三省
2015年10月22日 木曜日
私たちは日頃、三省を心がけています。
新宿せいが保育園の園長、藤森平司先生に教えて頂いた実践です。
・子どもの存在をまるごと信じることが出来ただろうか
・子どもに真心を持って接することが出来ただろうか
・子どもを見守ることが出来たかだろうか
現場の職員はみんな、心も体も精一杯使いながら日々自分を振り返り、反省しながら保育に臨んでいます。
とても大変なこともたくさんあります。子どもたちにとって今、何が大切か、どんな援助が必要なのか・・・と子どもの最善の利益を考え奮闘している職員の姿には頭がさがります。
しかし現実には、日々に追われ余裕がなくなる時もあります。そんな時は、職員の心が子どもたちにも反映され、子どもたちの行動にも映し出されます。私もたくさん経験したので、現場の職員の気持ちも痛いほどわかります。反面、現場から離れたからこそ気づくこともあります。
その気づきをどのように伝えれば、良い方向に向かっていくのかを考えます。子ども中心に考えて・・・という心と同時に、職員の心を傷けないようにと思う心の働きもあり、伝え方が遠まわしになり、結局のところ気持ちが伝わらないことがあります。それを繰り返し、前進できない日々が続いていました。
その時、私自身が、三省をしていないのではないかと気づきました。
・私は職員の存在をまるごと信じることが出来ただろうか
・私は職員に真心を持って接することが出来ただろうか
・私は職員を見守ることが出来たかだろうか
職員を信じ、真心から伝えれば、互いに分かり合えるはずなのに、変に頭ばかりで考え、心が伴っていないのではないかと自分の心を見つめかえしました。職員全員が、真の理念の実現に向け、信頼し合い尊敬し合うことができるよう、もう一度基本に戻り自分を見直さなければならないと感じています。
尊い存在の子どもたちに、自分の感情やいい加減な気持ちでは保育出来ません。日々追われることなく、一瞬一瞬を丁寧に子どもたちと関われるよう、互いに研鑽し合っていきたいと思います。
保育主任
Posted in 三感ブログ