振りながら、「ばけば~」といってミカンやバナナなどちょっと身近なものに変身していくものです。
「お外に葉っぱあるかな~」と声を掛けて外に出かけました。
園庭では、やはり砂場が大人気です。葉っぱはあんまり興味なかったかなと思っていた時、ニコニコと〇ちゃんがやって来て、どこからかトマトを持ってきて「あい」と手渡してくれました。「わ~ありがと」とやり取りするとまたしばらくすると花の花びらを持ってきてくれ「あい」っと手渡してくれます。「わ~ありがと~」同じようなやり取りをしました。
その後の〇ちゃんの様子を見ていると何かを探しているように歩いています。そのうちに、またニコニコとやって来て「あい」と今度は葉っぱを持ってきてくれました。もしかして!と思い「ばけばけ~」と声を掛けると紙芝居の中のキツネのように腰をふりふりしてくれました。もしかしたら、〇ちゃんはずっと葉っぱを探してくれていたのかもしれません。
その後、園庭をのびのびと遊ぶ〇ちゃん。園庭の奥の方の車の固定玩具で楽しんでいました。食事の時間が近くなったので「〇ちゃ~ん、ご飯食べよ~」と誘って手を口元まで持って行きもぐもぐとさせた仕草を見せました。じっと見つめて首を振った〇ちゃん。「じゃあ、せんせいあっちで待ってるね~」とテラスを指さすと頷いてくれました。
もう一度誘いに行こうかなと思いながら、他の子と一緒にテラスに向かい保育室に入る支度をしていました。
その少しあとから、自分でテラスに向かてトコトコと歩いてやって来てくれました。「〇ちゃ~ん」と手を振ると歩いていたのが少し小走りに変わりこちらを目がけてやって来てくれました。そして口元に手を持って行ってもぐもぐとさせる仕草と共に「まんま~」と言葉も添えて教えてくれました。「ご飯、食べに来たよ~」私にはそう聞こえました。
一つひとつの声かけを、ちゃんと耳にしているんだな~と〇ちゃんを通じて実感しました。小さいから伝わらないかなと思う場面は沢山ありますが、こちらの思いは言葉にしてみたり仕草にしてみたりしながら伝わったらいいなと思い、伝えてみると小さな身体の小さな耳でも心いっぱいに聞いてくれるんだなと感じました。
精一杯感じようとしてくれている子ども達ですので、私も精一杯感じて、伝えていきたいなと思いました。
U・A

◆人との関わりの中で(ふじ1)

今日は朝から少し荒れ模様の子どもたちです。何かきっと伝えたい思いがありながらも、まだ言葉での表現が難しく、行動で表しているのだと思います。
そんな子どもたちを見て、子どもの気持ちに寄り添い、しっかりと受け止めていかなければと思いました。
新しい絵本を見ると、目をキラキラさせてじっと集中して聞いています。絵本が大好きなふじ1組は、保育士に読んでもらっったり、自分で絵本をめくり楽しんだりと、絵本との対話の時間が益々濃密なものとなっています。
園庭では好きな遊びを楽しみつつ、お友だちを見つけると嬉しそうに近づいていく姿が今日も何度も見られました。
ログハウスの中で、「ばあ!」といいながら顔を出したり隠したりして、〇くんと△くんが遊んでいました。
すると3人のお友だちがそこに集まり同じ事を始めます。楽しさを共有する子どもたち。このような場面が今後も増えていく事がとても楽しみです。
朝の荒れ模様はどこへやら、みんな笑顔いっぱいで遊んでいました。
1人ではなく誰かの存在があるからこそ、気持ちを切り替えたり、楽しさを共有する事が出来るのだと改めて感じました。
これまでもお伝えしているように、ぶつかり合いも増えましたが、子ども同士の絆の深まりは本当に日々強まっています。
様々な人たちと関わる事で、子どもたちの世界が大きく広がっていき、変化していく過程をこれからも大事に見守っていきたいと思います。
O・Y


◆集まる (ふじ2)

連休が開けると、皆んなまた大きくなっているといつも思います。
遊び方、話し方いろいろです。
赤ちゃんのお人形を布団に寝かせて、「ねんねしてるからしーね。いい?わかった?」
わかった?と念を押すことは、先週まではない言葉です。
大人のすること、話すこと、よく観察しています。
ままごとも、今日はシンクの中で洗っている子がいました。
「洗ってからね。」と言ってビックリです。
さて、ここのところの遊び方のブームに、《集める》が見られます。
お部屋の中では、袋の中やリュックの中に同じ仲間の物を集めます。
チェーンだったりジュースだったり、ブロックだったり。
園庭では、枝、石、花のつぼみ、等です。
今年は築山のふもとの木にどんぐりがならなくて残念です。
きっと毎日いっぱい拾い集めていたことでしょう。
園庭では可愛いが集まってした。
それは、ふじ2組の可愛い子たちです。
誘い合うのではないのですが、自然と集まっています。
車の上は満員で、まるでどこかの国の電車のようです。
お部屋の中でも一緒なのに、やっぱり居心地がいいのでしょうね。
あっちこっちと移動しながら、可愛い集まりは楽しそうです。(N・S)


◆もちつきぺったん! (ふじ3)

土曜日はおもちつき会ありがとうございました。お手伝いのお父さんたちをはじめたくさんの方が来てくださりいくじえんの園庭がわいわい盛り上がり大盛況でした。
お父さんたちがつく迫力のもちつきの隣で子ども用のうすときねでぺったんする子どもたち。ついたおもちを初めて食べる子もいたのではないでしょうか。
今日も朝から「ぺったんしたね」と話題に出てきました。
朝の集まりでは「ぺったんこ、それ!ぺったんこ~」とおもちつきの手遊びをしました。
「もういっかい」と何度か手遊びをして「おもちぺったんした?」と聞くと「ぺったんしたよー」と返事がかえってきました。
「おもちは食べた?」と聞くと「あんこ食べた」と〇ちゃん。確かに「あずきだけ食べました」とノートに書いてありました。△くんは「なっとうたべたよ」と教えてくれてみんなおもちやおもちのトッピングを味わったんだと感じました。
なにより親子での楽しい思い出ができてよかったなと思います。
今日は9人と少なくお休みの子がいました。「おやすみのお友だちだれかな?」と聞いてみると、「◇くん」「☆くんも」「おねつかな?」とお休みの子やお休みの子を心配する声が聞こえました。「△ちゃんも休み」「〇くん」とみんなの名前が出ていました。
13人の仲間としての意識があり、いないお友だちのことも分かるようになったんだと成長を感じました。
温かい日が続きましたがこれから寒くなるようなので、手洗いをしっかりして元気に今年の冬も過ごしていけたらと思います。
t*s


◆園庭で遊びました(きく)

今日は、園庭の砂場が大人気。大きい山を作ると車を走らせる子どもたち。そこへ幼児組のお兄さんが出てきて遊びに加わりました。お兄さんは、トンネルを掘ろうと砂を固め始めました。その姿を不思議そうに見る〇君。「僕も作るよ」と隣で小さいお山作りを開始しました。
「みてみて」の声に振り向くと「できたよ~富士山」と可愛らしい富士山を作っていました。大満足の〇君。みんなにすごいねと言われてますます得意になって「これはふじさんだよ」と説明していました。◇君は、今日中学生のお兄さんが遊びに来てくれたのでお兄さんにべったり。「あっち行こう」「これで遊ぼう」と手を引きながら一緒に遊んでいました。お兄さんを独占する◇君。よかったね。
▽ちゃんは、ロッククライミングに挑戦。何度も1段目を登っては下りを繰り返しながら、2段目まで登れることが出来ました。今日はそこで満足したようで、他の遊びへ行きました。ロッククライミングとにらめっこして自分でどのようにしたら登れるかを考える▽ちゃん。考える力が育ってきているな~と感じた瞬間でした。
(K☆H)

◆収穫したよ!(たんぽぽ)

お餅つき会ご参加頂きありがとうございます。子どもたちもお餅おいしかったね。と喜んで教えてくれました。今日は朝の会が終わってすぐ園庭へ・・・ベランダではラディッシュの葉っぱな沢山の穴があいていて「食べられちゃった。」と残念そうにする△くん。「大丈夫だよ。葉っぱは食べられちゃったけど、実はなっているよ。みてみよう」と一緒になっているのを収穫しました。
何個か虫がかじったところがあって白くなっていました。「ここも食べちゃったんだね。いっぱい食べられちゃったね」水で砂を落として、給食室までお届け・・・。「おやつの時?」と給食かおやつの時に出してくれるそうで待ち遠しいようです。自分たちで植えた種が大きく育って、収穫し食べる。きっと、愛着が湧いてどこの八百屋さんより、おいしくできたことと思います。みんなの愛情たっぷりです。
園庭では、ゆりかごスイングが人気です。3人しか乗れないので交替で待っているのですが中々代わってくれない・・・。「10まで数えて交代してあげよう」といって10まで数えて「おまけの~おまけの~」も含めて・・・いざ「はい、交替!」と言う風にスムーズにはなりません。
待ってる子は「ねぇ、交代だよ」「やだ、もうちょっとやりたい」こんなやり取りをしながら待っていることも伝えます。「ねぇ、せまい!」「もうちょっとこっちきていいよ」「こっち、あいているよ」と友だちの事も気にかけてあげたり、小さい集団社会から社会性が身についていくのだなぁと改めて感じました。
素直に声をかけて教えてあげるところも、とっても優しい一面でした。一歩ずつお兄さん、お姉さんに近づいてきていて・・・またどんな姿を見せてくれるのか楽しみで仕方ないです。
(Y.E)
◆共有の時間 (うみグループ)

朝のお集まりのはじまりは、お休み明けの日には、お家での事やお出掛けしたことなどを話してくれる子が多いのですが、今日は土曜日のおもちつきの話をしてくれる子ども達が沢山いました。
うみグループの一番人気は、いそべだったようです。
お餅つきを体験できた話や、お母さん・お父さんと来たことの喜びや、おいしかった話など沢山子ども達から聞くことができて嬉しく思いました。
お友達の話を聞いているちに、思い出した事も沢山あったようで、話しが止まりませんでした。
次に、ジェスチャーゲームをしました。
2週間くらい前から、お集まりの時に時々行っているゲームなのですが、初めは保育士が声を出さずに身振り手振りで表すことに面白さを感じながら、当てるのを楽しんでいる様子だったのですが、徐々に子ども達から自分で考えたものをやるようになりました。
今日は、初めてもも組の〇くんが自分から手を挙げて「やりたい」と言ってきてくれました。
皆の前で緊張していることが、こちらにも伝わってきたのですが、やりだすと大きく身体を動かしていました。
なかなか当てるのは難しく、「先生にだけ教えてくれる?」と耳を傾けると、大きな声で「ライオン」と正解を言ってしまいました。
みんなで思わず笑ってしまったのですが、その笑いもすごく温かいもので、みんなが見守ってくれているようで、〇くんも思わずハニカミました。
朝の集まりの時間で、お話しを聞くことだけでなく、ちょっとした遊びやゲームからも異年齢のなかで、お互いを認め合いながら、お友達を知る事ができる良い機会となっているのかなと感じました。
お集まりの時間を子どもにとって楽しみになれるような工夫をしながら、子ども達にとって充実した共有の時間にしていきたいなと思います。(B・K)


◆心の通い合い(にじグループ)

今日は連休明けの火曜日。
土曜日はおもちつき会ありがとうございました。
今日の曜日を朝の集まりでクイズにしてみると、なんとすぐに当たっていました。
特にひまわり組ですが、カレンダーを見ながら、そういうところの意識もできているようです。
今日は休み明けということもあり、いつもより子どもたちの様子も騒がしく感じたので、集まりが終わるとすぐにベランダに出ました。
ベランダでは、雨上がりだったので三輪車などが濡れていました。
それに気づいた子どもたちに雑巾で拭こうと言うと、まずもも組の〇ちゃんが持ってきてゴシゴシと拭いてくれました。〇ちゃんは率先して、自分の乗る分だけでなく、どんどん他の三輪車も拭いてくれました。それを見て、手伝うひまわり組の子もいました。一人のやさしい心が、連鎖していく瞬間でした。
園庭に出る時間になり、園庭へ向かいました。
ゆり組の男の子たちは、まず自分やお友だちの妹や弟を見つけて、手をつないで一緒に遊んでいました。
もも組の男の子たちは、お部屋で電車で遊ぶのが大好きな子たちなので、園庭でも電車ごっこをしていました。
ウッドデッキに座って、「でんしゃをまってるの」とホームにいる様子が浮かんできます。電車が来たようで「よし、のるよ!」と◇くん。みんなで大きい砂場前の山になっている橋のところへ行き、「ちよだせん」に乗っているようです。
電車に乗ると途中で降りる人がいたり、またホームに座って電車を待っている人がいたりと、一緒に遊んでいるようで、それぞれの世界ができていました。
これも成長だなと感じました。ごっこあそびがより具体的なものになり、また関わり合っているようで、それぞれの好きなように遊んでいる…。この姿がまたどう変化していくのかが楽しみです。
(H.K)

◆お砂場に東京駅 (そらグループ)

今朝は、まず土曜日に行ったおもちつき大会の話からでした。
子どもたちは、「きなこのおもちがおいしかった」「ぼくはだいこん」「あとなっとうもあったよね」と楽しかった思い出に花が咲きました。
そして、いつものように園庭あそびで太陽をたくさん浴びながら、元気に走り回っている児や自分より下のクラスの児と一緒に遊んであげながらお世話をしていたり、さまざまな遊びを楽しんでいました。
そんな中で、ももぐみの男の子たちが砂場に集まり、みんなで一生懸命砂を積み上げていました。「何を作っているの?」と尋ねると「東京駅のタワー」と教えてくれました。
電車好きの児が集まって共同製作中でした。東京駅の隣には、品川駅となぜか札幌駅。
きっと、行ったことのあるところなのでしょう。
その様子を見ながら、ももぐみさんも共同製作ができるようになったんだなと成長を感じました。
はじめは、自分の事で精いっぱいの子どもたちでした。そして、それぞれの興味をもつ遊びを見つけて遊ぶようになり、お友だちとその遊びを共有できるようになったのです。
一人より、お友だちと遊ぶと楽しいことも増えますが、それぞれの思いがぶつかる時もあります。その関係を幾度か経験して、みんなで何かをやり遂げる。そんな経験を積み重ねてきたももぐみさん。
同じ砂場で、こんな光景もありました。
やはり、山を一生懸命作っていたももぐみの〇くんでしたが、ゆりぐみのお兄さんが山が見えず走ってきてつぶされてしまいました。謝ってはもらったものの、再度作る気になれず、ずっと泣きながら「山が・・、山が・・」とボーっとしていたら、一緒に遊んでいた□くんが「ぼくも作るからもう一度作ろう」と〇くんに声をかけてくれました。そしたら、急にやる気が出てきた〇くん。「作ろう!」と張り切って二人で取り組んでいました。
一人ではできないと思うことも、誰かが一緒にと思うと勇気が湧いてくるんですね。
温かな声かけをしていた□くんやあきらめなかった〇くんの成長をうれしく思い、温かな気持ちになった日でした。H・T


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