◆11月17日(火)の子どもたち
2015年11月18日 水曜日
◆ふれあう(つぼみ)

朝保育室に入ってみると、中から歌声が聞こえてきました。
保育士と子ども達ががんばりマンの歌を「えいえいおー」と歌っていて、保育士の周りにはほとんどの子ども達が集まり、とても和やかな雰囲気のように感じました。朝の集まりのとき「きゅきゅきゅ」という絵本を読むと子ども達が他の子のほっぺに触って「きゅきゅきゅ」としてみたり、園庭に行くと年長のお姉さんがつぼみの子どもたちを見つけると、駆け寄ってきて遊んでくれます。
最近保育士だけでなく、同じ空間で生活しているつぼみぐみの子ども達同士で関わり合ったり、おにいさんおねえさんたちが、声を掛けてくれたり、たくさんの人と関わる姿が見られるようになりました。人見知りも少なくなり、子ども達の中の世界が広がっているのだなと感じました。
遊びも一つの事に集中できるようになったり、「誰かと一緒に」という事も少しずつ経験して「一緒だと楽しい」と感じてくれているんだなと思いました。
人と触れ合う暖かさを感じながら、いろんな事を経験して欲しいです。
(K.E)


◆理解すること(ふじ1)

今日は、ふじ2、ふじ3組がお散歩に行き、ふじ1組は園庭で遊んだのですが、靴を履くテラスのところには、お散歩カーが並び、靴を履いたらお散歩に行くという雰囲気が漂っていました。
朝の集まりでは、今日は何をするのか、一応伝えてはいるものの、どこまで子どもたちが理解しているのかは一人ひとり様々です。
靴を履いて、散歩カーに乗ろうと待っている子どもが2人いました。
あえて様子を見ることにしました。
どうするか?10人の子どもたちは、準備ができ次第テラスに出てきます。自分の靴を持ってきて、少し手伝ってもらったり、ほとんど履かせてもらったりと様々ですが、靴を履き終えるとすぐに園庭に向かって飛び出していきます。
ふじ2、ふじ3組の子どもたちがホール前で挨拶をする時にも、その2人の子どもは散歩カーの近くにくっついて、一緒に挨拶も済ませていました。一緒に散歩に行く気満々です。
さぁ、この後どうするか?
ちょうど、少し離れた所で見ていた私と目が合うと、散歩カーから離れ「バイバーイ!」と見送り始めたのです。
もしかしたら、一緒に行こうという気持ちになっていたのかもしれないと思うと、少しかわいそうな思いをさせてしまったかなと思いましたが、その後笑顔で門の近くまで行き、手を振り終えると、砂場に向かって走り出し、自分の使いたい玩具を持ち出し、砂場で遊び始めました。
いってらっしゃーい!の気持ちも込めた「ばいばーい!」の姿は、子どもの成長が見られたような気がしました。(状況によっては、一緒に行くことも可能だったかなとも思いましたが…)
自分は、今日はどこで遊ぶのか?今、何をするのか?
分かっていても、気持ちがのらずに自分の気持ちを最大限に表す子どももいる中で、理解した上での気持ちの切り替えはすごいなと思いました。
私の見方なので、もしかしたらその子どもの気持ちとは異なっているかもしれませんが、今日のような姿を大切にして、一人ひとりの気持ちを受け止めていけるようにこれからも努力し続けたいと思います。
明日は、どんな成長がみられるのか楽しみです。(M・T)

◆楽しいね(ふじ2)

今日は○ちゃんのお母さんが保育士体験をしてくださいました。
朝から子どもたちはお母さんが保育室に入ってきているだけでソワソワ。ミッキー体操の時には手をつないでみんなで踊ったり、膝の上に座ろうとしたりとみんなで○ちゃんのお母さんに甘えていました。
朝の集まりの時には、保育士が「今日は誰のお母さんが来てくれているか?」と聞くと「○ちゃんのお母さん!」と元気いっぱいに教えてくれました。
「今日はお母さん先生になって、みんなとたくさん遊んでくれます。いっぱい遊んでもらおうね」と保育士がいうと「うん!!」とキラキラした眼差しで○ちゃんのお母さんの方を見つめていました。
そして、今日はふじ3組と一緒に和田公園にお散歩にいってきました。
道中何度も行ったことがある公園ですがあまりピンとこないようで「今日は和田公園にいくよ」と保育士が言っても「わだこうえん?」と不思議な顔を見せる子ども達。
「パンダさんやひよこさんの乗り物がある公園だよ」と言うと少し思い出したのか「パンダさん乗るー!」「ひよこさん!」と遊ぶ気満々になりました。
和田公園に着くと直ぐにパンダやひよこの乗り物に乗りにいったり、ローラーすべり台を滑ろうとしたり、どんぐりを拾おうとしたりと思い思いの遊びを楽しみました。
どんぐり拾いを両手いっぱいにどんぐりを持って楽しんだり、ビニール袋を渡すと落ちているどんぐりをこれでもか!と言うぐらいにたくさん拾って「みてー!どんぐり拾った!」と保育士に教えにいったりと夢中になっていました。
帰り道「また今度遊びにいこうね」と保育士がいうと笑顔で「ウン!」と答える姿が目に焼き付いた今日でした。これからも子ども達を一緒にいろいろな事をを共有して過ごしていきたいなと思いました。
(K.H)


◆秋を感じて(ふじ3)

今日は、和田公園までお散歩に行ってきました。
公園内には、育子園と同じように落ち葉がたくさん落ちていて、子どもたちは歓声をあげながら落ち葉を投げたり、たくさん集めてお山を作ったりしていました。
また、風に乗って、落ち葉が降ってくるたびに、「わー!!」と両手を広げて落ち葉を受けている子もいました。
落ち葉を集めていると、どんぐりが1つ見つかりました。
3~4人で集めているのに、どんぐりは1つ・・・そうなると、争奪戦が始まりました。
「他を探してみよう」と提案しますが、なかなか伝わりません。
しばらくして、運よくどんぐりを手にすることが出来た〇ちゃんが、輪から離れてどこかへ走って行きました。
あとをついて行ってみると、そこにはどんぐりがいっぱい。
「△ちゃんのもあるよ」「◇先生どうぞ」と、なんと他の子の分を見つけてくれたのです。
〇ちゃんは、公園に着くと、ハトを追いかけたりして、公園の奥まで走っていたので、もしかすると、どんぐりの場所をすでに知っていたのかもしれません。
みんなは、さっきまでの争奪戦がウソのように、どんぐり拾いに夢中になりました。
子どもたちの小さな優しさと秋を充分に感じられ、最高のお散歩日和となりました。
(E.Y)


◆挑む姿勢(きく)

園庭でつぼみ組のお友だちに声を掛ける〇君。落ち葉を拾い優しく「どうぞ~これやってみる?」と話しかけていました。心温まる光景です。その姿を見た△君と◇ちゃんと☆ちゃんは頭をいいこいいこしたり腕にそっと触ったりしてスキンシップを取っていました。その時のきく組の子どもたちの表情は、愛おしい気持ちで溢れていました。
◆ちゃんと◎君は、ロッククライミングに挑戦。1つ目の足場に足を引っ掛けてみますが、その次はまだまだ難しそうです。「あれ?あれ?」「よいしょ」とかけ声を掛けながら挑戦する姿勢が頼もしさを感じました。太鼓橋に挑戦中の▽ちゃん。出来ないという悔しい気持ちと格闘しながら一生懸命登ろうと太鼓橋に挑んでいました。
子どもたちは小さいながらに日々何かに挑んだり、立ち向かったりしています。その気持ちを大切に関わり子どもたちの意欲がどんどん湧いてくるようにしていきたいです。
(K☆H)

◆育子園は大きな家族(たんぽぽ)

つぼみ組の●くんがウッドデッキに登ったところを◆くんと△くんが少し離れたところから見ていました。「降りられるのかな?」2人が見ているとつぼみ組の●くんはしゃがんで後ろ向きになって降りることができました。そんな姿を見て「すごいね、降りられたね」と2人。
2人に見られていることがわかった●くんはニコニコして△くんのところへ行き、ギュッと抱きつきました。いきなり抱きつかれた△くんはびっくりして「え?」と困っているようでしたが「なんで僕のところに来たんだろ?かわいかったね」と保育者にも伝えてくれました。そのまま●くんは2人の近くにいて、まるで「一緒に遊ぼう?」と言っているかのようでした。
言葉はなくてもたんぽぽ組の2人にはわかったようです。「てつぼうもできるの?赤ちゃんなのにすごいねえ」と3人で遊び始めました。まるで兄弟のようにも見られました。
また※ちゃんたち4人はいつものお気に入りの場所、ログハウスで遊びたいようでしたが「先生、お家に行きたいんだけどお兄さんたちがダメだよって言う」とのことで一緒にログハウスに行ってみると年長のお姉さんお兄さんがいました。「ここは今掃除をしているの、太い枝をほうきみたくしてやっているから赤ちゃんは入れません」とのこと。「赤ちゃんじゃないよ、もう3歳だもん。」4人でいろいろ言って立ち向かいます。そんな姿にも感動。
「だったらたんぽぽ組さんも一緒にお掃除手伝わない?太い枝を探してお兄さんたちに見せてみようよ」と提案すると「いいねえ、あっこれはどうかな?」とお兄さんたちに見せに行きます。すると「おっそれはいいねえ、ちょうだい、じゃまた探してきて~」と認められました。
いつの間にか手下のような役回りになっていましたが、※ちゃんたちも年長さんたちも楽しそうにやりとりがはじまり、一緒に遊んでいることを楽しんでいました。
こうして育子園の園庭ではクラス・学年の垣根を越えて遊ぶ姿も見られます。01歳の小さい子を可愛がってあげる気持ち、おにいさんおねえさんに憧れを抱く気持ち、異年齢、6学年が同じ環境で過ごせることにより、子どもたちはさらに思いやりの心をはぐくむことができるのだと感じました。
また、昨日収穫したラディッシュを給食室の先生に調理してもらい、給食のときに食べることが出来ました。子どもたちも職員も、たくさんの関わりの中で過ごしている育子園というこの大きな家族に感謝です。(kh)


◆森の音楽会(もも)

今日は、音楽クラブがありました。ホールに行って、まずは講師のK先生とどっちがじーっと動かないでいられるかゲームです。動かないよ~と言われても、手が口に言ってしまったり、もじもじ動いたり・・・まだまだピタッと止まれずにごそごそ動いてるのが可愛らしいももぐみさんです。
そのあとは、ピアノのリズムに合わせて、ホールを歩いたり、走ったり。。。最近、お部屋でも仲良しの二人。自然に手をつなぐ、微笑ましい後ろ姿が見られます。
今日のテーマは、森の音楽会。うさぎ、りす、たぬき、くまの中から好きな動物を選び、それぞれ楽器を持って、リズムに合わせて叩きます。今日、お誕生日バッチをつけた二人は、特別に大太鼓。ちょっとドキドキしながら、ドーンと太鼓をたたきます。歌は「山の音楽家」。最後の「いか~がです~♪」のところでは、お辞儀。それぞれのお辞儀も個性があって、思わず笑ってしまいます。
初めは、じっと様子を見ていた〇ちゃんも、保育士が声をかけたり一緒に楽器を選びにいくと、自分でタンバリンを選び、ニコニコの笑顔で、タンバリンを叩く姿がありました。
最後は、毎度おなじみ、みんなでおおきな一つの輪になって歌を歌いました。みんなで顔を見合わせて、手をつなぐと、自然に笑顔がこぼれます。顔も背の高さも性格も、一人ひとりまったく違う子どもたちが、一つの大きな輪を作る姿は、なんとも言えない嬉しい気持ちにさせてくれます。
(T.M)


◆耳をすまして感じよう。(ゆり)
「ハレルヤ~♩」の歌声でスタートした音楽クラブ。
太鼓が叩かれた数の分だけ座っていくというゲームも耳をすましてとっても集中して取り組んでいたゆり組の子どもたちです。
そんなかっこいい姿を見て、「みんながとってもかっこいいから今日はちょっと難しいことやってみようかな~」と講師からの声が聞こえると、増々やる気がアップしていました。
『ど』『み』『そ』の音を聞きわけて、流れた音のカードを取るというのがちょっと難しいゲームです。音の変化には気づくものの、それがどの音なのかに迷っている様子がありましたが、耳をよく澄まして何度も繰り返しているうちに少しずつわかってきた子が増えてきました。そんなお友だちの姿を見ながら一生懸命わかろうとする姿がとても素敵です。
耳と頭を使ってたっぷり音に触れ合った音楽クラブはあっという間でした。
最後のやきいもじゃんけんは一番の盛り上がりです。
自分が負けても、お友だちを応援したりと成長を感じる時間でした。(I.E)


◆ひまわり(ひまわり)

今日は前回の引き続きで、ひまわり組のみんなの好きな音を合わせて、「ひまわり」という題名も考えて、歌を作りました。
歌詞は、ひまわり組さんの良い所を皆で出し合いました。
「やさしいひまわり」「げんきなひまわり」「こてきでこころを一つにしたひまわり」「つよいひまわり」「ちからをあわせるひまわり」など沢山のひまわり組の良い所が出てきました。
みんなで出し合った良い所を音楽クラブの先生が曲に乗せて歌ってくれました。
そんなリズムが良いか子ども達に問いかけると、白音符、スキップ音符、黒音符と今まで音楽クラブで覚えた音符が出てきました。
黒音符や白音符は、小学生になると「4分音符」「2分音符」という事も教えてもらい、「もうすぐ小学生だもんね」と声をかけられると、いつも以上に背筋が伸びてキラキラした目で先生を見つめ、しっかり話を聞いている姿がありました。
年長さんになったからこんな事ができるんだという喜びから、もうすぐ小学生になるんだというワクワク・ドキドキした楽しみに思う気持ちへと変化しつつある子ども達。
育子園で過ごす残りの時間を大切にしていきたいと感じました。(B・K)


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