◆11月16日(月)の子どもたち
2015年11月17日 火曜日
◆さつまいもになっちゃった(つぼみ)

先週、スタンピングを楽しんだつぼみぐみの子ども達。淡い紫色に染まった障子紙に一人ひとり濃い紫色で色づけして味のあるさつまいもの皮が出来上がりました。
そして今日は、次の工程へ。
子ども達の中で焼き芋会の思い出は少しばかり遠い過去になっているかもしれません。なので、その日の記憶を少しでも蘇られるように焼き芋会の日を再現。『おおきなかぶ』改め『おおきなさつまいも』でうんとこしょの芋ほり開始。絵本を見ながらうんとこしょと掛け声を言ってみたり実際に今回もさつまいもが絵本の裏から飛び出してきて「わぁー!」と歓声をあげてみたりとあの日が蘇ってきます。
今日のメインはさつまいもの皮を巻くという作業。
何をするのか子どもたちに少しでも伝わるように実際に飛び出してきたさつまいもにアルミホイルを巻いて見せます。「くるくるくるくる みんなもおいもを水で綺麗に洗ってアルミホイルでくるくる巻いたんだよね。ほらできた!」と。
子ども達はこのアルミホイルに巻かれた様子を覚えていたようで一気に表情が明るくなり、手を伸ばしてきたりと良い反応が見られました。この様子を忘れないうちに巻く作業開始。
でも、実際に焼き芋会でアルミホイルを巻いたのは園庭でしたので、その雰囲気をそのまま味わってみようと場所を園庭に移し、アルミホイルに巻かれた本物のさつまいもを横にさつまいもの皮を巻き始めます。
園庭で一人ずつ誘って作業開始したのですが、驚いたことがあります。
さつまいもの皮とさつまいもの実(新聞紙を丸めたもの)を目にすると自然とさつまいもの皮でさつまいもの実を丸めようと手を動かし始めるのです。「くるくるしてごらん」と声を掛けることもありますが、こちらが声を掛けずともほとんどの子が自ら手を動かし始めます。
先ほど見せた丸めるという行動を覚えていてくれていたのかもしれません。
食後にエプロンを丸めて片づけるという今では子どもたちの楽しみの一つになっているこの行動も自ら丸めた事につながっているのだと思います。
実がうまく皮に包まれずポロッと出てしまう事もありますが、子どもたちはどんな状況も楽しそうにくるくる丸め、中には「くるくる~」と声を出す子もいれば出来上がったら「でった!」と喜ぶ子も。お友だちのやっている姿をじっと見つめている子と丸めるという行動は大人からすればちょっとした行動ですし、すぐに終わってしまう行動。
でも、このちょっとした行動をも楽しそうに取り組み、そして出来上がったさつまいもを愛おしそうに抱きしめている姿をみると、どんな事でも大切な行動なんだなと感じます。
〇くんや△ちゃんは「あむっ!」と食べる真似をしたくらいです。
子ども達にとって楽しいさつまいもづくりになっていてうれていたら嬉しい限りです。
また、今日は☆くんのお母さんがママ先生として保育士体験をしてくださいました。
朝の集まりではキーボードでミッキー体操を演奏してくださり、その音色に合わせて子どもたちが踊り出す場面も。子どもたちの色々な姿を笑って受け止めてくださるママ先生だからこそ子ども達は安心してママ先生に甘えられていたように感じます。ママ先生の周りには嬉しそうに笑顔たっぷりの子ども達。楽しい時間を過ごせたのだなぁとしみじみ感じました。
ママ先生、一日ありがとうございました。
K・E


◆子どもたちの思い(ふじ1)

園庭に出る前、自分の靴を靴箱から子どもたちが自分で持ってくるのですが、新しい靴だったり、見たことのない靴だったりすると、声を出して教えてくれる子どももいれば、変化に気付かず何も持ってこないで座り込む子どもとかいます。
「だれの?」と聞いてくるように友達の靴を持ってきてくれる子どももいます。自分の靴は持ってこなくても、友達の靴には興味があって持ってきてくれたりもします。
靴をはいて、いざ園庭へ。
お兄さんのやっていることを真似てみたり、自分から遊びを見つけて、玩具を用意し砂場で熱中して遊んでいたりしていましたが、ちょうど玩具の取り合いの場面に遭遇し、どうなるのか様子を見ていました。
とにかく自分の思いのままに、友達が使っていようと使っていまいと関係なく、欲しい物を欲しい時に奪ってでも手に入れようとする、しかし、相手もスムーズに貸してくれるわけでもなく、互いの思いがぶつかりあって取り合いになっていきます。
言葉が少しずつでてくるようになれば、「貸して!」「待っててね」などというやりとりができるようになってきますが、今は大人が「貸して!」や「待っててね」と繰り返し伝える日々です。
もちろん子どもの遊びを保証していくことも大切ですので、邪魔をするようなことがあれば、そこは大人が間に入ります。子どもの気持ちを汲みとって代弁し言葉で伝えていくこと、時間はかかると思いますが、大人が根気強く伝え続けていくことで子どもたちも相手の思い、気持ちが分かるようになっていくのだと思います。
大人もそうですが、子どもの思い、気持ちも日々変化をするので、いかに寄り添えるかが大切だということは以前も記入しましたが、成長していくにつれて、本当に日々子どもたちとのかかわりを振り返り自分自身はどうだったか?素直に自分の心を見つめることこそ、私たち大人が大切にしていかなければならないことだなと思います。
できるようになって喜ぶこともありますが、どうして今こうなんだろう?と不思議に思う時こそ、子どもの思い、気持ち、心を大切に考えなければいけないなと。きっと受け止められれば、子どもたちにも言葉でなくても通じることはたくさんあると思います。
一生懸命覚えた単語、言葉を使おうとしている目の前の子どもたちの声を大切にして、子どもたちの思いを少しでも多く汲みとれるよう今週も子どもたちとかかわる時間を大切にしたいと思います。(M・T)


◆いつもと違った砂遊び (ふじ2)

週末の雨から、今日は温かい晴れのお天気。半袖の子どもたちもいてみんな元気に登園。今日は園庭であそびました。
今日も園庭へ出ると、多くの子どもたちが砂場へ入っていきました。砂場遊びも、好きな子は本当に集中してよく遊んでいます。
◎ちゃんは、今日はずっと砂場で遊んでいた位、砂遊びが大好きなようです。シャベルで砂をすくってカップや動物の型に入れるのはもちろん、入れるだけでなく、入れた容器をひっくり返してその形に作るのも上手になりました。初めの頃はやって~と保育士に容器を渡して訴えていましたが、自分で出来る様になり、また自分でやることを楽しむようになり、出来た~と喜んで教えてくれるようになりました。
今日はまたいつもと違った砂場あそびが見られました。△ちゃんはカップに砂を入れずに、カップをひっくり返して、丸いカップの形を砂に作ることを楽しんでいました。たくさん丸の形が並んでできていました。また、大きなどんぐりの実をいくつか渡してみました。もちろん、容器やシャベルにどんぐりを入れてみたり、入れて容器やシャベルを揺らしてコロコロと音を楽しんでいたりしていて。●ちゃんは、どんぐりを砂の中に埋めたり出したりして遊んでいました。埋めたどんぐりを何人かで探してしばらく遊びました。そんな中、▼ちゃんは、長いスコップを縦に立て、足をかけていました。どうも、保育士が大きなスコップで砂おこしをしている様子を見て、真似をしているようです。砂遊びの中にも、手、手首のこなしの成長と共に、いろいろ遊びを見つけたり、ちょっとした成長が見られました。(T.Y)


◆憧れからやってみようという気持ちへ(ふじ3)

月曜日からとても心地のいいお天気の今日は園庭に出て遊びました。
2歳クラスのお兄さんお姉さんが楽しそうに遊んでいるのをみて〇くんもコンビネーション遊具で遊びたかったのか、長いすべり台を下から登ってしまっていたため、「ここで遊ぶ時は、太鼓橋からのぼってごらん」と伝えると「わかった!」と言って太鼓橋へ走って行った〇くん。まずはお姉さんがのぼるところをうしろから観察しながら順番を待ちます。
慣れているお姉さんたちはスイスイのぼっていくそんな姿に憧れているようでキラキラとした目で見つめていました。
お姉さんたちがのぼっていったあとは、ついに〇くんの番です。何度も足を滑らせてはズルズルっと落ちてしまい、「できない・・」と言うのですが、近くにいた△くんや□くん、◇ちゃんもやってきて応援をしてくれて、上からはのぼったお姉さんたちも声をかけてくれたことで再びやるきスイッチが入ったのか、綱をギュッと掴み何度も何度も頑張る〇くん。腕の力と足を上手に動かして、おしりを支えてもらうことなく一人でのぼりきることができました。
飛び跳ねて喜ぶ姿にお兄さんお姉さん達も一緒に喜んでくれました。それも更に嬉しかったのか、そのあとも何度も何度ものぼっては「おーい!みてみて!」とかっこいい姿を見せてくれました。
そんな〇くんの姿を見ていた△くんは「〇くんのぼったの?すごいねぇ!!」と感激した様子で、いつかのぼってみたいなぁと思ったのか、のぼれた〇くんやお兄さんお姉さんの姿を下からしばらくの間見つめたり追いかけていました。
お友だちが成功できたことを一緒に喜べたことも素敵ですし、頑張る姿を『見る』という経験もとても大切なことだなと感じました。
S.S


◆ドングリを寝かせてあげよう(きく)

今日は園庭にドングリを植えに行きました。保育士が持ってきたもので、少し根っこが生えているドングリです。
朝の会で聞いたドングリを寝かせてあげに行こう!という話を覚えていて、みんな興味津々でドングリをもらいに行きます。みんな一つ一つ大切そうに、小さな手で握りしめて持っていました。
ドングリを寝かせる場所や寝かせ方もそれぞれで見ているとおもしろいです。〇ちゃんは切り株の中央に穴が開いているのを見つけると、そこに寝かせると言って、木の枝で穴を掘り始めました。ですが穴は意外と小さくてなかなか広がりません。しばらくの間、苦戦しながらも掘り続けようとする〇ちゃんの根気強さに感心しました。様子を見て、他の所にしてみる?と提案すると、次は土の上を選んで掘り始めます。柔らかい土を見つけ、掘りやすい所を見つけたようでした。やっと深く掘ることができ、ドングリを寝かせて土の布団をかけると、じーっとそこを見つめる〇ちゃん。その後「あれ?おおきくならないよ」と言って、今にも芽が出るかのように待ち構える姿がとてもほほえましかったです。
△くんもドングリを寝かせてあげる場所を見つけています。どんなところがいいかな?と尋ねると「ママのところ」と言って近くにあった石をドングリのママに見立てて、隣にして寝かせてあげていました。ドングリの気持ちを考えて出た言葉なのかと思うと心があたたかくなりました。
他にも、ドングリを寝かせてあげるとすぐに掘り出してドングリがどうなっているのか確認する子、ドングリを大切そうにずっと持っている子、ドングリの皮をむいてみる子、保育者が想像もつかなかったことをする子どもたちの姿があり驚かされました。
最後は大きな植木鉢にみんなで一つずつ植えました。はたして芽は出てくるのか。きく組のみんなで見守っていきたいと思います。
(N.M)


◆「おひさまにこにこわらっています」(たんぽぽ)

木々が色づき、風に揺られて葉が舞う様子も「きれいだねー」と見つめ、落ち葉を集めて落ち葉遊びも楽しい季節になってきました。
朝の会でいつものように、あおむしの食べた物で曜日確認、みんなに「今日のお天気は」と聞くと「おひさまにこにこわらっていますー」と歌ってくれる子や「はれー」と教えてくれていました。
すると〇ちゃんが「くもがないよ、かぜにびゅーっととばされたんだよ」と雲がほとんどないくらいの晴天なのだと説明してくれました。
だんだん早く園庭に出たくてしょうがない様子でソワソワ、お支度も早々に靴を履きベランダへ飛び出していった子どもたち。ベランダのみんなで育てたラディッシュを見て「せんせーいおおきくなってるー」と△ちゃん。保育者が「ちょっと何個か抜いてみようか」と声をかけると、一斉に「ぬきたい」「ぼくもとりたい」と集まってとりました。小さくてかわいい赤かぶが収穫できました。
園庭では、コンビネーション遊具のしたの小部屋で「いらっしゃいませーぱんやさんでーす」と◎くん。すると◇ちゃんも来て「ぱんぱん、ぱんやさんでーすたくさんありますよ」と落ち葉をたくさん拾い集めてぱんに見立てて遊んでいました。
温かな日差しに照らされた築山の上では、「いち、にい、さん・・・・・」と数を数える声がしたので近づいてみていると、△くちゃんと●ちゃんが2人で向き合い、かき集めた落ち葉や葉を一枚ずつ数えていました。
数え終わると「じゃあもういっかいやろう」と△ちゃんの一声でもう一度数を数え始めました。
すると「できたー」と何かが完成したようで保育者が「何ができあがったの」と尋ねると△ちゃんが「けーきだよ」再び保育者が「何ケーキ」と聞くと●ちゃんが「いちごはいやなんだーだからちょこれーと」と答えると△ちゃんも「ちょこれーとけーきだいすき、ちょこもだいすき」と教えてくれました。
そこで保育者が「チョコレート美味しいよね、でもちゃんと歯を磨かないとムシムシバイキンが来ちゃうかも」と話したら、「△ちゃんちゃんとはみがいてるよ、しあげもままにしてもらってる」と教えてくれました。
それを聞いていた●ちゃんも「●ちゃんもはみがいてるーままにもしあげしてもらってるよー」と教えてくれました。
子どもたち同士で工夫して遊びを楽しむ姿、秋の自然物を使っての見立て遊びと会話のやり取りを楽しむ姿とたくさんの子どもたちの姿に出会えた園庭遊びでした。
(M・Y)


◆紅葉クイズ(うみグループ)

もも組の△くん「オムレツやりたい!!」と朝の会が終わったらすぐにスポーツフェスで披露したダンスを踊りたいとリクエストがありました。ダンスが好きなゆり組やひまわり組も加わり、大勢で楽しく踊りました。
園庭で久しぶりに劇ごっこをしました。「赤ずきん」「3匹の子豚」「おおかみと7匹の子やぎ」をしました。〇〇ちゃん「全部しちゃったから他の劇もしたいな」の一言から、相談をしました。「シンデレラ」に決まりました。初めてで、セリフも決まっていないけれど、今まで劇ごっこで培ったセリフの表現を生かしてアドリブで劇ごっごをしました。
時には脇役も兼任したりと大忙しでしたが、新しい劇も楽しそうに子どもたちは演じています。
木の葉の紅葉がきれいだねと話していくうちに黄色い葉が、今度は何色に変わるかみんなで考えてみました。
保育者「緑色から黄色に変わったね。次は何色に変わると思う?」
△くん「うーん、茶色かな?」□ちゃん「オレンジ」◇ちゃん「紫」
何日かして色が変わってるかをみんなで確かめることになりました。
観察してみることによって、身近にある植物がどんな風に成長し変わっていく事を一緒に共有できると楽しいなと思いました。
K.S
◆「かく」ことの奥にある気持ち(にじグループ)

今日はあたたかく、気持ちのいいお天気になりました。
園庭では過ごしやすく、落ち葉を拾ったりする姿も見られます。
お部屋では、レストラン作りに励んでいる子どもたちがいました。
最近は、クリスマスなどのぬり絵を塗って、レストランの中の壁に貼る姿があり、クリスマスを意識して装飾しようとしている姿を見て、前に作った壁紙を、クリスマス仕様にしたらどうかと提案してみると、いいねと同意する子が多く、今日はその壁紙作りを行いました。
大きなモミの木を描き、あとは子どもたちと考えながら装飾を描いていきました。
お家にツリーを飾ったという子はこんなものがあるよという話をしてくれたり、Ipadを使ってツリーの飾りつけも見てみながら考えていきました。
画像を見ると、子どもたちもイメージしやすいようでいろいろな案が出てきました。
その画像をよく見て、いいものがないかと探しているゆり組の〇くんは、いいものをたくさん見つけてくれ、どんどん提案してくれます。それを聞いて、「いいねー!」とお友達が言ってそれを描いていったり、描けないものは保育士に描いてとお願いしたりしながら描いていきました。
ゆり組の男の子中心に始まりましたが、ひまわり組の女の子も手伝ってくれたり、もも組の男の子も真似をしながら描いていて、驚きました。
途中、「あー、わたしがかいたのにー」とひまわり組の◇ちゃんが描いたものの上に、ぐるぐると他のクレヨンで描いてしまったもも組の◎くんがいましたが、「これはおもちゃなんだよ」と言われると、何も言えない◇ちゃんでした。
こんな風に、描いてでき上がって見える姿、形は違いますが、描いているこころは同じだなと感じました。
私自身も、何を描いているのかと聞いてしまいましたが、その子の中ではツリーを飾ろうという気持ちを込めて描いたものでした。そう思うと、言葉のかけ方ももっと考え、子どもたちの心に寄り添いながらしていきたいと感じました。
(H.K)


◆積み重ね(そら)

今日も元気いっぱいの子どもたち。一週間がスタートしました。
園庭へ行くまでの時間、いつも積み木を使って遊ぶことの多い〇くんと△くん。今日は
「時計作りたいから折り紙ください。」と保育者のところへきました。
二歳児のころから時計が好きでよく保育者と一緒に作っていた二人。
今までは「自分でできないからやって。」だったのに、「こうやるんだったっけ?」とわかるところは自分で折ります。折り紙の折り方も角を合わせたり、しっかりと手の力で紙を折りたためたりと一年でこんなにできるようになることが増えるのだと驚きとともに感心しました。
少し手伝っただけで、あとはほとんど自分の手で作れたことが嬉しかったようでお友だちにも「やってあげる。」と相手のことも考えられるようになったことも凄いなと感じました。
今日は◎くんのお母さんが保育士体験にいらしていました。いつもお友だちと一緒に好きな遊びをしている◎くん。今日はお母さんの膝の上に乗って絵本をじっくりと読んだり園庭では思い切り身体を動かして遊んだりお母さんが側にいながらお友だちも含めて一緒に楽しんでいる姿が印象的でした。(K.Y)


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