◆10月5日(月)の子どもたち
2015年10月06日 火曜日
◆やってみたい!! (つぼみ)
随分、肌寒く感じるようになりました。今日は、園庭で楽しんできました。園庭での過ごし方が、みんなそれぞれ味わいが出てきてそんな姿を追うのがいつも楽しみです。
〇ちゃんが園庭でちょこんと座っていました。少し離れた場所から、「〇ちゃ~ん、おいで~」と両手を広げてみたところ、私の顔をみてニコっと笑って背を向けて反対方向に向かってハイハイして逃げて行きます。「あれ~」と声を掛けてみると背中を向けながら「キャ~」と楽しそうに笑っています。後ろ姿の〇ちゃんですが、背中が「あそぼ~」と言ってくれてる気がしました。なので、今度は「おいで」ではなく「まてまて~」と追いかけるとキャーキャーと可愛い歓声を上げて楽しんでくれました。〇ちゃんが、こんな風に大人とのやり取りを楽しんでくれている姿や、戸外という環境の中でも安心してハイハイしたり探索できるようになっている姿がまた大きな変化だな~と感じます。
最近、歩行が始まった□くん。視野も変わり興味も広がってきてとても活発に戸外遊びを楽しんでいます。今日は、園庭の砂場の近くの築山を△くんが手すりにつかまりながら昇っている姿を見つけたようです。△くんの後ろについて頑張って築山を登って行きます。頂上までいって△くんは手すりにつかまりながらスルスルと足を滑らせるようにして降りてきました。頂上まで行けた□くん、それだけでも「すご~い!!」と大絶賛でとても驚いたのですが、△くんの姿をみて自分もやってみたいと思ったようです。手すりをギュっと握って足を前に出そうとしますが上手くいかずズルズル・・・の繰り返しです。何度か挑戦してみて止めようと思ったようで、私と目が合うと「〇△×~◎△×~」と体をゆらゆらさせながら何やらおしゃべりしてくれます。「△くん抱っこしようか~」と言ってもそんな様子もなく・・「ほんとは、ぼくできるんだけど~ちょっとうまくいかなかったんだよね・・」と言っているようにも感じます。
「またくるね~」と声を掛けて△くんから離れた場所から様子を伺っていると手すりを離して手をついてハイハイの姿勢になってズルズルと築山から降りていました。△くんの「やってみたい!」の気持ちと「ぼくできる!」という強い気持ちがとても伝わりました。広い園庭の中、安心してのびのびと過ごすようになった姿に今度は個性が出始めてワクワクします。今日も、楽しい一日でした! U・A
◆深まる絆(ふじ1)

子ども同士の絆が益々深まってきました。
見たい絵本の取り合いで泣いてしまった〇くん。すると泣いている〇くんの側に子どもが3人集まってきました。その中に絵本を取り合った△くんもいます。子どもたちは次々に〇くんの頭を撫で始めました。時々心配そうに〇くんの顔を覗き込みながら・・・
△くんも取り合った絵本をしっかり手に持ったまま、何度も何度も〇くんの頭を撫でていました。お友だちの気持ちが通じたのか、〇くんは泣き止み笑顔を見せると、そのまま好きな遊びへと入っていきました。
泣いている子がいると頭を撫でる姿は以前から見られましたが、更に増えてきているように感じます。泣いている子がいると、本棚から絵本を持ってきて渡すなど、お友だちの為に何かしてあげようとする光景が毎日のように繰り広げられています。
園庭でも、今までは保育士の後を追っていた子どもたちですが、今では保育士を追いかけながらも、お友だちの姿を見つけると嬉しそうにそちらに向かっていきます。
会話もまだはっきりと交わせない中、一緒に車の遊具やベンチに座り、ただそれだけで楽しそうに笑う姿に、お互いを安心できる存在として認識している事が伺え、気持ちがほっこりします。
先週までこわがっていたトンネル滑り台も、お友だちが滑っているのを見て後に続き、自然と滑れるようになっていた◎くんの姿もありました。
集団の中で影響を受け合い、安心感を高め、共に成長している子どもたちが、これからも一緒に過ごす喜びを沢山感じられ更に絆を深めていけるよう大切に見守っていき、私自身も子どもにとって最良の人的環境でいられるよう努めていきたいと、気持ちを新たにしました。
O・Y


◆選ぶ(ふじ2)

肌寒い気候になりました。今日も園庭で遊びました。砂遊びをして、その後は好きな所へ行き、探索を楽しみ。今日はトランポリンに集まっている姿が見られました。両足ジャンプも大分出来てきて、みんなでジャンプを楽しんだり、ジャンプをせずに、急いで歩いて楽しんだり。トランポリンの淵からトランポリンの中へジャンプするのに、「いち、にい、さ~ん」と掛け声まで出している子もいました。
近くにはウッドデッキが並んで置いてありました。◎ちゃんはヒョイとウッドデッキにあがり、ウッドデッキの上をタカタカと歩いていました。それを見た△ちゃんもウッドデッキに上がろうとしましたが、体が持ち上がらず断念。でもすぐ隣に低いウッドデッキがあるのを見つけると、指を差して、これこれ、ウンウンとうなずき、その低いウッドデッキに近付き、よいしょと上がることができました。上がるとうれしそうに立って笑っていました。
鉄棒もそうですが、背が高くなったんですね。高い方の鉄棒を選びたがり、自分で届く子もいれば、抱っこしてと訴え、鉄棒をギュッと握ってみんなでぶら下がって楽しんでいました。すべり台も、滑り方を、足から、頭から、うつぶせでなど、好きな滑り方を選んで滑っていたり。選ぶ気持ち、またこの時期なりの身のこなしの成長を感じました。(T.Y)


◆どうやるのかな・・・(ふじ3)

園庭の片隅で、大縄をやっている幼児組さんがいました。
それを見つけたふじ3組の子どもたちは興味津々で、その様子を見つめていました。
飛んでいたのが〇ちゃんのお姉ちゃんということもあり、〇ちゃんもすっかり参加している気分になったようで、職員に大縄を揺らしてもらって、ジャンプをする場面も見られました。
自分もやってみたいと思ったふじ3組の子どもたちは、縄跳びを探してきて思い思いにやり始めました。
持ち方も扱い方も分からないのですが、見よう見まねで縄を振ろうとする子どもたち。
初めは、一人でやっている子が多かったのですが、次第に仲間が増えていき、「ここ持つ?」「あっちにあったよ!」と話しをし、話をすることが楽しくなってきたのか、いつの間にか縄跳びから電車ごっこへと変わっていき、気がつくと大縄の側には誰もいなくなっていました。
ふじ組の中では一番大きいふじ3組も、育子園の中では、まだまだ小さいお友だちです。
幼児組さんからの刺激、大人からの刺激は大きいと思います。
その刺激を身体いっぱいに感じて、どんどん大きく成長していってほしいなと改めて思いました。(E.Y)


◆子どもたちが教えてくれたこと(きく)
今日は園庭で遊びました。
元気いっぱいの子どもたち。笑顔満載の園庭遊びでした。
ほとんどの子どもたちが自分たちで靴下、靴を履けるようになってきました。
靴を履くのに少し苦戦をしていた◎ちゃんを☆ちゃんがお手伝い。素敵です。
園庭に出ると道路清掃車が来ました。子どもたちの目は釘づけ。フェンスの網にべったり貼りつき、観察していました。
〇ちゃんは枝を集めてログハウスの中でお店屋さんごっこを始めました。そこに▽ちゃんも来て一緒にアイス屋さんを始めました。「いらっしゃいませ~おいしいよ~」と一所懸命店番をする〇ちゃんと▽ちゃん。お店屋さんごっこを楽しんでいました。〇ちゃんは長い枝を見つけ「みてみて~トナカイさん」と言って頭に飾っていました。その様子を近くで見ていた◇ちゃんの後ろに回り込み、同じように◇ちゃんの頭に枝をかざし、「トナカイさんだよ」と楽しい気持ちを共有していました。
〇ちゃんはふじ組のお友だちが泣いているのに素早く気付き、保育士に「ないているね~」と声を掛けながら近づいて行きました。ふじ組の子は、ジェスチャーで鼻水が出たことを伝えてくれました。保育士がティッシュを出すと同時に〇ちゃんが「出ちゃったの?大丈夫だよ。今先生がティッシュくれるからね。」と泣いているふじ組の子に優しく声を掛けてくれました。保育士が鼻水を拭くと「きれいになったね~どうしようか?一緒にかけっこする?ヨーイドンだよ」と慰めるように話しかけてふじ組の子も「うん、うん」と相槌をうち〇ちゃんのヨーイドンの声で一緒に走り出していました。
素敵な光景を目の前に、私は心が暖かくなり、幸せな気持ちになりました。〇ちゃんの成長を喜ぶと共に、当たり前のように自分より小さい子に優しくする気持ちを表現してくれ、まるで兄弟のように当たり前に相手の心に寄り添う姿。大げさな表現ではなく、〇ちゃんに人間のあり方を教えてもらったように思います。相手の心に寄り添う事はそう簡単な事ではないですが、私も経験してきているはず。その時のことを思い出し、子どもたちはもちろん大人社会のなかでも心寄り添える私になりたいと感じました。
きく組の子どもたち、ありがとう。
(K☆H)

◆ハロウィンとヨーイドン(たんぽぽ)

朝晩の冷え込みや休み明けということもあり、体調を崩している子も何人か見られたため、室内と園庭に分かれて遊ぶことを伝えました。また、10月のイベントと言えばハロウィンがあります。今朝は少し、ハロウィンについて話をしてみました。「10月はハロウィンって言ってね、おばけがたくさん来るん日があるんだって。だからみんなはおばけに気づかれないように変装をして隠れるんだよ。」とさらりと。(おやつの話はまた次回してみようかと思います。)
10月の制作として、今子どもたちの中で流行っている塗り絵を取り入れてみようと思っています。おばけやかぼちゃなどを塗り絵にし、お面にして楽しむつもりです。部屋に塗り絵を用意してから子どもたちは日に日に線を意識したり、色んな色を使うようになったりと上達が見られます。(もちろんこちらからの声掛けも大切にしています)どんなお面ができあがるか楽しみにしていてください。
また、月が替わり身体測定も行うことを伝えました。脱いだ服はしっかり畳むことを伝えたくて少しオーバーに実演してみたのですが、子どもたちはそれよりも私が服を畳んだ後に「〇先生(看護士)おねがいします」廊下まで駆け足気味で行ったことに目を向け「お部屋は走りませんじゃないの?」と言いました。よくよく見ております。張り切って子どもたちに伝えようとしたことが・・・反省です。
さて、外で遊ぶ子どもたちの最近の日課といえば2階のベランダに植えたドングリの観察です。保育室同様どんどん芽が伸びていて水をあげたり葉っぱを触ったりしています。これも夏のきゅうりやゴーヤ、ひまわりの影響だと感じています。
園庭では、夏に育てていたナスがしぼんで枯れているのを見つけた☆くんと◇くん。会話を聞いていると「うわーこれナスのおばけ?」「ナスおばけ?きゃーこわいよー」「せんせい、見て見てなすのおばけ。隠れろー」といった調子です。朝のハロウィンの話と結びつけたのでしょうか、2人で同じようなことを想像し共有し、伝えて楽しむといった過程を見ることができました。
また、園の門から玄関までのタイル張りの場所では数週間前からファミリースポーツデーを意識してかけっこの経験をしています。保育者の「いちについて、よーいどん」の掛け声とともに走り出す子どもたち。今まではフライングばかりでしたが、最近は「どん」を聞いてから走り出すようにもなってきています。
今後も季節や行事の出来事を、子どもたちの『今の姿』をキャッチして提供していきたいと感じました。(kh)


◆かっこいいでしょ?(うみグループ)

朝のあつまりが終わり、〇くんはラキュウで「スーパーにんじゃの武器」を作っていました。
金曜日の遠足でゆり・ひまわり組のお友達がどんな事をして遊んだのか話をし、みんなで忍者になった話をしたので、その影響かと思っていると「自分で考えたんだ!」と得意気に答えていました。
作りながら「かっこいいでしょ」「見て、かっこいい?」と何度も聞きながら作っていきました。
「かっこいいね」としっかり答えてくれる子もいれば、「う~ん。」と自分の遊びに夢中になりながら、なんとなく答えてくれる子もいましたが、それも〇くんは嬉しいようでした。
しかし「あんまりすごくない」「かっこわるい」と言う言葉には敏感で、「せんせい、△くんがかっこわるいって言ったよ」と保育士に報告しに来ます。
そのたびに、「そんな事ないよ、先生はかっこいいと思うよ」と答えると、またブロックを付けたしながら、かっこよく仕上げていきます。
保育士と一緒よりも、仲の良いお友達と一緒に遊ぶのを楽しむ子どもが増えている中で、お友達に認めてもらう喜びを知っているからこそ、「かっこいいね」「すごいね」「上手にできたね」と子ども同士で言い合う姿があります。
褒め合い、時には正直に言い合うことで、次の目標を立てたり高めあうことができる仲間がいることがいいなと思いました。(B・K)
◆トーテムポール(にじ)

朝の集まりのあと、年長さんを集めて相談を一つ。ファミリースポーツデイの入場場所に飾るトーテムポールの装飾を依頼されたので、それをどんな風に飾ろうかと相談してみました。「にじグループだから、にじを描いたら?」「かけっこしてるところを描く。」と意見が出ました。さっそくにじを描いたり、かけっこしてる様子を描いて、それを切り取ります。
一生懸命、絵を描いていた〇ちゃん。かけっこをしている子どもの上には万国旗が並んでいます。「なんで旗を描いたの?」と聞くと、「前の運動会やったときに飾ってあったから。」と去年の記憶を思い返ししています。切り取った万国旗も飾ることにしました。「ひもに一個ずつつけて、ほんものみたいにして飾ろうか。」と声をかけると、「いいね」とちょっと広がりが出ました。国旗を描くことは、以前から子どもたちの好きな遊びのひとつです。“MAPS”の絵本を持ってきて、小さな国旗を黙々と描き始めました。
お絵かきの好きな△ちゃん。国旗を描いたことはありませんでしたが、一緒ににじを描いていた流れで、今日は国旗を描くのもやってみようとチャレンジです。見た柄をすぐに覚えて、描くことができるのを見て驚きました。「すごいね~」と褒めると、いくつもいくつも描き始めました。周りの子にも「ほら、△ちゃん、こんなにたくさん描いてるよ」と伝えると、「ホントだ。△ちゃんすごいね。」と注目しています。切り取った小さい旗をヒモにテープでつけるのもやてくれました。それを見ていたお友達が「△ちゃん、ヒモにつけるの上手だね。」と、ちゃんと見ていてくれます。いつもは控えめで、自分から人前に出るのは緊張してしまう△ちゃんですが、遊びの中で、周りの友達といろんなところを認め合うことで、ひとつずつ自信をつけていき、次の成長へつながっていくとよいなあと思います。
トーテムポールのてっぺんには金メダルを飾ろうとさらにアイデアが広がり・・・、完成までは、まだちょっとかかりそうですが、素敵なものになりそうです。経過途中をみんなに発表して、ももさんゆりさんとも一緒に作っていこうと思います。お楽しみに。。
(T.M)


◆僕たち化石発見隊!(そらグループ)

先週からひまわり組の子どもたちが夢中になっているものがあります。
それは化石探し。
「先生これ見て!」と両手に大切そうに抱えられた石を見せてくれた子どもたち。
「これはなに?」と聞くと、「これは石じゃなくて恐竜の化石なんだよ。」と目を輝かせながら教えてくれました。普通の石との違いを聞いてみると、途中で色が変わっていたり、形にまるみがなく尖がっているものなど、手当たり次第に化石だと言っているのではなく、恐竜に詳しい子に化石かどうかを聞きながら見つけているようでした。
お部屋に戻ってくると、にじグループから恐竜の図鑑を借りてきて、見つけた化石と見比べています。
たくさんの種類の恐竜の中から、化石の形や色が似ているタルボサウルスという恐竜の名前が出てきました。
化石の形を見ながら、この化石はタルボサウルスの太ももじゃないか、ここは首の色と似ている・・・など子どもたち同士で意見を出し合っています。
バラバラの化石を恐竜の図鑑をコピーした紙の上に並べてみると、まるでパズルのように並べていく子どもたち。
そこで、今日は保育者が木の箱を用意し、恐竜の形を鉛筆でなぞって描いてごらんと〇くんに提案しました。
恐竜の形になぞって描くと、そこに今まで拾ってきた化石を並べ、ボンドで貼っていきます。
そうです。恐竜の標本を作ってみることを提案したのでした。
化石を発見する楽しさ、集める楽しさ、そして今度はまた新たな楽しさを働きかけてみたのでした。形をかたどって、そこにはめていく遊びもこれをきっかけに、もしかしたら見られるようになってくるかもしれません。
どのように発展していくか、そしてどんな発見や気づきをしていくのかを大切に見守っていきたいと思います。(I.E)
Posted in 園のこだわり