◆9月30日(水)の子どもたち
2015年10月01日 木曜日
◆真似っこまねっこ(つぼみ)

今日は昨日のような暑さはなく、秋晴れで風も吹いて心地よく過ごしやすい1日でした。
お休みの子も昨日まで何人かいましたが、今日は全員揃ってとてもにぎやかでした。
朝のお集まりの時間、今日は子ども達の好きな「だるまさん」シリーズの絵本を読みました。そして今日はいつもと大きさの違う大型絵本にしてみました。「だるまさんが」や「だるまさんと」は見た事、読んだことはあったので、「だるまさんの」にしてみました。初めて読むので子どもたちの反応はどうかな?と思いながら子どもたちの前に絵本を出してみると、驚いた顔で反応してくれ、立ち上がる子も何人かいました。
このお話は、だるまさんの体の一部が絵と言葉で出てくる絵本なのですが、最近真似っこが上手になってきたつぼみ組の子どもたち!「め」や「て」、「け」や「お」と順番に出てくると、だるまさんと同じように真似っこし始めます。「め」が出てきた時の反応はとても良く、ケラケラと笑い声も聞こえてきました。初めて読んだ絵本でしたが、思っていた以上に子どもたちの反応もよく喜んで見てくれたので、この絵本を選んで良かったなと思いました。
さて、今日は天気も良く園庭に遊びにいきました。行く前に必ず靴下を履いて出るのですが、保育士が靴下入れを持って立っていると子どもたちは次々に自分で靴下を取に行きます。以前は遊ぶのに夢中だった子も周りの子から刺激を受けながらいろんな事を覚え、いろんな事が出来るようになってきています。そんな一瞬一瞬を大事にしていきたいです。
園庭では、鉄棒にぶら下がろうと手を伸ばしている〇ちゃんがいました。保育士が傍で教えていた訳でもなく、一人でやってみようとしていました。まだ足は浮かせることは難しいですが、鉄棒をギュッと握ってぶ~らんぶ~らん揺れながら楽しんでいました。すると、〇ちゃんが遊んでいるのに気が付いた□くん。「たのしそうだな~」と思ったのかそばにやってきました。すると、〇ちゃんの姿をみて□くんも鉄棒に手を伸ばしぶらさがりました。一人よりも二人・・・といったように楽しさも倍増し、二人で顔を見合わせて笑いながら楽しんでいました。
また、他クラスの子どもたちが高い方の鉄棒にぶら下がって遊んでいるのに気が付いた二人は、保育士に手伝ってもらいながらぶら下がってみました。なんでも「やってみよう」「やってみたい」と思って挑戦してみる子どもたちの姿はすごいです。自分で遊びを見つけてやってみたり、お友だちの姿からいろんな事を吸収してやってみようとする姿が少しずつ増えてきていると感じた1日でした。またこれからどんどん新しい発見ができるよう、私も子どもたちに寄り添っていきたいと思います。(U.R)

◆子ども同士で(ふじ1)

園庭に出ようと部屋を出ると、子どもたちは自分の靴を持つなり、座ってはこうとするまでに、強い風が吹いていることが気になったようで、靴を履くことよりも、目の前の木の葉がわっさわっさ揺れるのをじーっと見ていました。
「おおーっ!!」と声を出してびっくりしている様子。
靴を履くと、それぞれ思い思いに遊びに向かっていきました。
固定車に一番に到着すると、運転席に座りハンドルを握ると満足気な子ども。後から来る子どもたちに、「おいで!おいで!」と言っているように手招きしていました。あたかも自分の車に乗っていいよ!と言っているようでつい笑ってしまいましたが、友達を招くことや誘うという姿が見られるようになってきたんだなと思うと、成長していることに気付かされ嬉しくなりました。
遊ぶ中で、顔を見合わせて笑ったり、手をつないだり、タッチしようと手を差し伸べたりと、少しずつ子どもたちの中でも子どもたちの世界が広がってきているのかなと思います。
これから秋の自然物(木の実、枝、葉など)が多く見られる時期となりますが、一つひとつの経験を大切にしていき、子どもたちが楽しめることをもっと工夫していけたらなと思います。(M・T)


◆つながってる(過去の経験) (ふじ2)

朝のお集まりの時、手遊びやおはなしの歌を歌うのですが、動作はもちろん、歌う言葉が本当にはっきりしてきたなあと感じました。全部の歌詞をしっかり発語して歌えるようになり、朝から大きな声でみんな張り切って歌っていました。
今日は園庭で遊びました。最近は、前半は砂場用具を出すと砂場に集まり、砂遊びをしています。後半は用具を片付け、それぞれ散らばって好きなところで遊んでいます。今日も前半、ほとんどの子が気に入った砂場用具を見つけるとそれを持って砂いじりをして遊んでいました。そんな中、◎ちゃんは石をたくさん拾って遊んでいました。
昨日お散歩先でどんぐりを拾ったことを覚えていたのか、同じようにどんどん見つけて拾っているので、袋を渡しました。やはり、◎ちゃんは昨日も袋にいっぱいどんぐりを拾っていたので、その勢いが伺われるほど今日は石を拾っていました。他にも、園庭の周りの菜園に、ピーマンがあることを覚えていて、「ピーマン、ピーマン。」と菜園へ向かったり、お友だちと二人で手をつなぎ歩き出すと、小門の方へ歩き出し、お散歩へ行こうという感じで、小門の鍵をガチャガチャいじっていたり。生まれてからももちろんですが、今なりに、過去の経験と今をつなげて過ごしていることを改めて感じました。(T.Y)


◆自然にふれて(ふじ3)

今日は風が強く、少し肌寒い感じでしたが、子どもたちは全く気にすることなく、園庭へと飛び出していきました。
園庭には、強風で折れてしまった枝や落ち葉などがたくさん落ちていて、子どもたちも興味津々。
中でも、ひときわ大きな枝を見つけた〇くんは、「見て!おっきいよ!!」と上に持ち上げてみせてくれました。
それを見ていた他の子も、思い思いに枝を拾ってきては、見せ合いをしていました。
中には、〈大きい・小さい〉〈いっぱい・ちょっと〉などを話す子もいて驚きました。
見せ合いに参加していた◇くんは、急にしゃがみ出し、小さい声で歌を歌い出しました。
その歌は大好きな『はらぺこあおむし』で、歌に合わせて、枝を動かして地面に絵を描いていました。
周りのみんなも、大好きなあおむしが聞こえてきたのでうれしくなって、気付けばみんなで大合唱しながら、お絵描きタイムになっていました。
幼児組のお姉さんのやることが気になる△ちゃんは、後ろから遊んでいる様子を観察。
時折、「だめよ。」「「ご飯たべるの」と話していました。
園庭のログハウス前のテーブルとイスの所で、落ち葉などを集めて遊んでいたので、「テーブルはご飯を食べるところ」と教えていたようです。
しかし、やっぱりやっていたこと気になった△ちゃんは、お姉さんがいなくなるとそっと近づいて、テーブルにあった落ち葉などを興味深げに見て、「おはな」「きれい」と教えてくれました。
お部屋にもお砂場にも、おもちゃがたくさんあり、それにはすべて意味があるものですが、たまには自然のものに触れて遊ぶのもいいものですね。
使い方が決まっていないので、子どもたちと一緒にどんな遊びに発展出来るのか、考えながら今後も遊びに取り入れていきたいと思います。(E.Y)


◆ここちよい。(きく)

今日は朝から快晴です。青い空はなんとなく元気にさせる気がします。お天気がいいので「今日はピカピカだよ。プールは?」とまだ夏気分の子もいました。プールももうすっかりおしまいで、秋の風を感じます。
今日は園庭に行く前にテラスでシャボン玉をすることにしました。テラスに出る前に、約束をしました。「靴を履いたら、青と黄色のベンチに座って待っててね」と伝えました。はたして帽子と靴下、靴をは履いた後にその約束を覚えていられるのかと一抹の不安はありましたが外へ出てみると律儀に座って待っている子が多く、座るのを忘れていた子もお友だちの様子を見て座って待っていました。
しゃぼん液を用意していると逸る気持ちが抑えられず、ついベンチから立ち上がります。「もう少し待っててね」の言葉と共に一歩後ろに下がりますが、早く欲しくて「ちょうだい」と手を伸ばします。けれどももうひとがまん。一人ずつ順番にしゃぼん液を渡すとやーっとお待ちかねの時間がやってきました。
ふーっと吹くとシャボン玉がふわふわいっぱい!今日は風が吹いていたのでびゅーっとあっという間に飛ばされていきます。しゃぼん液を、ちょんちょんっと付けてふーっと吹くこの一連の動作がだいぶ上手になりました。時々うっかりしているとストローの吹く方向をくわえようとしている子もいますが、しゃぼん液をこぼす子も少なくなって成長を感じます。
ふーっと長く吹けるようになってきたので、小さなシャボン玉がいっぱい出来たり、息を調節しながら吹けるようになった子はぷーっとおおきなシャボン玉を吹くのに挑戦して楽しんでいました。
ひとしきりシャボン玉を楽しんだ子から園庭へ降りて遊びました。落ち葉が増えたこの頃は、葉っぱを拾ってきてままごとをする姿が見られます。〇くんと◇くんは落ち葉と小石を拾ってきてベンチに座り、落ち葉で小石をくるんで「できたよ」「おせんべいたべる?」とごちそうしてくれました。
心地よいお天気なので、なんだか気分もゆったり。子どもたちも大人もなんだかのんびりしてしまい、気付けばそろそろ給食の時間になっていました。心地よい今の時季を満喫して、外遊びの時間のステキな発見を楽しみたいですね。
(K*S)


◆お散歩(たんぽぽ)

体操やダンスのブームが訪れているたんぽぽ組の子どもたちにに久しぶりに「できるかな?」という様々な動物を表現する体操の音楽をかけてみました。以前よりも参加率が高く、表現方法も多様なものとなっていて、これは最近のプチ劇遊び(なりきり遊び)の影響もあるようで、保育者も楽しむことが出来ました。今後もこの姿をつなげられるような活動に持っていきたいと思います。
さて、朝の会で全員がお散歩に行くことを伝えました。しかしまだ全員でというのは難しいので半分に分かれて行くこと、結果的には全員が行けるんだけど順番に、ということを伝えてみました。難しいです。これは園庭に出た瞬間に「お散歩ー」と全員が来る予感がしました。しかし「順番だよね。」「園庭で遊んでいて、お名前呼ばれた人からだよね。」「みんな行けるんだもんね。」なんと子どもたち同士で伝えあい、納得し合う姿がありました。しっかり伝わっていました。
さてお散歩では『絶対に手を離さないこと』『先生たちのお話はしっかり聞くこと』『車も沢山通るからふざけないこと』をお約束に歩き始めました。
緊張気味の子どもたちでしたが「あっタクシーいたね」「自転車通りますよー」など会話も弾み、いい匂いがしてくると「今日の給食なんだろうね」なんて話しながら楽しく園の周辺をお散歩することが出来ました。
『白い線の内側』『○くんのうしろ』ということがなかなかわからない子もいましたので、それは保育者の反省として午後、話をして、今後も繰り返し伝えていきたいと思っています。
「車がくるよー」と言うと「止まって」や「はしっこ」と言う言葉が聞かれ、端に寄ったり、友だちの手を引いて守ってあげるような場面もありました。子どもたちの中には‘車は危ない‘という危機回避が身についてきていることも感じましたし、おうちの方との経験もあるのだと感じました。
これからはお散歩にふさわしい季節になってきます。交通ルールも楽しく学び、去年お散歩カーで行っていた地下鉄車庫や大聖堂、和田公園まで行けるよう、園の周辺で練習していきたいと思います。(kh)


◆大聖堂へお散歩。 (もも組)

今週の金曜日はゆり組とひまわり組は遠足です。もも組は、育子園でお留守番です。そのことを口には出さないもののちょっとガッカリな様子のもも組でした。
今日は天気もいいし、遠足の代わりに大聖堂までお散歩に行ってきました。
「いってきます」のご挨拶をして、お友達と二人組になりしっかりと手を繋いで出発しました。大聖堂までの道のりは車もバイクも自転車もいっぱい通ります。車好きの男の子たちには、大好きな車に見惚れずに前を向いて歩くことは至難の業です。途中、「ぼくん家と同じ、白色のくるまだ!」「ごみ収集車だよー」と車が通る度、隣の友達に報告します。
突然、下を指さし止まる〇くん。「みみず~」と道路にぴたりと張りついたみみずをを見つけて、次に出た言葉が「こわい~」でした。でも〇くんは園庭ではみみずもダンゴ虫もへっちゃらだった気がします。条件が変われば、見え方、感じ方も違ってくるんだなと感じました。
大聖堂に着くと、まずは大きなみ仏さまにご挨拶。今まで、にぎやかだった子どもたちも、み仏さまの前に立つと、何かを感じ取ってか自然と静かになります。高くのびた天井を見上げ、「金と銀のキラキラだね」「あれどうやってお掃除するんだろ」ステンドグラスを見つけると、「にじが見えるね~」と感動していました。
そのまま、全員でエレベーターに乗り屋上へ。
到着すると、一斉に四方八方へ走りだし、何があるわけではないですが、ただお友だちと走ることを楽しんでいる様子でした。
△くんは、「あっちに富士山がみえるよ」と教えてくれました。アイスクリーム屋さんごっこをしてる児もいました。
最後に、お茶を飲んで、また手を繋いで、帰りの道です。
帰りは、疲れているのと、お腹が空いているので、なかなか足が前に進みませんでしたが、それでも、育子園に着くまで歩き切りました。半年前までは、お友達と手を繋いで歩けなかった児、帰りは寝ながら歩いていた児もいました。今日のお散歩で、大きな成長を改めて感じたとともに、とても嬉しく思いました。
e*y


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◆「今」を味わう。(にじグループ/ゆり・ひまわり組)

今日はいいお天気で過ごしやすい気候でした。
もも組は金曜日の遠足はお留守番で行けないので、一足先に、大聖堂へお散歩に出かけました。
ゆり・ひまわり組の子どもたちは、もも組のお友だちが遠足に行けないのは可哀想と言って、送り出してくれました。
園庭に行くと、異年齢の関わりがあちらこちらでたくさん見られました。
年下のふじ組やつぼみ組の可愛いお友達の手を引いてお散歩したり、笑わせてあげようと面白いことをして喜ばせてあげたり、年下の子を思う様々なやさしい姿が見られました。
兄弟がいる子のお友だちが自分の弟のように関わっている姿はなんとも微笑ましいです。
小さい子への関わる姿はとても純粋で真っ直ぐな心でした。
気持ちのいい天気の今日は、それを感じている姿がありました。
築山の上に登っていたひまわり組の子どもたち。
「そらがきれいだよ~」と保育士が話していると、「くもってね、うごくんだよ!」と言う女の子。
「じゃあ、みてみようよ!」と言って寝っころがってみました。
少し眩しそうにもしながら「きれいだね」「あ、うごいてる(雲)」などと話し、秋の気候を感じながら過ごしていました。
その時、その時の気候を味わい、楽しみながらこれからも過ごしていきたいです。
(H.K)

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