◆10月9日(金)の子どもたち
2015年10月10日 土曜日
◆別な世界が見えた瞬間(つぼみ)
今日は天気も良く暖かかったため園庭で遊ぶことにしました。
最近の子ども達はすべり台・砂場・トランポリン・築山・固定車など、行くところがだいたい決まっています。子ども達自身が安心できる場所が出来たと思うと、4月当初から比べると成長を感じます。
毎回同じところに遊びに行っても、見ている景色は違うようで、気になったものは追いかけたり、触ってみたりしています。〇ちゃんは同じ道を行ったり来たりしていましたが、お兄さん達が遊んでいたツリーハウスの下に空間があることに気付いたようで、行ってみる〇ちゃん。初めての空間に少し驚いていましたが、上から差し込む光を見つけていました。
また、行きついた先に小石を見つけ、両手で持ち打ち付けてみたり、行く先行く先が発見と遊びの延長線のようです。
あるアニメのように、トンネルをくぐったら別ないろんな世界があったり、子ども達にとってはそれが毎日のようでたくさんのものが見えてきて新鮮な一日をすごしているようでした。
(K.E)


◆毎日の触れ合いの中で(ふじ1)

以前のブログで子ども同士の関係が更に密になったとお伝えしましたが、今日も子どもたちは『お友だち』の存在を意識しながら過ごしていました。
園庭に出ると、好きな遊具(トランポリン・車・滑り台が人気です)に向かう子、そのお友だちを追いかける子、園庭を歩き回り、お友だちを見つけ集まってくる子など様々な子がいます。
担任を見て嬉しそうな表情で後を追ってきますが、以前のような不安な気持ちから後追いしているのではない事が表情から見て取れます。楽しさを共有しようと追いかけているように見えるのです。
『おいかけて~』とばかりに笑いながら逃げていったり、突然抱き着き『つかまえた~』といった顔で見つめてくる顔は笑顔いっぱいです。
自分が見つけた落ち葉や石ころ、木の実などを手に取って見せてくる事も多くなってきました。
沢山の伝えようとする思いが至る所で見られます。
当然その姿も子どもたちの目に止まり、側にやってきて取り上げようとする事も・・・
まだ言葉で相手に伝えるという手段を持たない子どもたちは、取り合い、奪い合いに展開し大泣きする事もしばしばですが、これが今の子どもたちの精一杯の表現方法なので、大事に受け止めていきたいです。
気持ちを伝える、相手の気持ちに気づくという、人間関係の軸となる心の発達を保障していけるよう、今どんな声かけや関わりが必要かを常に念頭に置き、触れ合っていきたいと思います。
O・Y


◆おめでとー (ふじ2)
今日は園庭で遊びました。砂場用具が出てくると、砂場にほとんどの子ども達が入って行き、片手にコップ、もう片手にシャベルを持って、砂をすくって集中して遊んでいました。容器に砂を入れ、ひっくり返して形を作ってあそぶこともよくしていますが、今日は◎ちゃんが容器に砂を入れて、更に、落ちている枯れ枝をさして、「おめでとーおめでとー~」と手をたたきながら歌い、ケーキにロウソクを立てた風のものを作り遊んでいました。
近くにいた子ども達も寄ってきて、△ちゃんはそれを真似して、枝を拾って同じように枝のロウソクを立て、一緒になって歌い、△ちゃんは、フ~とその枝のロウソクを消そうと、息を吹きかけていました。
ふじ2くみは、夏から11月にかけて、誕生日を迎えた子、またこれから迎える子が集まっています。お部屋でも誕生日のお友だちは冠をかぶってみんなにお祝いの歌を歌ってもらいます。意識しているかのようでしたが、見立て遊びも上手になりました。
片付けの時間になり、砂場用具をカゴにいれ、みんなでカゴを運んでお片付けをしました。その後も、みんなでブランコに乗ったり、仲良くあそびました。(T.Y)

◆おしごとしてるの。(ふじ3)

今日は園庭に出て遊びました。砂場にはとっても魅力的なものが。色とりどりのスコップや型。それぞれが好きなものに手を伸ばし、思い描くものを作り上げていきます。
以前「こうじげんばです!」と言っていた遊びが今度は「これはホイールローダーです!」と持っていたスコップが乗り物に大変身。砂を乗せ「うぃ~ん」と運んだり、それを見て隣にいた△くんも面白そう!と思ったのか、真似をして同じ動きをしてみたり、同じことを言ってみたり。いつの間にか子どもたちの間だけで遊びが生まれて広がっていることに驚き、子どもたちの柔軟性は本当に凄いなと感じました。
〇ちゃんはカップに砂を入れて真剣になにかを作っています。こっそりと『なに作ってるの?』
と聞くと「プリンのおしごとしてるの」との答えが返ってきました。
いつもお父さん・お母さんに「おしごといってらっしゃい!」と朝言っていたり、お家でお話しをして聞いているのかと思いますが、どんな風に思って『おしごと』してると言っているのかな?と気になり更に聞いてみると「プリン作ってね、あげるの!」とプリンを渡してあげようとお友だちのところへ持って行ったりプリンを何個も器の上で作ったりしていました。
〇ちゃんなりの『おしごと』はプリン屋さんになったことだったようです。
本当によく大人の姿を見て・聞いて学んでいるんだなぁと感心したのと同時に、子どもたちの手本となれるようにもっと自分の姿を見直さなければと改めて気付けた瞬間でもありました。
S.S

◆やる気のスイッチ!(きく)

今日は金曜日。一週間の疲れがでているのか朝の会はなんとなく落ち着かない様子です。子どもたちのその時々の様子に合わせてお話しの内容や話し方を変えていこうと改めて感じました。また、昨日のお散歩が心に残っているのか「わだこうえんいきたい」という子どももいます。楽しい思い出になっているようで安心しました。いろんな場所にみんなでお散歩に行きたいです。
朝の会が終わり園庭に遊びに行きました。園庭に出ると目的を持って一直線に遊具や場所に走って行く姿があります。3人の子どもたちはゆりかごスウィングへ。すると、誰もそこに乗らずにみんなで揺らし始めました。思わず私が、乗らないの?と聞いてみると、すかさず「おすの!」と言っていました。乗る楽しさはあたりまえのように感じられますが、そこで揺らす楽しさを味わっていることに驚きました。その後、乗りたい子どもが来て、揺らす側と乗る側、どちらとも楽しそうにゆりかごスウィングを満喫していました。
〇君は太鼓橋に向かって走って行きました。どうしても登りたいようですが、まだ力の入れ方やコツがつかめないようで苦戦しています。保育士に助けを求めたり、何度も何度も登ろうとチャレンジしたり、諦めたくない気持ちが伝わってきました。すこーし保育士の助け(支える程度)があって上まで登ることが出来ると、満足そうに上から手を振っていました。
出来るか出来ないかわからないところをチャレンジする面白さ。それを達成することで自信になっていくことも感じました。そんな風にやる気スイッチを押せるような関わりや、チャレンジしている時の心を支えられるような存在でありたいと思いました。
(N.M)

◆みんなで一緒に(たんぽぽ)

今日は週末金曜日、1週間の疲れが出たのか咳やお鼻が出ていたりと、少しずつ体調が崩れ始めている様だったので、朝はミッキー体操の時間をお遅らせて、室内遊びをゆっくり楽しんでから園庭へ行くことにしました。
すると・・・絵本コーナーに集まっているので覗いてみると、1冊の絵本を中心置いて周りに座りみんなで読みあっていました。〇くんが「これはこっちだよね」と話すと◇ちゃんが「うん」と返事をしていたり、みんなで顔を見合わせて大笑いしていました。
絵本を読み終わったところで、絵本コーナーをお家にみたてて、パーテーションの黒い部分をインターホン代わりにして「ピンポーン・ピンポーン」と声をだし呼び鈴を鳴らすまねっこをしていた△ちゃん、その様子に〇くんが家の中から「どうぞー」と返事をしてました。
その後ろでは☆ちゃんが「ピクニックにいこう」とお友達に声をかけ、手には沢山のご飯が入ったカバンとコップや赤ちゃんやぬいぐるみを抱え、歩いて回っていました。
絵本コーナーが空き、ソファーに座り絵本の中を自分とは反対側に向け、保育者の絵本を読む姿のまねっこで、1ページめくるごとに「ぼくのしょうぼうしゃ」と絵本のタイトルを繰り返し読んでいた◆くんもいました。
園庭から帰ってくると、早くお着替えを済ませた子は、椅子に座り好きな絵本を見ているのですが、〇くんが絵本を開き▲くんに、「ぐりとぐら」や「あおむし」の絵本を読んであげていたりと、子どもたち同士で関わり遊ぶ姿がたくさん増えて、大人数で一つの空間や場所を見立てて、想像を膨らまして遊んでいる姿も、たくさん見られるようになってきました。
少しずつではありますがトラブルも少なくなり、「かして」「まっててね」「いいよ」とお話でやり取りができ始めてきています。
たくさんの子どもたちの成長に驚き、感動させてもらっています。
大きく成長し続ける子どもたちの姿を是非保護者の皆様にも近くで感じて頂けたらと思っていますので、保育士体験へのご参加を心よりお待ちしております。
(M・Y)


◆楽しい準備(うみ ゆり組 もも組)

ジリジリと焼き付けるような夏の日差しから優しく包み込むような秋の日差しになりました。今日も元気いっぱいのうみグループです。
もも組はホールでマットをしています。跳ねたり、でんぐり返しをしたりと体を大きく使って運動をしました。どの子も楽しくて笑顔いっぱいです。
もも組の〇ちゃん「このポンポンすごくかわいいのー。おうち持って帰る!」
保育者「これはファミリースポーツデイで使うのだから・・好きなピンクのポンポンをお家に持って帰る用にしようか」〇ちゃん「ピンクじゃなくて赤にするの!」保育者「そうだね。赤かわいいよね。そうしようね」と自分の思う『かわいい』ものを作りたい気持ちをはっきり主張している姿に成長しているなと感じました。
その様子を見ていたゆり組の女の子たちが、◇ちゃん「私は、白がいいな」◎ちゃん「◎ちゃんはオレンジにしたい」と続々とチアガールが増えていきます。保育者が作り方を一人一人に伝えていくと、熱中して作る姿をみることができました。すてきなチアチームができそうです。行事で使うものを準備する所から広がっていく遊びには、予想以上にすてきな発展が沢山あります。その広がりを見逃さず、関わっていきたいと思いました。
K.S


◆お友達からつながる電車 (にじ もも組 ゆり組)

昨日のゆり組のお散歩に引き続き、今日はひまわり組がお散歩に行きました。昨日のゆり組の話を聞いていた、ひまわり組は行く前からそわそわして楽しみな気持ちが伝わってきました。
育子園に残る、もも組とゆり組はいつもより静かな朝の会です。朝の会では〇くんが、昨日お話した自分で作った電車の発表をしてくれました。〇くんは以前にも電車の発表をしてくれたのですが、保育者が、「前、発表したのと何かが違います。どこが違うかわかる人??」と問いかけると、子どもたちが「ながくなってる!!」と以前との違いにいち早く気づき答えてくれました。そうなんです!長さは2倍になり、しかも、一つひとつの車両に、番号までついていました。
それを見ていた△くんは、「ぼくもつくりたいな~」とこっそりつぶやいていました。
そんな△くんも朝の会が終わってから、山手線を作り、試運転とばかりに園庭で滑り台や砂場を走らせていました。
ゆり組の何人かは、園庭のイスとテーブルの上で何やら真剣な眼差し。少しすると、一人の児に呼ばれたのでテーブルに行くと、「ジャーン!!」と言って見せてくれたのは、大きな葉の上に刻んだ葉ときれいな花びらがのっていました。「どうぞめしあがれ」と言ってくれたので、もぐもぐと頂いてみると、◇ちゃんが「どくいりでーす♪」と満面の笑みで教えてくれました。急いで吐き出す真似をしている横で、ひゃっひゃっと子どもたちが嬉しそうな顔。まんまと引っかかってくれたのが、面白かったようです。
お部屋では、ハロウィーンにちなんだ飾りを作っていました。かぼちゃを折り紙でおって、それにオレンジと黒のスズランテープを編んだものをつけて、髪に飾ったりしていました。
※ひまわり組の様子は、別途ご覧ください。
e*y


◆あんなところやこんなところでも繋がっています。(そら もも組 ゆり組)

種を持ってきて育てるブームと同時進行しているのが、恐竜の化石探し。
中心となって化石探しをしているのは、ひまわり組の男の子たちですが、日々の共有を繰り返していくうちに、もも組さんやゆり組さん、そしてひまわり組の女の子たちも園庭へ行くと地面をじーっと見つめながら化石を探している子が増えてきたように思います。
もも組の〇くんは登園するなり、「せんせい、これ恐竜のお洋服。」とすぐに見せにきてくれました。〇くんなりに、恐竜の化石探しをしていることが頭の片隅にあり、恐竜の洋服を見つけた時に繋がったのでしょう。
そして、他にも恐竜の洋服を着ている子がちらほら見受けられます。
話を聞いてみると、偶然着ていたわけではなく、みんなあえて選んで着てきたようです。
そんな姿に微笑ましくなりながら、改めて共有することの大切さを感じたのでした。
子どもたちの姿を保育者間でも共有し、これからどんな姿が見られるようになっていくのかを予想しながら環境の準備や設定をしていきたいと思います。(I.E)
◆いろいろな刺激をもらって(ひまわり組)

今日はひまわり組がお散歩へ出かけました。
和田中央児童館公園へ行き、自由に遊んでいると、他の保育園さんが運動会の練習をしに来ていました。遊具では遊べたのですが、育子園の子どもたちもリレーの練習をしたかったため、和田公園へ移動しました。
和田公園に着くとなんとまた他の保育園さんが運動会の練習をしていました。この時期はみなさん練習をがんばっているようです。いろんな保育園のお友達も運動会に向けてがんばっている姿を見ると、子どもたちもがんばろうと思えたのではないかと思います。
公園へ向かう道中も、「あ、もうすぐ〇〇のおうちだ!」「ここ、〇ちゃんのおうちだよ!」と話していました。この公園のそばには誰のお家があるなど、道も覚えているようです。
公園でお待ちかねのリレーの練習を始めました。
リレーの順番はグループそれぞれに子どもたちと話し合って決めました。
「◇くんはやいよね!」「わたし、はやいよ!」速い子は最後がいいかな、などと話し合いながら、順番が決まり、並んでリレーの練習の開始です。
リレーの練習をするのにも、並ばずに自分の好きなことをし始めてしまう子など中々並べずにいる子もいました。「はやくならぼうよ」と声をかける子がいます。すでに並べているグループもあります。いろいろな姿が見られ、でもこのリレーに大事なことは、ただ速く走ること、1位になることだけでなく、しっかりと並ぶこと、終わってからも並んでお友達を応援して待つことなど、みんなで協力し合うこともとても大事なことだと伝えていきました。
もちろん楽しく行うことが一番ですが、そのために大事なところはしっかりと伝えながら本番で子どもたちのキラキラした姿が見られるよう、関わっていきたいと思いました。
帰り道にハロウィンの装飾をしたお家がありました。
子どもたちもよく見て興味を持っていました。
そこでかぼちゃのランタンのことやドラキュラが苦手なものは何であったか…などのクイズを行いながら帰って行きました。
去年ハロウィンの日にニンニクを買って出かけたことを覚えていた◎くんは、「またニンニクかおうよ!」と話していました。
お散歩を通して、園外に出ていろいろな刺激をもらうことは大切なことだなと感じました。
(H.K)


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