心の目
2015年09月08日 火曜日
御巣鷹山の飛行機事故のニュースが流れていました。
事故から30年・・・
30年前の事故の日、私は短大のゼミの合宿で長野県の菅平に行っていました。
そこで、友達の母親から「近くに飛行機が墜落したみたいだけど大丈夫なの?」と電話があり初めて事故の事を知りました。
遺族が山に登り参拝をするニュースが多い中、キャビンアテンダントを目指す学生に飛行機事故が起きた際の乗務員の心得や覚悟等を伝えている場面が目に飛び込んできました。実際に、御巣鷹山の遺族の方に話を聴いている場面もありました。
乗務員としてのマニュアルを学習するだけでなく、精神面や心の学習をしていることに感動しました。そして、その学生さんたちは御巣鷹山に休憩所を作ったり手すりを拭いたりと、参拝の日に遺族の方々が登りやすいように準備を整えていました。そのことを知った遺族の方が「ありがとう」と声をかけていました。
遺族の方の悲しみの中の「ありがとう」という言葉は、学生さんの宝物になるのでは・・・と思いました。
このニュースを見ながら、改めて目の前の事だけを捉えてはいけない。その裏では色々な関わり、感情、環境等があることを考えさせられました。
心の目で色々な出来事を観ていける自分でありたいと思わせていただきました。
副園長
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