◆10月1日(木)の子どもたち
2015年10月02日 金曜日
◆すぴーど(つぼみ)

園庭に出てあそびました。子ども達の移動するスピードがとても速くなりビックリすることがあります。毎日つぼみの子ども達の成長の早さにビックリさせられますが今日は行動範囲とそのスピードに成長を感じる一日となりました。歩ける子はより歩行が安定し
まだハイハイの方が動きやすい子は移動にも目的が出てきているようで そこに行きたいという気持ちで動いているように見えます。
園庭バス通り側の角に車の固定遊具があります。今はなかなの人気者で子ども達も車を目指してあそびに来ている子もたくさんいます。すべり台であそび始めたお友だちを通り越して〇くんは車の運転席に早くもハンドルを握りドライブを楽しんでいるかのようでした。そこへ◇ちゃんも大急ぎで向かい車の後部座席へ座りました。〇くんはお家で車の運転をよく見ているのかハンドルを握りながら大きく後ろを振り返りまるで車をバックで車庫入れしているようでとてもかっこよかったです。
そこへ☆くんの登場です。運転したくて前列の席に座りどうにかハンドルを握ろうとハンドルに触っていましたが〇くんは運転に集中したくて☆くんに触らせないように体でブロックしたりハンドルから手を離したりしていました。そうこうしているうちにバスが通るのに気付いた〇くんは築山に登り始めバス通りの方を眺めていました。そこへすべり台であそんでいた△ちゃんがハイハイで現れました。水路を通ってのハイハイ△ちゃんなりに工夫して車の所まで来ていました。
△ちゃんは〇くんのあそびが気になるらしく〇くん後を追ているのか今度は園舎側の手すりのある築山に中腹で座り込んで泣いていました。近づいて様子を見ると〇くんが頂上に立っていました。手すりに△ちゃんをつかまらせてあげて坂道を登るのを手伝って支えてあげるとがんばって登っていました。上まで行くととても嬉しそうな顔をしていました。坂道を下りてくるとまた登ろうと挑戦していました。
興味を持った場所に月齢や発達によって歩く、つたい歩き、ハイハイと手段はちがいますがそれぞれの発達の段階で安定した行動ができ、あそびを楽しめている様子が見れます。
幼児組さんと一緒に楽しく遊んでいる姿もよく見られるようになってきました。
逆に自分のあそびに遊び込めるようになってきたのかなと感じる◎ちゃんは幼児さんがあそびに来てくれるのを最初は喜んでいましたが今は自分で見つけた木の小枝で地面に線を夢中で書いていました。
いろいろなあそびを見て子ども達が今、楽しいと思うあそびを見守って子ども達が楽しく元気に過ごしていけたらいいなと感じました。Y.N


◆心身共にたくましく育っています(ふじ1)

今日は朝からパワーが溢れていた子どもたち。園庭で思う存分あそぶ事にしました。
窓の外を見ていた〇ちゃんが「とと!と~と!」と何やら指をさして保育士に呼びかけます。指さす方向を見ると、2階の屋根に鳥が止まっていました。その後鳥は木に飛び移っていき、〇ちゃんは再び「とと!」と言い、少し興奮気味に鳥に見入っていました。鳥を発見し、それを一生懸命伝えようと言葉にした〇ちゃん。〇ちゃんに声をかけられた保育士は、その発見を一緒に共有し、共感していきます。すると〇ちゃんは嬉しそうな表情を見せ、満足気にあそびに入っていきました。
子どもたちの感性は日に日に育っている事を実感すると共に、子どもたちの思いを共有し、共感する大切さを改めて感じました。
心も身体も成長し続けている子どもたちは、遊び方も確実に変わってきています。
以前はこわがって中々遊べなかったトンネル滑り台に、今日はチャレンジしてみようとする子がとても多くいました。
階段を上がりおそるおそる滑り台の中を覗き込んだり(滑るのはまだこわかったようでそのまま階段を下りました)、滑り台の小さな山を必死に登ったりとアクティブに取り組み、お友だちの姿を見た子がそれに続いてチャレンジしたりと、力強くあそんでいました。
大人からすれば数歩で上がれる山も、子どもたちは登山のような必死さで登っています。中々登れない中、諦めずに登る子どもたちを見て、本当にたくましくなったなと思わず感動してしまいました。
これから益々出来る事が増えていき、それと同時に思うように出来ないもどかしさも沢山経験すると思います。
出来る・出来ないより子どもたちの気持ちを大切に、どんな時も子どもたちの思いに寄り添い、やる気をつぶさず意欲を持って楽しく経験を積めるよう、関わっていきたいです。
O・Y


◆収集中(ふじ2)

今日は園庭にでるとすぐに石を集めて、保育士に見せる◎ちゃん。何かを集めるというのがこの頃子ども達の中で流行っているようで、△ちゃんも以前小さな実を「いくら!」と言って集めていたのを思い出してか「いくら!」「あった!」と言って、保育士から袋をもらって袋に詰めていました。他の保育士が「何集めてるの?」ときくと嬉しそうに「いくら!」と大きな声で答えていました。いくらのような実を沢山集めて袋を覗き込んで「いっぱい!」と笑っていました。
次にせっせと枝を集める☆ちゃんを見つけました。拾った枝を保育士に渡して「あんぱんまん、かいて」とリクエスト。保育士が地面にアンパンマンを描くと、それを見ていた□ちゃんも枝を拾って地面に絵を描きはじめました。「何描いてるの?」と聞くと「パン!(アンパンマン)」と嬉しそうにマネっこを楽しんでいました。
そして、収集を終えるとみんなで山に登って山の上から「やっほー!」と元気な声が聞こえてきました。
石や植物、枝など沢山の自然物と関わりながら今日も沢山遊んで、ご飯を食べて、午睡の時間。時折、顔を覗くと笑顔を作って眠っている子もいました。楽しそうな夢を見ているのかな?
(K.H)


◆観察上手な子どもたち(ふじ3)

朝のお集まりの紙芝居が終わるとすぐに「あめ、ふってないから~。おそと!」と小さな先生が教えてくれました。なので早速靴下を履いて園庭に出て遊びました。
〇くんに「せんせい、きて!」と呼ばれて行ってみると、「トマトがないの。」と悲しそうに言う〇くん。この夏、一緒にトマトの成長を見て、収穫をして食べて、また見に行って、緑色のトマトに「おおきくな~れ」と外に出る度に声をかけたり、トマトを通してたくさんのことを学んだ子どもたち。そんなトマトが葉っぱだけになってしまったことに気が付いたようで、しばらく葉っぱを触っては「トマトは・・?」と何度も聞いてくる〇くん。
ゆっくり説明してみたものの、〇くんの中ではスッキリとはいかないようで、何度も何度も確認していました。
すると、隣には小さなナスが葉っぱについていました。残念ながらもうだいぶしぼんでしまっていて、食べられるものではありませんでしたが、〇くんにとっては、見つけることができてとっても嬉しかったようで、一緒にいた△くんにも「ナスあったね」と教えてあげていました。
観察をしていると、やってきた□くんと◇くん。「トマトがね、もうなくなっちゃったみたい」と話していると、□くんが何やら指をさして教えてくれています。
指の先を辿っていくと、そこにあったのは緑色の小さな小さなトマトがひとつだけ葉っぱに隠れた場所に実っていました。悲しそうな顔をしていた〇くんに早速見せてあげるとパァッと顔が明るくなり、笑顔が見えました。
寒くなってきた中でまだ残っていたひとつのトマト。「おおきくな~れ!!」みんなの願いがトマトに届いて元気に育ちますように・・子どもたちのまっすぐな瞳を見て私も思わず祈らずにはいられないほどでした。
するとそこにチョウチョが飛んできて、いつの間にかみんなの注目はトマトからチョウチョへ。追いかけていると自然と子どもたちの腕も上下に動いていてたくさんのチョウチョが羽ばたいているようなそんな光景に笑みがこぼれてしまうほどとても可愛らしかったです。
チョウチョを見失ってしまった・・と思ったら今度は虫を見つけ、ジーッと虫観察。びっくりするような場所にいる本当に小さな小さな虫も見つけてしまう子どもたち。目を凝らさなければ分からないような虫も、見たことのないような虫も見つけてしまうんですから本当に観察力にはいつも驚かされます。
普段見落としているようなものも子どもたちがキャッチして教えてくれるので、いつもハッとすることがあります。そして子どもたちの目線に立つことで見えてくる世界がたくさんあります。子どもたちの「ねぇ!みてみて!」に耳を傾け、共に発見し、共感を大切にしていきたいと思いました。
S.S


◆どんぐりころころ (きく)

今日から10月が始まりました。朝の会で子どもたちと一緒にカレンダーを一枚めくりました。きょとんとしている子どももいましたが、今日から何かが変わるということが少し感じられたように思います。
園庭へ出ると山の近くに集まる子どもたち。そこへ□くんがどんぐりを見つけて持ってきました。保育士が「どんぐりころころ」を口ずさむと、子どもたちは横になって山から転がり始めます。その姿はまるで、歌に出てくるどんぐりたち。何度もころころ転がって楽しんでいました。上から下までころころ転がり「はまった!」と言う〇ちゃん。お池にはまってさぁ大変♪の歌詞に合わせて表現していました。
ゆりかごスウィングでは△ちゃんがブランコにのり、◇ちゃんがこいであげています。◇ちゃんが「いっぱい?ちょっと?」と△ちゃんに聞きました。最近おやつの時に、自分で量を選択できるよう、いっぱい?ちょっと?と聞いているのですが、ちゃんと理解して遊びに反映されていて驚きました。
門から玄関に続く長い道では、かけっこをしていました。ちょうど幼児組のお姉さんお兄さんもかけっこをしていたので一緒に、よーい、どん!
お兄さんたちに「ここからはしるんだよ」とルールも教えてもらい、嬉しそうに走っていました。転んでしまった時も、優しく「だいじょうぶ?」と声を掛けてもらいすぐに立ち直ります。こうやって優しさが連鎖していくのだなぁと思うと、あたたかい気持ちになりました。
(N.M)


◆「せんせ~いっぱい、ちょっとだよ」(たんぽぽ)
今日もミッキーの時間を遅らせて、朝の室内遊びをじっくり遊びこんでいた子どもたち、〇くんがキラキラビーズ遊びをしていて「せんせ~いっぱい、ちょっと」とビーズが入ったカップを見せてくれていたので、保育者が「どっちがいっぱい」と尋ねると「こっちだよ~」とたくさんキラキラビーズの入ったカップを見せてくれていました。
ご家庭でも保護者のみなさんとやってくださっていることもあり、子どもたちの中に浸透していき、遊びの中にもその様子が見られてきていることは、みんなの成長を嬉しく思います。
その後朝の会で、今日はご挨拶の大切さとお天気のお話をさせてしました。
保育者が「朝保育園にきたら、先生とお顔を合わせて‘おはようございます‘ってしてね、帰りも先生とお顔を合わせて‘ごきげんようさようなら‘ってご挨拶してね」
と伝えると「はーい」と素敵なお返事が返ってきました。
次に、朝の曜日確認をしました。
今日から10月、みんなに「今日から10月だよ、今日は10月いちの日だけど、ついたちって言うんだよ」と伝えると、みんなで「ついたち」と答えてくれました。「今日のお天気は」と尋ねると「はれー」と皆で答えてくれたのですが、◎くんは「ちょっとはれ」と言ってくれました。
「ちょっと晴れの事は、くもりって言うんだよ、曇りはお日様がモクモク雲に隠れている日だよ」と伝え、「そしたら、モクモク雲からお水が出てるのは、どんな天気か分かる」と質問すると「あめー」と答えてくれました。
その後園庭へ、今日は園庭に平均台があり、保育者が平均台にのってカニ歩きをしているとみんなも真似してカニ歩きに挑戦、平均台の前に一列に並んで、ワクワクしながら順番待ちをして、カニ歩きができると保育者とハイタッチをして大喜びでもう一度と繰り返し楽しんでいました。
たくさんの事に自分から挑戦していく姿、やりたいと思う気持ちを大切に、「できた」とゆう喜びをともにたくさん感じていきたいと改めて思いました。
(M・Y)

◆明日の為に(うみグループ)

園庭で鬼ごっこやかくれんぼ、氷鬼で沢山体を動かして遊びました。
グループを越えておにごっこをしている子どもたちもいて、園庭は毎日楽しさ溢れる笑顔が見れます。
平均台にも挑戦して、地面から少し高い所でバランスを取る練習もしました。
〇ちゃんが「先生明日雨が降らないように、てるてる坊主作りたいの」と言うと、◇ちゃんも「◇ちゃんも、てるてる坊主がいいの。」と共感していました。「明日の遠足のため?すごいね!作ろうね」と提案するとさっそくてるてる坊主作りが始まりました。
ゆり組のお姉さんたちが楽しく作っている様子を見て、僕も私もと他のゆり組さん、もも組さんが加わってくれました。〇ちゃんと◇ちゃんは早速ティシュを丸めて頭を作り、最後に1枚かぶせて完成でした。ティシュだけだと、すぐ破けてしまいそうなので、プチルームに材料を探しに行きました。
花柄や、水玉模様の布をのりでつけて可愛くしてみようとなりました。
のりだとくっつきにくいのでボンドを使います。◎◎ちゃんの真ん中から端までボンドをつけてとても丁寧に作っています。布の選び方からつけ方まで、お友達同士で相談していて、すてきに作っています。相談した結果ベランダにつけることになりました。
明日天気になるように、手作りてるてる坊主のおまじないが効いたらいいなと願う子どもたちの気持ちがすごくすてきだなと思いました。
K.S

◆遊びを通して育つ (にじ)

朝の集まりで、数人に、“今日遊びたい事”を聞きました。「こおりおに!」「〇くんと◎ちゃんとこおりおに!」という答えがダントツでした。全員は発表できなかったので、「あとで教えてね」と話しました。
朝の集まりが終わると、さっそくももの▽ちゃんが、「せんせい、あたしやりたいことがある。」と言ってきました。「何がしたい?」と聞くと、「鉄棒したい!」とのこと。他にも縄跳びしたい、跳び箱したいと言う子がいます。「じゃあ、ホールに行こうか。」と声をかけると、張り切ってホールに向かいます。
跳び箱、鉄棒、縄跳びを用意して、それぞれやりたいものを選択します。
鉄棒で手と足でぶら下がる“ブタのまるやき”に挑戦した◇ちゃん。「10までがんばる」と言っています。待っている子たちで、声をそろえて数を数えてあげます。10まで数えると、満足気な表情。周りの子も、「すごい!」と一緒に喜びます。「次は20までやってみる」と張り切ります。それを見て、他の子も「私も30までやってみる!」と、今日はたくさんのブタの丸焼きができました。
10時半になると、園庭に出ました。朝の集まりで、「こおりおにをやりたい」と言った子たちは、もちろんこおりおに。ゆりぐみと年長さんで一緒に遊びます。「このくらいの人数なら、オニは一人でいいね。」と考えながら、意見を出し合います。
うみグループの子たちも集まって、おにごっこの相談をしているのを見つけると、「こおりおにするの?一緒にやろう。」と誘う姿もありました。一緒にやることになり、人数も増えて、もっと楽しくなりました。園庭中を駆け回り、友達がつかまると、オニの様子をうかがいながら一生懸命助けようとします。つかまったほうも「●くん、助けて~」と声をかけます。
今日も遊びの中で、いろんな関わりがありました。自分の思いを主張することから、相手の気持ち、思いも感じ、想像するようになっていく幼児期。遊びを通して、友達と関わっていく中で、いろんな気持ちが育っていくのかなと改めて思いました。
(T.M)


◆化石発掘隊 (そらグループ)

今朝、そらグループの部屋に入るなり「先生、今日は帰りに大雨が降るからねって、ママが合羽を持ってきてくれたんだよ。」とみせてくれたは、ももぐみの〇くんでした。
朝の集いでも、「明日のピクニックは晴れてほしいな」とひまわりぐみの△くん。「そうだよね。でも今日降る雨は爆弾低気圧っていう、いっぱい雨と風が降るものらしいよ。」と保育者が言うと「じゃあ、大っきなてるてる坊主をつくろう!」ということになり、早速広告の紙と新聞誌を持ってきて作りました。頭が大きいので全面に色々な表情の顔をみんなで書き、てっぺんの面には[ライオン太陽]と題した顔をかいていました。「これを書いておけば、爆弾雨が降っても吹き飛ばすぞ」と。そんな子どもたちの願いが叶い、明日は晴れてくれるといいなと心から願います。
そして、午前中は園庭で元気にあそびました。
最近は、寒くなってきて昆虫も姿をみせなくなり、それに続いて子どもたちが夢中になっているのが、恐竜の化石探しです。大小さまざまな石を集めているのですが、どうやら[タルボサウルス]の化石なんだそうです。「これは、ももの部分で、これは関節なの」と細かく集めていて、恐竜図鑑に合わせてみて「これは、どこの部分かな?」などと話し合いながら、化石?を収集しています。☆くんに「普通の石と、化石の違いは何なの?」と聞くと「化石には色がついていたり、形がいびつなんだよ」と教えてくれました。その教えに従い探してみると意外にいろいろな石がある事を発見。確かに石の一部だけ色がついている物とか細かい石同士がくっついて一つの石の形になっているものなどありました。☆くんに「隊長。これは化石ですか?」と尋ねると「そう!これは突起物の化石だね」と言ってもらい何だか嬉しくなり、子どもたちが夢中になっている気持ちがわかるような気がしました。
今後も化石発掘隊の一員として、子どもたちと遊びを共有していこうと思います。H・T


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