◆10月30日(金)の子どもたち
2015年10月30日 金曜日
◆人との関わりの中での楽しみ(つぼみ)

子ども達が元気にあそび始める頃は、心地の良い外気になってきて戸外遊び日和でした。今日は、お散歩に出かけてきました。散歩先は、聖堂です。屋上には庭園があります。公園とは違い固定の玩具はないのですが、子ども達に人気のスポットです。
何を楽しんでいるのかと子ども達の様子をみていると、いつもと違う光景や環境、その時に一緒に過ごした人との関わりを楽しんでいるようです。いつも遊んでいる園庭とは違う光景が広がっていて、こっちに行ったら何があるんだろうと散歩カーから降りるとさっそく探索に出かける〇ちゃんと見慣れない光景にちょっと慎重になって周囲を見渡す☆ちゃん。二人の様子は違いますが、ちゃんとその子にふさわしい反応をしてくれました。
〇くんはどんどん探索して「お~い」と呼びとめに行くところまで探索していきます。☆ちゃんはこっちだよ~と、大人に誘われながら、安心できる場所を見つけながら少しずつ楽しみを探しました。どちらの姿も伸び伸びと自分を表現しているなと感じました。
それぞれに、楽しんでいる中ヘリコプターの音が聞こえてきました。◇くんが空を指さして「あ~」と言いました。その声に、大人も子どもも反応します。「ヘリコプターだね」大人の声かけに子ども達の反応も盛り上がって行きます。空を見上げても本当に見えてるのだろうかと思うほど遠くにヘリコプターが飛んでいました。でも、子ども達は「ばいば~い」と空に手を振ってとても楽しそうです。何かを見たから楽しいでもなく、何かを人と共有したことを楽しんでいるようにも感じました。
「よ~いどん」と大人が声を掛けると子ども達が走り出したり「まてまて~」と追いかけるときゃっきゃと笑いながら逃げて行ったり、人とのかかわりを楽しむようになってきた子ども達・・その興味は一緒に過ごしている友達に広がっていきつつあります。
人との関わりの中での楽しみが加わり本当に成長を感じます。一つひとつの出会いを大事にしていきたいと思います。 U・A

◆子どもに寄り添う(ふじ1)

朝保育室に向かうと、元気いっぱいの笑顔と挨拶で迎えてくれる子どもたち。吸い込まれていくように保育室に入ると、室内を「あー!あー!」と大きな声を出して走りっていました。一人、二人と次々に連鎖して、走る子どもが増えていきました。
目の前で声を出し、友達と楽しさを味わいながら走っている子どもに対して、なんと声をかけようか、一瞬考えました。
「走ったらだめだよ」「お友達とぶつかって痛い痛いになるよ」「大きな声を出しませんよ」など、つい出てきそうな言葉ですが、あえて少しだけ子どもたちの様子を見てみることにしました。
床に落ちている玩具や本などをさりげなく片付けて、さりげなく走っている先に私自身のいる場所を変えてみたり・・・。
予想される危険な行動には、その時々にきちんと声をかけ正すのが私たちの役割でもあるので、危険なことは、その後どうなるのか?を子どもたちにわかりやすく伝えていかなければなりません。
結局、じっと様子を見ながら、「お部屋の中で走っていると、ぶつかったり滑って転んだりして痛いんだよ。」と伝えていきました。その後もじっと見守り続けていくと、自然と走る子どもが減っていき、走ることも見られなくなりました。
子どものその時の感情は常に変化し、楽しいことはもっともっとしたくなり、楽しさも倍増していきます。楽しいことをできるだけ中断しないように、満足させてあげたいと思うからこそ、見守る中での見極めていくことも重要なのだなと思います。
日に日に成長していく中での子どもたち一人ひとりの変化を大切に、少しでも楽しい時間を増やしていけるように子どもとかかわる時間を大切にしていきたいと思います。(M・T)


◆誰?(ふじ2)

今日は園庭に出て砂場でお料理をしていると、明日がハロウィンということもあり、次々に仮装した幼児組さんが園庭に出てきて並んでいるのを見つけた◎ちゃんが「こわいのきた」とポツリといって不安げな表情を浮かべました。そんな顔をみた△ちゃんや◇ちゃんも顔がこわばってしまいその場で立ち尽くしてしまいました。
保育士が「大丈夫だよ。お姉さんやお兄さん達だから。あ!△ちゃんのお姉ちゃんがいるよ」といい、△ちゃんと手をつないでその列に近づくと最初は怖がっていましたが、おねえちゃんやそのお友達だと分かり、近づいて嬉しそうにしていました。
◎ちゃんや◇ちゃんも△ちゃんのおねえちゃんや幼児組さんのお兄さん、お姉さんだと分かり不安な表情から笑顔を見せてくれるようになりました。幼児グループさんが出かけるときには笑顔で「いってらっしゃい!」と見送る姿も見られてほっと一安心でした。
その後、お友だちがトランポリンで遊んでいるのを見つけてふじ2組全員集合してみんなでジャンプをしたり、コンビネーション下の空間に入って、小窓から顔を見せ合って「誰?」とキョトン。コンビネーションからでてきてそれがお友だちだったとわかると大笑いしている☆ちゃんと○ちゃんでした。
お友だちと遊ぶって楽しいと言っているかのような笑顔をたくさん見せてくれました。
今日1日でドキドキとわくわくを経験したふじ2組さんでした。
(K.H)


◆オリジナルの旗が出来たよ!(ふじ3)

お部屋に、先日のファミリースポーツデーで保護者の皆さんに描いて頂いた旗を飾ってみると、「〇ちゃんのあった」「〇くんはママが描いたの」と、いろいろお話をしてくれました。
そこで、今度は自分たちで描いてみよう!!と、オリジナル旗を作ることにしました。
旗の色も自分で決め、絵ももちろん自由に描きました。
みんな、とても楽しそうで、「ネコちゃん描いたの」「アンパンマン!」「ママの顔だよ」と今、なにを描いているのかを教えてくれます。
もちろん、描き終わりの時間も様々です。
今までなら、誰かが「終わり!」というと、みんなが「終わりにする」という感じでしたが、今日は、周りに合わせるのではなく、自分のペース、自分の満足度が高くなった時に終わりにしている姿にびっくりしました。
描き終えた子から園庭に行きました。
今日はハロウィンで、幼児さんはみんないろいろなものに変身していて、ちょっぴりビックリしていたようですが、必死に「おばけ、怖くないよ!」と言っている姿がかわいかったです。
かわいいと言えば、園庭にあおむしくんが遊びに来ました。
プランターの下に落ちていたのを男の子たちが発見してくれたので、プランターの中に逃がしてあげると、そこからあおむしくんの観察が始まりました。
「動いたね」「葉っぱ食べるかな」中には『はらぺこあおむし』の歌を歌いながら見ている子もいました。
きれいなちょうちょうになるまでには時間がかかりそうですが、みんなの思いは伝わるといいなと思いました。(E.Y)


◆ハッピーハロウィン(きく)

今日はハロウィンです。保育士も朝から様々な仮装をして雰囲気作りを楽しんでいます。
きく組の子どもたちは、以前作ってお部屋に飾ってあったかぼちゃおばけのお面とかぼちゃおばけのポシェットを持って魔法の言葉を唱えてみます。
子どもたちも保育士の真似をして登園してくるお友達に「ハッピーハロウィン」とご挨拶。子どもたちもお面をかぶり楽しんでいました。朝のおやつは、魔法の言葉を伝えてもらうようなシステムにしてみました。
いざかぼちゃおばけポシェットを下げ、お部屋を出発。廊下ですれ違う人たちに、きく組の子どもたちから「ハッピーハロウィン」と伝えていました。
給食室や事務室、ロビーでおやつを持った職員と出会いました。そこであの魔法の言葉をみんなで・・・。「トリックオアトリート」
おやつをもらいかぼちゃのポシェットに入れました。
◎くんはおやつがポシェットから落ちないように手で抱え込みながらお部屋まで戻りました。とても嬉しかったようです。
おやつはベランダで食べました。普段と違う事をたくさんした子どもたち。少々興奮気味でした。そして、おやつを食べた後は、園庭へ。帽子をいつも通り被る子もいれば、よほど気に入ってくれたのかかぼちゃのお面とポシェットをつけたまま園庭で遊ぶ子もいました。
□君は、お面とポシェットを大事にロッカーへ「壊れちゃうから」としまっていました。よほど楽しかったのでしょう。保育士たちもその姿に嬉しい気持ちでいっぱいでした。今日1日が子どもたちにとって素敵な思いでになってくれたらと思いました。
園庭では、▽ちゃんが、猿の置き物のお掃除をしてくれていました。枯葉で、頭をゴシゴシ。よく話していることを聞いてみると、「背中もゴシゴシ、お腹もゴシゴシ~」とまるでお風呂に入れてあげているよう。その様子を見たお友だちも一緒にゴシゴシ。ふじ組の子どもたちも興味を持ち、「なにしているの?」と聞いていました。こどもたち同士の関わり。面白い素敵な発想力でした。
(K☆H)


◆「はっぴーはろうぃん!」(たんぽぽ)

今日は一日早めのハロウィンをしました。
ファミリースポーツ前から作り始めた、ジャック・オー・ランタン(かぼちゃのお化け)のお面をいよいよ被る日がやって来ました。
本日の朝おやつは、ハロウィン気分を味わってもらおうと、色んな先生方にお菓子を持っていてもらい、園内を歩いておやつを貰いに行くという計画です。
「おはよー、今日はハッピーハロウィンするから、おもちゃのお片付けをしてください」と保育者が声をかけると、子だもたちも楽しみにしてくれていたようで、大きな声で「はーい」とたくさんの返事と共に、勢いよく片付けがスタートしました。
「みんなーはっぴーはろうぃんするってー」と〇ちゃんの声に「はっぴーはろうぃんしたい」と◇ちゃん、保育者が飾ってあったお面をはずしていると、「ねぇーせんせい、△くんのはー」「せんせー◎ちゃんのはー」と早くお面が欲しい様子です。
お面をもらうと自分で付けられる子は、自分で付けて椅子に座り出発までまっていました。
出発の前に、「会った人にはハッピーハロウィンて手をふって挨拶してみようね、あとおやつを貰う時はなんて言うか知ってる」との保育者の声掛けに、「はっぴーはろうぃん!」と大きな声で何人かのお友達が答えてくれました。
「ハッピーハロウィンはご挨拶で、おやつを貰う時は、トリック・オア・トリートって言っておやつを貰うんだよ、恥ずかしくて言えなかったり難しかったら、おやつちょうだいなでもいいよ」と伝えると「とりっおあとりーと!」と思い思いに練習していました。
もう一つこちらで用意させて頂いた、かぼちゃの鞄を首から下げて行くのですが、「このかぼちゃのバックには、トリック・オア・トリートって言ってもらったお菓子を入れてね」と伝えていざ出発。
お部屋を出てすぐきく組さんのお部屋をのぞき込んで「はっぴーはろうぃん」とニコニコで手を振ってワクワクの様子。
廊下でも会う先生たち皆にも「はっぴーはろうぃん」と手を振っていました。
そのまま1階へ、コンコンとノックをして事務室の先生にもご挨拶、保育者が「みんな言ってみようか、せーのトリックオアトリート」と保育者が言うのを見て、一緒に「とりっくおあとりーと」と言って一人ずつおやつを貰いました。
おやつを受け取るとすぐにかぼちゃのバックへ上手にしまって嬉しそうなみんな、
移動すると、2階の絵本コーナのまえの階段にも先生を発見、保育者がおやつをまだ貰っていないお友達にもらっておいでと声をかけると、「とりっくおあとりーと」と言って貰ったり「おやつちょうだいな」と言ってもらうと、みんなもらえて貰ったおやつを見せてくれました。
その後は部屋に戻り、ベランダでみんなで貰ったおやつを食べたのですが、嬉しさから待ちきれずに開けていたり、見つめ合ってニコニコしていたりと、いつもと違う特別な朝おやつを喜んでくれていました。
難しい言葉も上手にお話しておやつを貰っていた子どもたち、「ねえせんせい、これ持って帰っていいの」と聞かれ「うん、いいよお家でも使ってね」と伝えると、「おうちでもやるー」と言ってニコニコで喜んでくれている姿に、こちらも嬉しくなりました。
(M・Y)


◆おかし! (うみグループ)

今日はとっても楽しみにしていたハロウィンの日です。
なにが楽しみかはもちろんお菓子です。
もも・ゆり・ひまわり組のみんながもらえるため、朝からハイテンションの子ども達でした。
少し出発までに時間があったため、仮装作りが途中の子たちは作りました。
作っている最中も「はやくいきたいなー」、「なん個もらえるのかなー」とお菓子のことで頭がいっぱいの様子です。
仮装が完成している子たちは、出来ていない子の手伝いをする優しい姿もありました。
いざ出発し、お店を何件か回りました。
せーのと声を掛けると、「とりっくあとりーと!おかしくれないといたずらするぞー!」とみんなで声を合わせていいました。
「〇ちゃんとおなじの作って!」と目を隠す仮面や、バットマンのような仮面、ウルトラマンの仮面とお友達とお揃いのものにしてかわいさ、かっこよさを共有する子が多くいました。
逆に誰の真似もせず、自分だけの仮面を作る子もいました。
吸血鬼の紙芝居が好きなため、なりたい!と考えたのかなと思います。
普段出来ない仮装をして、街を歩き、お菓子をもらうという新しい体験に子どもたちは終始喜んでいました。
わくわくの体験、これからもたくさん行っていきたいです。
(A,Y)


◆トリックオアトリート!(にじグループ)

朝から登園すると早速自分のロッカーからマントや仮面、帽子、ほうきを取り出し準備を始めます。
『つーけーてー』と保育者にお願いしたり、『こうしたほうがいいんじゃない?』や『これ取れちゃってるよ?』と友達同士で確認したり、『ぼくも牙つけたい』と装備を増やしたり、朝から楽しみな気持ちが溢れつつも思いやりや向上心があちらこちらで見えました。
今日の日のために試行錯誤しながら仮装の準備をたくさんしてきました。昨日の帰りの会ではドラキュラやおばけが嫌いなものクイズをするとたくさん手が挙がり『にんにくー』『たいよう』『十字架』と答えが飛び交い、『トリックオアトリート』の言葉も覚え、仮装も知識も合言葉も準備万端です。
そして待ちに待った今日は地域のハロウィンデー。
朝の会では保育者に太陽の光を浴びても溶けない呪文をかけてもらい、かぼちゃのおばけが待ち構えてる12か所のお店に向かってにじおばけグループは園を出発しました。
スタート地点でお菓子を入れるためのオレンジの袋が配られましたが、片手には魔法の杖や、ほうき、鎌を持ち、もう片手はお友達と手を繋ぎ、袋が持てないと困る〇ちゃん。
『私はおばけだから、何も持ってないから袋持ってあげる』
と、その隣にいた△ちゃん。それを見ていた◇くんも『ボクも持ってあげるー』と優しさが連鎖し、とても温かい気持ちになりました。
各場所でいろいろなお菓子が配られ、そのたびに何のお菓子だろう?と気になり、『ありがとう』の言葉がなかなか聞こえない場面もありましたが率先してお礼を伝える☆くん、それを聞くと思いだしたかのように『ありがとう』の言葉がたくさん聞こえてきました。
お菓子に夢中で下をみながら『ありがとう』を言う子に、保育者が『目を見ないでありがとうと言われて自分は嬉しいかな?』と聞くと『ううん!いやだ』と相手の気持ちに気付く子、ありがとうのお手本になる子、それをいいことだと気付き真似する子、教えてあげる子、ひまわりぐみさんがゆりぐみさんの友達の手を取り、道を歩く時に守ってあげたりと、素敵な場面がたくさんありました。
今朝、保育者のひとりが『人間はね、まず真似することからはじまるんだよ』と何気ない会話の中で言いました。
その時はみんな『何のことだろう?』と不思議に思いましたが、実はもうみんないいところを真似して行動してるのだと今日改めて気付かせていただきました。
『トリックオアトリート。お菓子をくれないといたずらしちゃうぞ』
と言いながらたくさん歩き、たくさんお菓子をもらって帰ってきたみんなは保育者と『いたずらしなーい』とお約束をして、自分のお菓子に名前を書いてもらい大事そうにロッカーにしまいました。
K・Y


◆みんなでハロウィン (そらグループ)

明日のハロウィンは土曜日の為、園では和田町会のご尽力により、今日いくつかのお店を回ってハロウィンをしました。
ファミリースポーツデイが終わって、この一週間でみんなハロウィンの衣装をつくりました。
ひまわり組はさすがで、保育者が「ハロウィンの衣装は何作る?」と一人ひとりに聞くと
「ぼくは、ドラキュラ」「うんとね、死神にしようかな」「私は魔女」などすぐにアイデアを出していて、「ドラキュラは黒いマントと牙をつくらなきゃ」とか「死神のマントにはフードがあるから、フードをつくろう」など自分たちでどんどん作るものを決めて作っていました。
だんだん出来上がった衣装を見て、ゆりぐみやももぐみも「私も〇ちゃんと同じものをつくりたい」と頑張って衣装をつくりました。
さて、今日はその衣装を着て、町を歩きハロウィンです。朝、衣装に着替えると「たのしみ」とワクワク、ソワソワしている子どもと「なんかちょっと怖くなってきた」と不安そうな子どもとさまざまでした。
いざ、外に出てお店の前でみんなで「トリック オア トリート!お菓子をくれなきゃいたずらしちゃうぞ」と言って1人づつお菓子をもらっていくと、嬉しそうに「ありがとう」とみんな楽しんでいました。
今日のハロウィンができたのも、本当に日頃からお世話になっている町会のみなさまのお蔭さまで、子どもたちは、地域のみなさまをはじめ、みんなに見守られていて本当にありがたいなと感謝の気持ちでいっぱいになりました。H・T


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