◆10月29日(木)の子どもたち
2015年10月29日 木曜日

天気が少し怪しく、気温も変化していたので子ども達の体調も考慮し、室内で過ごす事にしました。今日は園内探検チームとお部屋チーム2つに分かれて遊びました。
園内探検チームは保育室から出ようとすると、最近お友だちの存在を意識し始めているようで、「一緒に行こう」と言っているように手を取って一緒に歩きはじめました。
保育士が「おててつないでいいね~」の声に他の子も「僕も(私も)」とお友だちや保育士と手をつないで歩きはじめていました。その姿がとてもかわいらしく、子ども達も嬉しそう。そこから階段を上り、行きついた先はたんぽぽぐみ。お兄さんお姉さんがたくさんいて少し驚いているようでしたが、机の上にあったクーピーを見つけると、自分で椅子に座り手に持ってみました。紙をもらうとあまり使ったことがないものだったので真剣にカキカキタイムが始まりました。
ちょっと描いては違う色をもう一本取って両手に持っていたり、子ども達にとって新鮮だったようです。終始ずっとお絵かきしていて楽しかった子ども達でした。
自分で出来るようになったり、保育士やお友だちのやっていることに興味を持つことが多くなってきた子ども達。言葉も少しずつ理解できるようになってきてより楽しくなってきたように感じます。
(K.E)


◆待つ!!(ふじ1)

今日は、園庭遊びをしている最中の避難訓練でした。
サイレンや放送を聞いて、保育士に促されながら園庭の中央に集まり、避難の解除を待つ子どもたち。遊んでいる途中で集まらなくてはならないことを受け入れられない子どももいますが、頑張って待つことができました。
私たち大人も、全員の無事を確認するまでは、訓練といえどもハラハラドキドキです。一人連れてきたと思えば、また一人動きだし、どこかへ行こうとするので、年齢が小さければ小さいほど大人の手は必要になってきます。
本当の災害が起こったときは、命を守るために多少の我慢はしなければならなくなりますが、訓練であっても本番を想定していくことが大切で、放送を聞く大人の表情を子どもたちも真剣に見ていて、感じ取っているんだなと思いました。
地震から火災が起きたという想定での訓練でしたが、最後にホールに避難し、終わった後は園庭に戻って遊びを再開させました。
話を聞く間待つ時間が、ふじ1組の子どもたち(つぼみ組などもそうですが)は、よく頑張っていたなと感心します。もちろん、途中から動き出したくなって同じところにずっと座って待つようなことは難しいので、少しずつ移動しながらでしたが、泣くこともなくいたずらしようとニヤリ!としながら待つ子どももいましたが、どうするのかを見ていくと、つい笑ってしまう子どもの姿もありました。
ホールに集まり、はじめとおわりの挨拶のところでは、手を合わせて上手に挨拶をする子どもたちの姿も見られ、日頃の積み重ねが大切だなと改めて感じました。
子ども同士のかかわりの中で、物を取り合う場面がよく見られてくるようになりました。そのような時でも、どちらが先に使っていたのかが分かれば、「待っててね!」と使っている言葉ですが、繰り返し伝えていくことで「待つ」ということの意味も少しずつ分かってきているのかなと思います。
日頃口にしている言葉も、無意識で使っている言葉、意識して使っている言葉とがあると思いますが、子どもであっても一人の人間であることは大人と同じであるので、目の前の子どもたち一人ひとりを尊重しながら、受け止め、言葉を大切にしていきたいなと思います。
子どもは何でも真似することから始まります。
個性もあって10人いれば10通りです。10通りの子どもたちらしさを楽しんで見つけ感じていけるようにこれからもかかわっていきたいと思います。(M・T)


◆・・・な秋 (ふじ2)

まだ暑いと感じる時間帯もありますが、日毎秋は進んでいきますね。
ふじ2組の子どもたちにも、いろいろな秋を感じます。
園庭に出ると、小枝を拾って地面に何か描き始めています。
「何描いたの?」と聞くと、「ウオッチ」と一言。
大好きな妖怪ウオッチのことです。
縦線をシュッシュッと2本描いたようにみえます。
それにつられて、もう一人参加してきました。
あちこちに2本線があります。
画伯たちは忙しそうに、芸術の秋を楽しんでいました。
ファミリースポーツデーの名残のように、ウッドデッキ競技がはじまりました。
高低差のあるウッドデッキを端から順番に渡っていきます。
低いウッドデッキは軽々と、高い方は腹ばいになって足を引っ掛けグイっと這い上がります。
そしてまた低い方になるところでジャンプ。
隣のウッドデッキに渡るところで2回目のジャンプ。
ツツツと歩いて最後のジャンプで終了です。
これを列を作って一人ずつ順番に、スポーツの秋を楽しんでいました。
さっきの画伯たちが今度は音の世界を楽しんでいます。
持っていた枝であちこち叩いて音の違いを楽しみ始めました。
芸術だわね~と思わずつぶやいてしまいました。(N・S)


◆やさしさあふれるふじ3くみ (ふじ3)

今日はたくさんある子どもたちからもらった感動を2つ書きたいと思います。
最近靴を履くのも早く、柵をあけて~と待っています。
「こっち?」と右・左も確認します。
反対だと分かり直すのも早いです。
今日〇ちゃんも「こっち?」と聞いてきました。「反対だよ」と教えると立ったまま脱いで立ったまま履いていました。しっかりスナップも貼りなおします。
写真に収めようと思いカメラを用意しているあいだにさっと履いて行ってしまいました。
最近では少しずつズボンも立って履こうとしています。教えたわけではないので兄、姉の真似をしているのでしょうか。棚につかまりながら足を上げて履こうとしています。
そんな友だちの真似をして少しずつ広がっていくんだと感じました。
まだほんの何人かですが、出来ることが増えていくこと・成長を感じます。
そして、立って履ける子も「やって」と持ってくることもあり、まだまだやってもらいたい時期でもあります。
「自分で」と「やって」の両方の気持ちをもっているので、その時の気持ちを受け止め出来た時は出来た事を一緒に喜んでいきたいと思いました。
給食の時です。先に1テーブルそろったのでいただきますをして食べていると、〇くんがもう一つの席で待っていました。△くんが着替え手洗いを終えて来ると〇くんが「一緒に食べよう」と誘っていました。誘ってもらった△くんも「うん、一緒に食べるとおいしいよね」とやり取りをしていました。そのやりとりにほっこりしながらいると隣の席ではお友だちのエプロンがこっちにあるよとエプロンを見せて教え、渡していました。
やさしさがあふれている子どもたちです。
ケンカをすることもあるけどなかなおりしてお互いの気持ちに気付きながら、やさしい言葉や想いをかけることのできる絆ができているんだと感動しました。
ふじ3くみのみんなからやさしさをいただいてます。
t*s


◆おしゃべり上手。聞き上手。(きく)

今日は朝から頭囲胸囲の測定をしました。看護師に来てもらい、メジャーで頭と胸を順番に測ってもらいます。おいで―と言ってきた子から「はい、頭ね~」と言うとじっとして待ち、「次はお胸だよ~」と言うと今度は上手にぴっとして立っていました。動いたりせずに上手にみんな測定することが出来るようになって、去年は測定の度に何されるんだ!と言わんばかりに泣いていた姿からずいぶん立派になったなぁと成長していました。
お部屋でしばらく遊んでから遅めの朝の会を始めました。今日は「どうぞのいす」の絵本を見ました。少し長めの絵本もよく聞けるようになってきたこの頃。絵本の絵本を見た後にお話しの内容を振り返りました。だれが何をしたのか、なぜそうなったのか。そんな質問をすると、「ろばさんがおひるねしてた」「おひるねしてたらどんぐりがくりになっちゃった」・・・などなどお話しの内容を子どもたちになりに理解しながら見ていることが分かりました。
そして、朝の会も終わりのころに突然の避難訓練が始まりましたが、しっかりといつものことが習慣付いていて椅子から立つことなく防災頭巾が配られるのを待っていました。「地震と火事がきたら?」と言うとすぐに「せんせいのところにいく」「せんせいのおはなしきく」という言葉が返ってきます。そんな子どもたちのたくましい言葉に、いついかなる時でも落ち着いて行動できるよう日頃の訓練の大切さを毎回感じさせられます。
訓練のあとはお部屋に帰りのんびりと過ごしました。シール貼りに粘土。黙々と集中して遊んでいるときはとても静かです。粘土は数が限られているので子どもたち同士で貸し借りが必要です。「順番につかってね」「分けて使ってね」そんな言葉を掛け様子を見守ると、一つのケースから二人で分けたり、順番待ちをしたり、待っている子に貸してあげたり。もちろん時々ケンカもありましたが子どもたち同士で順番を守ろうとすることが少しずつ出来るようになってきたように思えます。
そんな中、〇ちゃんは一人何か体操風な事をしていました。「くりたいそうだよ」と一言。「ん?くりたいそうってなに?」っと聞くと「こうやるの」とブリッチをしようとしていました。「これだよくりたいそう」・・・・・!「組体操!?」
どうやら秋の体操「栗体操」ではなく「組体操」だったようです。今日も子どもたちには沢山笑わせてもらいました。
(K*S)


◆トリックオアトリート(たんぽぽ)

ハロウィンのお面の塗り絵をした時に『なぜ仮装をするのか』という話をしましたが、今日は『トリックオアトリートと言ってお菓子をもらえること』について話をしてみました。導入としてミッキー体操後、保育者がかぼちゃのおばけの玩具を頭にのせて子どもたちが座るのを待ってみました(無言で)。すると子どもたちは「え?なになにかぼちゃのおばけ?」「あっハッピーハロウィン!」「ハロー!ウィンだ」「かぼちゃおばけこわーい」などなど言いながら席に座り保育者の言葉を待ってくれていました。可愛い姿です。
話し始めると興味津々のようです。「トリックオアトリートって言えるかな?お菓子をくれなきゃいたずらしちゃうぞっていう意味なんだって。今日はたくさん練習してみようね。そうしたら明日楽しいことがあるかも・・・」と言うと子どもたちは次々に「トリック・・・」とつぶやきはじめました。明日はちょっとしたお楽しみを用意しております。ご家庭でも練習してみてください。
さて、今日は頭囲と胸囲の測定をしてから、3か月ごとに行っている『シルエット』を行ないました。一人ずつ食事のスペースに呼んで「これは何に見える?」とシルエットから連想するものを聞いていきます。それぞれ個々の言語の発達レベルは異なりますが、ここでは他の子どもと比べるということではなく、3か月前のこの子と比べて成長を感じることができます。
この時期の子どもたちの3か月というものはとてもめまぐるしいもので前回7月に行ったときは車のシルエットを見て「ブーブ」と言っていたのに今回は「くるま」になっていたり、「パパとママが乗っている車なんだよ」と少しストーリーめいたものになってきている子どももいました。また次回は1月。3回分揃ったら掲示しますのでそれまでしばらくお待ちください。
今日は避難訓練もありました。子どもたちは落ち着いて保育者の話を聞くことができ、ホールにも避難することができました。毎月行い、回を重ねるごとに理解しながら避難しようとする子どもたちの姿が増えていきます。私たち大人はもちろんですが、子どもたちにも理解できるような言葉かけを工夫しています。
給食中に〇くんが「おさかな、うまい!」と言うと「うまいっておもしろい」とケラケラ大笑いの子どもたち。それから誰かが何か言うごとに真似をしてケラケラ・・・箸が転んでも・・・とはこのことです。こんな風に一緒にご飯を食べている友だちの話を聞いて、自分の言葉として返したり、その場の友だちと楽しいことを共有したり、「鼻水出てるよ」「お水こぼれそう」と教えてあげるような姿があります。
こちらが様々なバランスを考えながら決めた席ですが今では『同じ机の仲良しのお友達』になっています。近いうちにまた席替えを考えております。さらに子どもたちの仲良しの輪が広がり、子どもたちの素敵な部分がどんどん引き出せるような関わり合いができたらいいなと思います。(kh)


◆黒いマントをひるがえす正体は?(うみグループ)

朝の会で新しい手遊びを子ども達としました。歌の中にへび、ワニ、怪獣、地球が出てきます。□□ちゃん「地球の次はたこ焼きにしたら?」〇ちゃん「じゃあ、たこ焼きの次はアイスクリームがいい」とどんどん歌に付け加えて、手遊び歌がうみグループさんらしくなっていきます。こうしたら面白いかもしれない。こんな風に変えてみたいと思い、アイディアを発想して自分たちが面白いと思うように作ってしう想像力がすごいなと思いました。
園庭に出る前にひまわり組さんを中心に先生に黒いビニールに青スズランテープを通してもらい、マントを作ってもらいました。女の子は魔女グッツを増やして魔女になりきっています。園庭にお気に入りのマントを付けたまま遊んでいる子。魔女の乗るほうきを作ってステキにポーズ決めて、写真にパチリ。
とてもかわいい魔女さんができあがりました。
黒いマントをひるがえして遊んでいる子たちは実はこうもりになりきっています。
マントの裾がギザギザになっている所がとても気に入っているみたいです。
☆くんが「知ってる?こうもりは人間の知らない洞窟の天井にへばりついてるんだよ」というと友達は「え、そうなんだ!僕もこうもりになりたーい」と興味ある事に夢中になり、そして知っていることお友達に分けられる☆くんがすてきです。楽しさが2倍にも3倍にもなり一つの遊びに広がりがあってすごいと感じました。
明日の合言葉「トリック オア トリート」目をキラキラさせる子どもたち。
魔女さんにこうもりさん、怖くてかわいらしいお化けに会えるのが待ち遠しいです。
(k・s)


◆
君の良い所は (にじ)

今日は避難訓練がありました。
室内で過ごしていた子供達はおもちゃを途中にして広いスペースに逃げ込み机の下に潜り込みます。
音や放送を聞いて瞬時に対応する子供達が多く感心しましたが、地震の音楽と火災の音楽の聞き分けが必要な場面もありました。火災の放送でも急いで机の下に潜ろうとする場面も…。
訓練だからこそ、適切な避難や対応、話の聞き方等をしっかりと伝えていく事も大切にしていきます。
訓練後は、明日のハロウィン巡りの衣装作りも行いました。
それぞれ自分の好きなお化けの仮装をしたいという気持ちがある為、今日は様々な素材を用意しました。表現は自由という設定です。
そして、初めにハロウィンとは何か?怖いものって何がある?去年の振り返り、自分達の仮装したいお化けは?物は?素材は?etc。
そんな話から衣装作りを始めてみました。
子供達のインスピレーションで飾り付けするマントやスモックは個性が見られます。
作り終わったあとに、スペースに作品を並べ、皆でこの作品の良い所を言い合い、本人にはもっと良くする為にどうしたいか?という共有の時間も設けました。
自分とは違う友達の存在を作品を通して知り得る時間で、周囲の人の良い所を見つける目を養えていけたらと感じます。
k★y
◆楽しみながら学んでいます。(そらグループ)

朝、保育室に入るなり「先生、昨日のつづきしようよ!」とハロウィンの準備をするのを楽しみに待っていた子どもたち。
昨日はマントを作ったから、今日は手袋・・・と計画をたてながら取り組んでいる姿も見られます。
昨年のハロウィンを経験したひまわり組が準備を進めているのを見て、もも組やゆり組も少しずつイメージができてきたようです。
「〇ちゃんみたいな魔女になりたいの。」と今までは見ているだけだった子どもたちも、取り組むようになってきました。
けれども、やっぱりひまわり組のようにスイスイと作るのは難しいようで、「できない・・・」となることもしばしば。
そんな時、頼りになるのはひまわり組の子どもたちです。
「どこがわからないの?」「こんなふうにやってみてごらん。」「まずはハサミを持ってきて。」と全てやってあげてしまうのではなく、考えたり自分でやってみる間(ま)を作ってくれるのです。
だからこそ、出来上がったときの喜びはひとしお。
とても大切そうに両手に抱えながらお部屋を歩いていました。
子どもたち同士の素敵な関わりを見ながら、果たして自分はそんなふうに関われていただろうか・・・と振り返ることができました。
そして、「子どもたちが楽しめるように」の『楽しめるように』という言葉にはとても深いものがつまっているなと改めて感じたのでした。
どの瞬間も子どもたちにとっては学びの時間。一瞬一瞬を大切に関わっていきたいと思います。(I.E)


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