感情のコントロール
2015年09月03日 木曜日
毎日の保育園生活の中で、子どもたちは、いろいろな感情を表現しています。楽しさや嬉しさばかりではなく、悲しみ、怒りも・・・。時には、大きな声で怒鳴ったり、泣いたりしています。なかなか切り替えがつかず、いつまでも尾を引きずってしまう子もいます。
先日も4歳の男児が、何かをきっかけに、言葉と共に体も使って怒りを表現し、その感情をなかなか抑えることができずにいました。その子に対し、担任が取った行動は、そばに寄り添い、ひたすら気持ちを聴き受け止めていました。そして、淡々と、しかし諦めずに優しく声をかけていました。
その子の怒りの感情を抑えるために、大人が怒りで返してしまうと、『怒りはもっと激しい怒りで抑えつける』と子どもは学んでしまいます。大人の目から見ると怒りはマイナスの状態に見えますが、子どもたちはこうやって感情を出し、それを受け止めてもらうことでことで、コントロールしていくすべを身に付けていきます。
この担任の対応を見ながら、心に余裕を持ち、子どもの気持ちを尊重している様子が感じられ、とても素晴らしいと感動しました。すべての子どもたちが否定されることなく、気持ちが満たされ、自分は愛されていると感じてもらえる環境になれるよう、私もひとりひとりの子どもたちとの関わりを大切にしていきたいと思います。
保育主任
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