職員会議の中から~
2015年10月30日 金曜日
月2回、職員が揃っての『全体会議』があります。一昨日もありました。その会議の中で、この秋に視察研修に行ってきたR保育園の研修発表がありました。研修も、全職員が揃う事は難しく、休日を利用して行う理念研修の他に、今年は、秋に土曜日を3グループに分けて、園庭環境、室内環境、食育等をテーマに、それぞれ職員が希望の園を選択し、親睦を深めながらの視察研修を行いました。
6年前から職員が交代でドイツ、イタリア等のヨーロッパ研修に参加し、多くを学び、良い環境を取り入れると共に、仏教精神を基盤とした、66年伝統の重みも忘れずに、日々発展しながら子ども主体・子ども中心の見守る保育を行っています。
一昨年には、前園長が鳥取に『ヨーロッパの良さと日本の良さを取り入れた素晴らしい保育園』があるという情報を知り、男性職員と鳥取まで視察研修に行きました。それは、それは素晴らしい保育園でした。そのZ保育園こそ、子ども達それぞれの興味、感心を生かした『プロジェクト型保育』を実践している保育園で、幼児組では朝の会、帰りの会等で共有の時間を持ち、子どもたちが、やりたという思いや興味を大切に、『対話』を重視します。また、日常の保育の様子を保護者に伝える方法として写真と文章でつづるドキュメンテーションについても学んできました。
翌年、杉並区私立保育園園長会でも視察研修に鳥取まで出かけヨーロッパ風の環境と、日本の家庭的な落ち着きのある環境を再び学んできました。
育子園では現在、昨年立ち上がった『給食に出た西瓜の種のプロジェクト』や、職員が読んでいた紙芝居から始まった『子どもたちの手作り紙芝居』など、その後もあそびは大きく広がり、無理なく続いており、今年は空中菜園のジャガイモ栽培、収穫から繋がり、子ども達の興味、発見がいろいろと展開されています。
今年もと意気込んでいた海外研修は、受付スタートと同時に申し込みが多く、参加を断念。とても残念な結果となりましたが、これからも引き続き、27年度から始まった『子ども子育て新制度』が軌道にのったら海外研修は続けて行きたいと思っています。 園長
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