◆11月19日(木)の子どもたち
2015年11月20日 金曜日
◆自分で。それを見てわたしもやってみたよ。 (つぼみ)

「お外に行こう!自分の靴下あるかなー?」と靴下入れを子ども達に差し出し、わたしのはあるかなー?ぼくのはどこかなー?と自分で靴下を探しているつぼみぐみの子ども達。保育士から渡されるのではなく自分で取る姿も板についてきて、ささっと持って行く子もいます。中にはお友だちの靴下の中から好みの靴下を嬉しそうに選んでいる子の姿もあったりと、この靴下を取るという行動が子ども達の中では大きな楽しみになっているようで皆、動くスピードが増す瞬間でもあります。
手に持った靴下を保育士に渡して履かせて欲しいと訴える子・靴下を持った事で大満足で握り閉めている子がいる中、最近は靴下を自分で履いてみようとチャレンジする姿も見られるようになってきました。
両手で靴下の口の部分を伸ばして足を上げて顔は真剣。なかなか足は入りませんが『やりたい』という気持ちを持っており、まずはやってみるという姿勢が素敵です。自分で靴下を履こうと頑張っている〇ちゃんの傍で△くんがその様子を見ていました。△くんはさっきまで保育士にやってと訴えていたのですが自分で履こうとし始めました。△くんは最近、周りの言動を真似るのが上手でよく見ています。〇ちゃんのやっている事をぼくもやってみようと感じたのでしょう。
そしてもう一人、遠くから見ていた◇ちゃん。〇ちゃんの片方の靴下を手に持って自分で履こうとしています。というよりは、〇ちゃんが靴下を足にくっつけていると思ったようで◇ちゃんは〇ちゃんの靴下を自分の足にギューッと押し付けていました。◇ちゃんはすでに靴下を履いていたのですが、『何しているのかな?なんだか楽しそうだからわたしもやってみようかな』という気持ちが湧いてきたのかもしれません。でも、お友だちの姿を見てやってみようと思えたのには変わりありません。
ちょっとしたお友だちの行動がきっかけで新たな気持ちの芽生えだったり、新しい姿を見せるってなんだかいいですね。
K・E
◆水たまりから (ふじ1)

雨上がりの園庭には、水たまりが・・・。
園庭に出る前に砂場を掘り起こしたり、危険な物が落ちていないか、鉄棒やその他濡れているところがあれば拭いて滑らないように確認してから遊ぶようにしていますが、今日は正門付近の水たまりを発見した2人の子どもが、ピチャピチャ楽しそうに水たまりで遊んでいる姿を見て、色々な気持ちになりました。
深くはないところで、コンクリート部分でしたので、うっすらという感じの水たまりでしたが、子ども心にしたら、このピチャピチャする感覚がたまらなく楽しいんだろうなと思いました。
つい、汚れて欲しくないと思ってしまいがちで、何事にも当てはまるような気がしますが、思い切り満足できるとこんなにも楽しくなるのかな、と思うほど、子どもの姿を見ていて楽しく感じてしまいます。
築山から繋がる水路部分に落ち葉がたくさんありました。私が、落ち葉を取り除いているのを見た子どもが、自分の持っている小さなスコップで、溝の深さもあるので、ギリギリ届くか届かないかの深さに一生懸命腕を伸ばして落ち葉を取ろうとしていました。
真似てやってみることも増えてきたな、と思いながら、一人ひとりの子どもたちの興味も広がってきたことを痛感しました。
あまりにも度が過ぎることは、声をかけていきますが、そうでなければ子どもたちの興味、関心、意欲を妨げるようなことはせず、見守るのが大人の役割だと思って日々保育をしています。
子どもが楽しい、やってみたいと思うことは、子どもにしか分かりません。
今日は水たまりをきっかけに、子どもの気付きや思いの大切さに改めて気付かされた時間となりました。
家庭と園との違いはあるかもしれませんが、小さなエピソードでも共有していきながら今後も子どもたちを大切に見ていきたいなと思います。(M・T)

◆今日のおみやげ (ふじ2)

今日は大聖堂の波羅蜜橋へお散歩に行きました。通る道も覚えてきているようで、行く道に何があるかが大分把握できていて、今日も犬がいるお家の前を通ると、「ワンちゃん」と言う子がいたり、ビール工場に近づくと、「フォークリフト」と絵本でもよく出てくる車の名前を言ったりしていました。
聖堂に着きエレベーターで3階に上がり波羅蜜橋に出ました。お散歩カーから降りると、まずみんな広場をまっすぐに走り出しました。しばらく、ヨイードンの掛け声で、行ったり来たり走って楽しんでいました。
端の方には椿の花や草が生えています。それに気付いた子ども達、椿の花びらが落ちていると、それを拾い出しました。ピンクのハートの形の花びらに、女の子たちは夢中です。保育士にも「持ってくるね」と声をかけてくれ、花びらを持ってきてくれました。花びらだけでなく、つぼみや石なども拾い。
◎ちゃんは、地面に拾ったものを次々並べていき、いろいろ見つかったぞと満足しているかのようでした。他にもつぼみを夢中になって拾い、ポケットにたくさん入れ、手にもたくさん持ちながらもまだ探して採ろうとする△くんもいました。
和田公園のお散歩の帰りはどんぐりを手にし。今日は、花びらや葉っぱ、つぼみなど、それぞれに採ったおみやげを大事に握って持って帰っていました。(T.Y)


◆おともだちとの大切な空間 (ふじ3)
今日もいいお天気だったので園庭に出て遊びました。
昨日からお団子をたくさん作ってあそんでいたふじ3くみの子どもたち。トランポリン横の砂場は砂質がちがうため、固まりやすくとてもお団子が作りやすいのです。今日も砂場ではお団子屋さんが開かれていました。
そのお団子屋さんからもらったお団子を大切そうに持ちながら歩いていた〇ちゃんと△ちゃん。昨日も二人で追いかけっこをして楽しんでいる姿を見ていたので、「今日はなにしてるの?」と聞いてみたのですが、「ふふふっ」と笑って「きゃー」と恥ずかしそうに逃げられてしまいました。
こっそり追いかけてみると、トンネルすべり台の裏でしゃがみこみ、持っているお団子をお互いに見せ合っていました。二人の声までは拾うことが出来なかったのですが、とても和やかな雰囲気で『このおだんご おいしそうでしょ?』『たべてみる?』と話しているのかなぁ・・とこちらも想像するだけで楽しくなりました。
目が合うとまた「ふふっ!きゃー!」と笑って走っていってしまい二人の世界を楽しんでいるようでした。秘密の会話でもしていたのでしょうか。とても気になるところですが、子どもたちの間だけで作られる空間はきっと『特別』なんだろうなと感じました。
二人で遊んでいると、□くん、◇くんを見つけ、一緒に遊びたくなったのか、お団子を一度砂場に置いてみんなでトンネルすべり台を楽しんだり、走ったりと、今度は二人から『みんなで』の空間を思いっきり満喫し笑い声が絶えない園庭あそびでした。
S.S

◆あなたが嬉しいと私も嬉しい (きく)

昨日のそらグループの「やさしさの連鎖」という日誌にもありましたが、きく組の子どもたちは、きく組の友だちへ、そして他の学年の友だちへもやさしさが連鎖しているようです。
トランポリンで遊んでいた〇ちゃんと△くんは、つぼみ組の※ちゃんがトランポリンに登ってこようとする姿を「のぼってこないで」と言わんばかりに押して阻止しようとする姿がありました。「自分達より小さい子だからと意地悪をして・・・」と思ってしまいますが、2人でトランポリンを楽しんでいた所に邪魔が入ってしまうのは2人にとっては都合が悪いこと。しかも強さを加減しているようでした。
優しい力で、しかし心は「絶対来ないで」そんな様子です。つぼみ組の※ちゃんも「のぼりたい」という気持ちが強く、めげません。そんなやり取りをしているところ、保育者と目が合い「どうしよう見られた」という表情をしたので話を聞きました。「ごめんねしてくる」と2人、しかし※ちゃんを前にすると「ごめんね」の一言が出てきません。「ごめんねできないならいい子いい子してあげたら?」と提案すると、つぼみ組の※ちゃんが2人にいい子いい子してくれたのです。2人は「え?」という表情でしたがすぐにいい子いい子して「ごめんね」と言えた2人でした。
しばらくして、※ちゃんが転んで泣いてしまったようです。〇ちゃんはつぼみの担任に「転んでぶつけちゃったみたい」と身振り手振りで必死に教えてくれました。
まだまだ自分のやりたいこと、思いをぶつけたい2歳児。しかしこんな風に友だちのことを思い、一生懸命にもなれる2歳児です。
『友だちに喜んでもらえると私も嬉しい』これが人間の本能かもしれませね。また今日も子どもたちから学ばせてもらえました。(kh)


◆「かえるさんきたねー」(たんぽぽ)

今日は朝の会に素敵なお友達が遊びに来てくれました。
「ぱんだ・うさぎ・こあら」のお歌に合わせてお友達が登場です。
「わぁーぱんださんだ」と大喜びの子どもたち、歌を歌ったり、鳴き声の真似をして楽しんでいると、続いて「こぶた・たぬき・きつね・ねこ」を歌うとお友達が登場しました。
今度は歌に合わせて、お友達か踊っていてにこにこの子どもたち、その後「かえるの歌」に合わせてかえるが登場。
「かえるの歌」を一緒に楽しんでいると・・・みんなのテーブルへかえるが遊びに来てくれました。子どもたちは大興奮「かえるさーんたっちしよう」と各テーブルでたくさんタッチをおねだりされてアイドルのかえるでした。
保育者が「かえるさんのお手て小さいから、優しくタッチしてあげてね」と伝えると、引っ張る子もおらず、手に優しくタッチしてくれました。
かえる達を見送った後、保育者が「誰が遊びに来てくれた」と尋ねると「かえるさーん」「あと、ぱんだと、うさぎと、きつねと、ねこと…」と思いだしながら、話すみんなの顔は、ニコニコで嬉しそうでした。
園庭では、「むっくりくまさん」の延長でみんなで手を繋いで輪を作りグルグルまわって「きゃー」と笑って大興奮の子どもたち繰り返し回ってはストップと止まり眼が回るのを楽しんでいました。
たくさんたくさん、お友達同士で楽しむ子どもたちの姿を大切に、保育をしていきたいと改めて感じました。
(M・Y)


◆みんなでつくりあげよう! (うみグループ)

最近、年長の子どもたちを中心に意欲的に取り組んでいる遊びの一つにサッカーがありますが、今日は新たな遊びの広がりを見せました。
きっかけとなったのは、朝の集まり・共有の時間です。
昨日、にじグループの子どもたちと一緒にサッカーをするといった新鮮な体験をしたこともあり「また、他のグループとサッカーやりたい!」「トーナメントしたい!」「大会やりたい!」など、期待、やる気に満ちた声がたくさん聞こえてきたのです。
ただ、サッカーを行うのではなく目的、目標を持ってサッカーを行う…。そんな子どもたちの思い、心が一つになった瞬間でした。
集まりが終わると年長の子どもたちを中心に話し合いがはじまりました。
大会をやるには…。
何が必要?
そもそも大会やトーナメントとはなにか…。
背番号は何のためにあるのか?
たくさんの「なぜ?」が生まれましたが、わからない答えはサッカーが得意な子や興味を持っている子に聞いてみたりと、とても真剣に話し合いが進められました。
今回の話し合いでまとっまたのは、ユニフォーム作り、トーナメント表作り、試合時間を計るための時計、点数表作り、ラインをひく道具を用意するなどです。
今日は、さっそくユニフォームのデザイン決め。そしてもちろんサッカーを行いました。(子どもたちの中では「練習」と呼ぶ子もいます)
今後、子どもたちのこのプロジェクトがどのように発展していくか楽しみです。子どもたちの意欲や主体性、探求心を大切にしていきたいです。
T.N


◆サンタさんにお手紙を・・・ (にじ)

子どもたちにとってお楽しみのクリスマスまで、あと一か月ほど。お部屋でもクリスマスにちなんだ飾りや製作、歌を歌う姿が見られます。
先日の帰りの集まりで、「にじグループには、今年もサンタさん来るかなあ。プレゼントは、何が欲しいかな。」と話をしていたら、〇くんがサンタさんにお手紙を書くと言い始めました。クリスマスカードみたいにしようということになり、赤い紙を用意して作ります。表紙には何を書こうと考えて、「サンタさんがくるように」と書くことに。「クリスマスの色だから、赤と青と白の色を使ったらいいね。」「ここにクリスマスツリーの絵を描いたらいいね。」と保育士と一緒に相談しながら、描き進めていきます。素敵なカードができました。あとは、欲しいプレゼントを書いて、サンタさんに渡すだけ。さて、どんな風にサンタさんに渡そうかな~?帰りの集まりで、みんなで話したいと思います。
昨日に引き続き、「ぬりえをしよう」もやりました。今日やると決めた子は6名ほど。ももの△くん、普段はあまりお絵描きやぬりえはしませんが、ランチルームにぬりえコーナーを用意すると、じっくり時間をかけて取り組む姿がありました。
ゆりぐみさんの数名は、広いスペースで、しっぽとり。ひまわりさんがやっている時は、様子をうかがっていて、あまり参加はしませんが、ゆりぐみとももぐみだけになると、ポンポンをズボンに入れて、遊び出します。年長さんにはかなわないと思いながら、自分たちのチャンスをうかがっているようです。来年、自分たちが一番大きい年長さんになったらどんな風になるのか、どんな遊びを展開していくのか・・・楽しみにしたいと思います。
(T.M)


◆毎日の積み重ね(そら)
体調を崩している子どもが多くいつもとは違って少人数での朝の会でした。
いつも一緒にいるお友だちがいないことに気付き保育士に尋ねてくる姿がありました。
最近、子どもたちのお絵かきがどんどん上手になっています。
始めは丸い輪郭を描いてから目と口だけだったのが、髪の毛やまつ毛、胴体も描くようになりました。
また、大きさにも変化をつけて大きいのがお父さんやお母さん、小さい方が本人や妹や弟なども描けるようになりました。
また、粘土遊びもただ丸めていただけからヘラや棒を使って粘土を細かく切ったり目をつけたりと手先が細やかになっているなと感じました。
日々の小さな積み重ねによって大人が驚くほど上手になっていてこれからも楽しみです。(K.Y)


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