◆9月28日(月)の子どもたち
2015年09月29日 火曜日
◆食べるのが好き!(つぼみ)
今週も元気に登園し、今日は8人で過ごしました。
園庭に出ると子ども達は各々、好きな場所へ遊びに行きます。自分にとって安心できる場所が定着してきているようです。すべり台、砂場、園庭奥の固定車、トランポリン、水分補給のジャグの周りなどで、気持ち良く遊んでいました。
子ども達の一日のリズムも安定してきて、遊んだ後は食事の時間ということもだんだん分かってきました。食事が大好きなつぼみの子ども達。部屋に入るとなると、頭の中は食事でいっぱいになる子もいて、着替えも嫌がる時もあります。自分で着替えることはまだできませんが、「着替えておてて洗って食べようね」と声掛けを大切にしています。手を合わせていただきますも上手に出来るようになりました。以前までは保育士がほとんど補助していた食事ですが、子ども達の食欲と共に「自分で食べたい」という気持ちも強くなり、手づかみやスプーンを使って食べるようになりました。中にはこだわりがあり、スプーンに乗っていればスプーンで食べ、そうでなければ手で食べる。「こっちよりそっちが食べたい」などのこだわりが出てきて、今までの食事とは違った一面も見られるようになりました。好まない味も分かるようになってきた子ども達ですが、それも初めの一歩のうち。いろんな事がわかってきたからこそ、「こうやってたべるんだよ」「これもおいしいよ」と声掛けなど、子ども達のきっかけとなるよう、一つ一つの関わりを大切にしていきたいなと感じました。
今後保育士体験などのとき、ぜひ、食事の様子も見ていただきたいなと思います。
(K.E)

◆小さな成長に気が付く(ふじ1)
朝から、友達の使っているものをひたすら取る子ども。楽しんでいようがいまいが取る側からすれば関係なく、取ったからと言ってその玩具で遊ぶかと言えばそうでもなく、とにかく取っていくことを繰り返しています。
もちろん取られた方は泣いたり、取られないように引っ張って手を離さないようにしたりとそれなりの抵抗を見せますが、相手の力が強いと一瞬で取られてしまいます。
取った子どもにも、相手の気持ち「楽しく遊んでいたのにおもちゃを取られて遊べなくなっちゃったよ。泣いてるよ」などと伝えていますが、一度言ったところで理解するわけでもなく、繰り返して伝え続けていくことが大切かなと・・・。
あまりにも続くようであれば、取ろうとしている瞬間に止めてみたり、様子を見ながらかかわるのですが、ふと、これも成長の一つだなと思いました。
つい目の前のことだけが気になるのですが、成長という点から全体で見ていくと、子ども一人ひとりのペースで成長していることが日々見られていることに気付きます。
園庭に出るときの支度で靴下をはこうと頑張っていて、たまたまできた!という時もありますが、できたことは喜んで認めてあげることでその子どもの自信にもつながり、またやってみようという気持ちも芽生えてくることでしょう。
靴箱の靴を見て、似たような靴もあるのですが、自分の靴を理解して手に取ること、靴も履こうと自分の足に当てている姿や、靴を手にして保育士の所に持ってきてやってほしいことをアピールしたり、振り返ってみると、小さなことですが、子どもたちの頑張っている姿が多くみられることに気付かされ、今できる最大限を子どもたちは頑張って生きているんだなと感じます。
その時の気分で怒ったり、泣いたり、あえて大人の気になるようなことをしてみたりと子どもたちも、いろいろな姿を見せながら私たちとの距離感を保っているのでしょう。
まもなくふじ組になって半年。後半戦に入りますが、日々の子どもの頑張りを認めて、小さな成長に気付けるような目と心で子どもたちとかかわっていきたいと思います。(M・T)


◆たのしいね(ふじ2)

今日は園庭に出て思い思いの遊びをして過ごしました。
園庭にでると直ぐにふかふか、さらさらの砂場に直行し、砂場遊びを始める子ども達。
カップに砂を詰めて、型抜きをしたり、砂をぎゅっと掴んで「おにぎり」と言っておにぎりを保育士に見せたりと砂場遊びを楽しんでいました。
砂場遊びの次は、走って園庭奥の車の遊具に向かう○ちゃん。
運転席に座って運転をしたり、△ちゃんが運転席に座りたそうにしていると席を譲ってあげて後部座席に座って仲良く楽しむ姿が見られました。そして、そのまま様子を見守っていると○ちゃんがお母さんやお父さんと一緒にタクシーに乗ったときの事を思い出してか「はい、お金どうぞ」と運転する△ちゃんに小石を渡していました。△ちゃんも分かっているようで「はい」と言いながら受け取って運転を再開していました。
枝を拾って「○△□☆!」と何かの呪文を唱えて枝を杖がわりにして魔法をかけ始める☆くん。「☆くん、ハリーポッターみたいだね」と保育士が言うと照れたように笑い、その後も砂を握って砂に向かって呪文を唱えていました。
そんな子ども達の遊びを見守っていると集中して遊ぶ時間が長くなっていたり、お友達とのやり取りが上手になったりと凄く成長を感じました。
(K.H)

◆おだんご いろいろ。(ふじ3)

お休みの間に「かみきったの!」「でんしゃのった!」「バスのった!」「しんかんせん みた!」など楽しかったお話をたくさん聞かせてくれました。保育士が、教えてくれたことについて更に聞いてみると、更に詳しく教えてくれるので、いつの間にそんな言葉まで話せるようになったのかと日々驚きと感動ばかりです。子どもの吸収力は本当に凄いです。
今日は園庭に出て遊びました。みんなが大好きな砂場。今日は様々なスコップやカップなどの玩具が出ていたので真っ先に選びに走る子どもたち。
シャベルやスコップを持つと、自然と子どもたちの口から「こうじげんばです!!」との声が。「ピーピーッ」とバックしながら土をザザザーっとかき集めたり、一ヶ所に積んでお山にしたり。作ったお山をまたも「工事です!」と壊してしまっても、それもなんだか楽しそうで、子どもたち同士でやりとりをしながら楽しんでいました。
〇くんはたくさんおだんごを作っていました。おだんごといっても、手でギュッギュッと握るのではなく、カップを逆さまにして、砂に丸の跡をつけるようにカップを押し付け、「これぜんぶおだんご」「これはプリン」と何個も砂の上に作っていたのです。おだんごと言われたら手で作ると自分の中では固定観念のようなものがあるなぁと思い、ひとつのものに縛られずいろいろな形があっていいんだよなと〇くんの発想から感じることができました。
そして今度は△ちゃんがおだんごを作ろうとしました。△ちゃんは手で握って作ろうとしたのですが、新しくなった砂はとても柔らかくなかなか形になりません。一緒に作ってみたのですがうまくいかず・・「どうしようね?」と聞くと「やさしくもつ!!」「やさしくならだいじょうぶ!」と両手で包み込むように大事におだんごを持っていて、落とさないように慎重に歩く姿が本当に可愛らしく、考え方そのものが本当に優しくて素敵だなぁと心あたたまりました。子どもたちのように柔軟でいろんな発想が持てる自分でありたいなと思いました。
S.S


◆秋を探しに…♪ (きく)

穏やかな気候で過ごしやすい月曜日。一週間の始まりが気持ちよく迎えられました。朝の会では「いつもいっしょに」という秋の雰囲気を感じる絵本を読みました。読み終えた後にいくつか質問をしてみました。何をして遊んでいたかな?「くりひろい」何を食べていた?「スープ」などと、細かいところまでよく観ている子どもたちでした。
絵本に描かれている鮮やかな落ち葉を見せ、園庭にも同じような落ち葉があった話をすると、子どもたちも思い出したようで「ある!」と反応していました。
園庭に出ると、黄色く色づいた葉っぱを見つけて「あき、たくさんあったよ」と目をキラキラさせて伝える姿も。それからしばらく秋探しをする姿がありました。たくさんの落ち葉を集めては降らせて落ち葉のシャワーを楽しんだり、キノコや葉っぱを見つけて料理をしたり。五感を使って秋を見つけて感じて、子どもたちは秋を体全体で味わっていました。
涼しい風が心地よいので、体も動かしやすいです。太鼓橋やトランポリンをしたり、かけっこもしました。かけっこは線に合わせて並び「よーい、どん!」の合図で走ります。何度か往復したところで、ログハウスに入り休憩。ぎゅうぎゅうに入って休憩にならないですが、狭いところにみんなで入るとなんだか楽しくて、笑顔がいっぱい溢れていました。
そこで〇ちゃんがご飯を作ることをひらめき「カレーつくってくる」と言って外へ。〇ちゃんに続き子どもたちも大移動です。遊びがどんどん続いていくことや、集団で同じ遊びする姿に成長を感じました。
カレーの材料を探しに行った〇ちゃんは、木に生えていたキノコを発見。木の皮と石を、まな板と包丁のようにして器用に切っていました。そっと匂いをかいでみるとキノコの独特の香りが。子どもたちは、何とも言えない表情をしたり「くさい!」と言ったり、それぞれの反応が面白かったです。
秋の園庭で、この季節ならではの遊びを楽しみながら、子どもたちの心が動く瞬間を見つけて一緒に味わっていきたいなと思います。
(N.M)


◆毎日の積み重ね。(たんぽぽ)

少し前にお話させてもらった、いっぱい?ちょっと・・・。話はさせてもらったものの、どんな感じでやっているのか紹介が遅れましたが写真の通りです。待っている待ち時間も、子どもたち同士話をしたり、並ぶという習慣があまりなかったので最初は並ぶ時も押したり、押されたりというトラブルや、落ち着くのかロッカーの中に隠れたりというのもあって、保育士も一緒に並んでいました。だんだんとトラブルも少なくなって今は子どもたちだけで並んでいます。順番ということも理解してきていて、「ぼくが並んでいたよ。」という声も聞こえました。子どもたちなりに、並ぶ習慣がすこしずつ身についているのを感じます。
朝のおやつも子どもたちは並んでもらいに行っています。「いっぱい?ちょっと?」と保育士が聞いたりおやつに合わせて聞き方を変えたりしています。今日はおせんべいが一人3個だったため・・・「おせんべい、1個?2個?3個?」と聞いてみると・・・「1個!」や「3個!」「いーーーっぱい!」とそれぞれ自分の気持ちを伝えてくれます。朝の会で行っている曜日の確認も結構定着してきていて、少し前から数字も隣につけ始めました。そこから、1、2、3、4、5・・・
実際に指で表す数字と紙に書いて見る数字。毎日やっていると不思議に覚えてきているのです。読んでいる絵本を見ながら「これは、1だね。」とか「りんごと一緒の1だね。」と歌でも覚えていたりと、子どもたちの中でも前よりさらに数字ブームがきているようです。
今日はミッキー体操も朝の会も、お休み。遊びに集中していたので、ゆっくり外に出ました。
少しずつ感じる成長に本当に胸がいっぱいになるくらい嬉しい限りです。言葉がはっきりしてきて、会話になっていく瞬間や、保育士が伝えたことを、子ども同士で伝えあう姿・・・なんだか感動してばっかりですが、そんな瞬間に一緒にいることができ嬉しく思います。
(Y.E)


◆国旗 (うみグループ)

絵の具遊びは子ども達の発想でどんどん広がり、先週から国旗を描くことを始めています。
なぜ国旗を描き始めたかというと、ひまわり組の〇くんはサッカーが好きで、いろんな国の国旗にも興味を持っていました。
〇くんを絵の具を誘ってみると、国旗を描き始めました。
それをきっかけに運動会で国旗を飾っているよねと話をすると、「あっ知ってる!」と興味ある子でスタートしました。
国旗の種類など知らない子が多いため、世界地図や国旗のパズルを見て描きます。
はじめは、イタリアやオーストリア、バングラデシュと簡単な国旗を見つけては描いていきました。
日本は簡単すぎると中々描いてくれませんでした。
日に日に難易度を上げて描く子は、ジャマイカやアメリカ、スリランカと細かく描くことにも挑戦する姿も見られました。
細かい部分を描くのが難しく苦戦する子が多くいましたが、「細い筆だと描ける!」と筆の種類を知る子もいました。
また逆に大きく描くところは「太い筆は一瞬でかけるね!」とその時によって使い分けるということも描いていくうちに理解したようです。
○くんは「全部緑の国旗があるんだよ!」といい周りも「なんて国?」と釘づけでした。
世界地図やパズルには載ってない国です。
調べてみると、[大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国]という国の国旗でした。
みんなも「なんだそれー」「おもしろいね」と話したり、地図で場所を確認してみたりと興味深々でした。
園庭に行ける時間になると、「こおりおにしよー!」と園庭に行きました。
こおりおにをしたり、虫を探したりとしている中、落ち葉を上へ投げて遊ぶもも組がいました。
また、園庭にある机にたくさん落ち葉を載せて遊ぶ子たちは、「ケーキだよ!」と落ち葉をケーキ代わりにして誕生日会をしたりと、秋だ!と感じる遊びも子どもたちなりに行っていました。
絵の具を通し、知らない国や国旗を学んでいきます。
「スイスは病院のマークと一緒だね」とおもしろい発見もありました。
国旗の絵の具作品はうみグループのランチルームに飾っています。
ぜひ見に来てください!
(A,Y)


◆様々な思い(にじグループ)

朝の会では、お休み中に誕生日を迎えた児が二人いたので、みんなでお祝いしました。
誕生児はお祝いしてもらった後、みんなからのインタビューを受けます。
「好きな色は?」
「好きなケーキは?」
「好きな車は?」
いろんな質問が飛び交います。
驚いたのが、同じ年齢の子ばかりでなく、違う年齢の児からも質問がされていることです。
やはり異年齢との交流が深まっているのだなぁと感じたシーンでした。
部屋での遊びにハロウィーンの工作もありました。
大きなカボチャのお化けが一つ置いてあり、早速遊びに取り入れています。
大きな箱に黒い紙を貼り、その上に折り紙で作ったカボチャのおばけを貼っていたり、大きなカボチャをもっと大きくしようとオレンジ色の紙をダイナミックに貼りつけたり、新聞紙を丸めてオレンジ色のお花紙でくるんで小さなカボチャを作ったり・・・。
大小様々、考えも様々ですが、それぞれの思いを形にして、じっくり楽しんでいました。
その他、ホールでは跳び箱やマットで体を沢山動かして遊んだり、園庭では外の心地よさを感じながら、様々に遊んでいました。
時折、保育士のお手伝いをする姿もありました。
自分から率先して行う姿に、頼もしさを感じました。
(I.Y)

◆真似からはじまる (そらグループ)

今日は、晴天の月曜日となりました。
子どもたちは、園庭に出てお日さまをいっぱい浴びながら元気に遊びました。
朝の集いで、先日ひまわりぐみの〇くんが、縄跳びを頑張って練習したら、一日で何回も飛べるようになったお話を子どもたちにしたところ、縄跳びに興味を持ち「やってみようかな」と思ったゆりぐみの数名の男の子が、練習を始めました。「先生、ぼくこんなに飛べるよ。」と嬉しそうにみせてくれたのは、先日〇くんと一緒に練習をしていた△くんでした。
そして、他のゆりぐみの子も1回1回ゆっくりですが、何度も何度も飛んでいました。
すると、その様子をももぐみの□ちゃんがじっーと見ていました。
△くんが、「□ちゃんもやる?」と声をかけると「ううん」と首を横に振っていました。
「飛べなくてもいいんだよ。やってみようよ」ともう一度△くんが声をかけると、はずかしそうに「うん」と□ちゃんも挑戦してみることに。
縄跳びの持ち方を伝えると、△くんがお手本を見せてくれ、「こういうふうに」と一生懸命教えてくれました。□ちゃんもはじめは縄跳びを持つだけで、縄を前に回すことも躊躇していましたが、思い切って縄を前に回すと、縄はなかなか頭を越えて前にいきませんでした。
それでも、□ちゃんは楽しそうに縄を何回も回していました。
きっと、初めてやってみた縄跳び、チャレンジ出来たことが嬉しく楽しかったんだと思いますこれからきっと何度か重ねていくうちにうまく出来ないことを悔しく思うようになったり、そして出来た時の喜びを味わったり、まわりのお友だちがやっていることに興味を持ち、真似してやってみようかな?からはじまり、いろいろ体験していく中で、さまざま起こる感情や心の成長を見逃さずに見守りたいと思います。H・T


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