◆11月9日(月)の子どもたち
2015年11月10日 火曜日
◆ぐしゃぐしゃ、たんたん(つぼみ)

今日は曇り空からは今にも雨が落ちて来そうです。そんな中子ども達は楽しく部屋であそんでいます。
防災訓練でかぶるのが慣れているのか、いつもと違うのがいいのか、形それとも色なのか、見えないようにカーテンの中にしまわれているのが気になるのか・・・。普段、カラー帽子を嫌がってすぐに取ってしまう☆ちゃんが閉まってある棚から防災頭巾をお友だちと一緒に引っ張り出して保育者の前に「かぶせて」というかのように出してきます。
かぶらせてあげると喜んで窓の方に歩いて行きました。そこにはお友だちが同じように黄色い防災頭巾をかぶって外を見ていました。
興味のあるものを同じ格好で一緒に見ることも大切で繋がりを感じることが出来るんだなと思いました。
この光景は園庭に出ている時にも見られました。
園の西側の道路を落ち葉を清掃する車が、賑やかに音を出して走ってくると、ふじ組やたんぽぽ組、きく組などたくさんの子ども達が見ていました。そこへつぼみ組も見に行き、一緒に落ち葉を回収した車が前のトラックの荷台に積みこんでいるのを見ていました。
見るという事では今日は面白いなと思う事がありました。園庭に出る前に新聞紙を丸めて遊びました。先日の焼き芋会で巻くという作業は、エプロンの片付けで出来る子もいるとお伝えしましたが、丸めるのは少し難しいようで丸める練習をしてみました。
新聞を子ども達の目の前で半分に切ると興味を持って集まってくる子、おもちゃの方にあそびに行く子などでしたが新聞紙をぐしゃぐしゃと丸め始めると興味を持った〇ちゃん。新聞を渡すとぐしゃぐしゃぐしゃと保育者の真似をして上手に丸めていきました。ぐしゃぐしゃの音に誘われてか△くんや◇ちゃんも新聞紙が気になり近寄って来ました。新聞紙を渡すと、△くんは広い所に新聞紙を持って行き、床に広げて新聞紙を覗き込むように上から見て、新聞紙を広げるように手でたんたんとたたいて新聞を読んでいるようでした。
そこに◇ちゃんも仲間入り、家で新聞を読んでいる人の真似をしているようです。
そして色々な物を見ているんだなと改めて思い、これからもたくさんあそびの中で色々な物を自然に見れる環境を作ってあげていきたいと思いました。Y.N


◆伝えたい思い(ふじ1)

感性の豊かなふじ1組。絵本や紙芝居、エプロンシアターが大好きです。
新しい絵本があるとすぐに気付き、「これ!」と言いながら保育士の所に持ってきます。
読みなれた本は、保育士の声に合わせて一緒に声を出すなど、文を覚えており、何度も何度も繰り返し見て楽しんでいます。
乗り物図鑑を見た後に、園庭で図鑑に載ってた車(パトカー・救急車・消防車、バス等)を見つけると大興奮し、図鑑を見ながらその日見た車を「あっあった!」と指差す事もよく見られる光景です。
今日も図鑑を見た後に園庭へ出ましたが、園の前の通りを道路清掃車が何度も往復していました。子どもたちは大興奮です。金網にしがみついてじっと見ている子もいれば、あっちに走り、こっちに走りと、清掃車を追いかける子、車の遊具から立ち上がって見てる子と様々でした。
また、パトカーも目の前の交番に止まっており、パトカーに気付いた〇くんは、離れた場所から走ってきた後、保育士に一生懸命パトカーがある事を伝えようと指をさします。一緒に築山に上り、パトカーがよく見える位置に行くと、〇くんは弾けるような笑顔を見せました。
園庭後は図鑑を出して、今日見た車が載ってるページに見入る子どもたちでした。
このように、自分の気付きや発見をみんな精一杯伝えようとします。その気付きに共感し、発見を共有していく事で更に感性は磨かれていきます。
子どもたちの「伝えたい思い」に寄り添い、発見する喜びや伝える楽しさを十分感じられるよう、子どもたちの声にしっかりと耳を傾けていきたいと思います。
O・Y


◆続いています (ふじ2)

とっても楽しかった先週の焼き芋、まだ続きがあります。
せっかくの経験なので、もうちょっと膨らませようかと思います。
新聞でお芋を作っちゃおう!
そしたらいつも美味しそう・・・お腹がぐーーーー。
色をつけたり、葉っぱをつけたりいろいろな作業がありそうなので、今日のところは
ステップ1です。
半分の大きさの新聞を、ぎゅっと握っていきます。
ぎゅっぎゅっぎゅっとくり返し握って小さくしていきながら、形を整えていきます。
そう実演している横から、ビリーーーーとちぎる音が聞こえてきました。
そうだよね・・・今まで新聞はビリビリ破いて遊んでいたのですから。
破いた新聞を寄せ集めて、一緒にぎゅっぎゅっと握りました。
大事なお芋はカゴの中に・・・と呼びかけて名前を書こうとしたところ、またまたそうだよね・・・ということがおこりました。
せっかく握った新聞を広げている。
もう一度ニギニギをして、カゴの中へ入れました。
次は染紙です。
障子紙をえのぐで染めてみようかと思っています。
それを新聞芋に貼って・・・と作業はしばらく続きます。
どうぞお楽しみに・・・ (N.S)

◆雨あがりの砂場(ふじ3)

月曜の朝からとっても元気なふじ3くみの子どもたち。おやつ後から外に行くのを待ちきれずお部屋を走っている子が2,3人いました。
雨も上がり子どもたちが外で遊ぶのを待っていたかのように雲の隙間からおひさまも覗きます。
元気に外に出た子どもたち、テラスを出てすぐの砂場に駆け込んだのは〇ちゃんです。遊びやすく掘り起こした砂の中に雨のおかげで塊った砂ができていました。〇ちゃんは砂の塊りをおだんごに見立て「はい、どうぞおだんごです」と私の手のひらにのせてくれました。
たくさん手のひらにおだんごをのせてくれた〇ちゃんでした。
たくさんもらったので「いただきま~す」と食べ真似をしようとしたところ、「だめ!」「砂だからだから食べられないよ」と本気で怒られてしまいました。
そんな真剣に思ってくれた〇ちゃんの姿に私も「そうだね。ごめんね。食べられないよね」と謝りました。食い意地がはってる私の本性を見破られた感じがして少し恥ずかしかったですが、お互いの関係にクスッと笑ってしまいながらおだんご集めは続いていきました。
△ちゃんも来て「おだんご私にもちょうだい」と言って〇ちゃんも「いいよ」とおだんご(砂の塊り)を持ってきて△ちゃんに渡していました。
やりとりが広がり、見立て遊びを楽しんでいました。
大きなすべり台があるコンビネーションの下の小さな砂場にはまた違った種類の砂があり、粘土質でおだんごをつくるのに適している砂で大きなおだんごをつくりました。
◇ちゃんはそのおだんごを大事に持っていました。
〇くんはちいさなおだんごをつくり「〇せんせいのだよ」と言って食べさせてくれました。
雨あがりの砂場は水分を含んでいていつものさらさらの砂と違い遊び方も違います。
砂の感触を楽しみながらおだんごを作って遊びました。
t*s


◆大きなかぶをぬきました。(きく)

週初め、休日でリフレッシュして、パワーがみなぎっている子どもたち。朝からテンション高めでした。
朝の集まりで、『おおきなかぶ』の大型絵本を見ました。子どもたちは真剣に見て聞いてくれていて、お話しの中に入り込んで登場人物たちと一緒に「うんとこしょ、どっこいしょ」とジェスチャーを織り交ぜていました。そこで、保育士が絵本の中に入りねずみの後ろにつながり、一緒に引っ張ってみました。それを見ていた子どもたちは「???」の表情。「〇ちゃんと◇君と」と子どもたちの名前を呼び、手伝って~」と呼んでみました。その瞬間名前を呼ばれて子だけでなく、まだ呼ばれていない子までも目を輝かせていました。「次、僕?」「私も」と呼ばれる瞬間を待ちわびていました。
待っている間も繋がっているお友達を見て一緒に「うんとこしょ、どこいっしょ」と体を揺らしていました。全員つながったところで、見事大きなかぶが抜けました。「やったー」と大喜び。みんなでジェスチャーでかぶのお味噌汁を作りました。▽君は「おにぎりもつくろうよー」と提案してくれ、色々な具の入ったおにぎりも作り食べました。食べるときは「いただきまーす」ではなく、もう体に染みついている『食前感謝の言葉』が自然と出ていて面白かったです。
そして雨も上がり、園庭で元気いっぱい遊びました。
道路清掃車が園の前を掃除してくれていました。子どもたちは大興奮。清掃車が右に曲がれば走って一緒の右に曲がり、左に行けば子どもたちも左に行き追いかけながら作業を見守っていました。「すごいね~かっこいいね~」と興奮している子どもたちの前で、車に溜まったごみをトラックの荷台に積みこむ、普段ではなかなか見られない姿を観れ、幼児組の子たちも大喜び。その姿につられて益々テンションの上がるきく組の子どもたちでした。
(K☆H)
◆仲間の存在(たんぽぽ)

今日はミッキー体操だけではなく、ファミリースポーツデイでもやった『できるかな』や子どもたちの大好きな『わーお』『ラーメン体操』などなどたくさん体を動かしてから朝の会をしました。「もう一回やりたい」言ってくれるほど、子どもたちは身体を動かすことが大好きなようです。朝の会ではCD絵本でも人気の「ブレーメンの音楽隊」のエプロンシアターを見ました。子どもたちはポカンと口を開けてとても集中して見てくれていました。
最近の室内遊びはというと、気付けば子どもたちは部屋半分のスペースだけでまとまって遊んでいるという姿が見られるほど、大きな集団になってきています。「ブロックで遊ぶ」というより「お友達とブロックで遊ぶ」と、物に行くよりもまずお友だちを見つけ「一緒にブロックで遊ぼうよ!」という言葉が多く聞かれるようになってきています。
そのため、何かで遊ぶというよりも『お友達と一緒に会話をすること』から遊びに発展している子どもたちもいるように感じます。「一緒に遊ぼう?」「いいよー」「お腹すいたねー」「〇ちゃん今日みかん食べたの」「☆くんも食べたの」「△くんもー」「ちょっとご飯作ってくるー」「☆もいくー」→おままごとコーナーでままごとのような遊びがはじまる。
少し前までは見られなかった姿だなーと感じます。友達同士での会話がまだ成り立たない時もあってまだまだ大人の代弁も必要ですが、それもだいぶ減ってきています。
今日から新たな取り組みとして、給食(ごはんとおかず)をおぼんにのせて席まで運ぶということをはじめました。これも来年度に向けての準備ですが、初日の今日、子どもたちはとても慎重によく見て運んでいる姿がありました。こうやってできることが増えていくことも友だちの姿があるからなんだろうなと、集団の中で刺激し合って、次のステップを一緒に経験していける仲間の存在の大きさに改めて気づかされました。(kh)


◆強盗、現る!? (うみグループ)

今日も「色水屋さんやろう!」と大はりきりです。
10時にオープンさせようと伝え、お金をダンボールで作りました。
話しながら作っていたこともあり、「えっもう10時になるよ!?」と言われ、大慌て。
お店に入り、色水をみんなに見えやすいようにディスプレイしたり、お金を数えたり、看板を貼ったりと大急ぎで準備しました。
階段の前では「まだ~?」と騒がしい様子を見て色水屋さんが始まることに気づいた子たちがすでに並んでいました。
「準備オーケー!」との合図で店内にお客さんが雪崩込みます。
最初にお約束を伝え、約束を守って楽しく遊んでいましたが、突然強盗に襲われました。
ここ最近ダンボールで鉄砲を作る子がいて、その男の子たち中心の強盗犯たちが現れたのです。
警官ごっこの好きな子と警官になり、最後は警官が敵わず負けてしまうという結果になってしまいました。
戸外に行ける時間になると、中庭でサッカーや、園庭ではそらグループの友達と缶蹴りをして遊びました。
ゆり組の子たち中心では警察ごっこをやりました。
ダンボールの鉄砲を持っていなくても、枝や石を銃に見立てて遊ぶ子どもたちに感心させられました。
日に日に楽しさが増す様々な遊び、これからもたくさんの楽しい展開になるよう関わっていきたいと思います。
(A,Y)


◆関わりの中で (にじグループ)

今日は雨が止んでいたので、園庭で遊びました。
園庭に出ると、道路清掃車がいて、枯葉などの清掃をしていました。
小さいお友達が見ていたのを見て、一緒に喜んで見ている子もいました。
今日は築山で集まって遊ぶもも組の子どもたちの姿がありました。
何をしているかというと、築山の上から滑り落ちているのですが、滑るのが楽しくて滑っている子や、登るのにお友達の助けを借りながらやり取りを楽しんでいる子など、お友達と一緒に楽しむ姿がありました。
段ボールを持ってきて提供してみると、ソリのようにして上手に滑ります。
ひまわり組の〇くんも一緒に、段ボールの準備からしてくれたので、一緒にやっていくと、滑るのはやはり上手です。そして、滑り方も工夫して滑ります。お友達が来ると、2人乗りをして滑っていたりもしました。
それを見た他のもも組の子たちは、変わらず自分の好きなように滑る子もいれば、真似してみようと、上手な滑り方を真似したり、2人でやってみようとやる子がいました。
これが発達の違いだなと感じます。
まずは楽しく遊ぶことが一番ですが、その中でもお友達と触れ合う中で、それぞれに学びや発見があり、それをやってみようという心が湧いて来たり、誘われてやってみたりしながらまた学んでいく。そしてその経験がいろんな形でこれからにつながっていく。
そんなことを感じた瞬間でした。
(H.K)



週明けの今日は、雨あがりの園庭で元気に遊びました。
今、そらグループで流行っている「缶けり」をするのかと思いきや、「こおり鬼やる人~」とメンバーを集めていたひまわり組の〇くん。「先生もやろう」と誘われ仲間に入れてもらいました。すると□ちゃんが「まずリーダーを決めようよ」「うんそうだね。じゃあぼくやる」と〇くん。「それじゃ、鬼をやりたい人は□ちゃんのところに集まって」「鬼をやりたくない人はぼくのところに集まって」と〇くんがしっかりリードしていました。
さらに、「ルールが分からない人はいますか?」と集まったメンバーに聞いています。すると「□ちゃん、ルールを教えてあげて」と役割分担も完璧です。
そして、じゃんけんで鬼を決め、スタート。
こおり鬼は、なかなか終わりがなく途中で「私もやりたい」という児が何人かいたので、声をかけ途中で一度集まりました。「〇くん、一緒にやりたい児がいるんだけど」と伝えると「わかった!もう一回最初からやろう」と言って、また始めのようにリーダーとして、みんなをまとめていました。
最年長学年になって半年が過ぎ、自分たちが楽しむことで精一杯だったひまわり組の児たちもすっかり成長し、こんなにも立派なリーダーシップがとれるお兄さん、お姉さんになったんだなと感激しながら一緒に楽しく遊びました。H・T


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